【種類豊富】シングルモルトウイスキー「ラフロイグ」おすすめ銘柄15選

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ ロア

ラフロイグ ロア

48％　700ml

楽天市場価格：13600円

2019年に数量限定で発売された「ラフロイグ ロア」は、現在は定番ボトルとして愛されているボトルです。ラフロイグ蒸留所「ジョン・キャンベル」氏が、1815年の創業以来受け継がれてきた技術と経験を次世代に伝えるために開発したと言われています。

「ラフロイグ ロア」に使用している原酒は、ヨーロピアンオークの新樽で熟成した後、ファーストフィルのバーボン樽に移し替え熟成させた“ダブルマチュアード”（二度熟成）製法でつくられたものを主体に、通常のバーボン樽熟成の原酒をブレンド。

「ラフロイグ 10年」に比べ、樽からの甘さ、香りが際立っていおり、ウッディネスでスモーキ―。りんご、オレンジ、バニラ、シナモン、ナツメグ、クローブ。焼き菓子のような妖艶な香りも感じます。

ピートフレーバーも決して弱い訳ではなく、リッチなスモーキーさ。年数表記の無いボトルですが、相応の熟成感があり、ボリュームのある余韻を楽しむことができます。

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ 1815 レガシーエディション

ラフロイグ 1815 レガシーエディション

48％　700ml

楽天市場価格：14499円

2017年に発売された免税店向けボトル。「ラフロイグ 1815 レガシーエディション」は先にご紹介した「ラフロイグ ロア」と共通点が多いウイスキーです。

「ラフロイグ 1815 レガシーエディション」の原酒は、ファーストフィルのバーボン樽で熟成後、ヨーロピアンオーク新樽のホグスヘッドで後熟させています。この製法は「ラフロイグ ロア」とほぼ同じスタイル。ロアはその他にバーボン樽の原酒をブレンドしているとのことですが、レガシーにもバーボン原酒を使用（ブレンド）している可能性は十分にあります。

アルコール度も同じく48％。レガシーの詳細は謎ですが、ここまで類似しているのなら、「どちらか一つでいいのでは？」と思ってしまうところ。しかし、味わいは確かに似ていますが、全く同じでもないのが事実。

スモーキーなフレーバーと、樽の効果を感じるフルーティーな風味が充実。アプリコット、いちじく、シトラス。バニラの力強さもあり、シナモンやナツメグのようなスパイシーな要素も。

「ラフロイグ ザ 1815 レガシィ エディション」と「ラフロイグ ロア」は、ラインナップのなかでも独特で複雑な味わいが魅力の商品ですが、「王道のラフロイグ」が好きな方にとっては賛否両論あるかもしれません。それでも、一度は試して欲しい完成度の高いウイスキーです。

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ PX カスク

ラフロイグ PX カスク

48％　1000ml

楽天市場価格：11880円

「PXカスク」とは、ペドロ・ヒメネス シェリー（Pedro Ximénez sherry）の空き樽のこと。PXは極甘口のシェリー酒で、「ペドロ・ヒメネス種」のブドウを天日干し、ブドウの糖分を凝縮させてつくられています。凝縮した香りと糖度があり、世界で最も甘いワイン（シェリー酒）と呼ばれています。

「ラフロイグ PX カスク」は、「ラフロイグ トリプルウッド」に代わる免税店向け商品として登場した商品。PXシェリー樽でのフィニッシュが最大の特徴ですが、合計で三種類の異なる樽を使用しています

• 一回目：メーカーズマークのファーストフィル・バーボンバレル（5〜7年間）
• 二回目：クォーターカスク（7〜9ヶ月間）
• 三回目：PXカスク（約1年間）

スコッチウイスキー業界では近年、需要が追い付いていないオロロソシェリー（最もスタンダードなシェリー樽）に代わり、PXカスクが利用されることが多くなっています。同じシェリー酒でも、「辛口のオロロソシェリー」とは異なる「極甘口のPXシェリー」ですが、アクセントとして加わるやさしい甘味は、ラフロイグのみならずウイスキーの風味付けに有効であると評価されています。

ラフロイグとPXカスクの組み合わせに関しては、賛否両論あるかもしれません。個人的にはヘビリーピーテッドのシングルモルトとPXシェリーの相性は良いと思っています。

「あまピート」が結構好き♪

 

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ 10年 カスクストレングス バッチ15

ラフロイグ 10年 カスクストレングス バッチ15

56.5％　700ml

楽天市場価格：23800円

「ラフロイグ カスクストレングス」シリーズは、「ラフロイグ10年」のために用意された樽から、優れた品質のものを厳選し、無加水で瓶詰めされた数量限定商品。初めてリリースされたのは2009年の「バッチ１」で、その後も毎年新しいバッチが登場しています。

各バッチはアルコール度数、香り、味わいが微妙に異なることから、ラフロイグの愛好会はもちろん、スモーキーモルト愛好家にも人気。アルコール度数が高いところも、よりピーティーさが引き立って美味しいと評判です。

「ラフロイグ 10年 カスクストレングス バッチ15」は 2021年にボトリング。アルコール度数56.5％。強烈なピートの風味と力強い味わいは、加水タイプのラフロイグでは味わえない魅力的な個性を放っています。

 

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ 15年 リミテッドエディション 200周年記念ボトル

ラフロイグ 15年 リミテッドエディション 200周年記念ボトル

43％　700ml

Amazon価格：55000円

「ラフロイグ 15年 リミテッドエディション 200周年記念ボトル」が、2015年にラフロイグ蒸留所の200周年を記念してリリースされた限定ボトル。1985年にリリースされた「15年物」を再現する形でつくられています。

ラフロイグ10年と比べ、ゴールドカラーの色調が映えています。ピーティーなアロマの中に、パイナップルやマンゴーのような南国系フルーツ。甘い香りの後は、しっかりとスモーキー。口当たりは酒齢15年ということもあって、まろやかで若干クリーミー。

熟成が若くて力強いタイプのラフロイグもおいしいと思いますが、15年物のような刺激の少なくてスモーキーな個性も実に魅力的。

現在は非常に高価となっていますが、この飲みやすさを体験したら、5～6万円の相場も決して高いとは思わないかも…

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ 18年

ラフロイグ 18年

48％　700ml

楽天市場価格：58800円

2015年に終売となった「ラフロイグ 18年」は、現在でも高い人気を誇る商品です。

バーボン樽で18年以上熟成された原酒を合わせているため、香りがマイルドになるかと思いきや、そこはやはりラフロイグ。口に含むと瞬間的に強いピート香があり、いい意味で落ち着きがありません。

爆発力のある「クセ」がしっかりとしており、スモーキーでピーティー。口当たりはドライ。加水すると柑橘類、バニラ、カカオなどを感じやすくなります。

終売してから９年が経過しましたが、衰えない人気のオールドボトル。2021年頃の相場は３万円前後でしたが、2024年１月現在は6万円前後で取引されています。

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ 25年 カスクストレングス 2021エディション

ラフロイグ 25年 カスクストレングス 2021エディション

51.9％　700ml

楽天市場価格：96000円

「ラフロイグ 25年 カスクストレングス 2021エディション」は25年熟成のカスクをヴァッテッドさせた商品です。熟成樽はセカンドフィルのスパニッシュオーク・オロロソシェリーカスクと、ファーストフィルのバーボンカスクを使用。

ラフロイグ蒸留所はファーストフィルのバーボンカスクでの熟成に特化していますが、この特別なエディションにはシェリー樽の影響が強くなりすぎていない「セカンドフィルのシェリーカスク」をあえて使うことで、原酒のバランスが絶妙に整えられています。

リリース年（エディション）によって、個性に差異があるのも魅力の一つ。高級品なので、毎年リリースされる度に買うことはできませんね。

ハーフショットでもいいので、どこか置いているバーがあれば、エディションごとに制覇したいかも。

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ 25年 ベッシー ウィリアムソン ストーリー

ラフロイグ 25年 ベッシー ウィリアムソン ストーリー

43％　700ml

楽天市場価格：113,000円

ラフロイグの「ストーリーブック」シリーズの一つ。全15作の中でも、2018年に免税市場向けに限定販売されたボトルが「ラフロイグ 25年 ベッシー ウィリアムソン ストーリー」。このボトルは、女性としてラフロイグ蒸留所初のマネージャーとなった「ベッシー・ウィリアムソン」に捧げる特別な限定ボトルとなっています。

ベッシー・ウィリアムソンは、アイラモルトをアメリカに普及させた功績者として知られています。彼女は自身が所有するラフロイグだけでなく、アイラ島の全蒸留所の「アメリカ特使」として、1960年から1964年にかけて積極的に全米各地を巡り、アイラモルトのプロモーションに尽力しました。

また、ベッシーは「ラフロイグ中興の祖」や「ラフロイグのファーストレディ」の異名を持ち、ラフロイグ蒸留所に数々の改革をもたらします。伝統的なフロアモルティングの継続。熟成にアメリカンホワイトオークのバーボンバレルのみを使用する方針を確立。現在でもその伝統は守られており、ラフロイグのポリシーの一翼を担っています。

「ラフロイグ 25年 ベッシー ウィリアムソン ストーリー」は、リフィルのアメリカンオークホッグスヘッドと、リフィルバーボンバレルで25年間熟成した原酒をヴァッテッド。

ベッシーが確立した「ファーストフィル」のスタイルではなく、ラフロイグとしての個性を活かすために、あえてリフィル（２回目以降の樽）で熟成。これは、このウイスキーが長期熟成で仕上がっていることから。ファーストフィルよりも樽香が控えられていることによって、ラフロイグ特有のスモーキーなフレーバーが際立ちつつ、25年の熟成を経てもなお、長い余韻とアイラ島の特徴的な要素が備わっています。

このボトルを見かけた際にはぜひ飲んでおきたいですね。高く評価されている、貴重な長期熟成のラフロイグです。

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ 30年

ラフロイグ 30年

53.5％　700ml

楽天市場価格：238,000円

2016年リリースの「ラフロイグ 30年」は、１万本限定でボトリングされました。リフィルのバーボン樽で30年熟成させ、複数の樽をヴァッテッド。カスクストレングスで瓶詰されており、30年熟成という長期熟成でありながら、50％を超えるアルコール度数のは珍しい仕様と言えます。

フルーティでピーティなキャラクターが30年経ってもしっかりと感じられ、口当たりはなめらか。加水すると香りが一層引き立ちます。10年物と比べると、ボディは繊細でピート感は控えめ。このウイスキーをハイボールにして飲む人はこの世に居ないと思いますが、過度な加水を行うと、個性が失われてしまうの可能性があります。

シェリーカスクのラフロイグも悪くありませんが、やはりバーボン樽の長期熟成は秀逸ですね。シェリー樽のニュアンスを加えないことで全体的に華やかさが生まれ、酒齢30年でもほどよくボディのある個性に繋がっていると感じます。

「ラフロイグ 30年」の他、長期熟成では先ほど紹介した「ラフロイグ25年」や「ラフロイグ27年」という商品もありますが、この三種類でもウイスキーの個性は異なります。長期熟成のラフロイグが短期熟よりも繊細で、なおかつ熟成による方向性も樽によって大きく変化することが分かります。

 

 

 

【種類豊富】シングルモルトスコッチウイスキー｜ラフロイグ34年 1987-2021　イアンハンター ストーリーブック4

ラフロイグ34年 1987-2021　イアンハンター ストーリーブック4

46.2％　700ml

楽天市場価格：260,000円

「イアン・ハンター・ストーリー」シリーズ5部構成の4番目にあたる34年物。シリーズ５部構成の内容は以下の通り。

• イアンハンター ストーリーブック１：ファーストフィルのバーボンバレルで30年熟成。46.7%。
• イアンハンター ストーリーブック2：オロロソシェリーカスクで30年熟成。48.2%。
• イアンハンター ストーリーブック3：ファーストフィルのバーボンバレルで33年熟成。49.9%。
• イアンハンター ストーリーブック4：ファーストフィルのバーボンバレルとオロロソシェリーカスクで34年熟成。46.2％
• イアンハンター ストーリーブック5：未発売

 

2022年にリリースされた「ラフロイグ34年 1987-2021　イアンハンター ストーリーブック4」は、1908年にラフロイグ蒸留所のマネージャーとなったジョンストン家最後のメンバーである「イアン・ハンター」へ敬意を表している特別なウイスキーです。このシリーズは毎回、豪華な装丁のブック型ケースで彩られ、ラフロイグの愛好家にとっては飲むだけでは飽き足らない魅力のある商品となっています。

イアン・ハンターは1815年にラフロイグを設立した創業者「ジョンストン兄弟」の遠い親戚。1908年に蒸留所を引き継ぎ、1923年にラフロイグを初めてシングルモルトとして発売。アメリカ禁酒法時代には「薬」としても販売され、ラフロイグのマーケットを広め、蒸留所の拡張も行っています。

1938年に、秘書である「ベッシー・ウィリアムソン」に蒸留所事業は引き継がれましたが、イアンはラフロイグに多くの功績を遺した功労者として語り継がれている存在です。

このウイスキーは「ラフロイグ 25年 ベッシー ウィリアムソン ストーリーベッシー」と同じく、イアン・ハンターの生涯を綴った本が付属しています。彼のストーリーと、ラロイグが築いてきた歴史や文化が記録されています。

「ラフロイグ34年 1987-2021　イアンハンター ストーリーブック4」の構成原酒は、34年熟成のエキストラバーボンバレルとオロロソシェリーカスク。

2024年現在確認できる、最高酒齢のラフロイグ。なかなか手の付けられない価格ですが、ラフロイグの歴史が詰まった、一度は飲んでみたい１本です。

 

 

 

 

シングルモルトとして年間400万本を売り上げる、大人気のラフロイグ。

キルダルトン３兄弟（ラフロイグ、アードベッグ、ラガヴーリン）の中でも「薬臭いスモーク」は、ラフロイグ独自の強烈な個性です。定番品とは異なる味わいを持つ、限定品や長期熟成の高級ボトルを試してみるのも、新しい発見ができて面白いと思います。

種類豊富なラフロイグの魅力を探りながら、ご自身の好みに合った一本を見つけてみてください。

 

 

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