ウイスキー用語集 か行

ウイスキー用語 「か」

カスク

ウイスキーの樽のこと。樽の詳しい解説はこちら

 

カスク・ストレングス

熟成が終わったウイスキーを、アルコール度数の調整を一切行わずにボトリングしたもの。通常は加水によってアルコール度数の調整を行うが、カスクストレングスはウイスキー本来の風味や味わいを直接表現した商品と言える。高いものだと60%を超えるものもある。

 

カナディアン・ウイスキー

カナダでつくるウイスキー。フレーバーリングウイスキーと、ベースウイスキーをブレンドしたものが一般的で、味わいはバーボンウイスキーを軽いテイストにしたようなものが多い。カナディアン・ウイスキーの詳しい解説はこちら

 

カフェ式連続式蒸溜機

ニッカウヰスキーの宮城経蒸留所内にある、連続式蒸留器。アイルランド人のイーニアス・コフィが開発したことからこのような名前になっている。通常の連続式蒸留器と比べると、フレーバーが豊かなグレーンウイスキーを生み出す。現在、カフェ式連続式蒸留器を取り扱っている蒸留所は少ない。

 

ウイスキー用語 「き」

キルン

ウイスキーの原料である大麦麦芽(モルト)を乾燥させるための部屋。かつてはすべての蒸留所に備えられていたが、現在は大麦麦芽の精麦を行っていない蒸留所が多いため、キルンがない所もある。

 

禁酒法時代

アメリカで1920~1933年まで実施された飲酒を禁じる法律。バーボン業界に大きな影響を与えた。この時代にアメリカからカナダへのカナディアンウイスキーの密輸が大量に行われ、カナディアンウイスキーの飛躍のきっかけになったが、アメリカのマフィアが密輸事業の成功で暗躍することになってしまった。

 

ウイスキー用語 「く」

クーパー

樽職人のこと。作業所のことは「クーパレッジ」と呼ぶ。

 

クォータ―カスク

熟成樽の一種。バットの4分の1となる、容量110~160リットルの大きさの樽。

 

グリスト

粉末麦芽のこと。「ハスク」「グリッツ」「フラワー」の3つの部位からなり、比率は2:7:1となるのが基本。

 

グレーンウイスキー

トウモロコシや小麦などを原料につくったウイスキー。連続式蒸留器で蒸留する、風味の優しいウイスキーで、ブレンデッドウイスキーのベースになる。グレーンウイスキーの詳しい解説はこちら

 

グレン

ゲール語で「渓谷」のこと。スコッチウイスキーの蒸留所は山あいに多くあり、そのような土地柄から「グレン」がついた蒸留所が多い。「グレンフィディック」は”鹿の谷”。「グレンリベット」は”静かな谷”。

 

グレンリベット

スコッチウイスキーの蒸留所。政府公認第一号の蒸留所で、当時はスコッチといえば「グレンリベット」と言われるほど絶大な支持を受けていた。

 

ウイスキー用語 「け」

ゲール語

スコットランドやアイルランドで昔から使われていた言語。ゲール語は文字を持たない言語であるため、ゲール語を英語で当て字にしたときに、アルファベットが読みにくくなることが多い。

 

ウイスキー用語 「こ」

コフィ―スチル

イーニアス・コフィーが1831年に発明した連続式蒸留器のこと。「パテントスチル」や「コンティニアススチル」とも言う。ニッカウヰスキーでは「カフェスチル」と呼んでいる。

 

コンデンサー

気化したアルコールを再び液化させるための冷却装置のこと。

 

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