

こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
ジョニーウォーカーの定番である「レッドラベル」「ブラックラベル12年」、そして最高峰の「ブルーラベル」。ラベルの色や価格が大きく異なる3本ですが、「味わいにどれくらいの差があるのか」「自分にはどれが合うのか」疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、コスパ・味わいのバランスともに最もおすすめなのは「ブラックラベル12年」です。
この記事では、香り・口当たり・余韻・価格(1杯あたりのコスパ)を徹底比較しながら、それぞれの個性を分かりやすく解説します。自分にぴったりの1本を見つける参考にしてみてください。
ジョニーウォーカー3種類を比較|レッド・ブラック・ブルーの味わいとおすすめは?

ジョニーウォーカー(Johnnie Walker)とは?どんなブランド?
ジョニーウォーカー(Johnnie Walker)は、スコットランド生まれのブレンデッドスコッチウイスキーブランドです。1820年、創業者のジョン・ウォーカーがキルマーノックで食料雑貨店を開いたことから、その歴史が始まりました。
レッドやブラック、グリーン、ゴールド、ブルーなど、個性の異なるボトルがそろっています。モルトウイスキーとグレーンウイスキーを巧みに組み合わせ、ラベルごとに違った味わいを生み出しているのが魅力です。
世界中で親しまれ、販売量でもトップを走るスコッチウイスキーブランドです。
なぜレッド・ブラック・ブルーの3本を選んだのか

今回選んだのは、ジョニーウォーカーの基本となるレッドラベルとブラックラベル12年、そしてスタンダードラインアップの最高峰に位置するブルーラベルです。
赤と黒で定番の味わいを押さえたうえで、最も高級な青を加えると、価格や熟成年数の違いが味わいにどう表れるのかが見えてきます。グリーンやゴールドなど、ほかにも魅力的な銘柄はありますが、まず知っておきたい3本として、この組み合わせにしました。
まずは3本の特徴を簡単に紹介

ジョニーウォーカー レッドラベル
レッドラベルは、ジョニーウォーカーのなかでも手に取りやすい定番ボトル。アルコール度数は40%。ハイボールやカクテルにもよく合います。
香りにはバニラやオレンジ、ホワイトチョコレート、レモングラスのようなニュアンス。口に含むとクリーミーな甘みが広がり、そのあとにスモーキーさや酸味、ほろ苦さが顔を出します。価格を考えると、ストレートでも楽しめるまとまりのよさがうれしい一本です。
ジョニーウォーカー ブラックラベル12年

ブラックラベル12年は、その名のとおり12年以上熟成した原酒を使ったボトル。アルコール度数は40%。
洋梨やオレンジ、バニラ、カスタードのような甘い香りに、レーズンやドライアプリコット、ブラウンシュガーの印象も重なります。口当たりは穏やかで、ほどよい甘みと軽いピートの風味が続きます。スモーキーさがありながら、全体のバランスがよく、ストレートからハイボールまで幅広く楽しめます。
ジョニーウォーカー ブルーラベル

ブルーラベルは、年数表記のない高級ブレンデッドウイスキーです。アルコール度数は40%。厳選された原酒を組み合わせた、ジョニーウォーカーの上位銘柄です。
フルーツやキャラメル、焼き菓子のような甘い香りに、スパイスや花を思わせるニュアンスが加わります。スモークは控えめで、口当たりはまろやか。飲み込んだあとも、香りが長くゆっくりと続きます。
ブルーラベルには年数表記がありません。ラベルの色の順番が、そのまま熟成年数の順番になっているわけでもありません。ブルーラベルには長期熟成原酒も使われていますが、年数だけを前面に出すのではなく、ブレンド全体のバランスを楽しむボトルです。
3本の味わいを早見表で比較
| 比較ポイント | レッドラベル | ブラックラベル12年 | ブルーラベル |
|---|---|---|---|
| 香り | バニラ、オレンジ、ホワイトチョコ、ハーブ | 洋梨、オレンジ、バニラ、レーズン | 果実、キャラメル、焼き菓子、花 |
| 口当たり | クリーミーな甘みのあとにスモーク | 穏やかでバランスがよい | 滑らかで丸みがある |
| 甘み | バニラや果実の甘み | バニラやドライフルーツの甘み | 果実やキャラメルの落ち着いた甘み |
| スモーキーさ | 3本のなかでは感じ取りやすい | 控えめながら、しっかりある | 穏やかで上品 |
| 余韻 | バニラや軽いピート、スパイス | 樽やモルトの香ばしさとほどよい苦み | 長く、果実や花の香りが続く |
| 向いている飲み方 | ハイボール、ロック、ストレート | ストレート、ロック、ハイボール | まずはストレート |
味わいを比べると、何が違う?

香りはレッドが親しみやすく、ブルーは複雑
レッドラベルは、バニラやオレンジの甘く親しみやすい香りが中心です。そこにレモングラスのような爽やかさや、ジョニーウォーカーらしいスモーキーさが加わります。
ブラックラベル12年は、洋梨やオレンジの果実香にバニラやレーズンの甘さが重なります。レッドよりも香りに丸みがあり、落ち着いた印象です。
ブルーラベルは、果実やキャラメルの香りだけでなく、焼き菓子や花、スパイスのようなニュアンスも感じられます。香りが一つの方向に強く出るというより、いくつもの要素が穏やかに重なっていくタイプ。
口当たりは、レッドが軽快。青へ向かうほど滑らかに
レッドラベルは、口に含んだときにクリーミーな甘みが広がります。その後、スモーキーさやほろ苦さが加わり、軽快ながら輪郭のある飲み口。
ブラックラベル12年は、甘みとスモーク、樽の香ばしさがほどよくまとまっています。クセが強すぎず、レッドよりも円熟感があるので、ストレートでも飲みやすいと感じます。
ブルーラベルは、3本のなかで最も滑らかな口当たり。アルコールの刺激が穏やかで、果実や樽の風味が自然につながります。ただし、単純に「青が一番濃くて強い」というわけではありません。力強さよりも、香味のまとまりや繊細さが印象に残ります。
甘みとスモーキーさのバランス
甘みがわかりやすいのは、ブラックラベル12年です。バニラやドライフルーツを思わせる甘さがあり、スモーキーさや樽の苦みも強く出すぎません。
レッドラベルは甘みのあとにスモークやビターさが出てきます。価格は手頃ですが、味わいにはしっかりメリハリがあります。
ブルーラベルは甘みもありますが、甘さだけで押すタイプではありません。果実や花、スパイス、穏やかなスモークが調和して、上品な印象にまとまっています。
余韻はブルーが長く、ブラックはバランス型
レッドラベルは、バニラの甘さに軽いピートやスパイスが続きます。価格を考えると、余韻まで楽しめるのはうれしいところ。
ブラックラベル12年は、樽やモルトの香ばしさとほどよい苦みが残ります。余韻の長さで圧倒するというより、味わい全体のバランスがよく、飲み終わりまで心地よいタイプです。
ブルーラベルは、飲み込んだあとも果実や花を思わせる香りが続きます。ひと口ごとに香りの変化を追えるのが魅力。ゆっくり時間をかけて飲みたくなる高級ウイスキーです。
スモーキーさが苦手なら、どれを選ぶ?

ジョニーウォーカーは、どのボトルにも程度の差はあれスモーキーな要素があります。そのため、煙の香りがまったく苦手な方は、どれを選んでも少し気になる可能性があります。
3本のなかでスモークが比較的穏やかに感じられるのは、ブラックラベル12年やブルーラベルです。まず試すなら、価格も手頃で甘みとのバランスがよいブラックラベル12年から始めるのがよさそうです。
レッドラベルは、3本のなかではスモーキーさやビターさを感じ取りやすいタイプ。煙の風味をできるだけ避けたい方は、最初の一本としては少し個性が強く感じられるかもしれません。
飲み方の違い|赤と黒は幅広く、青はまずストレートで

レッドラベルは、ハイボールにすると爽やかさとスモーキーさが引き立ちます。ロックやストレートでも楽しめますが、気軽に飲むならハイボールがよく合います。
ブラックラベル12年は、ストレート、ロック、ハイボールのどれでも楽しみやすい万能型です。ストレートでは甘みや熟成感を、ハイボールではスモークと爽快感を味わえます。少量の水を加えると、味わいが引き締まって感じられます。
ブルーラベルは、まずストレートで試してほしい一本です。少しずつ口に含み、香りや余韻の変化をゆっくり追うと、繊細な味わいがわかりやすくなります。加水する場合は、いきなり多く入れず、数滴ずつ。香りの開き方を確かめながら飲むのがおすすめ。
ブルーラベルはハイボールやロックでも飲めますが、その飲み方ではレッドやブラックとの価格差に見合う違いを感じにくいこともあります。まずはストレートで、ブルーらしい滑らかさや余韻を味わってみてください。
価格差はどれくらい?1杯あたりで比べる

販売価格はショップや在庫、送料によって変わります。2026年10月に見られた販売価格を例にすると、レッドラベルは1,000円台前半、ブラックラベル12年は2,500円前後、ブルーラベルは1万8,000~2万円前後でした。
700mlのボトルを30mlずつ注ぐと約23杯分、750mlのブルーラベルは約25杯分。ボトル価格を単純に杯数で割ると、1杯あたりの目安は次のようになります。
| 銘柄 | 容量 | ボトル価格の目安 | 30mlあたりの目安 |
|---|---|---|---|
| レッドラベル | 700ml | 約1,100円 | 約50円 |
| ブラックラベル12年 | 700ml | 約2,500円 | 約110円 |
| ブルーラベル | 750ml | 約18,500~20,500円 | 約740~820円 |
価格は掲載時点の一例で、送料は含めていません。購入するタイミングや販売店によって変わるので、最新価格も確認してみてください。
コスパ重視なら、レッドラベルかブラックラベル12年。レッドラベルは約50円で楽しめる気軽さが魅力です。
ブラックラベル12年はレッドの倍ほどの価格ですが、甘みや円熟感、余韻まで含めた満足度が高く、価格と品質のバランスに優れています。
ブルーラベルは、1杯あたりの価格も大きく上がります。その差額を、滑らかさや香りの複雑さ、長い余韻に感じられるかどうかが選ぶポイントになります。
ユースケ的には、どれがおすすめ?

レッド、ブラック、ブルー。結局どれが一番おいしいのか。これは気になるところですよね。
僕のおすすめは、ブラックラベル12年です。
レッドラベルは、手頃な価格がうれしい
レッドラベルは、1,000円台前半で買える手頃さが魅力です。この価格帯で、ストレートでも楽しめるまとまりのよさを持つブレンデッドウイスキーは、なかなかありません。
シングルモルトなどと比べれば、飲みごたえや余韻は控えめ。それでも、ブレンデッドウイスキーとして見ると、価格以上にしっかり楽しめる一本。気軽に飲めるボトルとして、僕も好きです。
ブラックラベル12年は、価格とおいしさのバランスが抜群
ブラックラベル12年は、2,500円前後で買えることが多いボトルです。12年以上熟成した原酒を使ったウイスキーをこの価格で楽しめるのは、かなり魅力的だと思います。
レッドラベルより円熟感があり、甘みや余韻にも満足感があります。スコッチらしい風味はありつつ、クセが強すぎず、全体のバランスがいい。ストレートでもおいしく、ウイスキーを飲み始めたばかりの方から飲み慣れた方まで、幅広く楽しめます。
レッドラベルより価格は上がりますが、2,500円前後のブレンデッドウイスキーとして考えると、十分にコストパフォーマンスの高い一本。僕はシーバスリーガルにも引けを取らないと思っています。
ブルーラベルは、ストレートでじっくり味わいたい
ブルーラベルは、滑らかな口当たりに、フレッシュな果実や熟成感のある香り、花やスパイスを思わせるニュアンスが重なります。複雑さや余韻の長さにも、特別な一本らしい風格があります。
ただ、ブラックラベルの完成度が高いので、価格差ほどの違いを感じるかどうかは人によると思います。値段を考えずに選ぶなら、僕もブルーラベルに惹かれます。それでも、ブラックラベルからさらに2万円以上出す価値があるかと聞かれると、正直、そこまで大きな差は感じません。
ブルーラベルのよさは、飲み慣れた方ほど見つけやすい繊細さにあります。間違いなくおいしい一本ですが、価格に見合う違いを誰もがすぐに感じるとは限らない。そこが難しいところでもあり、面白いところでもあります。
僕のおすすめはブラックラベル12年
3本のなかで僕が一番おすすめしたいのは、やはりブラックラベル12年です。
レッドラベルも大好きですが、味わいの円熟感や余韻まで含めて選ぶならブラックラベル。価格はレッドより高くても、2,500円前後でこのバランスのよさを楽しめるのは大きな魅力です。初心者にも親しみやすく、飲み慣れた方にも納得感がある。後世に残したい名酒だと思っています。
気軽さと価格の安さを重視するならレッドラベル。特別な一本をストレートでじっくり味わいたいならブルーラベル。迷ったときに僕がすすめるのは、ブラックラベル12年です。
まとめ

今回はジョニーウォーカーのレッド、ブラック12年、ブルーの3本を比較しました。それぞれの特徴をまとめると以下の通りです。
- レッドラベル: 1,000円台前半の手頃さと、力強いスモーキーさ・甘みが魅力(ハイボール向け)
- ブラックラベル12年: 甘み・ピート・熟成感のバランスが完璧な最高コスパの1本(万能型)
- ブルーラベル: 圧倒的な滑らかさと複雑な香りをストレートでじっくり味わう贅沢ボトル
もし「実際に自分で飲み比べて違いを確かめてみたい!」と思われた方は、ぜひBAR WHITE OAKでジョニーウォーカーの飲み比べはいかがでしょうか? 家飲みとはひと味違うグラスや空間で、赤・黒・青の個性の違いを一度に楽しんでいただけます。お気軽に声をかけてくださいね。

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
年齢確認: お酒は20歳を過ぎてから。未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
健康への配慮: 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
適正飲酒: お酒は楽しく適量を。飲酒運転は法律で厳しく禁止されています。
マナー: 飲酒後は節度ある行動を心がけましょう。











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