【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー27選

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION　Single Malt Japanese Whisky Sakurao Sherry Cask Stillman’s Selection

シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION　Single Malt Japanese Whisky Sakurao Sherry Cask Stillman’s Selection

700ml　50％

Amazon価格[2024年5月]：￥30,500 税込

シングルモルト桜尾を造る「SAKURAO DISTILLERY（桜尾蒸留所）」は、現在の「株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー（サクラオB&D）」の100年の節目である2018年にオープンしました。

「シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION」は、他のシェリーカスクと一線を画す「クリームシェリーカスク」を使用しています。クリームシェリーカスクをウイスキーの熟成に使用するのは非常に珍しい選択であり、日本のウイスキーやスコッチウイスキーにおいて、公式にクリームシェリーの樽を使用している例は見当たりません。

「クリームシェリー」とは、通常は辛口のオロロソシェリーに、甘口のシェリー酒や濃縮された果汁をブレンドして甘さを調整したシェリーのことを指します。辛口の段階では甘さはほとんど感じられないものの、甘口シェリーをブレンドすることで甘さと辛さの絶妙なバランスを保ちつつ、「程よい甘さの甘口シェリー」を創り出すことが可能です。

「シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION」は、これらのクリームシェリーの風味をウイスキーに反映させることで、通常の「オロロソシェリーカスク」由来の風味と、非常に甘口の「ペドロ・ヒメネスシェリーカスク」由来の風味を絶妙に調和させたウイスキーをつくりだしています。

シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S（Amazon）

 

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜三郎丸ⅡThe high priestess　Saburomaru II The High Priestess

三郎丸ⅡThe high priestess　Saburomaru II The High Priestess

700ml　48％

楽天市場価格[2024年5月]：在庫なし

1952年創業の三郎丸蒸留所は、北陸・富山県で本格的なウイスキーづくりを行っています。「サンシャインウイスキー」は富山を代表する地域のウイスキーとして、長い間多くの人々に愛されてきました。2000年には設備の老朽化により、一時的な生産休止を余儀なくされましたが、2016年に大規模な改修が行われリニューアル。そして2019年6月には世界初の鋳造製ポットスチル「ZEMON（ゼモン）」を導入し、技術や設備の向上にも取り組んでいます。

「三郎丸ⅡThe high priestess」は、鋳造製ポットスチル「ZEMON」で蒸留した原酒を使用した、シングルモルト三郎丸で初めての商品。 6,000本限定で発売され、現在では入手不可能となっています。

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜シングルモルトジャパニーズウイスキー 戸河内　Single Malt Japanese Whisky Togouchi

シングルモルトジャパニーズウイスキー 戸河内　Single Malt Japanese Whisky Togouchi

700ml　43％

楽天市場価格[2024年5月]：在庫なし

「シングルモルトジャパニーズウイスキー 戸河内」は、SAKURAO DISTILLERY（桜尾蒸留所）が2022年に初の定番ラインナップとしてリリースした商品。「シングルモルトジャパニーズウイスキー 桜尾」と同時に発売されましたが、今回金賞を受賞したのは、蒸溜所名を冠した「桜尾」ではなく、「戸河内」の方でした。

戸河内の原酒は、桜尾と同じく「SAKURAO DISTILLERY」で蒸留されていますが、桜尾とは熟成環境が異なります。安芸太田町戸河内の山あいの地にある、かつて鉄道用として使われていた「戸河内トンネル」内の戸河内貯蔵庫で熟成させた原酒を使用。冷涼な環境でゆっくりと熟成した原酒は、フルーティーで繊細。独特の個性を持っています。

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜シングルモルト津貫 2023エディション　Single Malt Tsunuki 2023 Edition

シングルモルト津貫 2023エディション　Single Malt Tsunuki 2023 Edition

700ml　50％

楽天市場価格[2024年5月]：量り売り（100ml）2,450円

シングルモルト津貫は、薩摩半島南西部のマルス津貫蒸溜所で造られています。この地は寒暖差のある気候と高品質な湧水が特徴で、蔵多山山系に囲まれた緑豊かな地域。津貫はこの地の温暖な気候と水資源を活かし、本坊酒造の伝統とともにウイスキーづくりを行っています。

「シングルモルト津貫 2023エディション」は、数量限定（47,000本）シリーズのボトルで、バーボン樽で熟成した原酒を中心に、様々な樽で熟成させた原酒をブレンドした商品。香りはバニラ、キャラメル、チョコレートナッツ、ドライイチジク。ほのかにピーティーな風味が複雑さを生み出し、フルーティーさと樽由来の豊潤なアロマを引き立てています。

シングルモルト津貫 2024エディション↓

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜シングルモルト津貫 6th Anniversary of Mars Tsunuki Distillery　Single Malt Tsunuki 6th Anniversary Of Mars Tsunuki Distillery

シングルモルト津貫 6th Anniversary of Mars Tsunuki Distillery　Single Malt Tsunuki 6th Anniversary Of Mars Tsunuki Distillery

700ml　52％

楽天市場価格[2024年5月]：在庫なし

「シングルモルト津貫 6th Anniversary of Mars Tsunuki Distillery」は、「津貫蒸溜所祭り」限定商品として2022年にリリースされた商品。マルス津貫蒸溜所の竣工6周年を記念してつくられました。

津貫蒸溜所で蒸留・熟成したバーボンバレル3樽をヴァティング。限定657本。

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜丹波シングルモルト Bottled in 2022 2nd　Tamba SIngle Malt Bottled in 2022 2nd

丹波シングルモルト Bottled in 2022 2nd　Tamba SIngle Malt Bottled in 2022 2nd

700ml　47％

楽天市場価格[2024年5月]：在庫なし

「丹波シングルモルト Bottled in 2022 2nd」は、丹波蒸留所で造られているジャパニーズシングルモルトウイスキー。創業1925年となる京都市伏見の有名酒造メーカー「黄桜」が、2018年に兵庫県丹波篠山市で創業しました。

バーボン樽原酒をメインに、シェリー樽、ミズナラ樽で後熟した酒齢３年以上の原酒を使用。冷却ろ過を行わずにボトリングしています。

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜山崎　Yamazaki

山崎　Yamazaki

700ml　43％

楽天市場価格[2024年5月]：18,150円

日本を代表するシングルモルトウイスキー「山崎」のノンエイジボトル。山崎蒸溜所の建設着手は1923年。2023年で創業から100周年を迎えました。

シングルモルト山崎は、「山崎10年」が終売となった後、2012年からリリースされている商品。「ワイン樽」で熟成させた原酒を使用しています。ワイン樽原酒をブレンドすることで、ノンエイジでありながら12年物に匹敵するような厚みのあるボディと、リッチな甘さ、シェリーカスクのような熟成したフルーツ香に近い風味を生み出すことができます。

また、「ミズナラ樽」の原酒もブレンドされています。ミズナラの希少性を考えると、配合されている量はかなり少ないとは思いますが、ミズナラ原酒を少しでも加えることで奥行きのある味わいに仕上げています。

 

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜山崎 12年　Yamazaki 12 YO

山崎 12年　Yamazaki 12 YO

700ml　43％

楽天市場価格[2024年5月]：34,100円

「山崎 12年」は、12年以上の原酒を使用した、深みと優しさに溢れるシングルモルトウイスキーです。かつては「山崎10年」が存在していましたが、ノンエイジ山崎が発売される前までは、山崎12年がフラッグシップボトルとして、ウイスキーを取り扱っている全ての店で見かけるほどのシェアを獲得していました。

山崎12年は、オロロソシェリーカスク、バーボンカスク、ミズナラカスク、パンチョンなど、多様な種類の樽からの原酒を絶妙にブレンド。長く残る余韻とバランスの取れた風味は、「シングルモルト」でありながら、まるで「ブレンデッド」のような飲みやすさがあります。

クセが少なく、甘みとまろやかさが特徴的で、心地よく続く余韻は日本人の好みに合った落ち着きのある風味。これぞジャパニーズウイスキーです。

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜山崎 18年　Yamazaki 18 YO

山崎 18年　Yamazaki 18 YO

700ml　43％

楽天市場価格[2024年5月]：145,000円

山崎18年は、オロロソシェリーカスクの原酒を主に使用しています。サントリーでは自社でシェリーカスクを調達しており、その品質にはこだわりが見られます。

良質なスパニッシュオークは、現地の日本人スタッフによって厳選され、伐採後にスペイン南部のヘレス地方に運ばれます。そこで自然乾燥を受けた後、製樽の工程に進みます。そして完成した樽は、契約しているボデガ（シェリーの醸造所）で、シーズニング（熟成）を行っています。

サントリーはスパニッシュオークのオロロソシェリーカスクの製造を最初から最後まで自社で管理し、高品質なシェリーカスクを作り熟成させることで、豊かなフルーツの風味と甘みのある原酒を造ることができています。

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜知多　Suntory Whisky The Chita

知多　Suntory Whisky The Chita

700ml　43％

楽天市場価格[2024年5月]：6,300円

愛知県西部に位置する知多半島は、大手食品飲料メーカーやその他の工場が密集する工業地域です。「シングルグレーンウイスキー知多」を造る、サントリー知多蒸留所は1972年に建設され、本格的に稼働したのは1973年から。サントリーグループと全農グループが共同で設立した企業であり、現在も両グループの持ち株比率は50％となっています。2019年以降、名称は「サントリー知多蒸溜所株式会社」に変更されています。

知多蒸留所では世界に類を見ないグレーン原酒の造り分けが行われています。連続式蒸留器を用いて、以下の3つの異なるタイプのグレーン原酒を生産しています。

• ヘビータイプ：穀類の香りが強くて、豊かな味わい。
• ミディアムタイプ：穀物由来の旨味があり、口当たりはマイルド。
• クリーンタイプ：ピュアでクリーンな味わいであり、ほのかな甘さを感じる。

「シングルグレーンウイスキー知多」は、グレーンウイスキーの常識であった「サイレントスピリッツ（クセのないウイスキー）」から脱却し、グレーンでありながら豊かな風味のあるウイスキーに仕上がっています。

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士　Kirin Single Blended Japanese Whisky Fuji

シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士　Kirin Single Blended Japanese Whisky Fuji

700ml　43％

楽天市場価格[2024年5月]：5,290円

キリンビールが所有する、富士御殿場蒸留所で造られているブレンデッドウイスキー。「シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー」は2022年6月から通年で販売されており、モルトとグレーンを絶妙なバランスでブレンド。モルトウイスキーのフルーティーさと、グレーンウイスキーのバニラやウッディな風味が調和しています。

富士御殿場蒸溜所ではモルトとグレーン原酒の両方を生産しています。このウイスキーと同時に「シングルモルトジャパニーズウイスキー富士」と、「シングルグレーンジャパニーズウイスキー富士」もリリースされており、二種類のシングル（一つの蒸溜所）をブレンドしたウイスキーであることから「シングルブレンデッド」と表記しています。

日本国内で、モルトとグレーンの両方を生産している蒸溜所は少ないのが現状ですが、これからグレーンウイスキーの生産を始めようとしているモルトウイスキーの蒸溜所も存在しています。また、グレーンウイスキー蒸溜所は別の場所に建設し、自社で全ての原酒を調達して「ジャパニーズブレンデッドウイスキー」をつくる計画を発表しているメーカーもあります。

 

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜響 ジャパニーズハーモニー　Hibiki Japanese Harmony

響 ジャパニーズハーモニー　Hibiki Japanese Harmony

700ml　43％

楽天市場価格[2024年5月]：16,900円

サントリーの最高峰ブレンデッドウイスキー「響」。「響 ジャパニーズハーモニー」は響10年、響12年、響17年が終売（休売）となってからスタンダードボトルとして販売されているウイスキーです。山崎・白州のモルトウイスキーと、知多のグレーンウイスキーが絶妙なバランスでブレンドされており、クセが無くて柔らかく、日本的な味わい。

上位版には「響 ブレンダーズチョイス」がありますが、ジャパニーズハーモニーのほうが心地よく広がるやさしい口当たり。人によってはブレンダーズチョイスよりも魅力的に感じるかもしれません。

 

 

 

【TWSC2023金賞受賞】ジャパニーズウイスキー｜新潟亀田蒸溜所 ニューボーン ピーテッド　Niigata Kameda Distillery Newborn Peated

新潟亀田蒸溜所 ニューボーン ピーテッド　Niigata Kameda Distillery Newborn Peated

200ml　55％

楽天市場価格[2024年5月]：在庫なし

新潟亀田蒸溜所のニューボーン。ニューボンとは、熟成年数３年未満のウイスキーこと。蒸溜所は印章メーカーの「株式会社大谷（はんこの大谷）」が2021年に創業。

「新潟亀田蒸溜所 ニューボーン ピーテッド」は、英国産のピーテッド麦芽のみを使用した蒸留を14か月間熟成させています。熟成樽はスパニッシュオークを主体としており、その他複数の樽で寝かせた原酒をブレンドしています。

TWSC2023ではニューボンとしては唯一の金賞受賞。３年以上のウイスキーにも期待したいですね。

 

 

「TOKYO WHISKY & SPIRITS COMPETITION Official Guide Book 2023《洋酒部門》」

 

 

 

 

現在では入手の難しい限定ボトルのほか、定番ウイスキーも金賞を獲得しています。毎年のようにジャパニーズウイスキーは高く評価されていますね。

今後は、３年以上の原酒がストックできている蒸溜所が増えてくると思いますので、ジャパニーズウイスキーの新鋭にもこれから目が離せません。

 

 

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