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日本のブレンデッドウイスキーを解説!おすすめボトルも紹介|キリンディスティラリー

21. ロバートブラウン

ロバートブラウン
- 750ml 43%
- 楽天市場価格[2026年6月]:2,591円
1907年に創業したキリンビール株式会社は、日本のビール業界を長年にわたりリードしてきました。1970年代初頭に、キリンビールはウイスキー事業に乗り出します。そして1974年にキリンウイスキー第1号としてリリースされたのが「ロバートブラウン」になります。
1971年に、アメリカのシーグラム・オーバーシーズ・セールスカンパニー社とのライセンス契約を結び、日本で同社製品を販売する権利を獲得。キリンは洋酒事業へ本格的に進出することになります。翌年にはシーグラム社とシーバスブラザーズ社との3社合弁会社「キリンシーグラム社」を設立。ウイスキー製造をスタートさせます。
そして1973年、静岡県御殿場市に富士御殿場蒸留所を完成させます。豊富な伏流水や冷涼な夏、厳しい冬、湿潤な気候など、ウイスキー製造に適した条件下のなか、原酒造りがスタートします。
「ロバートブラウン」は、シーグラム社とアメリカからの提供を受けた高品質な原酒を主体に、スコットランドとアメリカで技術研修を積んだブレンダーによって丹精込められ、競合各社の製品との比較を通じて開発されています。
名前の由来はかつてシーグラム社が所有していた、スコットランドの蒸留所から。独特なボトルの形状は、シーグラム社のパッケージデザイナーが京都の寺で見た「釣鐘」をモチーフにしたもの。
現在の「ロバートブラウン」は、富士御殿場蒸溜所の原酒と輸入原酒がブレンドされており、バランスがとれた香味とまろやかな味わいが特徴です。リーズナブルで品質の高いブレンデッドウイスキーとして評価され続けています。
22. ボストンクラブ

出典:https://item.rakuten.co.jp/
ボストンクラブ (終売)
- 750ml 40%
- 楽天市場価格[2026年6月]:在庫なし
「ボストンクラブ」は1986年に発売されたブレンデッドウイスキー。「オークマスター樽薫る」と入れ替わる形で、2016年に終売となりました。重厚感のあるスクエア瓶に詰められ、海外のブレンデッドウイスキーかのような風格を持つ特徴的なデザインがほどこされています。
キリンは1974年に「ロバートブラウン」を発売して以来、数々のブレンデッドウィスキーを市場に投入してきました。その蒸留設備や技術は、シーグラム社やシーバスブラザーズ社の知恵を結集させ、自社生産のモルトやグレーンウイスキーの品質を大幅に向上させたことで実現できたと言えます。
「ボストンクラブ」は何度かのリニューアルを経て、オリジナルの系譜を引き継ぐ「豊醇原酒」と、“飲みやすさ”を追求した「淡麗原酒」がありました。
「豊醇原酒」は、富士御殿場蒸溜所のヘビリーピーテッド麦芽で仕込まれたモルト原酒を中心に熟成を重ねたブレンドで、魅惑的なスモーキーフレーバーと力強いコクのあるボトルでした。
23. 陸

陸
- 500ml 50%
- 楽天市場価格[2026年6月]:1260円
「陸」は2020年に販売開始。海外の輸入グレーンウイスキーと、御殿場蒸留所の原酒をブレンドしたワールドブレンデッドウイスキーです。2023年2月にパッケージがリニューアルされ、「富士御殿場蒸溜所」のロゴが新たに表記。商品名「陸」のロゴがボトルの中心に配置されてました。
このウイスキーはグレーンウイスキーがベースになっており、富士御殿場蒸溜所の3種の連続式蒸留器から生み出された、個性的なグレーン原酒を主体にブレンド。一般的なブレンでドウイスキーは、モルト原酒の「下支え」を行うのがグレーンの役割となりますが、「陸」の場合はむしろ逆で、グレーンの味わいを調整するためにモルトが加えられているかのような味わいに思えます。
アルコールも高めの50度。今までにない、パワフルな厚みが同居する1本です。
24. 富士山麓 シグニチャーブレンド

富士山麓 シグニチャーブレンド
- 700ml 50%
- 楽天市場価格[2026年6月]:5,038円
「富士山麓 シグニチャーブレンド」は、2018年8月に発売された商品。それ以前に「富士山麓樽熟50°」というボトルがありましたが、こちらは2019年3月に終売となっているため、シグニチャーブレンドは樽熟50°と交代する形でリリースされています。
「富士山麓 シグニチャーブレンド」は「熟成期間」ではなく、原酒によってそれぞれ異なる「熟成度」に着目してブレンドが施されています。成熟した原酒を厳選しブレンドすることで、ノンエイジボトルでありながら円熟した味わいに仕上げられています。
キリンのウイスキーは、小さな樽で熟成させる「小樽熟成法」を採用しています。キリンウイスキーの「小樽」とは、アメリカン・ホワイトオークのバーボン樽を指しており、容量が180~200リットル(一般的なバーボン樽と同じ容量)の樽を使用することで、ウィスキーと樽の接触面積が増え、原酒の熟成を促進させています。
バーボン樽での熟成は「天使の分け前」が多く、コントロールが容易でないという難点もありますが、御殿場蒸溜所では樽詰めの前に加水し、樽に入れる時のアルコール度数を通常の「63~64%」ではなく、「50%」にまで落としています。この製法により、樽の影響を程よく受けた穏やかな原酒を生み出すことができます。
「富士山麓 シグニチャーブレンド」は、香味成分を多く残すために、通常よりも高い50%のアルコール度数ですが、心地よい樽熟香の中に広がるエレガントなアロマは、まさに富士御殿場蒸溜所の「小樽熟成法」の真骨頂。
おすすめの飲み方はオンザロック。アルコール度数を下げることで、香りや味わいが豊かに広がります。
25. シングルブレンデッド ジャパニーズウイスキー 富士

シングルブレンデッド ジャパニーズウイスキー 富士
- 700ml 43%
- 楽天市場価格[2026年6月]:5,700円
キリンビールが所有する富士御殿場蒸留所で造られたモルト・グレーン原酒のみをブレンドした商品。一つの蒸留所(シングル)で造られた原酒をブレンドしていることから、あまり聞き覚えのない「シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー」という商品名が付けられています。
「富士」ブランドは全3種類。全て国産原酒100%のジャパニーズウイスキー。ブレンデッドの他、「シングルモルト ジャパニーズウイスキー 富士」と、「シングルグレーン ジャパニーズウイスキー 富士」があります。
キリン富士御殿場蒸留所が目指したのは、他にはない独自性を備えたモルト原酒の製法です。日本が後発であることから、従来の概念にとらわれず新しい製法を試すことができる状況を活かしました。
モルト原酒の独自性を際立たせつつ、ブレンデッドウイスキーに欠かせないグレーンウイスキー造りには、それ以上の強いこだわりを持っています。連続式蒸留器を使い分けることで、異なるタイプのグレーン原酒を製造。ライトタイプのグレーン原酒には、五搭式のマルチカラム(多塔連続式蒸留機器)を使用し、すっきりとした味わいの原酒を蒸留します。
「シングルグレーン ジャパニーズウイスキー 富士」に使用されている原酒は、ブレンデッド用とは異なるヘビーなタイプ。こちらにはバーボンウイスキー製造においてスタンダードとなった「ダブラー」と呼ばれる蒸留機が利用されています。
この蒸留器は元々、シーグラム社が開発したもの。グレーンウイスキー製造に使用する例は稀とのこと。こうした独自の手法によって、個性的なグレーン原酒を生み出しています。
「シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士」は2022年6月から通年販売を開始。全ての原酒が同じ環境でつくられたということもあって、非常に調和している印象。モルトウイスキーのフルーティーさに、グレーンウイスキーのバニラ、ウッディネスな風味がバランスよく感じられます。
日本のブレンデッドウイスキーを解説!おすすめボトルも紹介|本坊酒造

26. TWIN ALPS

出典:https://www.hombo.co.jp/item/whisky/marswhisky/
TWIN ALPS
- 750ml 40%
- 楽天市場価格[2026年6月]:1,750円
「TWIN ALPS(ツインアルプス)」はマルス信州蒸溜所が位置する「中央アルプス」と東方の「南アルプス」から名付けられているブレンデッドウイスキー。
マルス信州蒸溜所は標高約800メートルという、現在日本で2番高い場所に位置する蒸溜所。中央アルプスの雪解け水は地下120mから汲み上げられており、ツインアルプスにも使用されています。
「TWIN ALPS(ツインアルプス)」の構成原酒に関して、詳細は明らかにされていませんが、英国、カナダ、国内製造のグレーンウイスキーをブレンドしていることは公開されています。信州蒸溜所のモルト原酒が含まれているかどうかは分かりません…。
27. 岩井トラディション

岩井トラディション
- 750ml 40%
- 楽天市場価格[2026年6月]:2,420円
マルスウイスキーは1980年代の日本のウイスキーブームの火付け役となり、リリースされるウィスキーの質の高さと生産量の少なさから、当時は「幻の銘品」とまで呼ばれていました。
しかし、1992年(平成4年)以降は、焼酎ブームなどに押されて国内のウィスキー需要が低迷します。信州マルス蒸留所もその影響を受け、19年間にわたりモルトウイスキーの生産は休止状態となります。
蒸留が再開されたのは、石和の蒸留所が開設されてから約半世紀経った2011年。この時、「マルスウイスキーの父」と呼ばれる岩井喜一郎の名を冠した「岩井トラディション(IWAI TRADITION)」が、その前年の2010年にブレンデッドウイスキーとして発売されました。
信州の大地で眠る特別な原酒を厳選してブレンドした「岩井トラディション」は、蒸留再開の喜ばしいニュースと共に、発売直後からウィスキーファンの間で大いなる注目を集めました。
岩井喜一郎がデザインしたポットスチル、駒ヶ岳の清冽な伏流水、そして類い稀なる熟成環境が結びつき、この地ならではの特別な雰囲気を持つ信州マルス蒸留所を代表するブレンデッドウイスキーとなります。
2013年にはパッケージをリニューアル。国際ワイン&スピリッツコンペティションでは銀賞を獲得。姉妹ボトルの「岩井トラディションワインカスクフィニッシュ」も、同コンテストで銀賞を受賞しています。
「ワインカスクフィニッシュ」は、山梨マルスワイナリーで使用した赤ワイン樽で「岩井トラディション」を1年以上フィニッシュ(追加熟成)させた商品。国内のブレンデッドウイスキーで赤ワイン樽を使用しているものは多くはありませんが、マルスではいち早く導入しています。
28. マルスウイスキー 3&7

出典:https://www.amazon.co.jp/
マルスウイスキー 3&7
- 720ml 40%
- 楽天市場価格[2026年6月]:1,379円
「マルスウイスキー3&7(スリー・アンド・セブン)」という名前は、3年以上熟成されたグレーンウィスキーと7年以上熟成されたモルトウィスキー原酒をブレンドしていることに由来しています。
本格的なウィスキーの生産を目指して、本坊酒造は1960年に山梨県笛吹市石和町に蒸留所を開設。蒸留所の設立においては、岩井喜一郎という人物が重要な役割を果たしました。
岩井は「マルスウィスキーの生みの親」と呼ばれ、竹鶴政孝と同じ大阪高等工業学校醸造学科(第1期生)の出身。竹鶴は岩井の紹介で摂津酒造に入社し、岩井の手でスコットランド留学が実現しました。岩井は竹鶴の才能と情熱を認め、若き竹鶴をスコットランドに送り出した人物としても知られています。
竹鶴はスコットランドでのウィスキー研修の成果をまとめた「実習報告(竹鶴ノート)」を岩井に提出。このノートは現在、ニッカの余市蒸溜所に展示されていますが、これは岩井の親戚が後に寄贈したもの。岩井は竹鶴が摂津酒造を退社した後も、彼のノートを大切に保管し、石和での蒸留所建設の際には大いに参考にしたとされています。
「マルスウイスキー3&7」は1988年に発売。かつての3&7は、信州マルス蒸留所で眠る原酒をブレンドしたものでしたが、現在は英国、米国、カナダ製造の原酒と、国内製造のグレーンウイスキーがブレンドされています。
信州で25年間長期熟成させたモルト原酒同士をブレンドした「モルテージ3プラス25ピュアモルト」という高級ボトルも存在していました。このウイスキーは『ウィスキーマガジン』誌主催の“ワールド・ウイスキー・アワード (WWA)”で世界最高賞を受賞していますが、今では目にすることのない幻の1本となっています。
29. マルス モルテージ 越百

出典:https://www.shop-hombo.jp/
マルス モルテージ 越百
- 700ml 43%
- 楽天市場価格[2026年6月]:4,257円
「マルスモルテージ越百 モルトセレクション」はタイプの異なる複数のモルト原酒をヴァッティングさせたブレンデッドモルトウイスキー。マルスウイスキーの国内製造モルト原酒とスコッチモルトウイスキーをブレンドしています。
マルスモルテージの「越百(こすも)」とは、中央アルプスに連なる山の一つである「越百山(こすもやま)」から名付けられたもので、宇宙を連想させる越百(コスモ)と、央アルプス山麓から見上げた夜空の星々をラベルのデザインに採用しています。
マルスウイスキーがリリースするブレンデッドモルトウイスキーは、100%国産原酒を使用した「MARS The Y.A.」もありますが、こちらは数量限定ボトル。モルトブレンドで通年販売されているのは、マルスモルテージ越百のみとなります。
バニラやハチミツ、ナッツ、メープルシロップを連想させる、ふくよかで甘い香りが中心。スコッチモルト由来のかすかなスモーキーさが、全体を複雑にまとめ上げています。
30. マルスウイスキー エクストラ

出典:https://www.shop-hombo.jp/
マルスウイスキー エクストラ
- 1800ml 37%
- 楽天市場価格[2026年6月]:2,640円
「マルスウイスキー エクストラ」はマルスウイスキーのロングセラー商品で、国内唯一の一升瓶(1800ml)にボトリングされているウイスキーです。「大容量のウイスキー」なら、ジャパニーズを問わずにして銘柄は豊富ですが、このウイスキーは1800mlがスタンダードとなっており、こんなウイスキーは世界中を見ても存在しません。
一升瓶でありながら、価格は2000円程度。かなりリーズナブル。アルコール度数は本格的なウイスキーとは言い難い37%。
本坊酒造の公式ページによると、原料原産地は「国内製造(グレーンスピリッツ)」と表記されていることから、ウイスキー以外のスピリッツを使用していることが予測できます。
見た目のインパクトもあるので、自宅飲みとしては面白いかもしれません。
日本のブレンデッドウイスキーを解説!おすすめボトルも紹介|笹の川酒造

31. 山桜

出典:https://item.rakuten.co.jp/
山桜
- 700ml 40%
- 楽天市場価格[2026年6月]:1,945円
「山桜」は笹の川酒造が手掛けるブレンデッドウイスキーです。同社は1765年に福島県郡山市で創業した老舗の蔵元。終戦直後の1946年にウイスキーの製造免許を取得しています。
代表的な銘柄「チェリーウイスキー」は1980年代に一世を風靡しました。一時期はウイスキーの生産を休止していましたが、ウイスキーの需要増加を受け再び生産開始に乗り出しました。
2016年に安積蒸留所を操業。笹の川酒造の敷地内にあった古い蔵を改装し、本格的なモルトウイスキーを製造しています。
「山桜」のラインナップはスタンダードとなる「山桜 黒ラベル」のほか、安積蒸溜所のモルトを使用している上位ボトル「山桜プレシャス」。モルト原酒のみで構成されている「山桜ピュアモルト」などがあります。
日本のブレンデッドウイスキーを解説!おすすめボトルも紹介|福島県南酒販
32. 963

出典:https://kurasu-alpha.com/whisky.html
963
- 700ml 46%
- 楽天市場価格[2026年6月]:3,850~9,900円
「963(きゅうろくさん)」は、福島県郡山市に本拠を置く「福島県南酒販」が企画・販売を手掛けるウイスキーブランドです。ブランド名の「963」は、同社の所在地である郡山市の郵便番号に由来しています。郡山市最古の酒蔵であり「安積(あさか)蒸溜所」を擁する笹の川酒造の全面協力を得て、同蒸溜所の熟成庫で原酒の追加熟成(マリッジ)およびブレンド・ボトリングが行われています。
最も気になる原酒の調達先ですが、現在の定番ラインナップはいずれも、海外から厳選して輸入した高品質な原酒(バルクウイスキー)をベースに、郡山の風土でじっくりと追加熟成させた「ワールドブレンデッドウイスキー(ボトル表記はウイスキー)」です。
笹の川酒造の協力のもとで製造されていますが、定番の「963」に安積蒸溜所産の地産モルトが使用されているとの明確な公表情報はありません。このことから、本シリーズは日本国内(安積蒸溜所の熟成庫)で海外原酒を熟成させ、ブレンドした商品ということになります。
かつての「赤ラベル(リッチ&スウィート)」や「黒ラベル(スムース&ピーティ)」といった旧ラインナップは刷新され、現在は味わいや価格帯を整理した新シリーズへと移行しています。現在の主要な定番ボトル4種をご紹介します。
① 963 WORLD BLENDED WHISKY MELLOW NOTES(メロウ ノーツ)
- 参考小売価格:¥3,850(税込) / アルコール分:46%
- 特徴: 非常にバランスが良く、軽快でまろやかな味わいが特徴のワールドブレンデッドウイスキーです。バーボン樽原酒をベースに、赤ワイン樽などの原酒も巧みにブレンドすることで、味わいに心地よい広がりを持たせています。キーモルトの個性を鮮やかに引き出しつつ、温かみのある優しい酸味と軽やかなボディ感を愉しめる、日常に寄り添う1本です。
② 963 WORLD BLENDED WHISKY PEAT GROVE(ピート グローヴ)
- 参考小売価格:¥3,850(税込) / アルコール分:46%
- 特徴: 滑らかな口当たりと、心地よく広がるふくよかなピーティさが魅力のボトルです。キャラクターの異なる複数のピーテッドモルトをブレンドすることで、繊細かつ立体的なスモーク香を表現しています。リフィルバーボン樽原酒を中心に構成されているため、原酒そのものが持つフレッシュなアロマと、澄んだ美しい甘みをダイレクトに感じられます。
③ 963 WORLD BLENDED WHISKY AXIS(アクシス)
- 参考小売価格:¥5,500(税込) / アルコール分:46%
- 特徴: 新生「963」シリーズのフラッグシップ(最高峰)に位置づけられるワールドブレンデッドウイスキーです。バーボン樽をはじめ、複数の異なるシェリー樽で熟成された様々な熟成年数の原酒を贅沢にブレンド。樽由来のウッディで豊かな香りと、何層にも重なり合う繊細な甘みが絶妙なハーモニーを奏でます。シーンや飲み方を選ばず、常に高い完成度を発揮する調和のとれた味わいです。
④ 963 BLENDED MALT WHISKY BONDS(ボンズ)
- 参考小売価格:¥9,900(税込) / アルコール分:50%
- 特徴: 定番ラインナップの中で唯一、モルト原酒のみを混和した「ブレンデッドモルトウイスキー」です。“つながり”を意味する名の通り、さまざまな原酒や赤ワイン樽など「5種類もの空き樽」で熟成された原酒をブレンド。さらに一部に長期熟成モルトを使用することで、奥深い熟成感と豊かな香りを表現しています。モルトの強烈な個性を最大限に引き立たせるため、シリーズ最高度数である「アルコール分50%」でボトリングされた極めてリッチな逸品です。
日本のブレンデッドウイスキーを解説!おすすめボトルも紹介| 江井ヶ嶋酒造

33. ホワイトオークあかし

ホワイトオークあかし
- 500ml 40%
- 楽天市場価格[2026年6月]:1,088円
「ホワイトオークあかし」を手がける江井ヶ嶋酒造は、1888年(明治21)創業の老舗酒造メーカーです。日本酒造りを原点としながら、早くから多角的な酒造りに取り組み、焼酎やワイン、ブランデーなど幅広い酒類を製造してきました。
同社がウイスキー製造免許を取得したのは1919年(大正8)。これは、後に日本初の本格モルト蒸溜所となる山崎蒸溜所の開設(1923年)よりも前のことで、日本のウイスキー史においても特筆すべき出来事です。ただし、当時はまだ本格的な蒸留設備を備えておらず、すぐに本格的なウイスキー造りが始まったわけではありませんでした。
その後、1984年に兵庫県明石市の西海岸に位置するホワイトオーク蒸溜所(現・江井ヶ嶋蒸溜所)を本格稼働。1961年から使用していたポットスチルを改造・移設するとともに、粉砕機や仕込槽、ウォッシュバックを新設し、自社蒸留による本格的なモルトウイスキー造りをスタートさせました。
約2万坪の広大な敷地を有する江井ヶ嶋酒造は、瀬戸内海・播磨灘を望む風光明媚な場所に位置しています。現在も敷地内には7つの木造蔵があり、日本酒の醸造が行われているほか、麦焼酎の製造設備も併設。ひとつの酒蔵で多彩な酒類を生み出している点も、同社の大きな特徴です。
また、江井ヶ嶋蒸溜所のウイスキー造りは年間を通じて行われるわけではなく、仕込み期間は例年5月から7月までの約3か月間のみ。日本酒の仕込みが終了した後、杜氏たちがその技術と経験を活かしてウイスキー造りを担っています。この日本酒蔵ならではの製造スタイルは、江井ヶ嶋蒸溜所の個性を語るうえで欠かせません。
2008年には、同蒸溜所初となるシングルモルトウイスキー「ホワイトオークあかし8年」を発売。その後も「5年」や「15年」などの限定シングルモルトがリリースされ、国内外のウイスキーファンから高い評価を獲得しています。
そして誕生したのが、長い歴史と技術の積み重ねを背景に持つブレンデッドウイスキー「ホワイトオークあかし」です。江井ヶ嶋蒸溜所のモルト原酒を中心に、グレーンウイスキーやスピリッツをブレンドした親しみやすいスタイルが特徴。軽やかで淡麗辛口な酒質は、どこか懐かしさを感じさせる昔ながらの大衆ウイスキーを思わせ、ハイボールとの相性にも優れています。
ラインナップには、スタンダードな「ホワイトオークあかし」のほか、上位ボトルの「ホワイトオーク あかし700 スペシャルブレンド」、1,800mlサイズの「ホワイトオーク ゴールド」、さらに「ホワイトオーク シングルモルトあかし」などが揃い、幅広い層のウイスキーファンに支持されています。
34. ブレンディッド江井ヶ嶋 シェリーカスクフィニッシュ
ブレンディッド江井ヶ嶋 シェリーカスクフィニッシュ
- 500ml 50%
- 楽天市場価格[2026年6月]:3,900円
「ブレンディッド江井ヶ嶋 シェリーカスクフィニッシュ」は、江井ヶ嶋酒造が手掛ける、ハイコストパフォーマンスなブレンデッドウイスキーです。「あかし」シリーズとは異なり、気品ある独自のボトルデザインと、シェリー樽後熟ならではの贅沢なクオリティが特徴となっています。
最大のこだわりは、江井ヶ嶋蒸留所のモルト原酒と厳選したグレーン原酒をブレンドした後、さらに極上のペドロヒメネス(PX)シェリー樽などで後熟(フィニッシュ)を施している点です。さらに、原酒本来の骨格と豊かな風味をしっかりと残すため、アルコール度数は50%と高めに設定されてボトリングされています。これにより、手頃な価格帯でありながら非常にリッチで満足感のある飲み応えを実現しました。
香りは、シェリー樽由来のレーズンやドライフルーツ、カカオのような甘美で華やかなアロマが広がります。口に含むと、50度ならではの力強いアタックとともに、ハチミツのような濃厚な甘みとウッディなビターさ、ほのかなスパイシーさが絶妙なバランスで調和します。
味わいの伸びが非常に良いため、ストレートやロックはもちろん、ハイボールにしてもシェリーの華やかな個性が一切崩れません。日常のご褒美ウイスキーとして、またシェリーカスク特有の風味を手軽に楽しみたい方に自信を持っておすすめできる一本です。
日本のブレンデッドウイスキーを解説!おすすめボトルも紹介|ベンチャーウイスキー

35. イチローズモルト&グレーン

イチローズモルト&グレーン
- 700ml 46%
- 楽天市場価格[2026年6月]:4,235円
ベンチャーウイスキー(秩父蒸溜所)がリリースした初のブレンデッドウイスキー「イチローズモルト & グレーン」は、同社のイチローズモルトを代表する定番ウイスキーです。「イチロー」とは、創業者である肥土伊知郎氏の名に由来しています。
肥土本家は江戸時代の1625年から続く日本酒の醸造業者で、埼玉の秩父で創業しました。秩父と羽生を結ぶ鉄道が開通したことを機に、肥土は羽生に進出。肥土の祖父が設立した東亜酒造は、1946年にウイスキーの製造免許を取得し、1980年には2基のポットスチルを導入して本格的なウイスキーの生産を始めました。
しかし、東亜酒造の事業は軌道に乗らず、2004年には経営が悪化。羽生の工場が売却されることになりましたが、残された400樽は肥土氏によって引き取られ、イチローズモルトというオリジナルブランドを設立することになります。
肥土は先代が残した原酒を、さまざまな樽で後熟を加えることでオリジナリティのある味わいに仕上げます。そのウイスキーは「カードシリーズ」という名でリリースされ、特に海外のコアなウイスキー愛好者に認められる存在となります。
2008年には秩父蒸留所を開設。新たに導入された2基のポットスチルは、スコットランドのフォーサイス社製の極小サイズ。発酵槽は世界でも例を見ないミズナラ製というユニークな設備で、ウイスキーづくりが行われています。
「イチローズモルト & グレーン」には秩父のモルトウイスキーや、閉鎖した羽生蒸溜所の貴重なモルトも一部に使用。その他、スコットランドから仕入れたモルト原酒とグレーン原酒を合わせています。
輸入した全ての原酒は、一旦樽から取り出し、秩父蒸溜所で製樽したものに移し替えています。元は輸入原酒ですが、秩父の環境と自社の樽で熟成させることに重点を置き、妥協することなく優れたウイスキーを生み出しています。
日本のブレンデッドウイスキー36銘柄を解説!おすすめボトルも紹介|ガイアフロー

36. ガイアフロー ブレンデッド M

ガイアフロー ブレンデッド M
- 500ml 48%
- 楽天市場価格[2026年6月]:3,498円
ガイアフローはウイスキーの輸入インポートをしている会社で、2014年にガイアフローディスティリング株式会社を設立し、2016年に静岡県初となる本格的なモルトウイスキー蒸留所「ガイアフロー静岡蒸溜所」を操業します。
「ガイアフローウイスキー ブレンデッドM」は、気軽に楽しむことをコンセプトに、静岡蒸溜所が始動した瞬間から構想されていた商品。静岡蒸溜所のモルト原酒に加え、外国産の原酒(モルト・グレーン)を仕入れ、蒸留所の敷地内で熟成を経てからブレンド。ワールドブレンデッドウイスキーのカテゴリーとなります。
親しみやすく、スポーティーな印象を与えるブライトオレンジのラベルを採用。商品名に純粋なジャパニーズウイスキーと誤解を受けないように、アルファベットの「M」を使用しています。
商品名の「M」というのは、「MEET(出会う)」の頭文字から取ったもの。静岡蒸溜所の生まれたモルトウイスキーと海外産ウイスキーが出会い、結びついたことを表現しています。
ガイアフローのスタンダードアイテムとして通年販売されていますが、生産量が限られているため、希望小売価格3,180円に対して約2倍の6000円前後で流通しています。
日本のブレンデッドウイスキー解説!おすすめボトルも紹介|サクラオブルワリーアンドディスティラリー

37. ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PREMIUM

ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PREMIUM
- 700ml 40%
- 楽天市場価格[2026年6月]:2,660円
「ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PREMIUM」は、広島県のサクラオブルワリーアンドディスティラリー(サクラオB&D)が手掛ける、国産原酒100%のジャパニーズウイスキーです。
同社の100周年の節目である2018年にオープンした「SAKURAO DISTILLERY(桜尾蒸留所)」で造られたモルト原酒と、2019年から蒸留を開始した自社製グレーン原酒をブレンドし、2023年9月に完全リニューアルの形で販売が開始されました。
この新生「戸河内」シリーズの誕生に伴い、それまで販売されていた海外原酒混和の旧「戸河内ウイスキー」シリーズは終売。これにより、同社が展開するほぼすべてのウイスキーが、日本洋酒酒造組合の制定した厳格な「ジャパニーズウイスキー」の定義をクリアするものとなり、クラフトディスティラリーとしての誠実な姿勢が大きな話題を呼びました。
同社は中国醸造時代の1920年に創業し、1938年にはウイスキー製造免許を取得。1980年代には「戸河内ウイスキー」や「グローリーエキストラ」などの銘柄をリリースしていましたが、1989年にウイスキーの蒸留を一時休止した歴史を持ちます。SAKURAO DISTILLERYの開設によって実に約30年ぶりに生産を再開させ、原酒が3年以上の酒齢を迎えたことで、このリッチな純国産ブレンデッドをいち早く市場へ送り出すことに成功しました。
最大の特徴は、瀬戸内海の潮風を浴びる「桜尾貯蔵庫(海)」と、山間部にある旧国鉄時代の廃トンネルを利用した「戸河内貯蔵庫(山)」という、まったく異なる2つの環境で原酒を熟成させている点です。戸河内貯蔵庫は全長361mの冷涼な空間に、伝統的なダンネージ式で約4,000樽が整然と積まれており、ここでの熟成がウイスキーにしなやかで調和のとれたキャラクターを与えています。
現在の「ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内」は、味わいの異なる以下の全4種類の個性的なラインナップで展開されています。
① 戸河内 PREMIUM(プレミアム)
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特徴: シリーズの核となるスタンダードボトルです。ナッツのような香ばしさとバニラやチョコレートのような柔らかな甘みが特徴で、非常にスムースな口当たり。ハイボールにすると爽やかな香りが弾け、日常の食中酒として圧倒的な完成度を誇ります。
② 戸河内 SAKE CASK FINISH(サケ カスク フィニッシュ)
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特徴: 白ワインの樽で同社の純米酒を熟成させた後、その樽(SAKE CASK)を使ってウイスキーを追加熟成(後熟)させた意欲作です。純米酒由来のエステリーなフルーツ香と、適度な酸味、そしてリッチなウッディネスが絶妙に調和しています。
③ 戸河内 BEER CASK FINISH(ビール カスク フィニッシュ)
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特徴: IPA(インディア・ペールエール)ビールが熟成されていた樽を使用して後熟を施したボトルです。ホップ由来の爽やかなシトラスフレーバーと、軽やかなビターチョコレートのような苦味が加わり、独特のキレと奥行きのある味わいを楽しめます。
④ 戸河内 PEATED CASK FINISH(ピーテッド カスク フィニッシュ)
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特徴: スモーキーでピーティーなウイスキーの熟成に使用された樽を選定し、後熟を行ったボトルです。戸河内本来のクリーンで甘やかな酒質の中に、心地よく主張する上品な薫製香がアクセントとして溶け込み、奥深い余韻を演出しています。
38. ソガイニ

- 700ml 40%
- 楽天市場価格[2026年6月]:2,200円
「SOGAINI(ソガイニ)」は、広島県のサクラオディスティラリー(サクラオB&D)が2025年10月にリリースした、新進気鋭のブレンデッドジャパニーズウイスキーです。特筆すべきは、参考小売価格2,200円(税込)という宅飲み用として極めて手頃な価格帯でありながら、海外原酒を一切含まない「国産原酒100%」のジャパニーズウイスキーである点。その驚異的なコストパフォーマンスから、発売直後よりウイスキーファンの間で大きな話題を呼んでいます。
最大の特徴は、一般的な低価格帯のブレンデッドウイスキーの常識を覆すほどの「高いモルト比率」にあります。同社が誇る、瀬戸内海の潮風を浴びる「桜尾貯蔵庫(海)」と、深い緑に囲まれた鉄道トンネル跡の「戸河内貯蔵庫(山)」という、まったく異なる環境で熟成された一級品のモルト原酒とグレーン原酒を贅沢にブレンド。異なるアプローチの原酒が見事に調和し、価格以上の奥深い味わいを生み出しています。
香りは、バナナやバニラを思わせる濃厚で甘いアロマが優しく立ち上り、そこにオレンジのような柑橘系の爽やかさが心地よく重なります。口に含むと、チョコレートのようなマイルドな甘みと、熟したシトラスを思わせる柔らかな酸味が広がり、アルコールの角を感じさせない極めてスムースな口当たりです。余韻にはすっきりとしたシトラス感が上品に広がります。
非常に懐が深く、どんな飲み方でも崩れない実力を持っています。ストレートではチョコレートのような甘みをダイレクトに味わえ、ハイボールにするとモルト由来の華やかな香りが一気に花開き、食事にも合わせやすいすっきりとした爽快感を楽しめます。「日常的に気軽に愉しめる本物の国産ウイスキー」として、これからの定番を担うポテンシャルを持った傑作の一本です。
日本のブレンデッドウイスキー解説!おすすめボトルも紹介|小正嘉之助蒸溜所株式会社(小正醸造)
39. 嘉之助 DOUBLE DISTILLERY

- 700ml 53%
- 楽天市場価格[2026年6月]:¥14,300
「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY(ダブルディスティラリー)」は、鹿児島県の小正嘉之助蒸留所が手掛ける、国産原酒100%のプレミアムなブレンデッドジャパニーズウイスキーです。2024年4月に同社の新たな定番ラインナップとしてリリースされました。ウイスキー本来の豊かな風味をダイレクトに愉しめるよう、アルコール度数は53%と高めに設定されてボトリングされています。
最大の特徴は、その名の通り「2つの自社蒸留所(蔵)」の原酒をブレンドしている点です。独自の3基のポットスチル(単式蒸留器)で造られる「嘉之助蒸留所」の本格シングルモルト原酒と、同じ小正醸造グループの「日置蒸留蔵」において大麦を原料に単式蒸留器で仕込まれた「日置ポットスチルグレーン原酒」を贅沢に構成。世界的なトレンドでもある“単式蒸留グレーン”を巧みに用いた、非常にリッチな設計となっています。
香りは、嘉之助らしい甘く華やかなバニラやメロン、フレッシュなミントが立ち上り、次第に香ばしいウッディなアロマへと変化します。口に含むと、53度ならではの力強いアタックとともに、大麦グレーン由来のマイルドでメローな甘み、そしてビターチョコレートやナッツのようなコクが絶妙なハーモニーを奏でます。余韻は心地よいスパイシーさとほのかな甘みが長く続きます。
おすすめの飲み方は、まずはストレート。熟成によるまろやかさと骨太なボディ感をダイレクトに体感できます。また、少しずつ加水していくとフルーティーな香りがさらに花開き、ロックにすれば上品なビターさが際立ちます。ジャパニーズウイスキーの新時代を象徴する、完成度の高いブレンデッドウイスキーです。
日本のブレンデッドウイスキー解説!おすすめボトルも紹介|若鶴酒造(三郎丸蒸留所)
40. SAB.(サブ)シリーズ

- 700ml(共通) 46%(共通)
- 楽天市場価格[2026年6月]:¥5,390(SAB. NIGHT BLACK)
「SAB.(サブ)」は、富山県の若鶴酒造・三郎丸蒸留所が2024年12月に満を持して立ち上げた、新世代のスモーキー・ブレンデッドウイスキーブランドです。「日本だから、うまれた。富山だから、つくれた。」をメインテーマに掲げ、これまで同社が展開していた「サンシャインウイスキープレミアム」などのボトルを再編・統合。国内市場だけでなく、世界的なジャパニーズウイスキー人気を見据えたグローバル戦略ブランドとして刷新されました。
最大の特徴は、三郎丸蒸留所のアイデンティティである「ヘビリーピーテッド(強烈なスモーキーさ)」を主軸に据えている点です。一般的な低価格帯ブレンデッドウイスキーの枠を超え、冷却ろ過を行わない「ノンチルフィルター」かつアルコール度数46%でボトリングされており、原酒本来の力強い骨格をそのまま愉しめます。さらに、環境配慮として再生ガラス(カレット)を90%以上使用した「エコグリーン瓶」を採用。ボトルの軽量化とCO2削減を両立させるなど、現代的なサステナビリティを体現している点も特徴です。
現在、ウイスキーの入門層からコアな愛好家、さらには地域限定品まで、味わいのグラデーションに合わせて以下の4種類が展開されています。
① SAB. SUNSET RED(サンセット レッド)
- 参考小売価格:¥3,498(税込)
- 特徴: スモーキーウイスキーへの「入門編」として位置づけられる定番ボトルです。砺波(となみ)平野の美しい散居村や、水田に沈みゆく夕日をイメージしてブレンドされました。三郎丸らしい潮気や灰を思わせるスモーキーさのなかに、オレンジやキャラメル、赤いリンゴのような丸みのあるふくよかな甘みが綺麗に調和しています。ブレンデッドとしてはボディが厚く飲み応えがあり、特に炭酸で割ることで華やかなピート香が弾けるため、ハイボールの新たな定番として極めて優秀です。
② SAB. NIGHT BLACK(ナイト ブラック)
- 参考小売価格:¥5,390(税込)
- 特徴: シリーズのフラッグシップを担う、コアなウイスキー「愛好家向け」のボトルです。夜空に輝く月星と、影絵のように静かに佇む富山の山々をイメージしたデザインが施されています。燃えさしの木のような力強いスモーク、ウッディなアロマ、黒胡椒のようなスパイシーさがガツンと主張。口当たりは滑らかですが、舌の上を覆うような灰感と土っぽいピート、全体を引き締めるオークの苦味が心地よく残り、アイラモルト好きも納得の本格的なヘビーピート仕様に仕上がっています。ストレートやロックでじっくり向き合いたい1本です。
③ SAB. OCEAN BLUE(オーシャン ブルー)
- 参考小売価格:¥9,900(税込)
- 特徴: 2025年夏に数量限定でリリースされた、シリーズ最高峰の「最上級品」です。三郎丸が誇るブレンド技術の粋を集め、強烈なピートの旨みと、厳選された長期熟成原酒由来の奥深いエレガンス、重層的なウッディネスを極限まで調和させたプレミアムなブレンデッドとなっています。
④ SAB. SNOW WHITE(スノー ホワイト)
- 参考小売価格:オープン価格(北陸エリア限定展開)
- 特徴: 2025年6月に登場した、シリーズ初の「地域密着型」ボトルです。世界を見据えた他の3種とは異なり、“地域に拠る”というもう一つの軸を体現。富山県内や北陸の飲食店、土産処を中心に限定展開されています。富山の美しい雪景色を連想させるような、クリアで繊細、かつ三郎丸らしい気品のあるスモーク感が特徴です。
日本のブレンデッドウイスキー解説!おすすめボトルも紹介|株式会社 金龍(遊佐蒸留所)
41.YUZA ブレンデッド ジャパニーズウイスキー クラシカル ブレンド

- 700ml 48%
- 楽天市場価格[2026年6月]:¥11,000
「YUZA ブレンデッド ジャパニーズウイスキー クラシカル ブレンド」は、山形県の遊佐蒸溜所(株式会社金龍)が2024年10月中旬に数量限定でリリースした、ブランド初となる記念すべきブレンデッドジャパニーズウイスキーです。
最大の特徴は、モルト原酒、グレーン原酒ともにすべて国内で製造されたもののみを使用した「国産原酒100%」のジャパニーズウイスキーである点。さらに、一般的なブレンデッドウイスキーの基準を大きく覆す「6割超という圧倒的に高いモルト比率」で構成されているのは贅沢なポイントです。
キーモルトには、遊佐蒸溜所のミズナラ樽熟成原酒を採用。ベースとなるバーボン樽原酒をはじめ、複数のモルト原酒が織りなす個性を、国産グレーン原酒が見事にまとめ上げており、まさに「ブレンドの妙」を体現したクラシカルなスタイルに仕上がっています。
遊佐蒸溜所はモルト原酒の製造に特化した蒸溜所であるため、ブレンドに使用されている高品質な国産グレーン原酒は、国内の協力蒸溜所から調達されたものと考えられます。その意味でも、本ボトルは日本のクラフトウイスキー業界における蒸溜所同士の連携によって生まれた、記念碑的な1本と言えるでしょう。
香りは、新緑の森を思わせる爽やかで瑞々しいアロマに、バニラやハチミツの濃厚な甘さが重なる、複雑かつ華やかな仕上がり。口に含むと、遊佐らしいエステリーでなめらかなフルーティさが広がり、芳醇でまろやかな味わいが心地よい長い余韻へと続いていきます。
アルコール度数は48%とやや高めに設定されており、ブレンデッドでありながらもしっかりとした骨格とリッチな飲み応えを愉しむことができます。
おすすめの飲み方は、ストレートやロックはもちろん、ミズナラ樽由来のオリエンタルな香りをじっくり開かせる「トゥワイスアップ」も格別です。
また、ハイボールにすることで爽やかな森の香りとフルーティーな甘みが炭酸とともに一気に花開きます。シングルモルトで世界を驚かせてきた遊佐蒸溜所が、満を持して世に送り出したプレミアムな王道ブレンデッドです。
日本のブレンデッドウイスキー解説!おすすめボトルも紹介|長濱浪漫ビール(長濱蒸留所)
42.AMAHAGAN(アマハガン)シリーズ

- 700ml(共通) 47%(共通)
- 楽天市場価格[2026年6月]:¥5,500〜¥8,250
「AMAHAGAN(アマハガン)」は、滋賀県長浜市にある長濱蒸溜所が手掛ける、新進気鋭のワールドブレンデッドモルト(一部ブレンデッド)ウイスキーシリーズです。ブランド名は、蒸溜所のある地名「長濱(NAGAHAMA)」をアルファベットで逆から読んだものに由来しています。
最大の特徴は、自社蒸溜のシングルモルトが十分に熟成するまでの期間、「将来のシングルモルトリリースを見据え、まずはブレンドの技術を極める」という明確なコンセプトのもとで造られた点です。
2016年の創業当時、日本最小クラスの蒸溜所として稼働を開始した同蒸溜所ですが、海外から厳選して輸入した高品質なモルト原酒をベースに、リッチな自社原酒を絶妙な比率でブレンド。すべてのラインナップがアルコール度数47%、ノンチルフィルター(非冷却ろ過)、ノンカラー(無着色)でボトリングされており、原酒本来の力強くも繊細な風味をダイレクトに愉しめる本格仕様となっています。
定番シリーズは、カスクフィニッシュ(追加熟成)や原酒構成の違いによる多彩なキャラクター展開が魅力です。今回は現在通年で展開されている主要な定番ボトル5種類をご紹介します。
① AMAHAGAN World Malt Edition No.1(エディション No.1)
- 参考小売価格:¥6,050(税込)
- 特徴: シリーズの原点であり、基本となるベーシックブレンドです。長濱モルト由来の丸みのある香ばしい麦芽の香りと、バーボン樽由来のバニラやメープルシロップのような甘いアロマが優しく包み込みます。口に含むとオレンジチョコレートのようなフルーティーさと深みが複雑に絡み合い、華やかな余韻へと繋がります。ストレートはもちろん、ハイボールにしても骨格が崩れない、ブランドのベースラインを知るのに最適な1本です。
② AMAHAGAN World Malt Edition No.2 Red Wine Wood Finish(レッドワイン ウッドフィニッシュ)
- 参考小売価格:¥6,600(税込)
- 特徴: 定番の「No.1」をベースに、赤ワイン樽で追加熟成(後熟)を施した意欲作です。外観は赤みがかった艶やかなレンガ色。レーズンやベリーといった赤ワイン由来の濃厚な果実味と、長濱特有のモルティな甘みが絶妙に調和しています。口当たりは独特の穀物感がありつつも、アフターにかけて広がる心地よい渋み(タンニン)と爽やかなオレンジピールが全体をきれいに引き締めてくれます。
③ AMAHAGAN World Malt Edition No.3 Mizunara Wood Finish(ミズナラ ウッドフィニッシュ)
- 参考小売価格:¥8,250(税込)
- 特徴: 日本原産の「ジャパニーズオーク」であるミズナラ樽で後熟を行った、シリーズ屈指の人気ボトルです。グラスに注ぐと、オレンジや赤リンゴを思わせる暖かみのある果実香の奥から、ミズナラ特有のお香や香木を連想させるオリエンタルなアロマが立ち上ります。口に含めば、オレンジの焼き菓子や香ばしい黒糖の風味が広がり、最後はビターチョコレートをゆっくり溶かしたような、深く芳醇な余韻が長く続きます。
④ AMAHAGAN World Malt Edition 山桜 Wood Finish(ヤマザクラ ウッドフィニッシュ)
- 参考小売価格:¥7,150(税込)
- 特徴: 日本を象徴する「山桜」の樽で後熟を施した、非常にユニークで和の風情を感じるボトルです。長濱モルトのふくよかな麦芽の甘みはそのままに、山桜由来の上品で麗らかな桜餅や梅のフレーバーが鼻腔を抜けていきます。口の中に広がる黒蜜のような華やかな甘みと、アフターに訪れる紅茶のようなリーフィーで心地よい渋みが、唯一無二のキャラクターを演出しています。
⑤ AMAHAGAN World Malt Edition Peated(ピーテッド)
- 参考小売価格:¥6,600(税込)
- 特徴: 定番のワールドブレンデッドモルトシリーズにおいて、初となるピートタイプです。長濱蒸溜所が誇るフルーティーでモルティな原酒の甘みはそのままに、優しく、かつ力強く主張するスモーキーなピート香が絶妙に溶け込んでいます。薫製香の奥からリンゴや洋梨のような果実味が顔を覗かせ、ハイボールにすると爽快なスモーク感がさらに引き立つため、スモーキーなボトルが好みの方にイチオシの一本です。

ここまで多くの銘柄を見てきましたが、気になるボトルは見つかりましたでしょうか?
日本のブレンデッドウイスキーの素晴らしいところは、1,000円台で毎日のハイボールを最高のものにしてくれる圧倒的なデイリーボトルから、何層にも重なる贅沢な余韻をストレートでじっくり愉しみたいプレミアムボトルまで、読者のあらゆるニーズに応えてくれる懐の深さにあります。
「純国産のジャパニーズブレンデッドにこだわる」「世界中の原酒の個性を活かしたワールドブレンデッドの技に感嘆する」など、楽しみ方は自由です。ぜひこの記事を参考に、今夜の晩酌、あるいは大切な人へのギフトにふさわしい、あなたにとっての「至高のブレンド」を見つけ出してくださいね。

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
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健康への配慮: 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
適正飲酒: お酒は楽しく適量を。飲酒運転は法律で厳しく禁止されています。
マナー: 飲酒後は節度ある行動を心がけましょう。












































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