【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選

ユースケ
ユースケ

こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAKをオープン。YouTubeTikTokでカクテル動画を公開中!

この記事では1万円以内で購入できるシングルモルトウイスキーをご紹介致します。予算1万円となると、対象になるウイスキーは膨大にあるわけですが、今回はBAR WHITE OAKのオーナーバーテンダーであるわたくしが、本当におすすめしたい美味しい銘柄を厳選。コスパ抜群の10選となっておりますので、ウイスキーご購入の参考にして頂ければ嬉しいです。

※2022年9月時点のアマゾン税込価格を参考に選出しております。

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選

1. クラガンモア12年
2. グレンファークラス105
3. アベラワー12年 ダブルカスクマチュアード
4. ラフロイグ10年
5. タムデュー12年
6. グレンドロナック12年
7. オーバン14年
8. グレンゴイン カスクストレングス
9. グレンスコシア ダブルカスク
10. 余市

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|クラガンモア12年

クラガンモア12年
700ml 40%
参考価格:5000円

クラガンモアはスペイサイドにある蒸留所で、ブレンデッドウイスキー「オールドパー」のキーモルトに採用されているシングルモルトウイスキーです。香りはフルーティーで華やか。クセが少なくアルコール感の少ないなめらかな味わい。ウイスキー初心者にもおすすめできる飲みやすい個性をもっています。

流通価格は5000円前後。5000円以内で買うことも可能ですが、微妙な判定になるので「1万円以内」のほうで選抜しました。人気のある割にまだリーズナブルに購入できるので、飲んだことがない方は是非一度お試しください。

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|グレンファークラス105

出典:https://glenfarclas.com/our-home/

グレンファークラス105
1000ml 60%
参考価格:7500円

「鉄の女」ことイギリス元首相マーガレット・サッチャーが愛飲していたシングルモルト。グレンファークラスは未だに家族経営を続けている数少ない蒸留所で、シェリー樽にこだわりを持つことで知られています。シェリー樽はアメリカンホワイトオークとスパニッシュホワイトオークの2種類から作られた物を使用。フルーティーでコクのある味わいが人気となっています。

「105」はアルコール度数の数値(105英国式プルーフ)から。 60度に設定されたハイプルーフウイスキーは加水をほとんど行われておらず、原酒本来の風味を愉しむことができます。少し前までは5000円前後で購入可能でしたが、現在は7000~8000円程で流通しています。グレンファークラスでは人気のあった「21年」が終売になるなど、原酒不足が懸念されています。105にはなんとか残ってほしいと思っています。

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|アベラワー12年 ダブルカスクマチュアード

アベラワー12年 ダブルカスクマチュアード
700ml 40%
参考価格:8000円

アベラワー12年はシェリー樽とバーボン樽の原酒をブレンドした商品。シェリー樽に定評があるアベラワー蒸留所ですが、バーボン原酒をバランスよく配合することでシェリー100%ウイスキー以上のパフォーマンスを発揮しています。フルーティーさのなかに奥深いコク。余韻もこのクラスの中では長くて複雑。12年は10年の上位版という位置づけですが、もはや2つのウイスキー差は「ワンランク」だと感じないくらいですね。

アベラワーのラインアップでもう一つおすすめしたいのが「アブーナ」。こちらはシェリー樽のカスクストレングス商品。エイジング表記はありませんが優れたウイスキーです。以前は1万円以内で購入できましたが、現在はぎりぎりのラインなので今回は選出しませんでした。値上がりはしたものの、1万円前後の価格であればコスパの良いシングルモルトです。

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|ラフロイグ10年

ラフロイグ10年
700ml 40%
参考価格:6500円

スコットランド・アイラ島の銘酒。「正露丸」や「ヨードチンキ」などと表現される強烈なフレーバーは、世界中のファンを魅了し続けています。そしてラフロイグといえば、この10年。熟成樽はファーストフィルのバーボン樽にこだわっており、セカンドフィル以降の樽は使用しません。ラフロイグ自体は、シェリー樽やウォーターカスクなど様々な樽を使用していますが、10年物だけはこの製法を守り抜いています。

こちらも数年前までは5000円以内で購入できましたが、モルトブームが続く中でじわじわと高くなっています。メーカーさんに聞くところだと、ラフロイグ10年は需要に対する供給が10%程度足りていないとのこと。今のところ比較的に手に入りやすい商品ですが、今後さらに需要が拡大するようだと近い将来入手が難しいウイスキーになる可能性がありますね。

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|タムデュー12年

タムデュー12年
700ml 43%
参考価格:8000円

シェリー系ウイスキーの価格高騰、および終売、および品薄が続く中で、一定の供給量が確保できているのがこのタムデューです。蒸留所が設立して以来、シングルモルトはシェリー樽100%を継続させています。その伝統は、2012年に現在のオーナー会社「イアンマクロード社」に買収されても尚変わることはありませんでした。マッカランやグレンファークラスと同様に、シェリー樽こそがタムデューのハウススタイル。シェリーでなければタムデューに非ず、といったところでしょうか。

タムデュー12年はアメリカンオークとヨーロピアンオーク両方のオロロソシェリー樽を使用。りんご、金柑、ソフトクリーム、洋ナシのコンポート、オレンジピール。口に含むと甘くてフルーティー。ミディアムボディで後からビター。酸味、苦みのバランスがちょうどよい。

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|グレンドロナック12年

出典:https://www.glendronachdistillery.com/

グレンドロナック12年
700ml 43%
参考価格:7800円

甘いシングルモルトといえば、グレンドロナック。シェリー樽にこだわりを持つハイランドの蒸留所です。12年はオロロソシェリー樽と極甘口のペドロヒメネスシェリー(PX)樽の原酒をあわせています。

グレンドロナックの特徴といえば、シェリー樽であることは間違いありませんが、では他のシェリー系の蒸留所との違いは?と問われると、シェリーはシェリーでも「ペドロヒメネスシェリー」であること。ペドロヒメネスはシロップのような強烈な甘みのあるシェリー酒です。その空き樽をウイスキーの熟成に使用すると、オロロソシェリーよりも力強い甘みとフルーティーさが付与されます。

ドライな味わいが多いスコッチのシングルモルトですが、甘みのあるタイプの需要は高まっています。ドロナックはその代表格として近年人気が高まっており、12年の上位版である15年、18年、21年などは品薄状態となっています。

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|オーバン14年

オーバン14年
700ml 43%
参考価格:7200円

西ハイランドの街「オーバン」。最盛期には数多くの蒸留所がウイスキーを生産していましたが、現在残っているのはオーバン蒸留所のみです。クラシックなラベルと昔から変わらない14年熟成へのこだわりは、原酒が枯渇しているスコッチ業界のなかでは異質な存在なのかもしれません。

オレンジ、バナナ、カスタードクリーム、アップルミント、メープルシロップ。フルーティーで少しソルティー。口に含むと柔らかく甘い。モルティー、バニラ、柑橘類。徐々にドライ。余韻は中程度の長さでバランスがとれています。改めてテイスティングしてみたのですが、よくできたウイスキーだと思いました。クセが強い訳ではないのに、どことなく個性的。

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オーバン
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【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|グレンゴイン カスクストレングス

グレンゴイン カスクストレングス
700ml 59.2%
参考価格:9700円

グレンゴインのスタンダードラインナップの中からはカスクストレングスをおすすめします。年数表記はありませんがクオリティの高いシングルモルト。バッチ008までは1万円以内でぎりぎり購入可能ですが、009バッチからは少し値上がりが確認できます。

008の構成原酒はファーストフィルのシェリー樽、ファーストフィルのバーボン樽、リフィルオーク樽。グレンゴインはノンピートで仕込まれているのでクセはなく、それ故平凡な味わいになってしまいがちですが、カスクストレングスは違います。モルトの風味と樽香、フレッシュフルーツのフレーバーがバランスよく、余韻も長めで力強さがあります。

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|グレンスコシア ダブルカスク

出典:https://www.glenscotia.com/products/double-cask-single-malt-scotch-whisky

グレンスコシア ダブルカスク
700ml 46%
参考価格:6000円

グレンスコシアはキャンベルタウンに残る3つの蒸留所の一つ。スプリングバンクが手に入らない今だからこそ、グレンスコシアとグレンガイル(キルケラン)の2つのシングルモルトを今一度見直すべきなのかもしれません。

ダブルカスクはバーボン樽で熟成させた後、ペドロヒメネスシェリー樽とファーストフィルのバーボン樽でフィニッシュを施したボトル。フィニッシュの際に2種類の樽に分けて熟成させている所がユニーク。通常なら全ての原酒を同じ樽でフィニッシュにかけるので、グレンスコシアダブルカスクならではの製法と言えます。(一部のボトラーズなどでもこの製法が施されていますが、かなり特殊です)

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめシングルモルトウイスキー10選|余市

余市
700ml 43%
参考価格:6000円

最後におすすめするのはシングルモルト余市。こちらも5000円以内で購入できたボトルでしたが、現在は6000~7000円程で流通しています。山崎に次いで2番目に古い日本の蒸留所として、ジャパニーズウイスキー業界を牽引してきた余市は、アイラ島のウイスキーをイメージしてつくられているウイスキー。ピーテッド麦芽を使用し、現在では本場スコットランドでも見かけなくなった、石炭直火焚き蒸留がおこなわれています。竹鶴政孝がこだわってきたウイスキー造りが継承され、現在でも昔ながらの製法が頑なに守られていることは素晴らしいですね。

蒸留所を訪れたことがない方は、ぜひ一度は行ってほしい。ウイスキーの「工場」ではなく「蒸留所」というのを肌で感じとることができます。

 



 

今回ご紹介したウイスキーの多くが、つい最近まで5000円以内で購入できたボトル。近年の価格高騰によって「1万円以内」としてご紹介せざる負えない状況となっています。一時的に値段があがっているボトルもあるので、世界情勢が変化すれば元の値段に戻る可能性もあります。希望を捨てず待ち望みたいですね。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーによって幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

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