アメリカン(バーボン) ウイスキー全蒸留所を解説!おすすめ銘柄5選

ユースケ
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こんばんは。ユースケです。

僕の自己紹介:経歴9年の現役バーテンダー。ウイスキー文化研究所認定「ウイスキーエキスパート」。JSA認定「ソムリエ」。

この記事ではアメリカンウイスキー(主にバーボンウイスキー)の全蒸留所11か所を、わかりやすく解説いたします。
アメリカには、大手・クラフトを合わせると30以上のウイスキー蒸留所があります。とくにクラフトウイスキーに関しては、建設ラッシュが続いておりアメリカ国内では「地ウイスキー」が各地で増えています。今回はクラフトウイスキーは除外して、ケンタッキー州とテネシー州にある、メジャーな蒸留所について簡単に解説していきます。
アメリカンウイスキー、とくにバーボンウイスキーにご興味のある方は必見の内容になっています。

おすすめのアメリカンウイスキーの銘柄をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

アメリカン(バーボン) ウイスキー全蒸留所を解説!蒸留所一覧

ケンタッキー州 9か所

・ヘブンヒル [ Heaven Hill ]
・ブラウンフォーマン [ Brown Forman ]
・ウッドフォードリザーブ [ Woodford Reserve ]
・バッファロートレース [ Buffalo Trace ]
・フォアローゼス [ Four Roses ]
・ワイルドターキー [ Wild Turkey ]
・ジムビーム [ Jim Beam ]
・バートン 1792[ Barton 1792]
・メーカーズマーク [ Maker’s Mark ]

テネシー州 2か所

・ジャックダニエル [ Jack Daniel ]
・ジョージディッケル [ George Dickel ]

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アメリカン(バーボン) ウイスキー全蒸留所を解説!ケンタッキー州 9か所

アメリカンウイスキーは、生産量の割に蒸留所の数は少ないです。これは、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーと比べると、一つの蒸留所の生産規模が大きく、いくつかのブランドを同じ蒸留所で作り分けている場合が多い為です。

 

ヘブンヒル [ Heaven Hill ] <ルイヴィル地区>

ヘブンヒル [ Heaven Hill ] 

ヘブンヒル社

主要銘柄: 「ヘブンヒル」「エヴァン・ウィリアムス」「エライジャ・クレイグ」「J.T.Sブラウン」「オールド・フィッツジェラルド」

全米でもトップクラスの生産能力がある巨大な蒸留所です。1996年、落雷の被害により生産ができなくなり、現在は買収した「バーンハイム蒸溜所」を立て替える形で、ヘブンヒルの製品を生産をしています。主力商品の「エヴァン・ウィリアムス」は、アメリカンウイスキーの祖と呼ばれている人物の名前を冠したボトルです。

 

ブラウンフォーマン [ Brown Forman ] <ルイヴィル地区>

ブラウンフォーマン [ Brown Forman ] 

ブラウンフォーマン社

主要銘柄: 「アーリータイムズ」「オールドフォレスター」

ジョージ・G・ブラウンと、ジョージ・フォーマンの二人が創業。自社のクーパレッジも所有しており、姉妹蒸留所である「ウッドフォードリザーブ 」の樽も作っています。主力商品は「アーリータイムズ」は世界中で飲まれているバーボンです。ライトな口当たりでキレのいい味わいです。

 

ウッドフォードリザーブ [ Woodford Reserve ] <フランクフォート地区>

ウッドフォードリザーブ [ Woodford Reserve ]

ブラウンフォーマン社

主要銘柄:「ウッドフォードリザーブ 」

ウッドフォード・リザーブはバーボン業界では珍しく、銅製の単式蒸留器を使って作る、スモールパッチのバーボンウイスキーです。スコットランド製のポットスチルでの3回蒸留によって、力強い味わいの中に柔らかさのある、上質なバーボンウイスキーを作っています。2020年現在、ウッドフォードリザーブは、競馬の「ケンタッキーダービー」の公式バーボンに採用されています。

 

バッファロートレース [ Buffalo Trace ] <フランクフォート地区>

バッファロートレース [ Buffalo Trace ]

サゼラック社

主要銘柄:「バッファロートレース 」「ブラントン」「ジョージ・T・スタッグ」「オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル」

2000年に「エンシャント・エイジ」から名前が変更され、バッファロートレース蒸留所となりました。巨大な蒸留所で、バーボンの他ウォッカの製造のしています。数々の有名バーボンを生産している、名実ともに業界を引っ張る蒸留所です。主要銘柄の一つ「ブラントン」は、すべてシングルカスクからのボトリングをしています。

ユースケ
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高級バーボンウイスキー「ジョージ・T・スタッグ」は、初めて飲んだ人を感動させることができる、素晴らしいバーボンウイスキーです。現在は通常販売されていません…

スタッグ ジュニア 64.75度 750ml [並行輸入品] ※【送料無料(北海道・東北・沖縄以外)】

 

フォアローゼス [ Four Roses ] <ローレンスバーグ地区>

フォアローゼス [ Four Roses ] 

キリンビール

主要銘柄:「フォアローゼス」

2001年にキリンビールがシーグラム社から買収しました。「フォアローゼス」のみを作る蒸留所です。ラインナップは豊富で「イエロー」「ブラック」「シングルバレル」「プラチナ」などがあり、それぞれも銘柄ごとに多彩な味わいのバーボンに仕上がっています。特に評価の高いのは「プラチナ」。まるでモルトウイスキーのようなフローラルな香りがあります。

 

ワイルドターキー [ Wild Turkey ] <ローレンスバーグ地区>

ワイルドターキー [ Wild Turkey ]

カンパリ社

主要銘柄:「ワイルドターキー」

創業者のトーマス・マッカシーが、野生の七面鳥狩りに行くときに、自らがつくったバーボン「ワイルドターキー」をもっていって、振舞っていました。その味わいが評判となり、本格的に生産を開始。今やだれもが知る有名バーボンになりました。バーボン以外に「ワイルドターキー・ライ」も人気。王道のスパイシーさがあるライウイスキーです。

 

ジムビーム [ Jim Beam ] <クレアモント地区>

ジムビーム [ Jim Beam ]

ビームサントリー社

主要銘柄:「ジムビーム」「オールド・グランダッド」「ブッカーズ」「オールドクロウ」「ノブクリーク」

2014年にサントリーが1兆7000億円で「ビーム社」を買収。バーボン業界の大手であるジムビーム社は日本企業になりました。ビーム家は17世紀に頃からウイスキー作りをしていた、老舗バーボンメーカーです。主力銘柄の「ジムビーム」は、世界中で飲まれており、バーボンの売上高は世界1,2位を争います。ジムビーム以外に「オールド・グランダッド」や「ブッカーズ」などの人気バーボンも生産しています。

 

バートン1792 [ Barton1792 ] <バーズタウン地区>

バートン1792 [ Barton1792 ]

サゼラック・カンパニー社

主要銘柄:「ケンタッキージェントルマン」「クレメンタイン」「ベリー・オールド・バートン」

かつてはバーボン産業で栄えた街、バーズタウンに唯一現存する蒸留所です。ウォッカやアメリカンブランデーも作っています。主要銘柄の「ベリー・オールド・バートン」は、日本市場では人気がないものの、6年間熟成させたしっかりとした味わいは、海外で評価されています。

 

メーカーズマーク [ Maker’s Mark ] <ロレット地区>

メーカーズマーク [ Maker’s Mark ]

ビームサントリー社

主要銘柄:「メーカーズマーク」

バーボン業界の銘家「サミュエルズ家」が1840年に創業した蒸留所です。親会社はビームサントリーですが、ウイスキー作りは現在もサミュエルズ家の当主によって行われています。バーボンの副材料である「小麦」にこだわりをもち、ライ麦は使っていません。原料へのこだわりなどによって、バーボンに柔らかさを与えています。
メーカーズマークと言えば、特徴的なのは「蝋栓」ですね。溶かした赤い蝋に、ウイスキーの栓をくぐらせたボトルのスタイルは昔から変わりませんね。

 

アメリカン(バーボン) ウイスキー全蒸留所を解説!テネシー州 2か所

ジャックダニエル [ Jack Daniel ]

ジャックダニエル [ Jack Daniel ]

ブラウンフォーマン社

主要銘柄:「ジャックダニエル 」

1866年創業。世界的に有名なバーボンウイスキーです。創業者のジェスパー・N・ダニエル(通称ジャックダニエル)は、7歳で働き始め、13歳で蒸留所の経営を任されました。テネシー伝統の「チャコールメローイング」(蒸留液を木炭で濾過する製法)を守り続けた、伝統あるウイスキーですね。ジャックダニエルは、「単独銘柄」でカウントすると、販売本数が世界一のウイスキーとなっています。

 

ジョージディッケル [ George Dickel ]

ジョージディッケル [ George Dickel ]

ディアジオ社

主要銘柄:ジョージディッケル

1920年の禁酒法の影響を受けて一度は閉鎖しましたが、1958年に再建。現在はスコッチの蒸留所を数多く経営する、ディアジオ社の傘下になっています。ウイスキーのスタイルはジャックダニエル同様、伝統的なチャコールメローイングを行っている飲みやすいバーボンです。

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テネシーウイスキーの有名銘柄と言えば、「ジャックダニエル」と「ジョージディッケル」くらいしかありません。

 

アメリカン(バーボン) ウイスキー全蒸留所を解説!おすすめ銘柄5選

ウッドフォードリザーブ

アルコール度数:43.2 % 4300円
平べったいボトルデザインが印象的な「ウッドフォードリザーブ」は、バーボンでは珍しい、ポットスチルでの3回蒸留によって作られています。
連続式蒸留器で作られたものより、味わいが複雑で柔らかいのが特徴的です。
少量生産のバーボンですが、価格もお手頃ですね。

【Amazon.co.jp限定】 バーボンウイスキー メーカーズマーク プライベートセレクト #6 (クワイエットナイト)

アルコール度数:57 % 7700円
アマゾンでのみ購入できる、限定版のメーカーズマークです。
熟成の終えた樽に、焦がしたフレンチオークの板を10枚沈め、さらに数ヵ月の後熟を行います。この製法は「メーカーズマーク46」と似ています。
値段はちょっと高めですが、非常によくできた良質なバーボンです。
通常販売してほしいくらいですね。

ジョージ ディッケル NO.8

アルコール度数:40 % 4000円
ジャックダニエル以外にもテネシーウイスキーはあります。それがこのジョージ ディッケルです。
テネシー独自の製法「チャコールメローイング」によって、柔らかく仕上がっています。
ジャックと比べると、甘みがありふくよかなイメージです。
ドライさ、や「キレ」でいうとジャックのほうがあります。どちらが好きなのかは好みが分かれますね。飲み比べてみて下さい。

ジェントルマンジャック

アルコール度数:40 % 3500円
ジャックダニエルの上級品で、2度のチャコール・メローイングを行って作られています。
より深く濾過された原酒は、スムーズで優しい口当たりのウイスキーを生み出します。
通常のジャックダニエルよりもさらにクセが少なく、ボディもライトです。
ジャックダニエル愛好家からは賛否両論ありますが、おいしいテネシーウイスキーだと思います。

オールドグランダッド 114

アルコール度数:57 % 3000円
アルコール度数57度と強いのですが、しっかりとした味わいと、樽からのバニラ香が上品に香ります。度数が高い割には、不思議と飲みやすいバーボンです。お値段は3000円くらいで、味わいは5000円くらいのスモールパッチバーボンに負けていませんので、かなり安くてお買い得ですね。

 

まとめ

アメリカン(バーボン) ウイスキー蒸留所一覧
ケンタッキー州 9か所
ヘブンヒル [ Heaven Hill ]
ブラウンフォーマン [ Brown Forman ]
ウッドフォードリザーブ [ Woodford Reserve ]
バッファロートーレス [ Buffalo Trace ]
フォアローゼス [ Four Roses ]
ワイルドターキー [ Wild Turkey ]
ジムビーム [ Jim Beam ]
バートン1792 [ Barton1792 ]
メーカーズマーク [ Maker’s Mark ]

テネシー州 2か所
ジャックダニエル [ Jack Daniel ]
ジョージディッケル [ George Dickel ]

アメリカン(バーボン) ウイスキー全蒸留所を解説!おすすめ銘柄5選
→ウッドフォードリザーブ、ジョージ ディッケル、ジェントルマンジャック、オールドグランダッド114、メーカーズマーク プライベートセレクト #6

 

 

バーボンウイスキーは多くの銘柄が存在していますが、実際作られている蒸留所はご紹介した11か所になります。
実は多くの銘柄が、もともと蒸留所で作られていたものです。残念ながら閉鎖して作られなくなった銘柄を、現存する蒸留所が復活させる形で残っています。一つの蒸留所で複数の銘柄が作られているのはこうした理由からです。

あなたのお好みの銘柄は、どちらの蒸留所で作られたものでしたか?その蒸留所で作られている、他の銘柄を飲むことも面白いかもしれませんね。新しい発見があるかもしれませんよ。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーによって幸せになることを願っています。最後までご覧いただきありがとうございました。それでは、また。

 

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