【2023年版】ハイランドのシングルモルトスコッチウイスキー|オフィシャルボトル29選

【2023年版】ハイランドのシングルモルトスコッチウイスキー|グレンゴイン Glengoyne

グレンゴイン Glengoyne
地域:南ハイランド
創業年:1833
イアンマクロード社

グレンゴインはハイランドとローランドの境界線にまたがって建設された蒸留所です。仕込み水はハイランドから採取していますが、エージングセラーのある熟成庫はローランドとなっていますが、仕込み水がハイランドから流れてきたものを使用していることから、ハイランドモルトに分類されています。

仕込みはノンピーテッド麦芽を使用。熟成はバーボン樽が2/3。シェリー樽熟成が1/3。長期熟成の商品などはシェリーの風味豊かなタイプもリリースされています。

グレンゴイン10年

グレンゴイン10年

  • アルコール度数:40%
  • 参考価格:5100円

グレンゴインのラインナップは豊富にありますが、10年はフラッグシップとなるスタンダード。ノンピーテッド麦芽を用いて作られた原酒はクセがほとんどなく、大麦由来の風味と優しい樽香を感じます。

酒齢は10年ですので、ハイランドの現行シングルモルトでは一般的な設定ですが、10年物とは思えない程の柔らかさ。ストレートで味わうのも良いのですが、水割りで優しく飲むのもいいですね。

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【2023年版】ハイランドのシングルモルトスコッチウイスキー|グレンタレット Glenturret

グレンタレット Glenturret
地域:南ハイランド
創業年:1775年
ラリックグループ社

グレンタレットは親会社が何度も変わっていますが、現存するなかで最も古い蒸留所です。有名なのが「世界一ネズミをとった」ことがギネスブックに認定されている「タウザー」という猫。23歳11か月まで生きたタウザーは、生涯で28899匹ものネズミを捕まえました。

グレンタレットのウイスキーは「フェイマスグラウス」の原酒用として役割を果たしており、シングルモルトとしてのリリースは限定的でしたが、現在はオフィシャルボトルが充実しています。

グレンタレット トリプルウッド エディション

グレンタレット トリプルウッド エディション

  • アルコール度数:43%
  • 参考価格:3800円

グレンタレット トリプルウッドエディションは、アメリカンオークのシェリー樽、ヨーロピアンオークのシェリー樽、バーボン樽の原酒を使用を使用したノンエイジボトル。

かつて流通していたオフィシャルボトルとは異なる個性をもっており、ライトボディでスムース。クセは少なくて、ハイランドモルトでありながら、ローランドモルトのようなモルティーさを感じます。

ストレートで飲むのがベスト。加水は最小限で。

グレンタレット トリプルウッド エディション

 

 

【2023年版】ハイランドのシングルモルトスコッチウイスキー|グレンドロナック Glendronach

グレンドロナック Glendronach
地域:東ハイランド
創業年:1826年
ブラウンフォーマン社

ゲール語で「黒イチゴの谷」。シェリー樽熟成にこだわっている蒸留所で、ウイスキーは甘みがあります。麦芽はノンピーテッドを基本とし、ブレンデッド用にピーテッドモルトでも仕込みが行われています。

最近ではシングルモルトでもピーテッドが発売されたりと、革新的にウイスキー造りを進めている蒸留所でもありますが、グレンドロナックのハウススタイルはシェリー樽熟成であり、フルーティーで濃厚な味わいのウイスキーをつくり続けています。

グレンドロナック 12年

グレンドロナック 12年

  • アルコール度数:43%
  • 参考価格:7100円

辛口のオロロソシェリー樽と極甘口のペドロヒメネス・シェリー樽の原酒を使用した、100%シェリーカスクウイスキー。口に含むと甘みがあります。ドライフルーツ、チョコレート、キャラメル、スパイス。

生産が追いついておらず、流通価格が高騰していますが、手元に1本置いておきたい良質なシングルモルトです。ロックや水割りでもおいしく飲むことができます。

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【2023年版】ハイランドのシングルモルトスコッチウイスキー|グレンモーレンジィ Glenmorangie

グレンモーレンジィ Glenmorangie
地域:ハイランド
創業年:1843年
MHD

創業当時は古い民家を改築してつくられた小さな蒸留所でしたが、現在ではシングルモルトスコッチウイスキーとしてベスト5に名を連ねるメジャー銘柄として、世界中で多くのファンから支持されています。

グレンモーレンジィは元々、ブレンデッドウイスキー「ハイランドクイーン」の原酒供給が主な役割でした。90年代頃からシングルモルトにも力を注ぐようになり「ウッドフィニッシュ」などの個性豊かなシリーズを販売するようになります。

スコッチで初めてバーボン樽を使用したことでも有名。バーボン樽が使用され始めたのは1940年代で、世界大戦の影響でシェリー樽の供給が難しくなったことから使用されるようになりました。その後はバーボン樽だけに限らず、様々な種類の樽を使用しています。

グレンモーレンジィ オリジナル

グレンモーレンジィ オリジナル

  • アルコール度数:40%
  • 参考価格:4600円

2022年により親しみやすいデザインにリニューアル。柑橘とバニラのアロマ主体で、クセが少なく飲みやすい味わいです。スコットランドではシングルモルト部門で1,2位を争う売り上げを誇っています。

ハイボール、ロック、水割りなど飲み方を選びません。むしろ「割って飲む」ことを考えてつくられているように思えます。カクテルのベースとしても使いやすく、ブレンデッドウイスキーよりもスコッチらしさを出したい時などに使用することがあります。

グレンモーレンジィ オリジナル

 

 

 

【2023年版】ハイランドのシングルモルトスコッチウイスキー|タリバーディン Tullibardine

出典:https://www.tullibardine.com/

タリバーディン Tullibardine
地域:南ハイランド
創業年:1949年
ピカール・ヴァン&スピリチュア―社

蒸留所は1949年に操業しましたが4年後にはオーナーが変わり、その後も操業停止など不安定な時代が続きます。2011年にはフランスのワイン会社「ピカール・ヴァン&スピリチュア―」が買収したことで、以後は経営が安定。

ほとんどがブレンデッドのハイランドクイーンの原酒に使用されていましたが、近年はシングルモルトのリリースにも力を入れています。オーナーがワイン商なだけあって、ボルドーワインや、ソーテルヌの古樽を使ったウイスキーなどがリリースされています。

タリバーディン 228 バーガンディ カスク フィニッシュ

タリバーディン 228 バーガンディ カスク フィニッシュ

  • アルコール度数:43%
  • 参考価格:5300円

ファーストフィルのバーボン樽で熟成させた後、228リットルのブルゴーニュ赤ワイン樽(ピノノワール)で後熟。ピカール・ヴァン&スピリチュア―社による経営になった後にリリースされた、ワイン樽の個性を反映させたオフィシャルボトルです。

ノンエイジボトルですが熟成感があり、ワイン樽によってフルーティーさとボディが付与されている印象。バーボン樽とのバランスもとれています。

 

 

【2023年版】ハイランドのシングルモルトスコッチウイスキー|ダルウィニー Dalwhinnie

ダルウィニー Dalwhinnie
地域:北ハイランド
創業年:1897
MHD

ダルウィニー蒸留所は標高330mの場所に位置しており、政府の気象観測所としての役割も果たしています。創業は1897年。当初は「ストラススペイ蒸溜所」という名称でした。

88年には旧UD社時代の名シリーズ「クラシックモルト・シリーズ」の一つとなり、シングルモルトとしての名声を得ることとなります。現在でもディアジオ社のリリースするシングルモルトの中では売上上位をキープしています。

ダルウィニー 15年

ダルウィニー 15年

  • アルコール度数:43%
  • 参考価格:6200円

日本ではあまりなじみのないダルウィニーですが、世界市場では人気のあるシングルモルト。15年物がフラッグシップとなっているオフィシャルボトルは、ダルウィニー 15年だけかもしれません。

加水よりもストレートがおすすめ。ハイランドらしい柔らかい口当たりとモルトの風味が心地よく広がります。

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