こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
この記事では2024年2月から値上がりしたバカルディ社(バカルディジャパン)のスコッチウイスキーを14本ご紹介致します。
値上がりしたウイスキー銘柄の「旧価格」「新価格」「値上がり金額」の一覧の他、2024年2月時点の販売価格もまとめています。
今回値上げとなった、バカルディ社のブランドで最も有名なものが「デュワーズ」。世界的に人気を誇るブレンデッドウイスキーにも、値上げの波が押し寄せました…
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- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ ホワイトラベル 1750ml
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ 12年
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ 15年
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ 18年
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|アバフェルディ 12年
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|アバフェルディ 16年
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|アバフェルディ 21年
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|オルトモア 12年
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|オルトモア 18年
- 【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|オルトモア 25年
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄14選|一覧
- デュワーズ ホワイトラベル 700ml 旧価格 1,190円 ⇒ 新価格 1,440円 +250円
- デュワーズ ホワイトラベル 1750ml 旧価格 2,750円 ⇒ 新価格 3,310円 +560円
- デュワーズ 12年 700ml 旧価格 2,100円 ⇒ 新価格 2,450円 +350円
- デュワーズ 15年 700ml 旧価格 4,900円 ⇒ 新価格 5,900円 +1000円
- デュワーズ 18年 750ml 旧価格 9,300円 ⇒ 新価格 11,200円 +1900円
- アバフェルディ 12年 700ml 旧価格 4,300円 ⇒ 新価格 5,500円 +1200円
- アバフェルディ 16年 700ml 旧価格 7,500円 ⇒ 新価格 9,000円 +1500円
- アバフェルディ 21年 700ml 旧価格 17,000円 ⇒ 新価格 22,000円 +5000円
- オルトモア 12年 700ml 旧価格 6,100円 ⇒ 新価格 7,700円 +1600円
- オルトモア 18年 700ml 旧価格 14,000円 ⇒ 新価格 17,500円 +3500円
- オルトモア 25年 700ml 旧価格 43,000円 ⇒ 新価格 55,000円 +12000円
- ロイヤル・ブラックラ 12年 700ml 旧価格 7,700円 ⇒ 新価格 9,000円 +1300円
- ロイヤル・ブラックラ 18年 700ml 旧価格 18,500円 ⇒ 新価格 22,000円 +3500円
- ロイヤル・ブラックラ 21年 700ml 旧価格 32,500円 ⇒ 新価格 38,000円 +5500円
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ ホワイトラベル 700ml
デュワーズ ホワイトラベル 700ml
- ブレンデッドスコッチウイスキー
- 700ml 40%
- 旧価格 1,190円
- 新価格 1,440円
- 楽天市場価格[2024年2月]:1,210円
「デュワーズ」は、スコッチウイスキーの代表的な銘柄の一つ。2019年の統計では、世界のウイスキー売上ランキング「25位」に位置し、シリーズ累計の出荷本数は300万ケースに達しています。
デュワーズはかつては、「ビッグファイブ(Big5)」として知られるウイスキー製造企業の中心的な存在でした。ビッグファイブとは、ブレンデッドスコッチウイスキーを世界に広めた先駆的なブランド群。これらの銘柄が登場したことで、スコッチウイスキーは世界中で愛飲されるようになりました。
「ビッグファイブ」には次のようなブランドがあります。
- ジェームズ・ブキャナの「ブラック&ホワイト」
- ジョン・ヘイグの「ヘイグ」
- アレクサンダー・ウォーカーの「ジョニーウォーカー」
- ピーター・マッキーの「ホワイトホース」
- トーマス・デュワーの「デュワーズ」
ジョン・ディワー&サンズ社は1864年に創業し、当初は小さなワインとスピリッツを扱う商社でした。しかし、創業者の息子たちである兄弟のアレクサンダーとトーマスが、同社を大きく成長させました。兄弟はそれぞれ生産部門と販売部門を担当し、協力してウイスキーの評価を高めていきました。
「デュワーズ」の名声を確立したのは、言うまでもなくフラッグシップの「デュワーズ ホワイトラベル」。1906年に誕生し、禁酒法後のアメリカ市場で大きな人気を博し、世界中で愛されるウイスキーブランドとなりました。
「デュワーズ ホワイトラベル」のキーモルトは、1896年に南ハイランドで創業した「アバフェルディ」。デュワーズの原酒を調達するためにつくられた蒸溜所です。アバフェルディの原酒を軸に、オルトモア、ロイヤルブラックラ、クライゲラヒ、マクダフなどのモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしています。
今回は250円の値上がりとなりました。国内の主要なブレンデッドスコッチウイスキーの中ではまだリーズナブルな方だと思いますが、売れ行きに影響はあるでしょうか…
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ ホワイトラベル 1750ml
デュワーズ ホワイトラベル 1750ml
- ブレンデッドスコッチウイスキー
- 1750ml 40%
- 旧価格 2,750円
- 新価格 3,310円
- 楽天市場価格[2024年2月]:2,950円
今回の値上げで560円アップとなったのが「デュワーズ ホワイトラベル 1750ml」。
日本の正規輸入(代理店はサッポロビール)が開始されてのは2015年11月から。待望の大容量ボトルとして飲食店などで活躍しています。
流通価格は3000円前後。値上がりの影響は大きくないと思いますが、格安で「デュワーズハイボール」を提供する居酒屋さんにとっては少し痛いところ。
「飲み放題メニュー」から、デュワーズが削除されないことを願うばかりです。
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ 12年
デュワーズ 12年
- ブレンデッドスコッチウイスキー
- 700ml 40%
- 旧価格 2,100円
- 新価格 2,450円
- 楽天市場価格[2024年2月]:2,178円
「デュワーズ 12年」は、ホワイトラベルの上位ボトル。バーテンダーからの評価も高いブレンデッドスコッチウイスキーです。
アバフェルディの原酒を軸に、オルトモア、ロイヤルブラックラ、クライゲラヒ、マクダフなどの、酒齢12年以上のモルトとグレーンが40種類以上をブレンドしています。さらに、ブレンド後に、原酒を樽に再び戻して6ヶ月ほど後熟する「ダブルエイジ製法」が施されています。
「ダブルエイジ製法」は、初代マスターブレンダー「A.J. キャメロン」の時代から行われています。「デュワーズ」が、ハイボールや様々なカクテルのベースとしても人気があるのも「ダブルエイジ製法」の影響によるもので、誰もが親しめるなめらかな味わいを生み出しています。
香りは青りんご、プラム、バニラ、カカオニブ、そしてハチミツの甘い香りが広がります。華やかでありながら甘みがあって飲みやすい味わい。ピートのニュアンスは控えめで、フルーティーさと樽の風味がアロマの中心。甘さとドライさが絶妙にバランスされ、落ち着きのあります。
値上げとなりましたが、「デュワーズ 12年」は日常的な飲みに適しており、まだまだ許せる価格帯。ホワイトラベルに飽きてきたら、12年を飲んでみましょう♪
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ 15年
デュワーズ 15年
- ブレンデッドスコッチウイスキー
- 750ml 40%
- 旧価格 4,900円
- 新価格 5,900円
- 楽天市場価格[2024年2月]:5,209円
「デュワーズ 12年」と「デュワーズ 18年」の間に、陰に潜めた存在?としてリリースされているのが「デュワーズ 15年」です。少し前までは、日本で正規販売されていなかったためあまり知られていません。シリーズの中で最も知名度が低いかも。
「デュワーズ 15年」は、7代目のマスターブレンダー「ステファニー・マクラウド」氏が手がけたボトル。このブレンドには、アバフェルディを中心にした40種類以上の原酒を使用しており、「ダブルエイジ製法」を経てから15年以上熟成したウイスキーで構成しています。
1000円の値上がりとなりましたが、そもそもあまり知られていない銘柄。値上がりの影響は少ないと思いますが、ブレンデッドウイスキーで「5000円超え」となると、少し手が出しにくくなりますね。
公式テイスティングノート↓
香り ゴールデンハニーとキャラメルソース ラグジュアリーで複雑感がある
味わい みずみずしいエキゾチックな南国のフルーツ、ほのかなココナッツやバニラ 柑橘とグリーンアップル
余韻 繊細でフローラルなアロマ スムース、まろやかで余韻が長く温かみがあるフィニッシュ
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|デュワーズ 18年
デュワーズ 18年
- ブレンデッドスコッチウイスキー
- 750ml 40%
- 旧価格 9,300円
- 新価格 11,200円
- 楽天市場価格[2024年2月]:10,100円
「デュワーズ 18年」は、18年クラスのブレンデッドウイスキーの中でも評価の高い銘柄です。18年にもデュワーズの代名詞である「ダブルエイジ製法」が採用されており、ブレンデッドウイスキーとは思えない程の口当たりの良さ、マイルドでスムースな飲み心地を生み出しています。
「デュワーズ 18年」は、構成されているモルト原酒のバランスが良く、加水しても味わいが落ちることはありません。飲みごたえがしっかりとあり、ハイボール・水割り・ロックなど、どんな飲み方でも恐ろしく安定しています。また、アルコール感を漂わせていないことから、ストレートで十分愉しむことが可能なウイスキーです。
値上がりにより、ついに「1万円以内」の壁を破られました…。でも美味しいから許しましょう(笑)
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|アバフェルディ 12年
アバフェルディ 12年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml 40%
- 旧価格 4,300円
- 新価格 5,500円
- 楽天市場価格[2024年2月]:9,800円
アバフェルディはデュワーズのキーモルトとしても知られているシングルモルトスコッチウイスキー。蒸溜所はアバフェルディ村に位置し、この村は創業者ジョン・デュワーの生まれ故郷でもあります。蒸溜所には博物館も併設されており、多くの観光客が訪れています。
アバフェルディのシングルモルトは、UD社(ユナイテッド・ディスティラリーズ社)のオフィシャルボトル「花と動物」シリーズのボトルが人気でしたが、現在のフラッグシップはバカルディ社からリリースされている「アバフェルディ 12年」です。
ここ数年で一気に人気となったのか、あるいは生産量(流通量も含めて)が少なくなった、ウイスキー専門店でも見かけることが少なくなりました。
新価格は5,500円ですが、値上げ前から流通価格は9000円を超えています。5,6年前までは3000円台で購入できたのですが…
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|アバフェルディ 16年
アバフェルディ 16年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml 40%
- 旧価格 7,500円
- 新価格 9,000円
- Amazon価格[2024年2月]:¥12,980 税込
「アバフェルディ 16年」も12年物と同様、流通量が少なく貴重なボトルとなっています。
アバフェルディのオフィシャルボトルで今回値上げ情報がでたのは「12年」「16年」「21年」の3本。日本には正規輸入されていませんが、アバフェルディのオフィシャルボトルは他にも、「18年」「25年」「40年」が存在しています。
新価格は9,000円。16年物のシングルモルトであれば、これくらいの価格は妥当ですね。流通価格は13000円程。12年物が1万円くらいなので、ちょっと安く感じるような。
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|アバフェルディ 21年
アバフェルディ 21年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml 40%
- 旧価格 17,000円
- 新価格 22,000円
- Amazon価格[2024年2月]:¥30,000 税込
こちらも入手の難しいボトル、「アバフェルディ 21年」。値上げ後の最安値はAmazonの3万円。流通相場は3~4万円程。
21年以上の原酒を使用したリッチで甘やかな風味は、ハイランドモルトの中でも一級品です。クセが無くてまろやか。花の香りがあって優しい飲み心地。
海外でも人気のある商品なので、日本向けに安定した本数が届くのはいつになるかはわかりません…
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|オルトモア 12年
オルトモア 12年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml 46%
- 旧価格 6,100円
- 新価格 7,700円
- 楽天市場価格[2024年2月]:4,990円
オルトモア蒸溜所はスペイサイドに位置し、アバフェルディの並んで「デュワーズ」の原酒を生産する重要な拠点です。麦芽はピートを使用せず、バランスの取れたスペイサイドらしい味わいを特長としています。オルトモアの原酒の大部分はデュワーズ向けに使用されていますが、最近ではシングルモルトとしての認知も広がり、徐々に人気がでています。
「オルトモア 12年」はフラッグシップボトル。ノンピートですが独特な個性を持っています。モルティーでハチミツ、シトラス系のアロマ。スムースでクリーン。ドライでスッキリとした個性。ブレンデッドウイスキーのモルト原酒にふさわしい酒質です。
新価格は7,700円と、だいぶお高く設定されましたが、流通価格は旧価格を下回る5000円程。
「オルトモア」はシングルモルトとしてはちょっとマイナーなので、しばらくは相場に影響はないと思います。
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|オルトモア 18年
オルトモア 18年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml 46%
- 旧価格 14,000円
- 新価格 17,500円
- ヤフーショッピング価格[2024年2月]:17,912円
「オルトモア 18年」は、12年物よりも流通量が少なく、なかなかお目にかかれないボトルです。大手ネットショップで在庫を確認できたのは「ヤフーショッピング」のみでした。
2024年2月時点では、値上げ後の新価格とほぼ同価格で流通。ウイスキーショップサイトを見て回っても、在庫がなかなか見つからない割に、相場が上がっていないのはちょっと寂しい感じもします(笑)
2016年から正規販売(サッポロビール)がはじまっていますが、当時の定価は11‚000円。現在では安く感じますが、その頃の相場なら18年物のシングルモルトであっても少し高い設定でした。
オルトモアはボトラーズからは数多くリリースされているのですが、オフィシャルボトルは何故か人気がありません。オルトモアがもっと認知されるようになれば、一気に価格が上がる可能性もあるので、今のうちに購入しておきたいボトルですね。
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|オルトモア 25年
オルトモア 25年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml 46%
- 旧価格 43,000円
- 新価格 55,000円
- 楽天市場価格[2024年2月]:88,000円
貴重な長期熟成のシングルモルトスコッチウイスキー「オルトモア 25年」。
25年物となれば、ブランドによっては50万円近い価格のボトルもありますが、新価格は 55,000円で、値上がり後の流通価格も88,000円。リーズナブルとまでは言えませんが、数が極めて少ないことを考えても、妥当な相場だと思います。
ちなみに2016年当時の定価は35‚000円でした。安すぎ(笑)
【参考価格】25年熟成のシングルモルトウイスキー|一覧
- カリラ 25年 ¥42,498 税込
- グレンキース25年 ¥43,053 税込
- キャパドニック25年 ¥51,000 税込
- ロングモーン25年 ¥53,693 税込
- ザ・グレンリベット 25年 ¥58,000 税込
- ラフロイグ25年 カスクストレングス 2021エディション ¥78,698 税込
- マッカラン25年 シェリーオーク ¥437,800 税込
- 山崎25年 税込
※Amazon参考価格(2024年2月時点)
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|ロイヤル・ブラックラ 12年
ロイヤル・ブラックラ 12年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml 46%
- 旧価格 7,700円
- 新価格 9,000円
- 楽天市場価格[2024年2月]:7,980円
1812年にハイランドで創業したロイヤル・ブラックラ蒸溜所は、ウィリアム4世に献上されたウイスキーとしても知られています。「ロイヤル」の名を冠することを許されたモルトウイスキーの蒸留所はわずか3か所。稼働しているのは2か所で、「ロイヤル・ロッホナガー」と「ロイヤル・ブラックラ」のみ。そしてもう1か所は、閉鎖となった「グレンユーリーロイヤル」になります。
1835年に王室御用達に認定されたロイヤル・ブラックラは、ウィリアム4世が蒸留所を訪れた際に献上されたことで、その名声を確立。その後、ロイヤル・ブラックラは『キングス・オウン・ウイスキー』として知られ、一層の名声を得ました。
ロイヤル・ブラックラの原酒も「アバフェルディ」と「オルトモア」と同様、その多くが「デュワーズ」に使用されています。オフィシャルボトルは「12年」「16年」「18年」「21年」がリリースされていますが、今回「16年」は値上げ対象になっていません。(代理店が違うからかな)
「ロイヤル・ブラックラ 12年」の新価格は9,000円。流通価格は8000円程。12年物で9000円と言うのは少し高めですが、「ロイヤル」の称号に恥じないシングルモルトウイスキーであることは間違いありません。
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|ロイヤル・ブラックラ 18年
ロイヤル・ブラックラ 18年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml 46%
- 旧価格 18,500円
- 新価格 22,000円
- 楽天市場価格[2024年2月]:23,600円
「ロイヤルブラックラ 18年」は、希少性の高いシェリーである「パロ・コルタドシェリー」の樽で後熟(フィニッシュ)している商品。
「パロ・コルタドシェリー」は、偶然によって生まれるため、希少価値の高いシェリー酒です。その独特な味わいは「アモンティリャード」や「オロロソ」の特徴を兼ね備えています。
ちなみに「ロイヤル・ブラックラ 16年」は、オロロソシェリー樽やPXシェリー樽の1stフィルでフィニッシュさせています。その上位版である「ロイヤルブラックラ 18年」には、さらに高品質なシェリー樽を使用している、ということでしょう。
楽天市場での相場は、値上げ後の22,000円よりもちょっと高い23,600円。
18年クラスのシングルモルトとしては、この価格はもはや平均値。(高いけど)2016年頃まで、「ロイヤル・ブラックラ 21年」が23‚000円だったことを考えると、ウイスキー相場が恐ろしく上がっていることがわかります。
【バカルディ ウイスキー価格改定】2024年2月から値上がりした主な銘柄|ロイヤル・ブラックラ 21年
ロイヤル・ブラックラ 21年
- シングルモルトスコッチウイスキー
- 700ml
- 旧価格 32,500円
- 新価格 38,000円
- 楽天市場価格[2024年2月]:47,980円
「ロイヤル・ブラックラ 21年」は、オロロソシェリー樽とPXシェリー樽の1stフィルに加えて、「パロ・コルタドシェリー樽」も利用して後熟を行っています。3種類のシェリー樽で原酒をフィニッシュさせることで、濃厚でリッチな果実感と、スパイスが混じり合う複雑なアロマが形成されています。
値上がりの影響を受ける前から価格は高騰しており、日本での流通量が少ないこともあって、新価格38,000円に対して楽天市場価格は47,980円となっています。
バカルディ社所有ブランドの値上がりは、サントリーやニッカウヰスキーの国産銘柄と比べると、そこまで大幅ではありませんでした。
しかし、一部の銘柄、特にシングルモルトウイスキーのいくつかのブランドについては品薄状態が続いていることで、値上げの影響を受ける前から価格が上昇しています。
今回の価格改定による影響がでるのは、恐らくしばらく経ってから。今後も注視して記事に反映したいと思います。
あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
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