【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|オフィシャルボトル8選

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

この記事ではスコットランド・アイラ島の蒸留所で造られたシングルモルトウイスキーをご紹介致します。ネットショップや店頭などで、今すぐ購入可能なアイラ島のシングルモルトを知りたい方におすすめの内容となっております。

2023年現在、アイラ島には12カ所の蒸留所が存在(または生産準備中)していますが、今回はその中から「入手可能なオフィシャルボトル」をリリースしている蒸留所と、おすすめのシングルモルトウイスキー8本(8か所)を解説。

オフィシャルボトルを販売していない蒸留所や、まだ創業して間もない蒸留所のウイスキーは対象外としています。

 

アイラ島を含めたスコットランドの蒸留所とウイスキーをチェックしたい方は、こちらの記事をご覧ください↓

 

【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|オフィシャルボトル8選

  1. アードベッグ  [ Ardbeg ]
  2. ボウモア [ Bowmore ]
  3. ブルックラディ [ Bruichladdich ]
  4. ブナハーブン [ Bunnahabhain ]
  5. カリラ [ Caol Ila ]
  6. キルホーマン [ Kilchoman ]
  7. ラガヴーリン [ Lagavulin ]
  8. ラフロイグ [ Laphroaig ]

 

【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|アードベッグ[ Ardbeg ]

アードベッグ Ardbeg
地域:アイラ島
創業年:1815
MHD

アードベッグはポートエレン製のヘビリーピーテッド麦芽を使用し、クセのあるパワフルなウイスキーを造り続けている蒸留所です。

2008年にはフラッグシップである「10年」が、ワールド・ウィスキー・オブ・ザ・イヤー受賞。世界中のアードベギャン(アードベッグをこよなく愛するファンの総称)を虜にし続けています。

アードベッグ10年

アードベッグ10年

アルコール度数:46%
参考価格:6800円

ウイスキー好きからすれば、アイラモルトで黒は「アードベッグ」、白は「ラフロイグ」と多くの人が答えると思います。アードベッグ10年はスモーキーでピーティーなシングルモルトウイスキーとして非常に人気のある銘柄です。

2020年には新定番として「ウィー・ビースティー 5年」が登場しますが、依然として10年物がアードベッグのスタンダードとして存在感を出し続けているのは言うまでもありません。

スモーキーながらもフルーティーな個性と、香ばしくトーストした穀物のような味わい。口に含んだ瞬間から燻製香が爆発しますが、単調でない所も魅力的です。

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【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|ボウモア[ Bowmore ]

ボウモア Bowmore
地域:アイラ島
創業年:1779
ビームサントリー社

アイラ島で最も歴史が長く、スコッチ全体で見ても南ハイランドにあるグレンタレットに次ぐ2番目に古い蒸留所です。現在でも伝統的な製麦、フロアモルティングを続けており3割程を自家製麦でまかなっています。

使用しているピートは、島の中央部の高台に位置する独自のピートボグから採取したもの。ポートエレン製のものとは異なる風味をもっており、ヨードを含む力強いピートスモークではなく、やわらかくてクセの少ないおだやかな風味をもたらしています。

ボウモア12年

ボウモア12年

アルコール度数:40%
参考価格:5100円

ボウモア12年は、ラフロイグ10年やアードベッグ10年とならんで、アイラ島、いや、スコッチを代表するシングルモルトともいえるほどの銘柄です。他のアイラモルトに比べ、シェリー樽の原酒を多く含んでいるのが特徴的。

柑橘系のアロマにヒース、海草、ピートスモーク。スモーキーなだけでなく、フローラルで香水のような甘やかなアロマがあります。強烈すぎないピートの香りとはアイラモルトの中でもバランスが良いと評価されています。

アイラモルトの価格は高騰していますが、ボウモア12年は流通量が多いことから他のウイスキーと比べてもまだリーズナブル。しかしこの状況もいつまで持つのか分かりませんね。お手頃価格で「ボウモア No.1(ナンバーワン)」というボトルもありますが、現在では流通価格の差がそこまでないので、12年のほうがおすすめです。

 

【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|ブルックラディ[ Bruichladdich ]

ブルックラディ Bruichladdich
地域:アイラ島
創業年:1881年
レミー コアントロー ジャパン

蒸留所の創業は1881年。いく度となくオーナーが変わったことで生産と休止が繰り返されてきました。現在のブルイックラディのスタイルとなったのは、2000年頃から。マーレイマクダビット社によって買収され、蒸留所の責任者にジム・マッキュワンを招き入れました。マッキュワン氏はアイラ島出身で、「アイラの伝説の男」と評されたウイスキー製造のプロフェッショナル。アイラモルトをこよなく愛する男によって、ブルイックラディの再建がスタートします。

マッキュワン氏が最もこだわったのが「スコットランド産」であること。スコッチなのに大麦が海外からの輸入というのに疑問を抱き(当時スコットランド産の大麦はほとんどなかった)、アイラ島で大麦をつくる計画を進めます。そして現在ではすべての大麦をスコットランド産にし、その内アイラ島産は50%程度まで賄えるようになっています。

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ

アルコール度数:50%
参考価格:5500円

化粧品のようなお洒落なボトルデザインでおなじみの「ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ」は、アイラモルトではブナハーブンと同じくノンピート仕込みでつくられています。

青りんごのようなフルーティーな香りに加え、バニラ、ハチミツのような甘いアロマを感じます。口に含むとまろやかな口当たり。アルコールが50%と、オフィシャルボトルの中でもハイプルーフな設定となっていますが、アルコールっぽさや未熟な風味はありません。

ブルイックラディ蒸留所のモルト(大麦麦芽)に対してのこだわりが実ったウイスキーではないでしょうか。原料よりも製造方法や樽へのこだわりが強いスコッチですが、やはり原料となるモルトも重要だと改めて認識しました。

 

【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|ブナハーブン[ Bunnahabhain ]

ブナハーブン Bunnahabhain
地域:アイラ島
創業年:1881
ディステル・グループ社

ブナハーブンはアイラ島では珍しく、ノンピーテッド麦芽でウイスキーを造るのを基本としている蒸留所です。ノンピートでの生産が始まったのは第二次世界大戦後。カティサーク用のクセのない原酒が求められたことによるものでした。

1997年からはピーテッドモルトでの生産がスタート。現在は全生産量の4割に当たるウイスキーが、フェノール値34~38ppmのポートエレン製モルトで造られています。

クセの強いアイラウイスキーの人気はとどまることをしりません。今後もヘビリーピーテッドのウイスキーは需要が伸びることが予想されます。

ブナハーブン 12年

ブナハーブン12年

アルコール度数:46.3%
参考価格:5900円

スモーキーさはありませんが、特有の潮気があって個性的なブナハーブン12年。ノンピーテッドモルトの影響からか、ライトボディでフレッシュな味わい。アイラ島のウイスキーの割には飲みやすい、と、逆に印象深く残る銘柄でもあります。

最近ではピーテッドタイプの商品も見かけることが多くなっていますが、ブナハーブン12年は「落ち着きを感じさせるアイラモルト」として魅力的だと思います。

ノンピート系だとアイラ島にはブルックラディ(クラシックラディ)もありますが、加水後の飲みやすさはブナハーブンのほうがあると思います。

 

【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|カリラ[ Caol Ila ]

カリラ Caol Ila
地域:アイラ島
創業年:1846
MHD

カリラは年間生産量650万ℓ。アイラ島での最大規模の蒸留所です。ポットスチルは初留と再留3基ずつの合計6基。

エイジングセラーがなく、基本的に造られたニューポットはタンクローリーで運び、スコットランド本土にあるディアジオの集中熟成庫で寝かされています。

ウイスキーはラガヴ―リンと同じポートエレン製のヘビリーピーテッドタイプを使っていますが、ラガヴーリンよりもライトでクセも少ないのが特徴的。

カリラ12年

カリラ12年

アルコール度数:43%
参考価格:6300円

2002年にディアジオ社(旧UD社)から「ヒドゥン(隠れた)モルトシリーズ」としてリリースされたカリラ12年。今ではすっかり定番のアイラモルトとなり、隠れたモルトと呼ばれたのは、もはや過去のことです。

カリラ12年はリフィル(セカンドフィル以降の古樽)のバーボンカスクの原酒で構成されています。そのため熟成樽からの風味は控えめで、ピートやモルトの個性を優先的に感じます。

爽やかな麦芽香、潮気、オレンジ、レモンなどのシトラス、スパイス。スモーキーさのレベルで言えばアードベッグやラフロイグのほうが強烈ですが、アイラモルトとしてのバランスの良さを感じますね。

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【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|キルホーマン[ Kilchoman ]

キルホーマン Kilchoman
地域:アイラ島
創業年:2005
キルホーマン・ディスティラリー社

農場にある建物を改造して造られた蒸留所。生産設備は小さく、初年度はわずか23万ℓの生産能力でした。しかしその後ポットスチルを増設し合計で4基となり、現在では48万ℓまで増加しています。

設備の増強はポットスチルだけではなく、自家製麦芽を造るために必要な「キルン棟」やその他の製麦設備も完成させ、現在ではアイラ島100%のウイスキー造りができるようになっています。

キルホーマン マキヤーベイ

キルホーマン マキヤーベイ

アルコール度数:46%
参考価格:5200円

「キルホーマン マキヤーベイ」は「キルホーマン サナイグ」と共に定番のオフィシャルボトルとしてリリースされています。使われている麦芽はポートエレン産となる50ppmのピーテッドモルト。バーボン樽の原酒主を体にブレンドしています。

アードベッグ、ラフロイグ、ラガヴーリンと同じレベルのピーテッド麦芽を使用していますが、この3つの蒸留所とは異なる個性をもっています。フレッシュさがあり、ヨード香とモルトの風味。

ノンエイジ商品ということもあって、原酒はやや若め。ミディアムライトボディな酒質は軽めのアイラモルトは、ハイボール用としてもおすすめです。

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【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|ラガヴーリン[ Lagavulin ]

ラガヴーリン Lagavulin
地域:アイラ島
創業年:1816
MHD

アイラ島の南に位置するラガヴーリンはスモーキーでバランスののとれた味わい。スタンダードの年数は16年。熟成が長いだけあってリッチなテイストです。ヘビースモーキーモルトの仲間であるラフロイグやアードベックともまた異なる、ラガヴーリンならではの個性がファンをコアなモルトを魅了しています。

ラガヴーリンが発展したのはジェームズ・ローガン・マッキーがオーナーとなってからで、ジェームズはホワイトホースを生み出したピーター・マッキーの親戚。ジェームズの死後1889年に蒸留所を相続し、ラガヴーリンをキーモルトとしたブレンデッドウイスキー「ホワイトホース」を発売します。

その後、ホワイトホース社は現在のディアジオ系列に買収されることになりますが、ラガヴーリンをキーモルトとしたホワイトホースは現在でも継続されています。

ラガヴーリン16年

ラガヴーリン16年

アルコール度数:43%
参考価格:15000円

アイラ島のオフィシャルボトルで唯一の「16年物」。香りはスモーキーでピーティーですが、ボディがあって濃密なフルーツ香と、バニラ、オロロソシェリー風味も奥に隠れています。

ラガヴ―リンは単にスモーキーなウイスキーではなく、「飲みごたえ」「複雑さ」「ピート」「なめらかな口当たり」のバランスが驚くほどに優れています。欠点を探すことができません。

アイラモルトとしては、アードベッグやラフロイグを推す声の方が強いイメージですが、個人的にラガヴ―リン16年が最も優れているオフィシャルボトルだと思います。

値上がり&品薄で、入手が厳しい状態ですが、自宅に1本は置いておきたいですね。

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ユースケ
ユースケ

ラガヴーリン8年もおいしい!

 

 

【2023年版】アイラ島のシングルモルトスコッチウイスキー|ラフロイグ[ Laphroaig ]

ラフロイグ Laphroaig
地域:アイラ島
創業年:1815
ビームサントリー社

「ラフロイグ」という発音は、英語を勉強している人は逆に発音が困難だと言われています。ゲール語はもともと文字を持っていないゲール民族の言語ですから、ゲール語は英語で「当て字」にしたものとなっています。

ラフロイグはゲール語で「広い入り江にある美しい窪地」という意味。実際に蒸留所は美しい入り江に面した場所に建てられています。真っ白く塗られた建物は、小さな入り江に映える美しさ。「ラフロイグ」と名付けられたのは必然だったと言えますね。

ラフロイグ10年

ラフロイグ10年

アルコール度数:40%
参考価格:6900円

ラフロイグには「セレクトカスク」「PXカスク」「フォーオーク」などのラインナップがありますが、ラフロイグ10年に勝るオフィシャルボトルは存在しません。きれいなピーティーフレーバーがあり、ヨード、初毒液、正露丸を思させるアロマは衝撃的かつ独創的。

スコッチウイスキー初心者にラフロイグ10年を勧めるときは、「極端に個性的」であることをしっかりと伝えないと、スコッチが全てラフロイグみたいな味だと誤解されるかもしれませんので注意が必要ですね。

個人的に初めて飲んだスコッチがラフロイグ10年でした。その思い出はいつまでも心に残り続けることでしょう。

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アイラモルトのオフィシャルボトルは人気があり、価格が高騰しています。今後もこの流れは続くと思われますが、新たに生産が開始した(生産準備中)蒸留所がいくつかあります。

  • ガートブレック(Gartbreck)
  • アードナッホー(Ardnahoe)
  • ポートシャーロット(Port Charlotte)
  • 新ポートエレン(Port Ellen)。

オフィシャルボトルがリリースされるまではまだ時間がかかると思いますが、将来的にアイラ島のシングルモルトの生産量が増え、安定した供給量になることに期待したいですね♪

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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