【1万円以内】ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクのおすすめのウイスキー5選

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

ウイスキーの熟成樽として伝統的に使用されている「シェリーカスク」。現在は王道の「オロロソシェリーカスク」の他にも、様々な種類のシェリーカスクが利用されるようになりました。

その中でも近年人気が高まっているのが「ペドロヒメネス・シェリーカスク」(通称PXカスク)です。オロロソシェリーとは一味違う風味を付与できることから、多くの蒸溜所やボトラーズなどで使われています。

そこでこの記事では、予算1万円以内で購入できる、ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクを使用しているおすすめのウイスキーを5本ご紹介致します。

定番ボトルとしてリリースされている、購入しやすいボトルのみをピックアップしていますので、PXシェリーカスクのウイスキーが好きな方はぜひ最後までご覧ください。

 

シェリーカスクについての記事はこちら↓

 

ウイスキーの熟成樽についての記事はこちら↓

 

 

【1万円以内】ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクのおすすめのウイスキー5選|ペドロヒメネスシェリーとは?

ペドロ・ヒメネス シェリー(Pedro Ximénez sherry)

極甘口のシェリー酒のこと。「ペドロ・ヒメネス種」のブドウを天日干しにして、ブドウの糖分を凝縮させてから醸造。フレッシュなブドウの風味を残しつつ、香りの凝縮度と糖度は非常に高く、世界で最も甘いワイン(シェリー酒)と呼ばれています。

そのままデザートワインとして飲まれますが、シロップのような濃厚な味わいであることから、アイスクリームにかけたりデセールのソースとして利用されることもあります。

ペドロヒメネスシェリー樽は、以前まではフィニッシュ(後熟)に使用されることが多かった印象ですが、最近はオロロソシェリーのようにメインの熟成樽として利用されることもあり、「PXシェリーカスク100%」のボトルも珍しくありません。

 

ペドロ・ヒメネス シェリー「バルデスピノ エル カンダド ペドロヒメネス」↓

 

PXシェリーカスク100%のウイスキー「カバラン ソリスト ペドロヒメネス カスクストレングス」↓

 

【1万円以内】ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクのおすすめのウイスキー5選

  1. グレンドロナック12年
  2. オーヘントッシャン スリーウッド
  3. アイル オブ ジュラ ザ ロード ペドロヒメネス フィニッシュ
  4. ピーツビースト ペドロヒメネス シェリー ウッド フィニッシュ
  5. ラフロイグ PX カスク

※2023年6月時点のAmazon価格で選定。

 

【1万円以内】ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクのおすすめのウイスキー5選|グレンドロナック12年

グレンドロナック12年

  • シングルモルトスコッチウイスキー
  • Amazon価格:¥7,520 税込
  • アルコール度数:43%
  • 容量:700ml

グレンドロナックはシェリーカスクでの熟成にこだわる蒸溜所です。「グレンドロナック12年」は、甘いシェリーカスクウイスキーが好きな方には絶対にオススメの1本。

グレンドロナックは一部のボトルを除き、基本的にオロロソシェリーの原酒を使用しており、シェリーカスク由来の甘やかな味わいと熟成香が香るのが特徴的です。

グレンドロナック12年はフラッグシップボトルとして人気のあるボトルで、オロロソシェリ-とペドロヒメネスシェリーの樽をヴァッテッドした、100%シェリー樽熟成のウイスキー。

ここ数年、シェリー系ウイスキーの値上がり・品薄の状況が続いていますが、グレンドロナックも影響を受けています。15年、18年、21年と言った長期熟成のボトルがまず先に値上がりし、その後は供給不足に。辛うじてグレンドロナック12年だけは価格が高騰せず、1万円以内で購入できる状態ですが、今後どうなるかはわかりませんね。

値上がりしたとは言っても、ペドロヒメネスを含むシェリー原酒100%のシングルモルトが7000円台で買えるのなら、今の時代なら妥当な価格なのかも…

 

【1万円以内】ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクのおすすめのウイスキー5選|オーヘントッシャン スリーウッド

オーヘントッシャン スリーウッド

  • シングルモルトスコッチウイスキー
  • Amazon価格:¥7,425 税込
  • アルコール度数:43%
  • 容量:700ml

スコットランド・ローランドで伝統の3回蒸留を続ける蒸溜所「オーヘントッシャン」。

「オーヘントッシャン スリーウッド」はその名の通り、3種の樽で熟成させています。まず最初はバーボン樽。その後、オロロソシェリーカスクで後熟させ、さらにペドロヒメネスシェリーカスクでもう一度熟成をおこなっています。

3種の熟成樽が一つのボトルに使用されることは珍しくありませんが、そういった場合は「原酒」としてブレンドされることがほとんど。メインの熟成後に「二度」の後熟を行っているウイスキーは珍しいと思います。しかもその特殊な製法が、クラシックにウイスキーを造ることで知られているオーヘントッシャンで行われているのも意外ですね。

ウイスキーとしてはバーボン樽由来の風味がメインとなっていますが、オロロソシェリーとペドロヒメネスシェリーによってボディに厚みが生まれており、ドライフルーツ系の熟成感があります。

オーヘントッシャンらしさはありませんが、2種類のシェリーカスクによって、深みのある味わいが見事に生まれています。

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オーヘントッシャン
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【1万円以内】ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクのおすすめのウイスキー5選|アイル オブ ジュラ ザ ロード ペドロヒメネス フィニッシュ

出典:https://www.jurawhisky.com/en/made-by-a-tiny-island-community/

アイル オブ ジュラ ザ ロード ペドロヒメネス フィニッシュ

  • シングルモルトスコッチウイスキー
  • Amazon価格:¥6,000 税込
  • アルコール度数:43.6%
  • 容量:1000ml

「アイル オブ ジュラ ザ ロード ペドロヒメネス フィニッシュ」は免税店向けに販売されている商品で、バーボン樽での熟成後にペドロヒメネスシェリーカスクで後熟を施しています。

フラッグシップである「ジュラ10年」は、バーボン樽の熟成後、オロロソシェリーでフィニッシュをしています。シェリーでのフィニッシュが型にハマっているジュラですから、ペドロヒメネスシェリーでのフィニッシュも、美味しくできることは予測がつきますね。

ただし、「アイル オブ ジュラ ザ ロード ペドロヒメネス フィニッシュ」はノンエイジ(年数表記無し)ボトルなので、ジュラ10年よりも原酒自体は若い物が使われていることでしょう。それでもウイスキーに未熟さは感じず、むしろコクがあってボディにも厚みを感じます。

使われているペドロヒメネス樽は「20年使用した物」と商品案内にはあります。シェリー酒は継ぎ足し熟成(シーズニング)を行って熟成させますが、20年というのはかなり長い期間使用した古樽になります。スパニッシュオークのオロロソシェリー樽で有名な「マッカラン」の場合、シェリー樽のシーズニング期間は2年程。シェリー酒の熟成用としては、かなり最後まで頑張った「大御所カスク」での熟成は、贅沢と言っていいでしょう。

貴重なペドロヒメネスシェリーカスクを使用していながら、価格は6000円台とリーズナブル。ちょっと個性的なジュラが飲みたい方は是非。

 

【1万円以内】ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクのおすすめのウイスキー5選|ピーツビースト ペドロヒメネス シェリー ウッド フィニッシュ

ピーツビースト ペドロヒメネス シェリー ウッド フィニッシュ

  • シングルモルトスコッチウイスキー
  • Amazon価格: 税込
  • アルコール度数:54.1%
  • 容量:700ml

ピーツビーストは蒸留所名が公開されていないシークレット・シングルモルトウイスキー。フェノール値35ppmのピーテッド麦芽を使用しており、アイラ島のシングルモルトではないかとの憶測がありますが、はっきりとしたことは分かりません。ハイランドモルトの可能性もあります。

「ピーツビースト ペドロヒメネス シェリー ウッド フィニッシュ」はPXシェリーカスクでフィニッシュ。ノンチルフィルター、カスクストレングスでボトリング。

フィニッシュとは思えない程、甘くてまろかや。砂糖が入ってるかのようなスイートな口当たりは「グレンドロナック」のようですが、それよりも複雑さに欠けており、ライトボディで余韻は短め。

ピーティーでスモーキ―な個性もありますが、ペドロヒメネスシェリーのパワーに押され、フェノール値35ppmの割には穏やかに感じます。

全体的にはPXシェリーの個性がしっかりと反映されており、オロロソシェリーとの違いを知りたい方にとっては非常にわかりやすい1本。厳しく言うと、ちょっとフレーバー的な物足りなさがありますが、6000円程の価格ということを考えればコスパに優れたシングルモルトウイスキーだと思います。

 

【1万円以内】ペドロヒメネス(PX)シェリーカスクのおすすめのウイスキー5選|ラフロイグ PX カスク

ラフロイグ PX カスク

  • シングルモルトスコッチウイスキー
  • Amazon価格:¥10,698 税込
  • アルコール度数:48%
  • 容量:1000ml

予算1万円を超えていますが、このボトルは1000mlですから、700mlで換算すると1万円以内ということになるので、ご容赦ください…

「ラフロイグ PX カスク」は「ラフロイグ トリプルウッド」に替わる形で発売された、免税店向けボトル。ファーストフィルのバーボンカスクで5~7年間熟成させ、次にクォーターカスク(45~50リットルの樽)で9か月間程後熟。仕上げに、約1年間ペドロヒメネスシェリーカスクでフィニッシュを施しています。

ラフロイグの特徴的なピーティーさ、ヨードチンキ、正露丸、潮気などを感じつつも、PXシェリーカスクの影響からか、フルーティーさとバニラ香が上品に香ります。

フラッグシップの「ラフロイグ10年」と比べるとスモーキーではなく、やわらかい仕上がりになっていますが、それでもシングルモルト全体から比較すればしっかりとクセがあります。

ペドロヒメネスでの後熟が1年程度と短く、なおかつシェリー樽の風味が「効きにくい」ラフロイグということもあってか、PXカスクからの個性は強く感じません。しかし、そこが「ラフロイグ PX カスク」の絶妙に計算されたバランスなのかな、と思います。

ラフロイグが好きで、まだPXカスクを飲んだことが無い方はぜひ飲んでみて下さい。

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PXシェリーカスクはオロロソシェリーよりも生産量が更に少ない希少な樽ですが、今後需要が増すにつれ、オロロソと同様に「ウイスキー熟成用」として、樽を作るために醸造(製造)されるでしょう。

オロロソシェリーが枯渇する中、PXシェリーカスクは代用品としての役割をはたしており、近年は存在感を増しています。また、オロロソとは異なる風味をウイスキーに付与させることから、さまざまな蒸溜所が使用するようになっています。

ペドロヒメネスシェリーカスクで熟成させた長期熟成ウイスキーも、近い将来リリースされるかもしれませんね。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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