【最新】2025年おすすめのウイスキーハイボール缶14選

ユースケ
ユースケ

こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

本記事では、2025年最新版のおすすめウイスキーハイボール缶をご紹介します。

自宅でもまるでバーのような一杯を手軽に楽しめる“ちょっと贅沢”なウイスキーハイボール缶が、今、大きな注目を集めています。香り高いウイスキーと爽快な炭酸のバランス、そして手に取りやすい手軽さがその魅力。最近では種類も豊富になり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ウイスキーバーを営む筆者・ユースケが、バーテンダー目線で本当におすすめできる14本を厳選。それぞれの特徴や味わいのポイントを丁寧に解説していきます。

ご自宅での晩酌タイムをワンランク上げる、とっておきの一本を見つける参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

ウイスキーハイボール缶の魅力とは?

自宅で手軽に楽しめる“本格的な一杯”。それがウイスキーハイボール缶の最大の魅力です。

もちろん、バーでバーテンダーが丁寧に仕上げたハイボールとは異なりますが、缶を開けるだけでソーダの爽快感とウイスキーの芳醇な香りが広がり、自宅でも気軽に「ちょっと贅沢」な時間が楽しめます。

近年は味のバリエーションも格段に増えており、クラシックでクセのないものから、柑橘系の香りが印象的なフルーティータイプ、スモーキーで刺激的な通好みのものまでさまざま。
その日の気分や食事に合わせて選ぶのも、ウイスキーハイボール缶の楽しみ方のひとつです。

 

 

ウイスキーハイボール缶の選び方

「どれを選べばいいのかわからない」という人も多いはず。そんなときは、以下のポイントを押さえてみてください。

1. アルコール度数で選ぶ

ハイボール缶には、アルコール度数のバリエーションがあります。飲みごたえや軽やかさはここで大きく変わります。

  • 5%前後:ジュース感覚で軽やか。初心者向け。

  • 7%前後:バランス型。最も多く流通しているスタンダードなタイプ。

  • 9%以上:強炭酸+しっかりとしたウイスキー感。ガツンと飲みたい人向け。

自分の「今日は軽く飲みたいのか、しっかり飲みたいのか」を基準に選ぶのがおすすめです。

2. ウイスキーの種類をチェック

中身に使用されているウイスキーの種類によって、ハイボールのキャラクターも大きく変化します。

  • スコッチウイスキー:スモーキーで奥深い

  • バーボンウイスキー:甘く濃厚な香り

  • ジャパニーズウイスキー:繊細でバランスの取れた味わい

パッケージや商品説明を見て、自分の好みの系統を探すのも楽しみの一つです。詳しくない方は、レビューや口コミも参考になります。

3. 甘さ・炭酸の強さも要チェック

炭酸の刺激感や甘さも、飲みやすさを左右する重要なポイント。

  • 甘さ控えめ・キレ重視:食事に合う、すっきり派に◎

  • 甘さあり・香料入り:飲みやすく、初心者におすすめ

なお、ウイスキーハイボール缶には、糖類や香料が加えられている商品も多くあります。
本格的なウイスキーの味わいを求める方は、原材料表示や成分にも注目して選ぶと良いでしょう。

 

 

ハイボール缶ブームがウイスキー市場に与えた影響

ウイスキーハイボール缶の台頭は、単なる一過性のブームではありません。

コロナ禍以降、家飲み文化が定着したことで、気軽に楽しめるハイボール缶は多くの新規ユーザーを取り込みました。特にこれまでチューハイやビールを好んでいた若年層がウイスキーに触れる“入り口”となったのです。

結果として、ライトユーザーがボトルウイスキーに興味を持ち、その先のシングルモルトやプレミアムウイスキーへと関心を広げるという現象も。ウイスキーハイボール缶は、まさにウイスキー文化のすそ野を広げた存在と言えるでしょう。

 

 

ウイスキーハイボール缶がここまで人気になった理由

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かつては「おじさんの酒」のイメージがあったウイスキー。しかし、2008年頃からハイボールが若者や女性の間でも浸透し始めました。

特に、サントリーの「角ハイボール缶」のプロモーション展開は大きな転機となり、ジョッキで気軽に楽しめるスタイルが世間に広まったのです。

その後、ジャパニーズウイスキーの品質が世界で高く評価され、「山崎」「白州」「余市」などの高級銘柄が注目を集めるようになりました。

この流れが、今日のウイスキーハイボール缶のクオリティ向上、さらにはウイスキー全体の需要増加へと繋がっています。

今では、ウイスキーハイボール缶はビールやレモンサワーに並ぶ、日本の定番アルコールカテゴリーのひとつ自分のスタイルに合った一本を見つければ、家飲みの楽しさもぐっと広がりますね。

 

 

【最新】2025年おすすめのウイスキーハイボール缶14選

  1. サントリー 角ハイボール缶
  2. プレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉
  3. 常陸野ハイボール缶
  4. キリン 陸ハイボール缶
  5. ジムビーム ハイボール缶
  6. ティーチャーズ ハイボール缶
  7. キリン ホワイトホース ハイボール缶
  8. カバラン バー カクテル ドライ シングルモルト ハイボール
  9. 三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール
  10. ウイスキー ハイボール 戸河内
  11. アマハガン ウイスキー ハイボール 缶
  12. ワイルドターキー バーボンハイボール
  13. 大山 ミズナラハイボール
  14. 大山 サクラハイボール

 

 

サントリー 角ハイボール缶

サントリー 角ハイボール缶

  • ベース:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
  • 容量・数量:350ml×24本
  • アルコール7%
  • 原材料:ウイスキー、レモンスピリッツ、食物繊維、酸味料、炭酸ガス含有
  • 楽天市場価格[2025年6月]:4,999円 送料無料

「サントリー 角ハイボール缶」は、圧倒的なシェアを誇る、サントリーの「角瓶」を使用したウイスキーハイボール缶。「角瓶」由来の厚みのあるコクを実現するため、原酒は角瓶と全く同じものを使用されており、ジャパニーズウイスキー(国内原酒100%)のみで造られています。

「角瓶」は1937年に発売され、スムーズな口当たりとバランスの取れたフレーバーで多くのファンに愛されてきました。日本産のウイスキーで最も売れている銘柄でもあり、国内では飲食店でもすっかり定番となりました。ウイスキーハイボールの王様。

「サントリー 角ハイボール缶」にはレモンスピリッツが含まれています。

自作で造る角ハイボール(ウイスキー+ソーダ)とは異なり、レモンの爽やかな風味が加わることで、全体的にフレッシュで爽やかな味わいになります。ウイスキー本来の深い味わいを残しつつ、炭酸水の爽快感とうまく融合しているので、レモンスピリッツが入ったほうがきっと美味しいのでしょう。

価格もリーズナブルで、気軽に楽しめる一缶。ジャパニーズウイスキーをベースとした商品としては最も安価です。

ウイスキー初心者や軽やかな飲み物を好む方におすすめ。長い歴史を持つ、普遍的な人気「角ハイボール」は、もはや国民的なお酒と言えるでしょう。

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角ハイボール
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プレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉

プレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉

「プレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉」は、ウイスキー好きなら一度は耳にしたことがある“森の蒸溜所”、サントリー白州蒸溜所から生み出された、数量限定ハイボール缶。2025年6月にリリースされました。

「プレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉」の特徴は、爽やかさと余韻の豊かさ。白州らしく、スッキリとした個性でありながら豊かな香りと余韻を持ち合わせています。

中味には、フレッシュな風味が特徴の若い原酒をベースに、アメリカンホワイトオーク樽で長期熟成させた原酒を一部ブレンド。白州らしい清らかな香りと、じんわり広がる深い余韻が絶妙に調和しています。

冷やしてそのまま飲んでも美味しく楽しめますが、氷を入れたグラスに注げば香りがふわりと立ち、より一層本格的な味わいに。特に、ゆったりとした時間を過ごしたい夜にぴったりの一本。

デザインにもこだわりが光り、缶全体は白州の森を思わせる鮮やかなグリーンで統一。自然豊かな蒸溜所の雰囲気を感じさせるビジュアルに加え、中央には大きく「白州」の文字があしらわれ、高級感と特別感をさりげなく演出しています。

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「サントリープレミアムハイボール白州〈清々しいスモーキー〉」との違い

2024年6月に販売された「サントリープレミアムハイボール白州〈清々しいスモーキー〉」とは、どのような違いがあるでしょうか。それぞれの個性を表にまとめました。

項目 爽やかにして豊かな余韻 清々しいスモーキー
発売日 2025年6月10日(数量限定) 2024年6月11日(数量限定)
アルコー  ル 9% 9%
特徴 爽やかさ+熟成によるまろやかさ・余韻の深さ 白州らしい軽やかなスモーキーさと清涼感
使用原酒 一部に長期熟成原酒(アメリカンホワイトオーク樽)をブレンド 白州蒸溜所のスモーキーな原酒を主体にブレンド
味の印象 フルーティーで柔らかく、奥行きのある味わい 爽やかな森林感と焚火を思わせるスモーキーさ
ターゲット 白州 初心者〜中級者におすすめ スモーキーなウイスキー好きに刺さる一本
合うシーン 夕暮れのリラックスタイム、食後の余韻に BBQやキャンプ、食中酒にもおすすめ

 

▶「スモーキーさが好き」「白州の森っぽさを楽しみたい」→ 〈清々しいスモーキー〉
白州の代名詞ともいえる爽快なスモーキーフレーバーを前面に押し出した一本。ピート香がほどよく効いていて、ウイスキーとしての個性は強め。

▶「深みのある味をゆっくり味わいたい」「ハイボールでも余韻が欲しい」→ 〈爽やかにして豊かな余韻〉
スモーキーさは控えめで、白州の華やかさや熟成感を活かした設計。繊細でバランスがとれており、白州初心者にもぴったりな味わい。

 

 

常陸野ハイボール缶

常陸野ハイボール缶

「常陸野ハイボール缶」は、クラフトビール「常陸野ネストビール」で知られる木内酒造の手がけるウイスキーハイボール缶です。2025年4月にリニューアルされ、自社製造のジャパニーズブレンデッドウイスキー100%使用という、こだわり抜いた一缶として登場しています。

最近は「国産ウイスキー」を名乗るハイボール缶が増えていますが、実際には輸入ウイスキーをブレンドしたものも多く見かけます。そんな中、「常陸野ハイボール缶」は、自社製造・国産原料100%・グレーンまで手作りという、まっすぐなクラフト精神が光る存在。使用しているモルトウイスキーとグレーンウイスキーがすべて国産原料かつ自社蒸溜というののは、ハイボール缶としてはかなり贅沢な構成です。

また、一般的なグレーンウイスキーはトウモロコシが多いのですが、常陸野ハイボール缶は国産小麦を使用。原酒はすべて、茨城・石岡市にある八郷蒸溜所で製造されています。

今回のリニューアルでは、長期熟成の原酒をブレンドすることで、香りや味わいにさらに深みが加わり、軽やかながら芯のある味わいを実現。アルコール度数は6%と比較的控えめですが、実際に飲んでみると、バニラのようなまろやかな香りと、麦のやさしい甘みがじんわりと広がります。飲み口は柔らかく、それでいてウイスキーらしいコクもしっかり。軽やかだけど、ちゃんとウイスキーらしい、そんなバランスの取れた一本です。

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キリン 陸ハイボール缶

キリン 陸ハイボール缶

2024年12月に発売された「キリン 陸ハイボール缶」は、「キリンウイスキー 陸」を100%使用し、炭酸のみで仕上げた本格派のウイスキーハイボール缶です。

「キリンウイスキー陸(りく)」は、キリンディスティラリーズが製造・販売する輸入原酒を含むのブレンデッドウイスキーで、2020年に発売されました。富士御殿場蒸留所のグレーン原酒をベースに、国内外のウイスキーをブレンドしており、まろやかで飲みやすいのが大きな特徴です。名前の「陸」は、日本の自然豊かな大地をイメージしており、日本人の繊細な味覚に合うように丁寧に作られています。

特にハイボールにすると、炭酸との相性がよく、香りが際立って爽快感のある味わいが楽しめます。ストレートやロック、カクテルなど様々なスタイルで楽しめるのが魅力。

「キリン 陸ハイボール缶」の開発には、約2年もの時間がかけられています。その味わいは、まるで手作りのハイボールのように、本格的でバランスの良い仕上がりを目指して追求されました。缶を開けた瞬間から、本物のハイボールの美味しさを手軽に楽しめる1本です。

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ジムビーム ハイボール缶

ジムビーム ハイボール缶

「ジムビーム ハイボール缶」は、バーボンウイスキー「ジムビーム」をベースに、スピリッツ、糖類など添加してつくられているウイスキーハイボール缶。

過去にも何度かリニューアルが行われてきましたが、2025年1月に再び刷新され、飲食店で提供されるジムビームハイボールの味わいを目指してアップデートされました。
今回は特に「レモン感」に注力しており、複数種類のレモン蒸溜酒をブレンド。これにより、よりフレッシュで爽快な風味に仕上がっています。

もともとジムビーム ハイボール缶はレモンの香りがしっかり感じられるタイプでしたが、今回のリニューアルでその特徴がさらに際立ち、他のサントリー製ハイボール缶との差別化も図られているように感じます。

アルコール度数は6%と控えめで、バーボン由来のバニラやキャラメルの甘い香りに、レモンの清涼感が加わり、以前よりも軽やかで飲みやすい印象になっています。

ウイスキー本来の味わいにこだわりたい人には少しライトに感じるかもしれませんが、カジュアルに楽しみたいときや、レモン系の爽やかさを求める人にはぴったり。「純粋なウイスキーハイボール缶」ではないかもしれませんが、味としては十分おすすめできる仕上がりです。

 

 

 

ティーチャーズ ハイボール缶

ティーチャーズ ハイボール缶

「ティーチャーズ ハイボール缶」は、ブレンデッドスコッチウイスキー「ティーチャーズ ハイランドクリーム」をそのまま使った、シンプルかつ本格派のハイボール缶です。
使用している原材料はウイスキーと炭酸のみ。糖類や香料などの添加物は一切不使用。まさに、純粋なハイボールを缶に閉じ込めた一本といえます。

香りは「スモーキー&リッチ」。缶を開けた瞬間、優しく立ち上る燻製スモーキーで甘い香り。この第一印象だけで、「あ、ティーチャーズだ」とわかるほど、個性がしっかりと表れています。

しかも、ボトルの「ティーチャーズ ハイランドクリーム」と比べると、甘みや香りのボリュームがやや強め。まるでウイスキー本体の魅力をギュッと凝縮したような印象で、缶のハイボールながらフレーバーの満足感は高いと言えるでしょう。

炭酸はしっかり強めで、スモーキーなピート香を爽やかに引き立てます。加えて、果実を思わせるほのかなフルーティーさが絶妙なバランスで共存しており、口当たりはなめらかで心地よい仕上がり。ティーチャーズの特長であるアイラモルト由来のピート感が前面に出ていながらも、ハイボールならではの飲みやすさも保たれており、スコッチ好きにはたまらない一本です。

スモーキーなスコッチウイスキーが苦手な人にはややクセが強く感じられるかもしれませんが、日頃からブレンデッドスコッチを楽しんでいる人には、ちょうどよいスモーキーさでグイグイいける味わい。ウイスキー初心者よりも、中級者以上におすすめ。

価格は「サントリー 角ハイボール缶」よりもやや安めの設定。コストパフォーマンスに優れており、スコッチらしい個性をしっかり楽しめるのは、ティーチャーズならでは。

 

 

 

キリン ホワイトホース ハイボール缶

キリン ホワイトホース ハイボール缶

食事に合う軽やかスコッチハイボール「キリン ホワイトホース ハイボール缶」は、スコットランドのブレンデッドスコッチウイスキー「ホワイトホース」をベースにしたハイボール缶。そこに糖類と香料を加えることで、より飲みやすく仕上げた1本です。

原材料表記には「ウイスキー(国内製造)」と記載されていますが、これはスコットランド産のウイスキー原酒を日本国内でブレンド・瓶詰めしているため。これは、業務用などで流通している「ホワイトホース ファインオールド」の2700mlペットボトル版や4000mlボトルと同じ仕様と思われ、缶に使われているウイスキーもこのタイプかもしれません。

なお、瓶入りのホワイトホース ファインオールドは、スコットランドからそのまま輸入されたものなので、ペットボトル版とは中身が異なる点にも注意が必要です。

ホワイトホースといえば、ほのかなピート香とバニラのような甘さが特徴ですが、缶ハイボール版は香りがやや控えめ。スモーキーさも落ち着いており、代わりに香料由来と思われるレモンピールのようなフレッシュな香りが立ち上がります。

口当たりはスムーズで軽やか。クセがなく、ほんのりとした甘みと爽快さが相まって、非常に飲みやすい仕上がりになっています。食中酒にもぴったり。ハイボールらしい爽快感はしっかりとありつつも、全体的には穏やかでクセのない味わい。ウイスキーに慣れていない人にも取っつきやすく、食事と一緒に楽しむハイボールとして最適です。

他のハイボール缶と比べると、やや飲みごたえに欠ける面もありますが、バランスは良好で、気軽に飲める日常使いの一本として重宝できますね。

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カバラン バー カクテル ドライ シングルモルト ハイボール

カバラン バー カクテル ドライ シングルモルト ハイボール

台湾を代表するシングルモルトウイスキー「カバラン」。このウイスキーは、台湾の大手飲料メーカー「キングカーグループ」が2006年に設立したカバラン蒸溜所で造られています。設立からわずか数年で、世界中のウイスキー愛好家から注目を集める存在となりました。国際的なウイスキーコンペティションでも数々の受賞歴を誇り、その実力は折り紙付きです。

そんなカバランが贈るハイボール缶が、「カバラン バー カクテル ドライ シングルモルト ハイボール」。なんと中身は、シングルモルト「カバラン クラシック」をそのまま使用。ウイスキーと炭酸だけで構成された、添加物なしの正真正銘“本格派”ハイボール缶となります。

「カバラン クラシック」は、同蒸溜所の代表的なウイスキーで、ボトル価格は約1万円。
それをそのままハイボール缶に使っていると考えると、コストパフォーマンスは優れています。自宅で手軽に、世界的評価を受けたシングルモルトのハイボールを楽しめるとは、なんとも贅沢な話。

熟成には、バーボン樽とシェリー樽を使用。南国・台湾の温暖な気候のもとで熟成されることで、トロピカルなフルーツ感や華やかな香りが強調され、バニラやキャラメルのような甘やかさも魅力。繊細さと力強さを兼ね備えた、エレガントな味わいに仕上がっています。

アルコール度数は6%とやや控えめですが、味わいは濃厚で飲みごたえあり。ひと口含むと、南国の果実を思わせる芳醇な香りと、芯のある熟成感が口いっぱいに広がります。ライトな口当たりの中に、しっかりとしたウイスキーの個性が感じられ、まさに“大人のハイボール缶”といえる一本。冷蔵庫でしっかり冷やして、グラスに氷を入れて注げば、香りもいっそう引き立ちます。

 

 

 

三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール

三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール

富山県の三郎丸蒸留所の手がける「三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール」は、日本初のスモーキー系ハイボール缶として誕生した意欲作。原材料はウイスキーと炭酸のみ。人工的な香料や甘味料は一切使わず、ウイスキーそのものの味わいで勝負する、本格派の一缶です。

ベースとなっているのは、飲食店限定で展開されている「三郎丸蒸留所のスモーキーウイスキー」。このウイスキーは、三郎丸蒸留所のモルト原酒と海外原酒をブレンドしたもの。ハイボールなど食中酒として楽しむことを前提につくられています。アルコール度数は43%。容量は1800mlの大容量サイズのみ。三郎丸らしいリッチでスモーキーな風味がしっかりと表現されています。

このウイスキーには、自社の三郎丸モルトに加え、スコットランドなどから輸入されたモルトやグレーン原酒がブレンドされています。生産規模の小さい三郎丸蒸留所では、缶用に使える原酒も限られているため、輸入原酒が主体と考えられますが、それでも三郎丸のスモーク香はしっかりと残っています。

スモーキーな香りに加えて、ほんのりとしたバニラの甘みやオーク由来のウッディなニュアンスも。深みがありながらも、ハイボールらしい爽快感とのバランスが見事です。

「三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール」のアルコール度数はやや高めの9%。ハイボールとしてはしっかりとした飲みごたえがありつつ、キレのある炭酸で後味はすっきり。「濃いけど重くない」、絶妙なバランス。

アイラモルトのように強い個性ではなく、あくまで日本の食文化に寄り添ったスモーキーさ。クセがありすぎないので、スモーキー系ウイスキー初心者にもおすすめ。脂の乗った焼き鳥やステーキ、BBQ料理などと相性抜群。外飲みのような気分を、缶1本で味わえるのも魅力でしょうか。

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ウイスキー ハイボール 戸河内

ウイスキー ハイボール 戸河内

「ウイスキー ハイボール 戸河内」は、広島県にある“SAKURAO DISTILLERY(桜尾蒸留所)” のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした、「ジャパニーズブレンデッドウイスキー」をベースとするウイスキーハイボール缶です。ウイスキーと炭酸のみで作られています。

こちらはハイボール缶として少し高級な価格帯。原酒が全て日本産ですから、リッチなのはうなずけますね。

「SAKURAO DISTILLERY」の特徴としては、2種類のシングルモルト、「桜尾」と「戸河内」をブランドとして立ち上げている点にあります。これは、熟成環境が異なるために差別化しているもので、名前は違っていても、生産している蒸留所はどちらも同じ「SAKURAO DISTILLERY」となります。

「ウイスキー ハイボール 戸河内」は、フルーティーな香りが強く、味わいにも甘さがあります。トロピカルフルーツ、バニラ、ミルクチョコレート。爽やかな炭酸と共に、やさしくハーブのようなアロマ。

ウイスキーとしてのバランスが非常に良く、突出した個性はありませんが、ネガティブな要素も全くありません。全体的にクオリティの高く、洗練された高級感のある味わいです。

リーズナブルなハイボール缶と比較すれば、その差は歴然としています。しかし、バランスのとれたスムースな口当たりは、ウイスキー初心者にとっては少しわかりにくい部分もあるかもしれません。贅沢なひと時にどうぞ。

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アマハガン ウイスキー ハイボール缶

アマハガン ウイスキー ハイボール缶

「アマハガン ウイスキー ハイボール缶」は、滋賀県長浜市、琵琶湖の畔に佇む、日本最小規模のウイスキー蒸溜所「長濱蒸溜所」が造る初のハイボール缶。2025年4月から全国のコンビニで先行発売され、5月20日からは数量限定で一般販売がスタートしています。

そもそも「アマハガン(AMAHAGAN)」とは、長濱蒸溜所の手がけるブレンデッドウイスキーのブランド名であり、その名は「NAGAHAMA(長濱)」を逆から読んだ言葉遊びから付けられています。このウイスキーは、国内外の原酒を組み合わせ、蒸溜所独自のモルト原酒の個性を活かしたブレンドが特徴で、ワールドブレンデッドウイスキーのカテゴリーにおいては、国内でも評価の高いブランドです。

「アマハガン ウイスキー ハイボール缶」は、「アマハガン」シリーズの哲学を体現した商品。ウイスキー造りにおいて最も重要とされる「ブレンド」に焦点を当て、モルト、グレーン、スピリッツを巧みに組み合わせています。ベースとなっているのは、長濱蒸溜所のモルト原酒。これに、海外産のブレンデッドウイスキーと、国内製造のスピリッツを加えることで、バランスの取れた香味と爽快感を生み出しています。

缶のラベルには、琵琶湖に沈む夕陽をイメージした温かみのある色調に、長濱蒸溜所の建物が描かれています。どこか郷愁を誘う粋なデザイン。「一日の終わりに、ほっとひと息つける時間を届けたい」という造り手の想いが込められています。

 

 

ワイルドターキー バーボンハイボール

ワイルドターキー バーボンハイボール

2024年9月24日より発売された「ワイルドターキー バーボンハイボール缶」は、バーボン本来の味わいをそのままに楽しめる本格派の缶入りハイボールです。日本で通年販売されるのは初めての試みで、既存のバーボンウイスキーファンだけでなく、ハイボール愛好者からも広く注目されています。

原酒の個性を最大限に活かすため、糖類を加えず、強めの炭酸で仕上げることで、ワイルドターキーならではのスパイシーさやバニラの甘み、しっかりとした味わいを引き出しています。また、アルコール度数8%の設定は、しっかりとしたアルコール感がありつつも、キレの良い後味を実現。疲れた日の一杯や、肉料理などボリュームのある食事との相性も抜群です。

パッケージデザインには、このブランドの象徴である「七面鳥」のロゴを大胆に配し、力強く存在感のある見た目は、一目でワイルドターキーとわかります。シンプルながらもプレミアム感を感じさせるデザインです。

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「ワイルドターキー バーボンハイボール」の飲み比べ記事はこちら↓

 

 

大山 ミズナラハイボール

大山 ミズナラハイボール

  • ベース:ワールドブレンデッドウイスキー
  • 容量・数量:350ml×24本
  • アルコール8%
  • 原材料:モルト、グレーン、食物繊維 / 炭酸、酸味料
  • 楽天市場価格[2025年6月]:5,980円

鳥取県倉吉市の松井酒造(倉吉蒸溜所)の手掛ける「大山(だいせん) ミズナラハイボール」は、「マツイウイスキー大山ミズナラカスク」をべースにした、ハイボール缶です。このウイスキーは2025年のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)で金賞を受賞しており、日本のミズナラ樽(鏡面のみミズナラ材を用いたミズナラ・ホグスヘッド)を使用しています。

松井酒造がリリースしているウイスキーは多くのブランドがありますが、ほとんどが自社のモルト原酒に加え、輸入原酒や他社の国内原酒をブレンドした「ワールドブレンデッドウイスキー」に分類されます。純国産の銘柄としては、倉吉蒸溜所の原酒を使った「マツイシングルモルトウイスキー松井ミズナラカスク」「同サクラカスク」「同ピーテッド」の3種類だけです。

「大山 ミズナラハイボール」は、伽羅や白檀を思わせる気品ある香りと、スパイシーさの中に感じるフルーティーな甘み、ミズナラ樽由来の華やかでオリエンタルな香りが特徴です。

現在、日本で流通しているハイボール缶の多くは、使用している熟成樽の種類が明記されていません。その中で、「大山 ミズナラハイボール」は希少なミズナラ樽熟成原酒を使用した、他に類を見ない存在。ミズナラは取り扱いが難しく、通常は高価格帯のウイスキーに使われるため、ハイボール缶というカジュアルなスタイルで楽しめるのは贅沢と言えるでしょう。

 

 

大山 サクラハイボール

大山 サクラハイボール

  • ベース:ワールドブレンデッドウイスキー
  • 容量・数量:350ml×24本
  • アルコール8%
  • 原材料:モルト、グレーン、食物繊維 / 炭酸、酸味料
  • 楽天市場価格[2025年6月]:5,980円

松井酒造(倉吉蒸留所)の人気ウイスキー「大山 サクラカスク」を使用したハイボール缶。「大山 ミズナラハイボール」とともに、2025年3月上旬に発売されました。

「大山 サクラカスク」も「大山 ミズナラハイボール」と同様、輸入原酒などをブレンドしたワールドブレンデッドウイスキーであり、熟成樽は鏡面をサクラ材に張り替えた、「サクラ・ホグスヘッド」となります。

ほのかに桜の花を思わせる、軽やかで華やかな風味は、他のウイスキーハイボール缶では感じられない個性。

 

 

 



 

 

どれも個性豊かで魅力的なウイスキーハイボール缶ばかり。気になる一本が見つかったら、ぜひ自宅でゆっくりと味わってみてください。お気に入りのグラスに注ぐだけで、いつもの時間がちょっと特別に変わるかもしれません。

その日の気分や料理に合わせて選ぶのも、ハイボール缶の楽しみ方のひとつ。これをきっかけに、ウイスキーの新たな魅力に出会っていただければ幸いです。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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