【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|トマーティン18年
17、トマーティン18年
シングルモルト・スコッチウイスキー
700ml 46%
楽天市場価格[2024年6月]:17,612円
宝酒造の秘蔵っ子
1986年に宝酒造が買収し、日本企業で初めて所有した蒸留所がトマーティンにまります。
トマーティン18年はリフィルのバーボンホグスヘッドで16年間熟成し、オロロソ・シェリーカスクで2年間の後熟をしています。
「12年」とくらべフルーティーでなめらか。ハイランドらしい個性も感じます。2年間のシェリーフィニッシュによって、よりエレガントにまとまったきれいな味わいに仕上がっています。
強い個性を感じないウイスキーですが、モルトウイスキーとしてのバランスがとてもいいので、初心者からモルト上級者までみんなが納得できる味わいですね。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|トマーティン2010 No.396 BAR P-Coat 限定
18、トマーティン2010 No.396 BAR P-Coat 限定
シングルモルト・スコッチウイスキー
700ml 58%
楽天市場価格[2024年6月]:在庫なし
特別なトマーティン
BARピーコート、森田規代子 氏(ウイスキー文化研究所認定 マスターオブウイスキー)が選定した樽からのボトリングです。ウイスキーのプロ中のプロが選んだものですから、金賞受賞も納得ですね。
味わいは濃厚でクリーミー。桃やチェリー、煮詰めたりんごなど様々なフルーツが現れる TWSC2020オフィシャルガイドブックより引用
ボトリング本数も少ない、貴重なウイスキーです。飲んでみたいですね。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|ジョニーウォーカー18年
19、ジョニーウォーカー18年
ブレンデッド・スコッチウイスキー
700ml 40%
楽天市場価格[2024年6月]:9,500円
「世界のジョニーウォーカー」は、TWSCでも認められた!
シリーズトータルでの売り上げ世界第3位。スコッチウイスキーでは断トツの第一位を誇る「ジョニーウォーカー」シリーズの18年が金賞獲得。
シリーズ最高峰の「ブルー」が受賞するのかと思いましたが、18年が選ばれたのもブラインドティスティングの正当性が物語っていますね。もしブラインドではなくて、銘柄が分かったうえでのテイスティングであったならば、やっぱりブルーのほうがおいしいよね、と感じてしまうかもしれません(笑)
シングルモルト程の個性は無いものの、フレーバーをしっかりと感じるブレンデッドです。フルーティーさ、バニラ、アーモンドのような香りに、ほんの少しのスモーキーさがアクセントとなって、全体をまとめています。
金賞47本のなかで数少ないブレンデッドウイスキーでの受賞となりました。さすがは世界のジョニーウォーカー。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド
20、ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド
ブレンデッド・スコッチウイスキー
700ml 40%
楽天市場価格[2024年6月]:在庫なし
ブレンデッドでは珍しいワインカスク熟成
今回受賞のウイスキーのなかで、一番驚いたのがこの「ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド」です。1600円のウイスキーが金賞を獲るなんて思ってもいませんでした。ブラインドテイスティングはほんとに怖い(笑)
ローズアイル蒸留所のモルトと、キャメロンブリッジ蒸留所のグレーンなどを使用し、熟成樽にワインカスクを使用。ブレンダーのエイミー・ギブソン氏が、「ワインのように食事やデザートとのマリアージュを楽しめる新しいスコッチウイスキー」を目指し完成させた商品です。
一年に一度ほどの、数量限定販売となっていますが、現在もまだ購入可能です。ブレンデッドウイスキーにご興味が無い方にもお勧めできる、フローラルな味わいです。最高のコストパフォーマンスをお約束致します。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|エッセンス・オブ・サントリーウイスキー 山崎蒸留所 モンティージャワインカスク
21、エッセンス・オブ・サントリーウイスキー 山崎蒸留所 モンティージャワインカスク
シングルモルト・ジャパニーズウイスキー
500ml 55%
楽天市場価格[2024年6月]:在庫なし
限定生産された、サントリーこだわりのモルト原酒
最高金賞も獲得した「エッセンスシリーズ」の第二弾が金賞を獲得。
モンティージャワインとは、スペイン南部地方で作られているシェリーに似た風味を持つ酒精強化ワインです。原産地呼称ではへレス地方などの一部の地域で作ったものしか「シェリー」と名乗ることができませんので、シェリーと変わらない製法でつくった酒精強化ワインであっても、地域が違えばシェリーの呼称は使用できないのです。
スパニッシュオークのモンティージャワインカスクで9年間熟成。味わいは個性的で、オロロソシェリーとは少し違います。長期熟成のラムのような香りと、黒蜜といいいますか…どことなく和菓子っぽい感じ。表現の難しい、これまでにない風味のシングルモルトでした。
ウイスキーとして良質なのはわかりますが、若干好き嫌いが出てくる個性派モルトだと思います。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|エッセンス・オブ・サントリーウイスキー 山崎蒸留所 スパニッシュオーク
22、エッセンス・オブ・サントリーウイスキー 山崎蒸留所 スパニッシュオーク
シングルモルト・ジャパニーズウイスキー
500ml 56%
楽天市場価格[2024年6月]:在庫なし
自前のスパニッシュオークで熟成
「エッセンスシリーズ」の第二弾のスパニッシュオークカスクです。サントリーが自社で製樽した自慢のスパニッシュオーク(新樽)で9年間熟成しています。
サントリーの樽に対してのこだわりはすごいです。オークはスペイン北部地域の森で選定し、伐採。これは現地の業者にお願いするのではなく、サントリーの日本人スタッフが行っています。原木はスペインの南部へレス地方に運び、太陽を浴びながらの自然乾燥と、機械での人口乾燥を施し製樽しています。
新樽での熟成は、ジャパニーズウイスキーでは珍しいことではありませんが、新樽原酒100%の商品はごくわずか。(限定品やオーナーズカスクくらいでしょうか…)
スパニッシュオーク由来のスパイシーさ、上品なバニラ、タンニンによるビターな味わいがあり、個性的。何度もテイスティングして確認したくなる複雑さもあります。
もう一度販売してほしいウイスキー。最高金賞に近い「金賞」だったのではないでしょうか。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|白州18年
23、白州18年
シングルモルト・ジャパニーズウイスキー
700ml 43%
楽天市場価格[2024年6月]:110,000円
人気絶頂で終売したウイスキー
国際的な品評会で数々の賞を獲得している白州18年。ウイスキーブームによって原酒不足に陥り、現在では非常に流通量が少ないウイスキーです。高値での転売によって、希望小売価格の25000円の3倍~5倍近くまで高騰しています。良心的な価格の「バー」で飲むことをおすすめします。
原酒は18年以上のものを使用しています。白州蒸留所では、バーボンカスクでの熟成が9割以上と聞いているので、18年もバーボンカスク主体です。公表はされていませんが、貴重なシェリー原酒もブレンドされていると思われます。
非常に良いウイスキーなので、今現在なかなか飲むことができないのは残念ですが、これからも白州蒸留所には期待していきたいですね。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|イチローズモルト秩父オン・ザ・ウェイ2019
24、イチローズモルト秩父オン・ザ・ウェイ2019
シングルモルト・ジャパニーズウイスキー
700ml 51.5%
楽天市場価格[2024年6月]:76,800円
まだまだ「道半ば…」世界が認めるウイスキー
秩父の「地ウイスキー」から、今や世界中にファンがいる日本を代表するモルトウイスキーとなった、イチローズモルトこと「秩父蒸留所」。イチローズモルト秩父オン・ザ・ウェイは、不定期のシリーズで、2年に一回のペースで発売されています。原酒は秩父蒸留所のものをブレンドしています。
年数表記はありません。秩父蒸留所は2008年に蒸留を開始しているので、そろそろ適度な熟成になった原酒もあるとは思いますが、生産規模が小さいため原酒確保も行わなければいけません。そんな意味でいうと、限定品とはいえこのウイスキーは比較的若いモルト原酒がメインでブレンドされていると思われます。
以前イベントで、「1年熟成」を飲ませていただく機会があったのですが、1年とは思えない程熟成が進んでいると思いました。秩父の環境は、比較的早く熟成が進むのかもしれません。
現在では第2蒸留所所も完成し、生産量も増えています。数年後のTWSCでは秩父蒸留所の受賞ラッシュがあるかもしれませんね。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|イチローズモルト秩父2012 7年 ウイスキートーク福岡2019オリジナルボトル
25、イチローズモルト秩父2012 7年 ウイスキートーク福岡2019オリジナルボトル
シングルモルト・ジャパニーズウイスキー
700ml 62.2%
楽天市場価格[2024年6月]:在庫なし
貴重な秩父蒸留所の7年熟成
「ウイスキートーク福岡」は、九州で行われている最大級のウイスキーイベントです。これまでオリジナルボトルも数多く作ってきましたが、今回は「秩父」と「駒ケ岳」が金賞を受賞しました。
ウイスキーの選定は運営側で行われており、秩父蒸留所でサンプルを試飲する形で樽を決めています。2012~2019の7年熟成でカスクストレングスでボトリング。人気の高いボトルである為、即完売しています。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|駒ヶ岳2013 6年 シングルカスク No.1689
26、駒ヶ岳2013 6年 シングルカスク No.1689
シングルモルト・ジャパニーズウイスキー
700ml 59%
楽天市場価格[2024年6月]:在庫なし
マディラワインカスクで6年間熟成
駒ヶ岳の限定品で、ライトピーテッド(3.5ppm)で仕込んだ原酒を、マディラワインカスクで6年熟成させた、シングルカスクのウイスキーです。熟成を全てマデイラワインで行ったものは珍しいと言えます。
国内のウイスキーではなかなか見かけません。今回の金賞では、マデイラカスクなどのワインカスク原酒を使用したものが多く受賞しています。
ワインカスクは駒ヶ岳に限らず、モルトウイスキーの可能性を今後も広げていくと思います。
香りはフルーティーでキャンディーのような砂糖菓子。それでいて後味がドライなところは駒ヶ岳らしさも感じます。
【TWSC2020金賞受賞】バーテンダーおすすめのウイスキー|駒ヶ岳 津貫エイジングボトルドイン2019
27、駒ヶ岳 津貫エイジングボトルドイン2019
シングルモルト・ジャパニーズウイスキー
700ml 56%
楽天市場価格[2024年6月]:24,999円(エイジングボトルドイン2020の価格)
信州生まれ鹿児島育ち、「石蔵」熟成のウイスキー
マルス信州蒸留所で作られたモルトを、鹿児島県・津貫にある本坊酒造の石蔵で熟成させたウイスキーです。2016年に蒸留とのことなので、3年熟成となります。樽はバーボンカスクを主体にしています。
石蔵は通常、焼酎の熟成に使っているもので、ウイスキーを石蔵で寝かせるというのは本坊酒造ならではの試みですね。真夏でもひんやりとした空間で、ウイスキーを熟成させることができるといいます。
熟成年数がここまで若い中での金賞受賞は素晴らしいですね。駒ヶ岳の原酒が良いのか、それとも津貫の石蔵が良かったのか…いづれにしても、本坊酒造のウイスキーには目が離せません。
次のページでは、大人気の国産ウイスキーが続々登場!
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