こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
この記事では2024年3月現在、100万円以上で販売されている超高級ジャパニーズウイスキーを8本ご紹介いたします。そのなかには1本1000万円を越える、手を触れることも怖いミラクルウイスキーもあります。
2020年~2024年までの価格差も大公開。わずか4年で流通価格が倍以上になっている銘柄も…
興味本位でゆる~くご覧ください♪
【2024年版】100万円以上の超高級ジャパニーズウイスキー8選|超高級になった理由
2000年代には「高級ウイスキー」だったボトルが、今はなぜ「100万円以上の超高級ウイスキー」が多数存在するようになったのでしょうか?
ジャパニーズウイスキーの価格高騰についてを解説します。
2014年以降の「ジャパニーズウイスキーブーム」
ウイスキーの需要の増加による値段の高騰
2014年に世界的に有名なウイスキー評論家「ジム・マーレ―」著の『ウイスキーバイブル2015』という本の中で事件が起こりました。
『ウイスキーバイブル2015』で、サントリーの「シングルモルト山崎シェリーカスク2013」が世界一のウイスキーに認定されたのです。これはジャパニーズウイスキー史上初の快挙となり、しかも歴代最高得点というこれ以上ない形で評価されました。
このことがきっかけとなり、海外でジャパニーズウイスキーの人気と需要が爆発的に増えることとなり、空前絶後の「ジャパニーズウイスキーブーム」が到来します。
連続テレビ小説「マッサン」
国内の本格ウイスキーの需要が一気に高まる
同じく2014年、NHKの連続テレビ小説「マッサン」が放送開始されることで、国内でもウイスキーに対する関心が深まり、消費量は大きく増加しました。国内外ともに、ジャパニーズウイスキーに対しての興味・関心がこれまでになく高まったのです。
その後は皆様ご存じかと思いますが、ウイスキーの品切れや流通量が追い付かなくなることで、価格が高騰します。
海外資本によるジャパニーズウイスキーの買い占めが起こるようになり、プレミアムクラスのジャパニーズウイスキーは入手困難になります。
高級なジャパニーズウイスキーが買い占めの対象に
国内のウイスキーが売り切れ始める
買い占めの対象になったのはスタンダードウイスキーだけではありませんでした。それまではあまり売れていなかった、高級なジャパニーズウイスキーにも目が付けられるようになります。
これまで定価で購入できたボトルも、ウイスキー専門店でしか手に入らない「レアウイスキー」となったのです。
ジャパニーズウイスキーブームにより、高級ウイスキーも在庫がなくなり、店舗では品切れの状態が続くようになりました。そして希少性が高まったことで値段が高騰し、ウイスキー全体の相場もどんどん上がりました。
閉鎖蒸留所「軽井沢」
もともと貴重だった閉鎖蒸留所の原酒が、カルト的な人気に…
今回ご紹介する100万円以上の超高級ウイスキーには、閉鎖蒸留所である「軽井沢蒸留所」でつくられたシングルモルトがいくつかあります。
2012年に完全に閉鎖し、現在は蒸留設備が完全になくなっているため、再稼働されることはありません。希少性が高まったことで、海外のウイスキーマニアの中では「幻のジャパニーズウイスキー」として絶大な人気となっています。
いまや日本のウイスキーはお酒として見られるだけでなく、投資目的で売買が行われています。その影響もあり、軽井沢の値段は異常なほど高騰してます。
次のページで100万円以上のジャパニーズウイスキー8本をご紹介!
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