【2026年版】アメリカンウイスキー110銘柄を徹底解説|おすすめブランド完全ガイド

47、Jim Beam(ジムビーム)

Jim Beam(ジムビーム)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。ホワイトラベル、ブラックラベル、デビルズカット、シグネチャークラフト、ライウイスキーなどを展開。
蒸溜所:ジムビーム蒸溜所、ケンタッキー州クレアモント。現在はサントリーグローバルスピリッツ社が展開。
楽天市場価格[2026年8月]:1,198円(ジムビーム ホワイト)

ジムビームは、1795年にジェイコブ・ビームが販売した最初の樽を起源とする、世界最大級のバーボンブランドです。200年以上にわたり受け継がれてきた歴史を持ち、現在もケンタッキーバーボンを代表する銘柄として世界中で親しまれています。

ビーム家は18世紀末にドイツ系移民としてケンタッキーへ移住し、トウモロコシ栽培に適した土地でウイスキー造りを始めました。その後、蒸留技術は一族によって代々受け継がれ、現在では7世代にわたるバーボン造りの伝統を持つブランドへと成長しています。

1894年にはジェームス・B・ビームが家業を引き継ぎ、ブランドの発展に大きく貢献しました。現在の「ジムビーム」という名称は、このジェームス・B・ビームに由来しています。

禁酒法時代には蒸留所の操業停止を余儀なくされましたが、1933年の禁酒法廃止後、ジェームス・B・ビームはわずか数年で蒸溜所を再建しました。その後、ブランドは急速に成長し、アメリカを代表するバーボンメーカーへと発展していきました。

ジムビームの製造では、代々受け継がれる独自の酵母株と、ケンタッキー州の石灰岩層を通った天然水が使用されています。原酒は焦がしたアメリカンホワイトオークの新樽で熟成され、バーボン特有のバニラやキャラメルの甘さ、穏やかな樽香を生み出しています。

代表銘柄の「ジムビーム ホワイト」は、4年以上熟成されたスタンダードバーボンです。軽快でクセの少ない味わいが特徴で、ストレートやロックだけでなく、ハイボールの定番としても世界中で愛されています。

ラインナップには、より深い樽香を楽しめる「ジムビーム ブラック」、樽内部から抽出された濃厚な風味を特徴とする「ジムビーム デビルズカット」、少量生産の上位シリーズ「シグネチャークラフト」などがあります。また、ライウイスキーやアップルなどのフレーバードウイスキーも展開し、幅広い飲み方に対応しています。

現在は、サントリーホールディングスが2014年にビーム社を買収したことで、サントリーグローバルスピリッツ社の主要ブランドとして展開されています。世界120カ国以上で販売されるジムビームは、手頃な価格と安定した品質を兼ね備えた、アメリカンウイスキーを象徴するブランドのひとつです。

 

48、Johnny Drum(ジョニードラム)

Johnny Drum(ジョニードラム)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。グリーンラベル、ブラックラベル、ブラック12、プライベートストックなどを展開。
蒸溜所:ウィレット蒸溜所、ケンタッキー州バーズタウン。
楽天市場価格[2026年8月]:5,278円(ジョニードラム プライベートストック)

ジョニードラムは、ケンタッキー州バーズタウンのウィレット蒸溜所が展開するバーボンブランドです。大手ブランドとは異なる個性的な存在感を持ち、バーボン愛好家の間で長く親しまれてきた銘柄です。

ブランドの歴史は1960年代にさかのぼります。トンプソン・ウィレット氏が、西海岸の酒類販売業者向けに開発したブランドとされ、当時からウィレット独自のスタイルを表現する銘柄として展開されていました。

ブランド名の「ジョニードラム」は、南北戦争時代に若くして戦地へ向かった志願兵たちへの敬意から名付けられたとされています。勇敢さや伝統を象徴する名称として、現在まで受け継がれています。

ウィレット蒸溜所は、1936年創業の家族経営の蒸溜所です。一時期は他社原酒を使用したボトリング事業を中心に展開していましたが、2012年に自社蒸留を再開し、現在では自社製造の原酒を使ったラインナップも拡大しています。

ジョニードラムの代表銘柄は、グリーンラベル、ブラックラベル、ブラック12、プライベートストックの4種類です。なかでもプライベートストックは、50.5%(101プルーフ)で瓶詰めされるノンエイジの上位モデルで、豊かな樽香と力強い味わいを楽しめる一本です。

特徴的なのは、複数タイプの原酒を組み合わせるブレンド設計です。高コーン系の柔らかな甘さを持つ原酒と、ライ麦比率の高いスパイシーな原酒を組み合わせることで、バニラやキャラメルの甘み、スパイス、オークの風味が調和した複雑な味わいを生み出しています。

ジョニードラムは、派手なマーケティングを行う大型ブランドではありませんが、クラフトバーボンらしい個性と品質の高さで評価されています。特にプライベートストックは、手頃な価格帯でありながら本格的なカスクストレングス感を楽しめることから、知る人ぞ知る実力派バーボンとして人気を集めています。

ジョニードラム プライベートストック
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49、Kentucky Owl(ケンタッキー オウル)

Kentucky Owl(ケンタッキー オウル)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。バッチシリーズ、コンフィスケイテッド、ウィズマン、マイスター・エディションなどを展開。
蒸溜所:自社蒸溜所は未稼働。現行品はバーズタウン・バーボン社などから調達した原酒を中心にブレンドして製造。
楽天市場価格[2026年8月]:12,800円(ケンタッキーオウル コンフィスケイテッド)

ケンタッキー オウルは、1879年にチャールズ・モーティマー・デッドマンによって創業された歴史あるバーボンブランドです。禁酒法以前のケンタッキーで高い評価を得ていた銘柄で、現在は希少なプレミアムバーボンブランドとして知られています。

創業当時、ブランドはケンタッキー州バーズタウン周辺で製造されていました。しかし1916年、禁酒法施行前の混乱期に生産を停止し、政府に押収された熟成中のウイスキーも失われたことで、ブランドは長い休眠期間に入ります。

その後、創業者の玄孫にあたるディクソン・デッドマン氏によってブランドは復活しました。2014年には「バッチ#1」を発売し、希少な長期熟成バーボンのブレンドとして大きな注目を集め、クラフトバーボン市場で一躍存在感を高めました。

2017年には、ブランドはStoli Group(ストリ・グループ)へ売却されました。翌2018年にはケンタッキー州バーズタウンで新たな蒸溜所建設計画が発表され、将来的な自社生産を目指す動きが進められていますが、2026年現在も蒸溜所は本格稼働には至っていません。

現在のケンタッキー オウルは、複数の蒸溜所から調達した熟成原酒をブレンドすることで、独自の味わいを作り出しています。代表銘柄の「コンフィスケイテッド」は、かつて政府に押収されたブランドの歴史を意識した名称で、長期熟成バーボンに樽由来の濃厚な風味を加えた一本です。

また、「ウィズマン」や「マイスター・エディション」など、限定性の高いシリーズも展開しています。これらはブレンド技術を前面に出したプレミアムラインで、ケンタッキー オウルならではの希少性と話題性を持っています。

ケンタッキー オウルは、自社蒸溜所を持たない時代を経ながらも、熟成原酒の選定とブレンド技術によって独自の価値を築いたブランドです。歴史的なストーリーと現代的なクラフトバーボンの魅力を融合させた、コレクターからも注目される一本です。

ケンタッキーオウル コンフィスケイテッド
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50、Kentucky Gentleman(ケンタッキー ジェントルマン)

Kentucky Gentleman(ケンタッキー ジェントルマン)

種類:バーボンウイスキー。ブレンデッド・バーボン、ケンタッキー・ストレートバーボンなどを展開。
蒸溜所:バートン1792蒸溜所、ケンタッキー州バーズタウン。現在はサゼラック社がブランドを展開。
楽天市場価格[2026年8月]:1,848円

ケンタッキー ジェントルマンは、ケンタッキー州バーズタウンにあるバートン1792蒸溜所で造られるバーボンブランドです。手頃な価格で楽しめるデイリーバーボンとして、長年にわたりアメリカ南部を中心に親しまれてきました。

バートン1792蒸溜所は、「1792 リッジモントリザーブ」をはじめ、多彩なバーボンを手がける歴史ある蒸溜所です。そのラインナップの中で、ケンタッキー ジェントルマンは気軽に楽しめるエントリーモデルとして位置づけられており、バーボンらしい甘みや樽の風味をリーズナブルに味わえる一本として支持されています。

ブランドの正確な起源には諸説ありますが、20世紀後半から市場に登場し、バートン蒸溜所を代表する廉価帯ブランドのひとつとして展開されてきました。その後、ブランドは複数の所有者を経て、現在はサゼラック社の傘下で販売されています。

ケンタッキー ジェントルマンは、長らくブレンデッド・バーボンとして知られてきました。バーボン原酒にニュートラルスピリッツを加えたスタイルで、軽快で飲みやすい味わいを特徴としていました。

一方で、近年は市場によってストレートバーボン表記の商品も展開されています。製品仕様は地域によって異なりますが、いずれもバートン1792蒸溜所の原酒をベースとした、クラシックなケンタッキーバーボンの系譜を受け継いでいます。

近年はプレミアムバーボンへの注目が高まっていますが、ケンタッキー ジェントルマンのような手頃で親しみやすい銘柄も、アメリカの日常的なウイスキー文化を支える重要な存在です。長く愛されてきた、実用性の高いクラシックバーボンと言えるでしょう。

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51、Kentucky Vintage(ケンタッキービンテージ)

Kentucky Vintage(ケンタッキービンテージ)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。スモールバッチバーボン。ノアーズミル、ローワンズ・クリーク、ピュア・ケンタッキーXOなどとともに展開される「スモールバッチ・バーボン・コレクション」の一つ。
蒸溜所:ウィレット蒸溜所(ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ)、ケンタッキー州バーズタウン。
楽天市場価格[2026年8月]:4,880円

ケンタッキービンテージは、ウィレット蒸溜所が手がけるスモールバッチ・バーボンブランドです。少量の樽を厳選してブレンドすることで、手頃な価格ながらも豊かな熟成感と奥行きのある味わいを楽しめる一本として、バーボン愛好家から支持されています。

ウィレット蒸溜所は、「ノアーズミル」や「ローワンズ・クリーク」といった人気ブランドでも知られていますが、ケンタッキービンテージは、その中でも比較的手に取りやすい価格帯に位置する銘柄です。ウィレットらしい芳醇な樽香や甘みを気軽に味わえることから、初めて同蒸溜所のバーボンを飲む人にもおすすめの一本といえるでしょう。

ウィレット蒸溜所の歴史は1936年にさかのぼります。トンプソン・ウィレットとその家族によってケンタッキー州バーズタウンに設立され、長年にわたりバーボン製造を行ってきました。

しかし、1970年代のバーボン不況や市場環境の変化により蒸留設備の稼働を停止し、一時期は自社蒸留を行わず、ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ(KBD)として他社原酒の熟成やボトリングを中心に事業を展開していました。

その後、家族による再建が進められ、2012年には旧蒸溜所を改修して自社蒸留を再開しました。現在のウィレット蒸溜所は、家族経営を維持する数少ない独立系バーボンメーカーのひとつとして知られています。

ケンタッキービンテージは、複数の熟成原酒を組み合わせて仕上げるスモールバッチバーボンです。45%(90プルーフ)で瓶詰めされ、長期熟成による落ち着いた樽香と、飲みやすいバランスを両立しています。価格と品質のバランスに優れた、知る人ぞ知るクラシックバーボンとして評価されています。

ケンタッキービンテージ
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52、King’s County(キングスカウンティ)

King’s County(キングスカウンティ)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。スモールバッチ、ボトルド・イン・ボンドなどを展開。
蒸溜所:ウィレット蒸溜所(Kentucky Bourbon Distillers)、ケンタッキー州バーズタウン。
楽天市場価格[2026年8月]:4,880円

ケンタッキービンテージは、ウィレット蒸溜所が展開するスモールバッチ・バーボンブランドです。ノアーズミル、ローワンズ・クリーク、ピュア・ケンタッキーXOなどと並び、ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ(KBD)の代表的なブランド群のひとつとして知られています。

ウィレット蒸溜所の歴史は1936年にまでさかのぼります。バーズタウンで創業した同蒸溜所は、一時期は市場環境の変化により蒸留を停止しましたが、1980年代以降は原酒の熟成・販売を中心に事業を継続しました。

その後、ウィレット家による再建が進められ、2012年には自社蒸留を本格的に再開しました。現在は家族経営のクラフト蒸溜所として、自社原酒を使用したウイスキー造りにも力を入れています。

ケンタッキービンテージは、複数の熟成原酒を組み合わせて仕上げるスモールバッチバーボンです。45%のアルコール度数で瓶詰めされ、長期熟成による落ち着いた樽香と、飲みやすいバランスが特徴です。ウィレット蒸溜所の伝統と、スモールバッチならではの丁寧なブレンディングを味わえる銘柄として、バーボン愛好家から支持されています。

 

53、Knob Creek(ノブクリーク)

Knob Creek(ノブクリーク)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。スタンダード、シングルバレル、ライウイスキー、バーボン樽熟成ラムなどを展開。
蒸溜所:ジムビーム蒸溜所、ケンタッキー州クレアモント。現在はサントリーグローバルスピリッツが製造。
楽天市場価格[2026年8月]:3,799円(ノブクリーク 9年)

ノブクリークは、ビーム家の7代目マスターディスティラーであるブッカー・ノー氏によって1992年に誕生したスモールバッチ・バーボンブランドです。禁酒法以前に存在した、力強く豊かな風味を持つクラシックなバーボンを現代に再現することを目的として開発されました。

製造は、ケンタッキー州クレアモントにあるジムビーム蒸溜所で行われています。長年受け継がれてきたビーム家の製法と、サントリーグローバルスピリッツの運営体制のもとで、現在も伝統的なバーボン造りが続けられています。

ブランド名は、アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンが幼少期を過ごしたケンタッキー州の小川「ノブクリーク」に由来しています。リンカーンゆかりの地名を冠したことで、伝統的なアメリカンウイスキーの精神を象徴するブランドとなっています。

また、ノブクリークは、バジル・ヘイデン、ベイカーズとともに、ジムビームが展開する「スモールバッチ・コレクション」の一角を担っています。その中でも特に力強い味わいを持つブランドとして位置づけられています。

代表銘柄の「ノブクリーク 9年」は、100プルーフ(50%)で瓶詰めされる定番バーボンです。長期熟成による濃厚な樽香。骨格のしっかりしたクラシックなスタイルを楽しめます。

シングルバレルシリーズでは、一本の樽から選び抜いた原酒を使用し、樽ごとの個性を味わえる設計になっています。また、バレルプルーフ仕様や限定リリースも展開され、より力強い味わいを求める愛好家から高い評価を受けています。甘さだけではなく、樽熟成による深みや飲み応えを求めるバーボンファンに支持される、代表的なスモールバッチ・バーボンです。

 

54、KOVAL(コーヴァル)

KOVAL(コーヴァル)

種類:アメリカンウイスキー。バーボン、フォーグレーン、ミレット、ライウイスキー、シングルバレルなどを展開。
蒸溜所:KOVAL Distillery、イリノイ州シカゴ・ラヴンズウッド地区。
楽天市場価格[2026年8月]:7,800円(コーヴァル シングルバレル バーボン)

コーヴァルは、ロバート・バーネカー氏とソナト・バーネカー氏夫妻によって2008年に設立された、シカゴ発のクラフト蒸溜所です。禁酒法撤廃後、シカゴ市内で最初に開業した蒸溜所として知られ、アメリカのクラフトスピリッツ復興を象徴する存在のひとつです。

ブランド名の「KOVAL」は、東欧の言葉で「鍛冶職人」や「黒鉄を扱う職人」を意味する言葉に由来しています。伝統を受け継ぎながらも、新しい発想でスピリッツを生み出すという、ブランドの姿勢を表しています。

コーヴァルの大きな特徴は、原料へのこだわりです。有機栽培された非遺伝子組み換え穀物を使用し、蒸留から瓶詰めまでを自社で一貫して管理する「grain to bottle」の製造スタイルを採用しています。また、コーシャ認証も取得しており、品質管理を重視したものづくりを行っています。

一般的なバーボンでは複数の樽をブレンドして味を整えることが多い一方、コーヴァルはシングルバレルを基本としています。一本の樽が持つ個性をそのまま表現することで、原料や熟成環境による違いを楽しめる設計になっています。

代表的な「シングルバレル バーボン」は、コーンとミレット(キビの一種)を使用した独自のマッシュビルが特徴です。ミレット由来の柔らかな穀物感と、アメリカンオーク樽によるバニラやスパイスの香りが調和した、一般的なケンタッキーバーボンとは異なる個性を持っています。

そのほか、4種類の穀物を使ったフォーグレーン、ミレット100%で造られるウイスキー、ライウイスキーなど、実験的なラインナップも展開しています。特にミレットを主原料としたウイスキーは、アメリカンウイスキーの中でも珍しい存在として注目されています。

コーヴァルは、長期熟成による重厚さよりも、素材そのものの個性や透明感を重視したクラフトウイスキーです。シカゴという都市発の革新的な蒸溜所として、伝統的なバーボンとは異なる、新世代アメリカンウイスキーの魅力を体現しています。

 

55、Larceny(ラーセニー)

Larceny(ラーセニー)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。スモールバッチ、バレルプルーフを展開。
蒸溜所:Heaven Hill Distillery、ケンタッキー州バーズタウン。
楽天市場価格[2026年8月]:4,910円(ラーセニー スモールバッチ バーボン 1000ml)

ラーセニーは、ヘヴンヒル社が製造するウィーテッド・バーボンブランドです。2012年に発売され、かつて人気を誇ったオールド・フィッツジェラルドの伝統を受け継ぐ、新世代のプレミアムバーボンとして展開されています。

ブランド名の「Larceny(ラーセニー)」は、「窃盗」を意味する言葉です。これは、19世紀末から20世紀初頭に活躍した酒類販売員ジョン・E・フィッツジェラルドにまつわる逸話が由来とされています。フィッツジェラルドが政府保管用の良質なバーボン樽を密かに持ち出していたという伝承を、ブランド名としてユーモラスに表現しています。

ラーセニーは、オールド・フィッツジェラルドと同じく小麦を使用したウィーテッド・バーボンです。一般的なバーボンではライ麦を使用することが多い一方、小麦を採用することで刺激的なスパイス感を抑え、滑らかで丸みのある味わいを生み出しています。

マッシュビルは、トウモロコシを主体に、小麦と大麦麦芽を組み合わせた構成です。小麦由来の柔らかな甘みと、ヘヴンヒルらしいバーボンの骨格が調和した、飲みやすいスタイルに仕上げられています。

スタンダードとなる「ラーセニー スモールバッチ」は、6〜8年程度熟成された原酒を中心にブレンドした46%のボトル。上位ラインの「ラーセニー バレルプルーフ」は、加水せず樽出しに近い状態で瓶詰めされる限定シリーズです。バッチごとに度数や味わいが異なり、より濃厚な甘みや樽由来の力強さを楽しめる一本として、バーボン愛好家から高い評価を受けています。

 

56、Live(ライブ)

Live(ライブ)

種類:サウスカロライナ・ストレートバーボンウイスキー。スタンダード、シングルバレル、バレルプルーフを展開。
蒸溜所:Tom & Huck Distillers(Firefly Distillery敷地内)サウスカロライナ州ノースチャールストン。
楽天市場価格[2026年8月]:6,980円(LIVE ストレートバーボン)

Live(ライブ)は、サウスカロライナ州のクラフト蒸溜所であるFirefly Distilleryの創業者たちが立ち上げたTom & Huck Distillersによるバーボンブランドです。2024年に誕生した比較的新しいブランドで、Firefly Distilleryと同じ敷地内で製造されています。

ブランド名の「LIVE」は、音楽ライブのような臨場感や、人が集まり共有する体験をウイスキーに込めたいというコンセプトから名付けられました。単なる飲料ではなく、音楽やイベント、蒸溜所での体験と結びついた新しいスタイルのアメリカンウイスキーとして展開されています。

製造するのは「Tom & Huck Distillers」。Firefly Distilleryの創業者たちによる新たなウイスキー部門です。Fireflyはサウスカロライナ州でラムやウォッカ、フレーバードスピリッツなどを手がけてきたクラフト蒸溜所で、LIVEはその経験を生かした本格的なバーボンブランドとして開発されました。

代表銘柄の「LIVE Straight Bourbon Whiskey」は、6年以上熟成された原酒を45%で瓶詰めしています。キャラメル、トフィー、バニラといった甘い樽香に、アプリコットのような果実感が重なる、バランスの取れた味わいが特徴です。

「Single Barrel Concert Series」は、単一樽から瓶詰めされる限定シリーズです。樽ごとの個性を楽しめる設計で、ライブコンサートのように一本ごとに異なる表情を持つことを意識したシリーズとなっています。

また、「Barrel Proof」は加水せず、樽本来の力強さを楽しめる上級ラインです。熟成による濃厚な甘みやスパイス感をより強く感じられる、バーボン愛好家向けの一本として展開されています。

 

57、Maker’s Mark(メーカーズマーク)

Maker’s Mark(メーカーズマーク)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。レッドトップ、46、カスクストレングス、プライベートセレクトなどを展開。
蒸溜所:Maker’s Mark Distillery、ケンタッキー州ロレット。
楽天市場価格[2026年8月]:2,480円(メーカーズマーク レッドトップ)

メーカーズマークは、ビル・サミュエルズ・シニアによって1950年代に誕生したケンタッキーバーボンブランドです。1953年、サミュエルズ氏がケンタッキー州ロレットのバークス蒸溜所を取得したことが始まりで、1958年に最初のボトルが発売されました。

ブランド名の「Maker’s Mark」は、「造り手の証」を意味します。創業者の妻マージー・サミュエルズがデザインしたラベルや赤い封蝋など、工芸品のような美しいボトルデザインによって、発売当初から他のバーボンとは異なる存在感を示しました。

メーカーズマーク最大の特徴は、一般的なバーボンで使用されるライ麦の代わりに冬小麦を採用した「ウィーテッド・バーボン」であることです。小麦を使うことで、ライ麦由来のスパイシーさを抑え、滑らかで柔らかな甘みを持つ味わいに仕上げています。

原料には厳選されたトウモロコシ、冬小麦、大麦麦芽を使用しています。さらに、石灰岩層を通った天然水、代々受け継がれる独自の酵母株、焦がした新樽での熟成など、創業当時から続く製法がブランドの個性を支えています。

象徴的な赤い封蝋は、現在でも一本ずつ手作業で施されています。この手作業による仕上げは、メーカーズマークが大量生産品ではなく、職人的なクラフトバーボンであることを表す重要な要素となっています。

代表銘柄の「メーカーズマーク レッドトップ」は、穏やかな樽香が調和した、初心者から愛好家まで幅広く楽しめる味わいが特徴です。「メーカーズマーク46」は、通常の熟成後にフレンチオーク製の焼き入れた板材(ステーブ)を樽内に追加する独自の工程を採用しています。これにより、より深い樽香や甘み、複雑な風味を加えたプレミアムラインとして展開されています。

また、「メーカーズマーク カスクストレングス」は、樽から取り出した原酒に近い状態で瓶詰めされる限定シリーズです。通常品よりも濃厚な甘みやスパイス感を楽しめるため、バーボン愛好家から高い人気を集めています。

 

58、Mellow Corn(メロウコーン)

Mellow Corn(メロウコーン)

種類:ケンタッキー・ストレートコーンウイスキー。ボトルド・イン・ボンド規格。
蒸溜所:Heaven Hill Distillery、ケンタッキー州バーズタウン。
楽天市場価格[2026年8月]:2,162円(メロウ コーン ボンデッド)

メロウコーンは、ヘヴンヒル社が製造するアメリカン・コーンウイスキーです。1945年に誕生した歴史あるブランドで、現在では数少ないボトルド・イン・ボンド規格のコーンウイスキーとして知られています。

ブランド名の「Mellow Corn」は、「穏やかでまろやかなトウモロコシの風味」を意味します。その名の通り、トウモロコシ由来の自然な甘みと軽快な飲み口を特徴とする、個性的なカテゴリーのウイスキーです。

コーンウイスキーは、バーボンとは異なるアメリカンウイスキーの分類です。バーボンがトウモロコシ51%以上のマッシュビルと新しいアメリカンオーク樽での熟成を必要とするのに対し、コーンウイスキーはトウモロコシを80%以上使用することが条件で、熟成樽には使用済み樽を使うことが認められています。

メロウコーンも、トウモロコシを主体としたレシピで造られ、使用済みのバーボン樽で熟成されています。そのため、一般的なバーボンのような濃い琥珀色ではなく、淡い麦わら色の外観が特徴です。

代表的な「メロウコーン ボンデッド」は、ボトルド・イン・ボンド法の規定に従い、100プルーフ(50%)で瓶詰めされています。同一蒸溜所・同一シーズンに蒸留された原酒を4年以上熟成させるという厳格な基準を満たした一本です。

近年では、クラフトウイスキーやオールドスタイルのアメリカンウイスキーへの関心が高まる中で、メロウコーンのような伝統的なコーンウイスキーも再評価されています。手頃な価格ながら、ボトルド・イン・ボンドという歴史ある規格を楽しめる点も大きな魅力です。

メロウコーンは、派手な熟成感を競うバーボンとは異なり、トウモロコシ本来の甘さとアメリカンウイスキーの原点を感じられる一本です。知名度こそ高くありませんが、ウイスキー愛好家から長く支持される隠れた名品として存在しています。

メロウ コーン ボンデッド
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59、Michter’s(ミクターズ)

Michter’s(ミクターズ)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。US*1、シングルバレル、10年、バレルストレングスなどを展開。
蒸溜所:Michter’s Distillery、ケンタッキー州ルイビル。シャイブリー地区、フォートネルソン・ビルディング、スプリングフィールドで製造・熟成を行う。
楽天市場価格[2026年8月]:7,678円(ミクターズ US★1 バーボン)

ミクターズは、1753年にペンシルベニア州で誕生した歴史あるアメリカンウイスキーブランドです。スイス系メノー派の農夫ジョン・シェンクが、シェファーズタウンで蒸留を始めたことがブランドの起源とされています。

当初は「シェンクス蒸溜所」として知られ、その後「ボンバーガーズ蒸溜所」へと名前を変えながら発展しました。独立戦争時代には、ジョージ・ワシントンが兵士へ提供するウイスキーを調達したという逸話も残っています。

1950年代には、ルー・フォーマンによって「ミクターズ」というブランド名が誕生しました。しかし、1980年代後半に旧蒸溜所は閉鎖され、ブランドは一時的に姿を消します。

その後、1990年代にジョセフ・J・マグリオッコ氏が商標権を取得し、ケンタッキー州でブランドを復活させました。当初は他社から調達した原酒を使用していましたが、現在では自社による製造体制を確立しています。

現在のミクターズは、ルイビルのシャイブリー地区にある蒸溜所を中心に、フォートネルソン・ビルディングの熟成・見学施設、スプリングフィールドの農地を組み合わせた体制で運営されています。

ミクターズは、伝統的な歴史を持ちながら、現代的な品質管理と丁寧な製造工程で高い評価を得ているプレミアムバーボンブランドです。少量生産による希少性と、濃厚で上品な味わいから、世界中のウイスキー愛好家に支持されています。

 

60、Nashville Barrel Company(ナッシュビル・バレル・カンパニー)

Nashville Barrel Company(ナッシュビル・バレル・カンパニー、通称NBC)

種類:バーボン、ライウイスキー。シングルバレル、スモールバッチ、ブレンドなどを展開。
蒸溜所:Nashville Barrel Company Distillery、テネシー州ナッシュビル。
楽天市場価格[2026年8月]:在庫なし

Nashville Barrel Company(NBC)は、2018年にテネシー州ナッシュビルで設立されたクラフトウイスキーブランドです。創業当初は自社蒸溜所を持つことではなく、優れた熟成樽を探し出し、その魅力をウイスキーファンと共有することを目的としてスタートしました。

ブランドの大きな特徴は、「バレルファースト」と呼ばれる樽選びを重視した考え方です。創業者たちは全米各地の蒸溜所から原酒を厳選し、熟成状態や個性を見極めたうえで、特別な一本として瓶詰めしています。

初期のラインナップは、他蒸溜所から調達した原酒を中心に展開されました。2020年には初の正式リリースとなるシングルバレル・ライウイスキーを発売し、個性的な樽選びと高い品質で注目を集めました。

2021年にはナッシュビルに自社蒸溜所を開設し、現在では蒸溜、熟成、ボトリングまでを行う体制へと発展しています。自社製造に加えて、厳選した外部原酒も組み合わせることで、幅広い表現を生み出しています。

代表的な製品には、シングルバレル・バーボン、シングルバレル・ライ、スモールバッチシリーズなど。多くの製品はカスクストレングスに近い高い度数で瓶詰めされ、樽ごとの個性を楽しめるスタイルが特徴です。

 

61、New Holland Brewing Company(ニューホランド・ブリューイング・カンパニー)

New Holland Brewing Company(ニューホランド・ブリューイング・カンパニー、NHBC)

種類:バーボン、ライウイスキー、シングルモルト、ラム、ジン、ウォッカなど。代表銘柄に「ビア・バレル・バーボン」「ウェーリー・ラン・ウイスキー」「オリジン」などを展開。
蒸溜所:New Holland Artisan Spirits、ミシガン州ホランド。
楽天市場価格[2026年8月]:在庫なし

ニューホランド・ブリューイング・カンパニーは、1997年にブレット・ヴァンダーカンプ氏とジェイソン・スポールディング氏によって、ミシガン州ホランドで創業されたクラフトビール・スピリッツメーカーです。もともとは自家醸造を楽しんでいたことがきっかけとなり、地域に根ざしたクラフトブランドとして成長しました。

社名「ニューホランド」は、創業地であるミシガン州ホランドの街に由来。地元の名前を掲げながら、ビール文化と蒸留酒文化を融合させた新しいスタイルを目指してブランドを展開してきました。

同社を広く知られる存在にしたのが、バーボン樽で熟成させたインペリアルスタウト「ドラゴンズ・ミルク」です。このビールに使用した樽を再利用してウイスキー造りを始めたことが、現在のスピリッツ部門の基礎になっています。

蒸留事業は2005年に開始され、2008年から本格的な販売をスタートしました。初期にはビール熟成樽を活用したバーボンやライウイスキーを展開し、その後はシングルモルト、ラム、ジン、ウォッカなど幅広いカテゴリーへ進出しています。

代表的なウイスキーには「ビア・バレル・バーボン」があり、ビール熟成に使用した樽の影響による独特の風味が特徴です。また、「ウェーリー・ラン・ウイスキー」は、クラフトらしい個性的な味わいを追求したシリーズとして知られています。

製造拠点であるNew Holland Artisan Spiritsでは、原料選びから熟成まで一貫したクラフト精神を重視しています。2021年には施設火災に見舞われましたが、その後復旧し、現在もミシガン州を代表するクラフト蒸溜ブランドとして活動を続けています。

ニューホランド・ブリューイング・カンパニーは、ビール造りの技術を生かしながらウイスキー造りへ発展した、アメリカのクラフトスピリッツを象徴する存在。ビアバレル熟成という独自の発想によって、伝統的なバーボンとは異なる個性を持つウイスキーを生み出しています。

 

62、Nelson’s Green Brier Distillery(ネルソンズ・グリーン・ブライヤー・ディスティラリー)

Nelson’s Green Brier Distillery(ネルソンズ・グリーン・ブライヤー・ディスティラリー)

種類:テネシーウイスキー、バーボン、ライウイスキー。主な銘柄に「ネルソンズ・グリーンブライア・テネシーウイスキー」「ベル・ミード・バーボン」「ネルソン・ブラザーズ・バーボン」などを展開。
蒸溜所:Nelson’s Green Brier Distillery、テネシー州ナッシュビル・マラソン・ヴィレッジ地区。
楽天市場価格[2026年8月]:3,795円

ネルソンズ・グリーン・ブライヤーは、19世紀のテネシーウイスキー産業を支えたチャールズ・ネルソンの歴史を受け継ぐブランドです。創業者のチャールズ・ネルソンはドイツからアメリカへ移住し、ナッシュビルで酒類事業を展開しました。

チャールズ・ネルソンは、1870年代に食料品店でウイスキーの販売を始め、その後、グリーン・ブライヤー蒸溜所を取得して本格的な製造へ進出しました。当時としては大規模な設備を備え、サワーマッシュ製法による高品質なテネシーウイスキーを生産する有力メーカーへ成長しました。

19世紀後半には、ジャックダニエルと並ぶテネシーウイスキーの主要ブランドのひとつとして知られていました。しかし、1891年にチャールズ・ネルソンが亡くなり、さらに1909年にテネシー州で禁酒法が施行されたことで、蒸溜所は閉鎖され、ブランドは長い休眠期間に入ります。

現代のネルソンズ・グリーン・ブライヤーは、チャールズ・ネルソンの玄孫であるアンディ・ネルソン氏とチャーリー・ネルソン氏によって復活しました。2013年にブランド再建へ向けた活動を開始し、まず「ベル・ミード・バーボン」を発売。その後、歴史あるネルソンズ・グリーン・ブライヤーの名前を冠したテネシーウイスキーの製造を再開しました。

蒸溜所は、ナッシュビルのマラソン・ヴィレッジ地区に位置しています。伝統的なサワーマッシュ製法を取り入れながら、テネシー産ウイスキーの復興を目指したクラフトスタイルの製造を行っています。2019年にはコンステレーション・ブランズ社が同社の株式の過半数を取得し、現在は大手企業の支援を受けながらブランド展開を進めています。

代表的な銘柄には、「ネルソンズ・グリーンブライア・テネシーウイスキー」や「ネルソン・ブラザーズ・バーボン」があります。また、「ベル・ミード・バーボン」は、ブランド復活のきっかけとなった重要な一本で、熟成原酒を厳選したプレミアムバーボンとして評価されています。

ネルソンズ グリーン ブライヤー
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63、Noah’s Mill(ノアーズ・ミル)

Noah’s Mill(ノアーズ・ミル)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。スモールバッチ、カスクストレングスを展開。
蒸溜所:Willett Distillery(ウィレット蒸溜所)、ケンタッキー州バーズタウン。
楽天市場価格[2026年8月]:8,679円

ノアーズ・ミルは、ウィレット蒸溜所が手がけるスモールバッチ・バーボンです。ケンタッキー州バーズタウンで造られる、同蒸溜所を代表するプレミアムバーボンのひとつとして知られています。

ブランド名の由来には諸説ありますが、ウィレット蒸溜所にいた猫の名前にちなんで名付けられたというユニークな逸話もあります。緑色のガラスボトルとクラシックなラベルデザインも印象的で、コレクション性の高さでも知られています。

ウィレット蒸溜所は、1936年にトンプソン・ウィレットによって設立された家族経営の蒸溜所を起源としています。1970年代には市場環境の変化によって一時的に蒸留を停止しましたが、その後ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ(KBD)として原酒の熟成・販売を中心に事業を続け、2012年に自社蒸留を再開しました。

ノアーズ・ミルは、「スモールバッチ・バーボン・コレクション」の中心的な銘柄のひとつです。同シリーズには、ローワンズ・クリーク、ケンタッキー・ビンテージ、ピュア・ケンタッキーXOなどがあり、ウィレットらしい個性豊かなバーボンを展開しています。

製品は複数の熟成樽を選定してブレンドするスモールバッチ仕様で、現在は年数表記のないノンエイジボトルとして販売されています。高いアルコール度数のまま瓶詰めされるカスクストレングスに近いスタイルで、濃厚な味わいを楽しめる点が特徴です。

ノアーズ・ミルは、大量生産されるスタンダードなバーボンとは異なり、樽ごとの個性や力強い味わいを楽しむ愛好家向けの一本。ウィレット蒸溜所のクラフト精神を象徴する、個性的なスモールバッチバーボンとして高い評価を受けています。

 

64、Old Crow(オールドクロウ)

Old Crow(オールドクロウ)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。スタンダード、リザーブなどを展開。
蒸溜所:Jim Beam Distillery(ジムビーム蒸溜所)、ケンタッキー州クレアモント。現在はサントリーグローバルスピリッツが製造。
楽天市場価格[2026年8月]:1,298円

オールドクロウは、1830年代にジェイムズ・C・クロウ博士によって生み出された、アメリカでも有数の歴史を持つバーボンブランドです。クロウ博士は、科学的な発酵管理を取り入れた人物として知られ、現在のバーボン造りに欠かせないサワーマッシュ製法の発展にも大きく貢献しました。

ブランド名の「Old Crow」は、創業者であるジェイムズ・クロウ博士の姓に由来しています。当時としては革新的だった品質管理や製造技術によって高い評価を獲得し、19世紀のケンタッキーバーボンを代表する銘柄のひとつへ成長しました。

かつてのオールドクロウは、ケンタッキー州フランクフォート近郊のオールドクロウ蒸溜所で製造されていました。同蒸溜所は長い歴史を持ち、南北戦争前から続く名門として知られていましたが、現在は閉鎖されています。

その後、ブランドは複数の企業を経て、現在はジムビーム蒸溜所の製造体制で受け継がれています。長い歴史を持つ伝統的なバーボンでありながら、現在では手頃な価格帯で楽しめる日常向けの銘柄として展開されています。

日本では、俳優の松田優作氏が愛飲していたことで広く知られるようになりました。映画やドラマを通じて登場したこともあり、国産ウイスキーファンの間でも印象深いアメリカンウイスキーのひとつです。

 

65、Old Bardstown(オールドバーズタウン)

Old Bardstown(オールドバーズタウン)

種類:ケンタッキー・ストレートバーボンウイスキー。90プルーフ、ボトルド・イン・ボンド、エステート・ボトルドなどを展開。
蒸溜所:Willett Distillery(ウィレット蒸溜所)、ケンタッキー州バーズタウン。
楽天市場価格[2026年8月]:情報なし

オールドバーズタウンは、ウィレット蒸溜所が手がける歴史あるバーボンブランドです。バーズタウンを拠点とするウィレット家の初期ブランドのひとつで、長年にわたり同蒸溜所を代表する銘柄として親しまれてきました。

ブランド名の由来には諸説ありますが、ケンタッキー州バーズタウンにちなんだ競走馬「Old Bardstown」の名前から名付けられたとされています。地域名を直接ブランド名にしたのではなく、地元にゆかりのある名称を採用した点も特徴です。

ウィレット蒸溜所は1936年にバーズタウンで創業しました。その後、市場環境の変化によって一時的に蒸留を停止しましたが、ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズとして原酒の熟成や販売を続け、2012年に自社蒸留を再開しています。

現在のオールドバーズタウンは、ウィレット独自のマッシュビルを使用しています。コーン72%、ライ麦13%、大麦麦芽15%という構成で、バーボンらしい甘みとライ麦由来のスパイス感、麦芽による柔らかなコクをバランスよく備えています。

ラインナップには、90プルーフのスタンダード品をはじめ、100プルーフのボトルド・イン・ボンド、さらに101プルーフのエステート・ボトルドがあります。特にエステート・ボトルドは、ウィレットが所有する熟成庫から選ばれた自社原酒を使用する上位ラインとして知られています。

オールドバーズタウンは、近年注目を集めるウィレットのプレミアムラインとは異なり、伝統的で親しみやすいスタイルを守るブランドです。手頃な価格帯ながら、ウィレットらしい個性を楽しめる一本として、バーボン愛好家から長く支持されています。

オールドバーズタウン
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