【2026年版】シーバスリーガル全8銘柄解説|特徴・価格・飲み方まとめ

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

この記事では、ブレンデッドスコッチウイスキー「シーバスリーガル Chivas Regal」のラインナップ全8本を、2026年最新の情報で徹底解説します。

シーバスリーガルは世界100カ国以上に輸出されている人気ブランドで、スコッチウイスキーを代表する銘柄の一つです。

2019年度の統計では全世界累計440万ケースの販売量となっており、ウイスキー全体でも世界屈指の売上規模を誇ります。定番の12年から、2024年に登場した日本酒カスク仕込みの「匠リザーブ12年」、超高額限定品「アイコン」まで、幅広いラインナップが揃っているのもシーバスリーガルの魅力です。

普段からシーバスをお飲みになっている方はもちろん、普段はあまり飲まないという方にも読んでいただければうれしいです。

 

ブレンデッドスコッチウイスキー「シーバスリーガル」とは?

Chivas Regal(シーバスリーガル)

  • 製造元:シーバスブラザーズ社(Chivas Brothers、ペルノリカール系列)
  • 正規代理店:ペルノ・リカール・ジャパン
  • 主なモルト原酒:ストラスアイラ(Strathisla)、グレンキース(Glen Keith)、グレンリベット(The Glenlivet)、ロングモーン(Longmorn)など

シーバスリーガルのルーツは1801年、スコットランド・アバディーンでジョン・フォレストが開業した食料品店・ワイン商にあります。

この店は経営者の交代を繰り返し、1838年にジェームス・シーバスが加わったのち、1841年に共同経営者ウィリアム・エドワーズの死去を経てチャールズ・スチュワートとともに「スチュワート・アンド・シーバス」に改称されました。1843年にはヴィクトリア女王の御用達(Royal Warrant)を獲得し、これが高級路線を歩む起点となります。

「シーバスブラザーズ」の名称が正式に成立したのは1857年、弟ジョン・シーバスが事業に加わってからのことです。

シーバス家の血縁者が経営に関わったのは1893年、ジェームスの息子アレクサンダーの死去までで、それ以降は従業員だったアレクサンダー・スミスとマスターブレンダーのチャールズ・スチュワート・ハワードが経営を引き継ぎました。つまり「シーバスリーガル」というブレンドを生み出したのは血縁のシーバス兄弟ではなく、後継のマスターブレンダー、ハワードです。

1900年、ハワードは創業者兄弟を偲んで新ブレンドを企画し、モルト比率を高めた高級ブレンドに「Regal(王室の)」の名を冠し、1909年にアメリカ市場向けとして「シーバスリーガル25年」を完成させました。これは世界初のラグジュアリー・ブレンデッドスコッチとされ、大西洋を結ぶ豪華客船の乗客ら富裕層に絶大な支持を受けます。

シーバスリーガルは「アメリカ禁酒法(1920〜33年)の影響で終売」とされることが多いですが、実態はより複雑です。

1909〜1915年前半は輸出が好調でしたが、第一次世界大戦で大西洋航路が寸断されて需要が急減し、方針転換を迫られました。さらに決定打となったのは1935年、経営者ハワードとスミスが相次いで死去した後の混乱です。

1936年、ウイスキーブローカーのスタンレー・P・モリソン社とR.D.ランディ社がシーバスブラザーズを買収した際、資金確保のためハワードが遺した貴重な長期熟成原酒在庫を14.9万ポンドで売却してしまったという記録が残っています。

 

新経営陣は長期熟成在庫を維持するコストを問題視し、20年熟成「ロッホ・ネヴィス」を廃止。25年の生産も大幅縮小しました。終売の主因は禁酒法そのものではなく、1930年代の経営危機と資産処分にあったというのが実際の裏話。

短期回転できる商品が必要とされた結果、1939年にアメリカ市場向けとして「シーバスリーガル12年」が発売され、第二次世界大戦中も含めて成功を収めます。これが現在のグローバルスタンダード「12年」の直接の起点です。

1949年、カナダの酒類大手シーグラム(Samuel Bronfman)がシーバスブラザーズを買収し、グローバル展開が本格化しました。翌1950年、シーグラムはミルトン蒸留所(Milton Distillery)を買収してストラスアイラ蒸留所に改称し、現在まで続くシーバスリーガルのキーモルトの本拠地となります。

この時期の成長は著しく、1960年には35カ国へ輸出、アメリカでの販売は10万ケース(当時のラグジュアリースコッチ市場の50%超)に達し、1970年には世界販売120万ケースまで拡大しました。

2001年、シーグラムの解体に伴いシーバスブラザーズはフランスの酒類大手ペルノリカールに買収され、同社のスコッチウイスキー事業の中核ブランドとなりました。以降、マーケティング強化と地域限定商品の展開により、世界100カ国以上に輸出されるグローバルブランドとしての地位を確立しています。

近年では2013年の日本限定「ミズナラ12年」、2015年の超高額限定品「アイコン」、2022年の12年パッケージ大幅リニューアル、そして2024年9月にはアジア市場限定・日本先行で、スコッチ業界初となる日本酒カスク(富山県桝田酒造店「満寿泉」の樽)でフィニッシュした「匠リザーブ12年」(参考小売価格7,260円、40度)を発売するなど、原産国スコットランドの伝統と各市場の文化を融合させる戦略が続いています。

 

【2026年版】シーバスリーガル全8銘柄解説|特徴・価格・飲み方まとめ

  1. シーバスリーガル12年
  2. シーバスリーガル ミズナラ12年
  3. シーバスリーガル18年
  4. シーバスリーガル ミズナラカスクフィニッシュ18年
  5. シーバスリーガル アルティス20年
  6. シーバスリーガル25年
  7. シーバスリーガル 匠リザーブ12年
  8. シーバスリーガル アイコン

 

シーバスリーガル12年

シーバスリーガル12年

  • 容量・度数:700ml・40%
  • 楽天市場価格[2026年7月]:3,388円

シーバスリーガルのスタンダードとして長年愛されている有名銘柄。12年は世界中のほとんどの国で飲むことができるといっても良いでしょう。

キーモルトとなるストラスアイラ(Strathisla)のシングルモルトを核に、シングルグレーンのストラスクライド(Strathclyde)などをブレンドした、シーバスリーガルを代表するハウスブレンドです。

香りは野生のハーブ、ハチミツ、柑橘系フルーツ、味わいはリッチでフルーティーかつまろやかな舌触りで、ハチミツ、熟したリンゴ、ヘーゼルナッツ、クリーミーな風味が広がり、フィニッシュは長く柔らかな余韻とされています。

一番の特徴は、やはり飲みやすさ。スムースで甘みがあり、クセのない味わいは多くの人から支持される「優等生フレーバー」。ストレートだと少し飲みごたえに欠ける部分はありますが、ネガティブな要素はどこにもありません。それでいて加水に対しても強く、ロックやハイボールでも美味しく飲めるのも魅力的。

まさに万能のスコッチ。コスパも良いので「一家に一本」置きたいボトルですね。

 

シーバスリーガル ミズナラ12年

シーバスリーガル ミズナラ12年

  • 容量・度数:700ml・40%
  • 楽天市場価格[2026年7月]:3,960円

2013年10月に発売された日本市場限定品。日本のウイスキーづくりへの情熱や技術に感銘を受けた、名誉マスターブレンダー「コリン・スコット」氏によって生み出されました。日本人の味覚を意識してブレンドされた特別なシーバスリーガルです。2023年1月には、女優・池田エライザさんを起用した新広告ビジュアルと共にパッケージが新たな装いにリニューアルされています。

最大の特徴は、ブレンドに貴重なミズナラ樽の原酒を使用している所。12年以上熟成したモルトとグレーンウイスキーのブレンドの一部を、日本原産の希少なミズナラ樽でフィニッシュしています。

ミズナラ樽の原木は平均200~250年の樹齢が必要とされており、非常に希少性の高いものとなっています。その上材質が柔らかく、浸透性の高い特性があることから水漏れをおこしやすいというデメリットもあります。

ミズナラの木材は、選定から製樽に至るまで高い技術と経験が必要となっており、こういった要素もミズナラ樽の希少性を上げているようです。

公式のテイスティングノートによると、香りはオレンジと西洋ナシの甘いフルーティーさに、クリーミーで甘いタフィーと微かなナッツの香りが重なり、味わいは熟した西洋ナシと蜂蜜、オレンジ風味の砂糖菓子の味わいに微かなリコリス(甘草)の風味が加わり、フィニッシュはバランスよく、なめらかで長い余韻とされています。

シーバスリーガルはリンゴのような甘い香りが主体のストラスアイラをキーモルトとしていますが、このミズナラ12年ではミズナラ樽フィニッシュ由来の香木のような香りがアクセントとなり、香りの幅を広げているとする専門的な評価もあります。

とは言うものの…正直いってミズナラの風味を強く感じることはありません(笑)

そもそも、希少性の高いミズナラの原酒を、安価なブレンデッドに大量に使用することなどできるはずもないので、「ミズナラ樽はごく少量しか使用されていない」というのが個人的な見立てです。一方で、レビューの中には「最後にミズナラの香りがほのかに舌に残る」と評する声もあり、感じ方には個人差があるようです。

しかし個人的にはその辺を全く気にしていません。なぜなら、ミズナラの風味はさておいて、このウイスキーは非常にクオリティが高いからです。通常の12年よりも洗練されたフルーティーさと心地よさがあり、甘みと飲みやすさに一体感があります。

ミズナラ12年が発売された時には驚きましたね。シーバスブラザーズ社の実力を再認識したウイスキーです。

 

シーバスリーガル18年

シーバスリーガル18年

  • 容量・度数:700ml・40%
  • 楽天市場価格[2026年7月]:6,600円

マスターブレンダー「コリン・スコット」氏の最高傑作と名高い18年。1997年に同氏によって生み出され、以来シーバスリーガルの上位ラインを支え続けています。

個人的にもシーバス社のブレンド技術の高さがこの1本に込められているような感覚があります。12年よりも飲みごたえがあり、しっかりとした印象。酒齢18年以上のリッチな原酒をブレンドし、豊潤な甘さと豊かなアロマに加え、かすかなピート香が複雑さをつくり出しています。販売店の商品説明では「85種類のアロマ」が幾重にも重なり響きあうと表現されており、香りにはドライフルーツやスパイスのニュアンスも含まれるとされています。

加水に対しても強く、ロック、ハイボール、水割り、どんな飲み方でも期待に応えてくれます。シーバスブランド自体、全体的にウイスキーのバランスが良いと感じていますが、18年はその中でも間違いなく上位、ってか一番かもしれません…

ただし、すべての評価が絶賛一辺倒というわけではありません。専門レビューの中には「18年物にしては味わいが薄く感じる」「特別な個性は少ない」と評する辛口の声もあり、感じ方には個人差があるようです。

12年やミズナラ12年は良く売れているようですが、18年は少し値段が高いということもあって、国内ではあまり人気がありませんでした。しかしここ数年は、上位版として徐々に認知されてきたようで、バーなどでも取り扱うところが増えてきました。

初心者から玄人まで、多くのウイスキーファンから愛される欠点の少ないウイスキー。ワンランク上のブレンデッドウイスキーとして自宅で愉しむのもいいですね。

 

シーバスリーガル ミズナラカスクフィニッシュ18年

出典:https://www.chivas.com/ja-JP/our-collection/chivas-regal-18-mizunara

シーバスリーガル ミズナラカスクフィニッシュ18年

  • 容量・度数:700ml・40%
  • 楽天市場価格[2026年7月]:10,400円

2020年1月に発売開始。ミズナラ12年の上位版としてリリースされ、こちらも日本市場限定ボトルとなっています。18年以上熟成されたモルトとグレーンをブレンドし、その後日本産の希少なミズナラの樽でフィニッシュを施しています。

ミズナラ12年やノーマル18年を手がけたのは4代目マスターブレンダーのコリン・スコット氏ですが、このミズナラカスクフィニッシュ18年は5代目マスターブレンダーのサンディ・ヒスロップ氏が開発を手がけた商品とされています。

ミズナラ12年との違いは、ミズナラ樽がしっかりと使用されているところ。ミズナラカスクから生み出されるフレーバーについてを語るのは難しいのですが、ミズナラ18年が影響を受けているのは明らかです。

公式サイトでは、18年以上熟成された85種類のアロマが日本とスコットランドの技巧によって調和していると説明されています。

香りは、はちみつ、熟したリンゴ、バニラ、シナモンを思わせる甘く豊かな香りに花のような香りが漂い、味わいは甘い杏子ジャムとダークチョコレートのかかったジンジャーとビスケットを感じさせる贅沢な風味に、クローヴとクリーミーなトフィーのニュアンスが広がります。

構成原酒としてではなくカスクフィニッシュに使用されることで、スパイシーで個性的な風味と、シーバスらしさのあるソフトさ・なめらかさが融合。わずかながらオリエンタルな雰囲気を醸し出しています。

正直言って、このフレーバーがミズナラカスクの影響かどうかを厳密に語るのは難しいのですが、ミズナラ18年にはブレンデッドウイスキーとは思えない程の複雑さがあると思います。

これぞ、日本の職人によって作り上げられたミズナラ樽の実力!ということでしょうか。

創業から約200年間培われた熟成とブレンディングの技術に、日本のミズナラ樽の職人技を融合させて開発された一本とされています。パッケージデザインはブランド史上初となる漢字表記の「水楢」を使用しており、和柄ラベルはオフィシャルのスコッチウイスキーではありえないので、その辺も日本に対してのリスペクトを感じますね。

なお、2024年11月にはノーマル18年とともにパッケージデザインが刷新され、ミズナラの木をイメージした新デザインへとリニューアルされています。2026年時点で流通しているボトルは、この新デザインが基本となっています。

 

シーバスリーガル アルティス20年

出典:https://www.pernod-ricard-japan.com/news/whisky/20170930/1954/

シーバスリーガル アルティス20年

  • 容量・度数:700ml・40%
  • 楽天市場価格[2026年7月]:15,730円

2016年11月に発売されたアルティスは、シーバスリーガル史上初のブレンデッドモルトウイスキーとして販売されました。発売当初はエイジング表記がないボトルでしたが、2022年12月5日、5世代にわたるブレンディング技術継承へのオマージュとして、年数表記のある「アルティス20年」へと大幅にリニューアルされました。

このリニューアルにより、アルティスはブレンデッドモルトウイスキーではなく、グレーン原酒「ストラスクライド」がブレンドされた、ブレンデッドウイスキーに仕様が変更されています。

ブレンドに使われているのは、スペイサイド地方の5つの蒸留所「ストラスアイラ」「ロングモーン」「トーモア」「アルタベーン」「ブレイヴァル」のシングルモルトと、シグネチャーグレーンウイスキー「ストラスクライド」を合わせた合計6種類のウイスキーで、これら全てが20年以上熟成されたものです。

パッケージデザインも大胆に変更されており、リニューアルというよりはもはや新作といった感じです。メインラベルはブラックを基調に、中央に熟成年数を表すローマ数字「XX」を大きく配置。ボトル上部に輝く5つのリングとボトル底面に刻まれた「V」(ローマ数字の5)が、ブレンドに使われる5つのシングルモルトウイスキーを象徴するデザインになっています。

シーバスリーガルで最も重要な蒸留所であるストラスアイラをはじめ、ロングモーンとトーモア。シーバスの原酒調達用に建てられたアルタベーンとブレイヴァル。これら5種類のモルト原酒に長期熟成のストラスクライドが加わり、円熟かつ複雑な飲み口と余韻をつくりだしています。

香りはジューシーな赤リンゴ、ラズベリージャム、バニラビーンズ、贅沢なバタートフィーを連想させる豊かでフレッシュなアロマ。味わいは花のハチミツ、ミルクチョコレート、シロップ漬けの洋梨の風味が特徴的な滑らかで甘い口当たりから、アプリコットやオレンジの皮、クリーミーなモルトへと変化。余韻は長く、甘く、滑らか。

なお、リニューアル前の初代アルティス(ノンエイジ版)は、2017年に行われた世界的な酒類品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2017」で、ノンエイジ・ブレンデッドスコッチウイスキー部門最高賞「トロフィー」を受賞しています。

発売されてすぐに評価されたのはすごいですね。日本のブレンデッドウイスキーはだいぶ時間を要したのに…。さすがはシーバスリーガル。

酒齢20年以上のスペイサイドモルトとなると、リッチではありますがある意味ブレンドの難しさもでてくると思いますが、見事に調和していますね。

濃厚で豪快なフレーバーを堪能できるアルティス20年はストレートやロックで飲むのがおすすめ。ハイボールや水割りではアルティスの良さは最大限に感じられないかもしれません。

 

シーバスリーガル25年

シーバスリーガル25年

  • 容量・度数:700ml・40%
  • 楽天市場価格[2026年7月]:26,400円

酒齢25年以上の長期熟成モルト・グレーン原酒がブレンドされた至高の長期熟成高級ウイスキー。誕生の歴史は1909年とラインアップの中で最も古く、当時はヨーロッパとアメリカ・カナダを結んだ豪華客船で飲まれており、富裕層から絶大な支持を受けていました。現行品は、20世紀のニューヨークで話題になった当時のウイスキーを再現したもので、その頃ニューヨークを席巻した繊細な舌触りと柔らかい口当たりを今も保っています。

数量限定生産という点も見逃せません。使用されるすべてのカスクは手作業で選別され、香りを確認した上でブレンドに仕上げられており、一つ一つのボトルにシリアル番号が付けられているという、高級ラインならではのこだわりが込められています。

香りは甘いオレンジとピーチ、マジパンやナッツの香り。味わいはフォンダンクリームのような濃厚なチョコレートオレンジが広がり、フィニッシュはまろやかで柔らかく、ラグジュアリーな余韻。

絶妙なブレンドにより、長期熟成モルトの個性が見事に調和していることがわかります。上品な口当たりとクリーミーさが魅力的で、シリーズでは25年のみに生み出されている個性となります。

高級なので気軽に飲めないのは残念ですが、時折贅沢に、ゆっくりとウイスキーを愉しむ時にはおすすめ。公式では、ストレート、オンザロック、または水を少量加えて楽しむことが推奨されていますが、個人的にはぜひストレートで味わってほしい一本です。アルコール感や、不快なクセは一切感じないため、ストレートに慣れていない初心者の方にも飲んでほしい銘柄です。

 

シーバスリーガル 匠リザーブ12年

シーバスリーガル 匠リザーブ12年

  • 容量・度数:700ml・40%
  • 楽天市場価格[2026年7月]:4,499円

2024年9月24日、アジア市場限定・日本先行で発売された、シーバスリーガル史上最も革新的な一本。スコットランドで12年以上熟成されたブレンド原酒の一部を、富山県の老舗酒蔵・桝田酒造店が手がける銘酒「満寿泉」の熟成に使用された樽でフィニッシュしているのが最大の特徴です。

桝田酒造店は1893年創業、「吟醸酒のパイオニア」とも称される富山を代表する蔵元で、こうした背景を知るとこの商品の意味合いがより深く感じられます。

この商品の面白さは、樽の「旅」にあります。もともとシーバスリーガルの原酒熟成に使用したオーク樽をスコットランドから日本へ送り、まず桝田酒造店で「満寿泉」を熟成。その後、日本酒の風味を纏った樽を再びスコットランドへ送り戻し、12年以上熟成したシーバスリーガルのブレンドの一部をこの樽でフィニッシュするという、スコッチウイスキー業界では前例のない工程を採用しています。

ミズナラ樽のように「日本の木材」を使うのではなく、「日本酒という日本の発酵文化そのもの」を樽経由でスコッチに持ち込むという発想は、これまでのシーバスの日本市場戦略とは一線を画すアプローチですね。

香りはジューシーな洋ナシやライチのフルーティな甘さにほのかなナツメグ、味わいはシナモンやジンジャーが香るアップルパイ、ハニーブロッサム、バニラファッジと続き、余韻は滑らかで甘くスパイシーとされています。

通常の12年が持つスムースで飲みやすいキャラクターをベースに、日本酒カスクならではの繊細でフルーティな香りが調和した、複雑ながらバランスの良い仕上がりです。ミズナラ12年が「ミズナラの風味は感じにくいが、それでもクオリティが高い」という評価だったのに対し、匠リザーブ12年は工程そのものが明確に個性として表れやすいのが特徴です。

飲み方は、繊細な日本酒由来の香りを楽しめるロック、ストレート、ハイボールなどシンプルな飲み方がおすすめとされています。

アジア市場限定・日本先行発売という位置づけからも、シーバスブラザーズ社が日本市場をどれだけ重視しているかが伺えます。ミズナラ12年、ミズナラカスクフィニッシュ18年に続く「日本市場向け特別シリーズ」の最新形として、ぜひチェックしておきたい一本です。

シーバスリーガル 匠リザーブ12年
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シーバスリーガル アイコン

シーバスリーガル アイコン

  • 容量・度数:700ml・43%
  • 楽天市場価格[2026年7月]:550,000円

シーバスリーガル アイコンは2015年12月から発売された、数量限定となるプレミアムウイスキーです。発売時の参考価格は税別50万円でした。

シーバスリーガル史上最も高額なボトルで、他の銘柄がモルトとグレーンをブレンドした「ブレンデッドウイスキー」であるのに対し、アイコンはグレーンを使わずシングルモルトのみを20種類以上ブレンドした「ブレンデッドモルトウイスキー」という点が大きな特徴です。

ブレンドにはシーバスの中核となるストラスアイラ(スコットランド・スペイサイド地方で最古の蒸留所の一つ)のほか、20以上の蒸留所の原酒が使われており、銘柄は公開されていませんが、現在は操業をしていない閉鎖蒸留所の原酒も含まれています。酒齢は公開されていませんが、おそらく長期熟成の原酒を含むリッチなブレンドが施されていることでしょう。

高価な理由は、特別な原酒が使われていること以外にもあります。

アイコンのボトルは、英国の名門ガラスメーカー「ダーティントン」製のクリスタルデカンタが採用されており、手吹きによって一つ一つハンドメイドされた特別なボトル。さらに、エチケットラベルには金属細工が施されているほか、トランクスタイルの外箱も高級感のある上質なものとなっています。

もはやウイスキー自体が美術品…

アイコンを飲むことはなかなかできそうにありませんが、もしチャンスがあるのなら飲んでみたいですね。ウイスキーファンとして思うのは、見かけだけでないことを証明するためにも通常ボトルでのリリースも検討してほしいですね。

 



 

最後にご紹介した「シーバスリーガル アイコン」は別格の存在ですが、それ以外のボトルであれば、多くのバーで楽しめるはずです。気になる銘柄があれば、ぜひ一度試してみてください。

個人的に特におすすめしたいのは「シーバスリーガル ミズナラ12年」です。名前からミズナラ樽由来の個性を期待すると少し肩透かしを感じるかもしれませんが、それを抜きにしても非常に完成度の高い一本。バランスが良く、飲みやすさも抜群です。

この価格帯には魅力的なブレンデッドスコッチウイスキーが数多くありますが、その中でもトップクラスのコストパフォーマンスを誇る一本だと思います。まだ飲んだことがない方は、ぜひ一度味わってみてください。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

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