こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
この記事では、世界中の有名なバーで人気のある、日本産ウイスキーを含むワールドウイスキーブランドを10銘柄ご紹介致します。
今回は、イギリスの「Drinks International」が発表した「ブランドレポート2024:世界のウイスキー」を基にランキングを作成。各ウイスキーブランドを、銀座のオーナーバーテンダーである私、ユースケの見解も合わせて解説致します。
日本産ウイスキーとは、日本国内で製造(ボトリング)された商品のことで、「ジャパニーズウイスキー(純国産)」と「ワールドブレンデッドウイスキー(海外原酒を含む)」のウイスキーブランドに分かれています。また、このレポートの中で「ワールドウイスキー」とは、日本産以外に、カナダ、インド、台湾で造られたウイスキーを指しています。
このデータは、国際的なタイトルを受賞するなど、名実共に優れた世界中のバー100軒に対して調査した結果であり、「ウイスキーの売上数」を順位にしたものではありません。2024年時点のワールドウイスキー人気ブランドを示す一つの指標としてご覧ください。
スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキーのランキングTOP10はこちら↓
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|ランキングTOP10
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|ニッカウヰスキー フロム・ザ・バレル
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|サントリー季
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|山崎
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|カバラン
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|カナディアンクラブ
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|クラウンローヤル
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|ロット No.40
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|イチローズモルト
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|マルス
- 【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|アムルット
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|ランキングTOP10
- ニッカウヰスキー フロム・ザ・バレル (Nikka Whisky From The Barrel)
- サントリー季 (Suntory Toki)
- 山崎 (Yamazaki)
- カバラン (Kavalan)
- カナディアンクラブ (Canadian Club)
- クラウンローヤル (Crown Royal)
- ロット No.40 (Lot No.40)
- イチローズモルト (Ichiro’s Malt)
- マルス (Mars)
- アムルット (Amrut)
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|ニッカウヰスキー フロム・ザ・バレル
第1位:ニッカウヰスキー フロム・ザ・バレル (Nikka Whisky From The Barrel)
- 生産国:日本
- 種類:ブレンデッドウイスキー(海外原酒を含む)
- 商品:フロム・ザ・バレル
- 楽天市場価格[2024年10月]:5,999円
ワールドウイスキー部門で第1位となったのは、日本が誇るハイプルーフ・ブレンデッドウイスキー「フロム・ザ・バレル」。ブレンデッドウイスキーでありながら「樽出し」にこだわり、アルコール度数51%以上でボトリングされているウイスキーです。
樽から直接注がれた原酒を加水せず、そのままのアルコール度数で樽詰めしたウイスキーのことを「カスクストレングス」と呼びますが、これらの用語が定着したのはつい最近の話。現在はウイスキーファンにも馴染みがあるこの言葉も、「フロム・ザ・バレル」が誕生した80年代はまだ一般的ではありませんでした。
「フロム・ザ・バレル」は余市と宮城峡で熟成させたモルト原酒と、海外モルト原酒、グレーンウイスキーをブレンドした後、再び樽に詰めて数か月間の熟成をおこなっています。通常、ブレンデッドウイスキーの再貯蔵(マリッジ)は、ステンレスタンクなどを使い、原酒に樽からの影響を与えない方法で行われています。熟成後はアルコール度数の調整(加水)し、ボトリングされています。
「フロム・ザ・バレル」は、2023年の統計に続いて、最も売れている世界のウイスキーとしてトップを維持。日本国内でも人気の銘柄ですが、海外ではニッカウヰスキーを代表する、もしくは、日本のウイスキーを代表するブランドとして確固たる地位を築き始めています。
日本のウイスキーで人気といえば「山崎」、「白州」、「余市」などのシングルモルトも依然として高い人気がありますが、ご存じの通り生産量が少ないため、世界の有名バーでもほとんど取り扱いがありません。そのため、海外原酒を含んでいることで、一定の生産量を確保できる「フロム・ザ・バレル」が、輸出向けブランドとして海外で数多く販売されており、世界の有名バーでも広く取り扱いがあります。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|サントリー季
第2位:サントリー季 (Suntory Toki)
- 生産国:日本
- 種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー(純国産)
- 商品:サントリー季
- 楽天市場価格[2024年10月]:4,098円
第2位は、ニッカウヰスキー永遠のライバル、サントリーのジャパニーズブレンデッドウイスキー「季(とき)」。トップ1・2と日本のウイスキーが続いたのには驚きましたが、今回のランキングで、日本のウイスキーが海外の有名バーでも高く評価されていることを示してくれました。
「サントリー季」って…??知らない方が多いのも無理はありません。
このウイスキーは海外向けにつくられており、日本国内では「逆輸入」でしか流通していないため、店舗ではウイスキーバーや、一部の酒屋でのみ販売されています。サントリーによる国内販促も一切なく、今後リリースされる予定も全くない状況。知る人ぞ知る、サントリーウイスキーの隠し玉とも言えるブランドです。
「サントリー季」は2016年にアメリカとカナダ、2018年からはイギリスで発売がスタート。5代目チーフブレンダー「福與伸二」氏によって開発された商品で、原酒には「白州」、「山崎」のモルトウイスキーと、「知多」のグレーンウイスキーを使用しています。「サントリー季」は、「響」と同じく、100%国産原酒で構成されたジャパニーズブレンデッドウイスキーです。
「響」よりもリーズナブルな価格設定ですが、国産原酒のみをリッチにブレンドしていることから、サントリーウイスキーの中でも特別な商品と言えるでしょう。
海外では純粋なジャパニーズウイスキーの入手が極めて困難。「サントリー季」が、その代替品として重宝されているのも理解できますし、国内市場で正規販売されないのも、「サントリー季」が海外市場優先の商品として、その役割を担っているのでしょう。
日本人にとって、海外限定販売であることは惜しい限りですが、ジャパニーズウイスキーを世界の人たちに楽しんでもらうために、「サントリー季」のような海外向け商品は必要なのかもしれません。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|山崎
第3位:山崎 (Yamazaki)
- 生産国:日本
- 種類:シングルモルトジャパニーズウイスキー(純国産)
- 主な商品:山崎、山崎12年、山崎18年、山崎25年 など
- 楽天市場価格[2024年10月]:13,289円
日本を代表するシングルモルトジャパニーズウイスキー「山崎」は、第3位にランクイン。
国内外で大人気となっているブランドですが、世界の有名バーでも取り扱いはあるようで、国内での品薄状態が続く中でも3位に位置していることから、一定量は海外へ輸出されていることが分かります。
バーとしては最も有名なジャパニーズウイスキーである「山崎」を、バックバーに1本は置きたいと思うもの。海外での流通量が国内よりも多いとは思えないので、仮に「山崎」の製造が需要に追いついていたのなら、今回のレポートでは圧倒的な1位になっていたと思います。
「山崎」の人気は、ジャパニーズウイスキー全体の評価とも読み取れるので、国内の流通量が減ってしまうのは正直言って困りますが、海外にも積極的に輸出して欲しいもの。
世界のどの国へ行っても、バーに「山崎」があれば、日本人として、それは素晴らしいことだと思うのですが…。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|カバラン
第4位:カバラン (Kavalan)
- 生産国:台湾
- 種類:シングルモルトタイワニーズウイスキー
- 主な商品:カバラン クラシック、カバラン ディスティラリーセレクトNo.1、カバラン トリプルシェリーカスク など
- 楽天市場価格[2024年10月]:9,499円(カバラン クラシック)
1位~3位までは日本のウイスキーが独占しましたが、4位には台湾のシングルモルトウイスキー「カバラン」がランクイン。主要なウイスキーコンペティションで数々のタイトルを獲得し、温暖な台湾でも高品質なウイスキーが造れることを世界中に認めさせた、タイワニーズウイスキーのパイオニアです。
「カバラン」は台湾の「金車グループ」が設立した蒸留所で造られています。2005年からウイスキー事業を開始。カバラン蒸留所で造られた原酒を100%使用したシングルモルトウイスキーのみを生産しています。2008年末には早くもウイスキーをリリースし、台湾初の本格的なモルトウイスキー蒸留所として注目されてきました。
「カバラン」のラインナップは豊富で、異なる熟成樽から様々なタイプのウイスキーを生み出しています。特に人気が高いのは「ソリスト」シリーズ。シングルカスクをカスクストレングスでボトリングしたこのシリーズは、熟成樽の個性をダイレクトに味わうことができることから、世界中のモルトファンから支持を受けてきました。
世界の有名バーではどの銘柄が一番人気なのか、できれば商品名も知りたかったのですが、今回の統計では、「カバラン」が日本産ウイスキーの次に人気であることが結果として分かりました。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|カナディアンクラブ
第5位:カナディアンクラブ (Canadian Club)
- 生産国:カナダ
- 種類:カナディアンブレンデッドウイスキー
- 主な商品:カナディアンクラブ、カナディアンクラブ ブラックラベル、カナディアンクラブ クラシック12年 など
- 楽天市場価格[2024年10月]:1,408円(カナディアンクラブ)
5位の「カナディアンクラブ」と、6位にランクインした「クラウンローヤル」は、カナディアンウイスキーの2トップとして君臨し続けるビッグブランドです。今回の統計は、世界の有名バーが取り扱うブランドの順位を示したものですが、世界的に認められた「トップバー」でなくとも、カナディアンウイスキーといえばこの2つを外すことはできない、絶対的な存在。
カナディアンウイスキー(カナディアンブレンデッド)の共通点として、ウイスキーの個性が非常に穏やかな点が挙げられます。バーテンダーとしては、カクテルベースに利用しやすいことから、様々にアレンジが可能です。
また、価格も上位1~4位のブランドと比べるとかなりリーズナブル。カナディアンウイスキーの特性も在りきですが、バーテンダーとしては安価な仕入れで「いい仕事」をしてくれる、ありがたい存在です。
「カナディアンクラブ」はラインナップも充実しており、ハイクラスなボトルはカクテルだけでなく、ウイスキー単体としても人気があるため、世界の有名バーでも重宝されているようです。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|クラウンローヤル
第6位:クラウンローヤル(Crown Royal)
- 生産国:カナダ
- 種類:カナディアンブレンデッドウイスキー、カナディアンライウイスキー
- 主な商品:クラウンローヤル デラックス、クラウンローヤル ブラック など
- 楽天市場価格[2024年10月]:2,860円(クラウンローヤル デラックス)
「クラウンローヤル」は、イギリス王室との縁もある由緒正しきカナディアンウイスキーです。イギリス国王ジョージ6世夫妻が、初めてカナダを訪問した際に贈られたウイスキーとして有名となりました。かつてはカナダ国内のみの販売でしたが、1964年頃から輸出するようになります。
味わいはライトボディでスムースな、王道のカナディアンウイスキーといった印象。クセがないのでウイスキー初心者向けにもおすすめです。
カクテルのベースとしても利用できる味わいですが、ここ数年で価格が上昇傾向にあるため、ライバルの「カナディアンクラブ」と販売数量でも少し差がつけられています。
それでも、ワールドウイスキー全体で6位というのは素晴らしいこと。世界の有名バーでは、多少の値上がりくらいでは、仕入れに影響を与えないのかも。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|ロット No.40
第7位:ロット No.40 (Lot No.40)
- 生産国:カナダ
- 種類:カナディアンライウイスキー
- 主な商品:ロット No.40、ロット No.40 ダークオーク など
- 楽天市場価格[2024年10月]:在庫なし
第7位の「ロット No.40」は、欧州ではメジャーなカナディアンライウイスキーです。大手メーカー「ペルノ・リカール」が所有するブランドですが、日本国内では販売されていないため、初めてその名を聞いた方も多いと思います。
「ロット No.40」は、カナダ・ウィンザーにあるハイアム・ウォーカー蒸留所で原酒が造られています。原料には主に「未発芽ライ麦」と「発芽ライ麦(ライモルト)」を使用。銅製の単式蒸留器で蒸留されています。
主なラインナップは、スタンダードボトルの「ロット No.40」と、上位ボトル「ロット No.40 ダークオーク」の2種類。ダークオークの方が樽由来の風味が豊かで、酒齢も高めに設定されています。
「カナディアンクラブ」と「クラウンローヤル」に比べ、「ロット No.40」はスモールバッチであることから、カナディアンウイスキーの人気が停滞している日本市場でのリリースが見送られているのでしょうか。世界の有名バーで広く愛されているブランドですので、チャンスがあれば飲んでみたいですね。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|イチローズモルト
第8位:イチローズモルト (Ichiro’s Malt)
- 生産国:日本
- 種類:シングルモルトジャパニーズウイスキー(純国産)、ブレンデッドモルトジャパニーズウイスキー(純国産)、ブレンデッドウイスキー(海外原酒を含む)、ブレンデッドモルトウイスキー(海外原酒を含む)
- 主な商品:イチローズモルト&グレーン、イチローズモルト ダブルディスティラリーズ、イチローズモルト シングルモルトウイスキー秩父シリーズ、イチローズモルト カードシリーズ(終売)など
- 楽天市場価格[2024年10月]:4,180円(イチローズモルト&グレーン)
第8位は、サントリー、ニッカに次いで入手困難なウイスキー「イチローズモルト」。今回のレポートでは「Ichiro’s」とだけ記載されていましたが、秩父蒸溜所のシングルモルトは国内でもかなりレアなことから、海外の有名バーで取り扱いがあるのは、ほとんどがワールドブレンデッドの「イチローズモルト リーフシリーズ」だと思います。
「イチローズモルト」が海外で脚光を浴びるきっかけとなったのは、閉鎖した羽生蒸溜所の原酒をボトリングした「イチローズモルト カードシリーズ」の存在が大きいと思います。
カードシリーズによって、コアなモルトマニアから絶大な支持を受け、オークションでは無名のクラフトウイスキーとは思えないほどの価格で取引が行われ、一気に日本を代表するウイスキーブランドへと成長。
その後、秩父蒸溜所の創業により、秩父と羽生の自社モルトと、海外輸入のモルトとグレーン原酒をブレンドした「リーフシリーズ」が誕生。現在ではイチローズモルトのフラッグシップとして販売が続けられています。
10年程前までは、国内でイチローズモルトの人気はそれほど高くはありませんでしたが、現在では定価での入手が難しくなっています。海外でどれほどの知名度があるかはわかりませんが、海外のトップバーテンダーにも認められている「イチローズモルト」の名声は、今後も高まり続けること間違いないでしょう。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|マルス
第9位:マルス (Mars)
- 生産国:日本
- 種類:シングルモルトジャパニーズウイスキー、ブレンデッドウイスキー(海外原酒を含む)
- 主な商品:シングルモルト駒ヶ岳、シングルモルト津貫、マルスウイスキー TWIN ALPS、マルスウイスキー 3&7、岩井トラディション など
- 楽天市場価格[2024年10月]:9,020円(シングルモルト駒ヶ岳2024)
「マルス (Mars)」こと「マルスウイスキー」は、本坊酒造のウイスキーブランドとなります。「マルス」とだけの記載であったため、どの銘柄が一番売れているのかわかりませんが、「シングルモルト駒ヶ岳」や「シングルモルト津貫」の生産量は限られているため、ほとんどがブレンデッドウイスキーだと予測しています。
「マルスウイスキー」の商品は、「駒ヶ岳」、「津貫」以外は全てブレンデッドウイスキー(モルトブレンデッドも含む)であり、基本的にはその全てに海外原酒を使用しています。商品のランクによって、国内原酒との比率が変わってくるとは思いますが、リーズナブルなボトルの場合は、恐らく構成原酒の大半が海外原酒でしょう。
緻密な配合でブレンドされた「ワールドウイスキー」の評価は海外でも高いようで、世界の有名バーでも「マルスウイスキー」は決して珍しい存在ではないことが、このレポートで証明されました。
「マルスウイスキー」は種類が豊富なので、どの銘柄が海外で人気があるのか…ほんとに気になるところです。
【2024年】世界の有名バーで人気の日本産&ワールドウイスキー|アムルット
第10位:アムルット (Amrut)
- 生産国:インド
- 種類:インディアンシングルモルトウイスキー
- 主な商品:アムルット インディアン シングルモルトウイスキー、アムルット フュージョン シングルモルトウイスキー、アムルット ピーテッド インディアン シングルモルトウイスキー など
- 楽天市場価格[2024年10月]:5,313円(アムルット インディアン シングルモルトウイスキー)
最後に紹介するのはインドのシングルモルトウイスキー「アムルット」。
「アムルット」をご存じない方、飲んだことのない方もいるとは思いますが、インド産の本格ウイスキーの中では筆頭と言える有名ブランドです。日本で正規販売が行われていますが、ウイスキー専門店でも取り扱いはまちまちで、ウイスキーバーでも「アムルット」を置いているお店は少ないかもしれません。
アムルット蒸溜所は、南インド・バンガロールの標高920mに位置しており、現地の暖かい気候と高地特性によって、スコッチやジャパニーズとは異なるウイスキーの風味を生み出しています。
原料にはインド西部のパンジャーブやラジャスタン地方で栽培された六条大麦を使用。インド国内にある多くのウイスキーメーカーとは異なり、大量生産をせず、高い品質を維持しながらウイスキー造りが行われています。
インドの温暖な気候は、熟成期間に大きな影響を与えています。ウイスキーの熟成は急速に進み、エンジェルズ・シェア(天使の分け前)は、年間約12%と非常に高く、スコットランドの3倍の速さで熟成が進みます。
「アムルット」はインディアンウイスキーの中で最も有名なブランドですが、世界の有名バーで取り扱われるほど人気があることに少し驚きました。
「アムルット」は台湾の「カバラン」と同様、熟成期間の短さから特有の個性を持っているので、スコッチ、アイリッシュ、ジャパニーズのモルトウイスキーと異なる風味を愉しむ場合、一つの選択肢になり得ると思います。
この記事では、2024年の世界の有名バーで人気のある日本産およびワールドウイスキーのブランドをご紹介しました。
冒頭でもお伝えしていますが、今回のランキング結果は、国際的に活躍している世界中のバー100軒に対して行った調査を参考につくられたものです。世界の一流バーでのウイスキー購買習慣の順位であり、売上数ではなく、あくまでも現在の人気ブランドを示す指標となっています。
あなたの好きなウイスキーはありましたか?
それぞれのウイスキーが持つ個性や魅力は、生産地域によって異なります。このランキングを参考に、自分だけのお気に入りの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。
あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
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