ウイスキー用語集 た行

ウイスキー用語 「た」

「カスク」とも呼ばれる。ウイスキーの熟成には木製の樽が使用される。樽の種類の説明はこちら

 

単式蒸留器

「ポットスチル」とも呼ぶ。主にモルトウイスキーの蒸留につかられる。すべて銅製で作られており、さまざまな形状、サイズがある。詳しい解説はこちら

 

ダークグレイン

麦芽の搾りかすとポットエールからつくられる家畜用の飼料。

 

ダブラー

バーボンで使用する精留器のこと。通常は「ビアスチル」とセットになっている。

 

ダンネージ式

熟成樽を積み上げて熟成させる方法のこと。伝統的に行われている製法で、2~3段に積み上げる。

 

タンルーム

糖化と醗酵の工程を行う建物や作業所のこと。

 

ウイスキー用語 「ち」

チェイサー

水のこと。バーでお水を頼むときは「チェイサーをください」といったほうがかっこいい。ストレートでウイスキーを飲むときは、チェイサーと一緒に楽しんだほうが良い。海外だと「ソーダ」や「ビール」のことを表す場合もある。

 

チャコール・メローウィング

テネシーバーボンウイスキーなどで用いられる製法の一つ。蒸溜後のニューポットを、サトウカエデの木炭層で濾過すること。原酒を濾過することで、軽いテイストの味わいになる。「ジャックダニエル」などがこの製法で作られている。

 

チャージャー

ウォッシュやローワインを一時的にためておくためのタンク。ここからポットスチルに充填する。

 

知多蒸留所

愛知県にある、サントリーが所有するグレーンウイスキーの蒸留所。「シングルグレーンウイスキー知多」が作られている蒸留所。

 

ウイスキー用語 「つ」

土屋守

ウイスキー文化研究所代表。ウイスキー評論家。ウイスキーに関する書物を多数執筆している。詳しいプロフィールはウイスキー文化研究所公式ホームページで確認。

 

ウイスキー用語 「て」

テイスティング

ウイスキーのテイスティングは、嗅覚、味覚で感じとる。専門家によるテイスティングにより、原酒のブレンドが的確にされて、味わいの安定したウイスキーが供給されている。

 

テネシーウイスキー

アメリカ・テネシー州で作られたウイスキーのこと。主にバーボンウイスキーである。テネシーウイスキーの特徴は、サトウカエデの木炭で原酒を濾過させてから、樽熟成を行うところにある。

 

ディスティラリー・カンパニー・リミテッド(DCL社)

1877年にスコットランド・ローランドのグレーンウイスキー業者6社が集まって結成された会社。他の蒸留所やブレンド会社を買収し、巨大企業へと成長。その後「UD社」、「UDV社」をへて現在は「ディアジオ社」となっている。

 

ディスティラリーキャット

ウイスキーの蒸留所で飼われている猫のこと。ウイスキーキャットとも言う。かつては原料の大麦を食い荒らすネズミなどを駆除するために飼われていた。現在は衛生的な観点から飼われていない。グレンタレット蒸留所の有名なウイスキーキャット「タウザー」は、28899匹のネズミを捕らえたとしてギネスブックに載っている。

 

ウイスキー用語 「と」

糖化

ウイスキーは原料が穀物であり、穀物は糖分を持たない。穀物のでんぷん質を糖分にすることが糖化である。糖化は大麦麦芽に含まれる糖化酵素によって行われる。そのため、ウイスキーの種類に限らず、ほぼすべてのモロミに糖化酵素をもつ大麦麦芽が使われる。

 

トワイスアップ

ウイスキーの飲み方の一種。スミフターグラスにウイスキー1:水1を入れて、氷無しで作る、濃い水割り。水は常温を使うのが一般的。アルコール度数が半分になったウイスキーは香りを感じやすくなるため、ウイスキーをブレンドするプロのブレンダーは、トワイスアップでウイスキーの香りをかぎ分けるている。

 

トップドレッシング

ブレンダー用語。ブレンデッドウイスキーを複雑にすることのできる極上のモルト原酒のことをいう。マッカランはトップドレッシングとして有名。「シングルモルトのロールスロイス」と呼ばれたのも、トップドレッシングとしての評価から。

 

ドラフ

糖液を抽出した後の麦芽の搾りカス。

 

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