【価格改定】バーボンウイスキー「ワイルドターキー」2024年10月値上がり銘柄5選

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

この記事では、2024年10月1日から値上がりするアメリカンバーボンウイスキー「ワイルドターキー Wild Turkey」の銘柄5本を解説致します。

値上がりとなった銘柄は「ワイルドターキー8年」と「ワイルドターキー12年」の、各サイズとボックス付きの商品です。新旧の定価と値上がり率、2024年9月時点の価格情報もまとめています。

今回の価格改定は、昨今の国際的な経済情勢の影響や、エネルギー価格の高騰によるコストアップ、為替の変動などが要因となっています。

 

 

 

【価格改定】バーボンウイスキー「ワイルドターキー Wild Turkey」とは?

ワイルドターキー蒸留所 [ Wild Turkey DISTILLERY ]

  • 地域:ケンタッキー州・ローレンスバーグ地区
  • 設立年:1869年
  • 所有者:カンパリ社(Davide Campari-Milano N.V.)
  • 蒸留:連続式蒸留
  • 仕込み水:ライムストーンウォーター

ワイルドターキーは今やだれもが知る有名バーボンとなりましたが、現在の蒸留所が最初のワイルドターキーを生み出したわけではありません。

ワイルドターキーを誕生させたオースティン・ニコルズ社は当時、自社の蒸留所は所有していませんでした。原酒は1869年にトーマス・リピーが創業した「リピー蒸留所」でつくられたものを使用。

ブランド名として「ワイルドターキー」が誕生したのは1940年になります。

ニコルズ社の社長、トーマス・マッカシーが野生の七面鳥狩りに行くときに自らがつくったバーボン、のちのワイルドターキーをもっていき、仲間振舞ったことがきっかけ。その味わいが評判となり、本格的に生産を開始することになります。

1970年になると、ニコルズ社はリピー蒸留所を買収します。それまで、リピー蒸留所と他の蒸留所で造られた原酒をブレンドし、商品造りを行っていましたが、自社専用の蒸留所として、「ワイルドターキー蒸留所」を稼働させることで、ウイスキーの生産を一貫できるようになります。

現在はイタリアのカンパリグループの傘下となっていますが、オースティン・ニコルズ社としてのバーボン造りに変化はありません。

あくまでもカンパリグループの「バーボン部門」として独自のウイスキー造りを継続。

世界で最も愛されている七面鳥のウイスキーとして、その名声を維持し続けています。

 

 

【価格改定】バーボンウイスキー「ワイルドターキー」2024年10月値上がり銘柄5選|一覧

製品名 容量 (ml) 旧希望小売価格(税込) 新希望小売価格(税込) 改定率
ワイルドターキー 8年 700ml 700 4,158円 4,378円 5.3%
ワイルドターキー 8年 700ml(ボックス入り) 700 4,158円 4,378円 5.3%
ワイルドターキー 8年 1000ml 1000 4,994円 5,258円 5.3%
ワイルドターキー 12年 700ml 700 8,800円 9,350円 5.3%
ワイルドターキー 12年 700ml(ボックス入り) 700 9,020円 9,570円 6.1%

※2024年7月9日、CAMPARI JAPAN株式会社発表の資料より作成。

 

ワイルドターキー 8年 700ml

ワイルドターキー 8年 700ml

  • アルコール度数:50.5%
  • 旧価格:4,158円
  • 新価格:4,378円
  • 改定率:5.3%
  • 楽天市場価格[2024年9月]:2,948円

「ワイルドターキー 8年」は、フラッグシップボトルとして最も人気のある商品。

ワイルドターキーは低いアルコール度数で蒸留し、101プルーフ(50.5%)度数で樽詰めすることで、しっかり風味のあるストレート・バーボンウイスキーに仕上げています。蒸留と樽詰め度数のこだわりが、ワイルドターキーならではの味わいを生み、さらに、内側を最も強く焦がした「アリゲーター・チャー」レベル4の樽で熟成させることで、深い琥珀色と複雑な風味も付与させています。

「ワイルドターキー 8年」は、2022年にリニューアルし、ボトルに七面鳥のレリーフを浮き彫りにしたデザインとなりました。バーボンウイスキーの美しい色調が際立つ仕様に生まれ変わりました。

香りは非常に豊かで、トウモロコシ、ライ麦、スパイス、バニラ、材木、少し接着剤。力強さと個性的なアロマ。口に含むと濃厚でパワフル。

オンザロックにしても風味は衰えることがなく、むしろ氷が少し溶けた状態のほうが、アロマティックでやわらかく感じます。ハイボールでは、ウイスキーの濃さと強さが際立ち、爽快でありながらコクのある味わいが楽しめます。

ブランド名どおりの「ワイルド」な味わい。「ワイルドターキー 8年」は、ケンタッキーバーボンウイスキーのスタンダードとも言える個性。

今回の値上がり率は5.3%ですが、流通価格は3000円以内と、リーズナブルな価格で安定しています。安くて美味しいバーボンとして、これからも飲み続けたいですね。

 

ワイルドターキー 8年 700ml(ボックス入り)

ワイルドターキー 8年 700ml(ボックス入り)

  • アルコール度数:50.5%
  • 旧価格:4,158円
  • 新価格:4,378円
  • 改定率:5.3%
  • 楽天市場価格[2024年9月]:3,800円

「ワイルドターキー 8年 700ml(ボックス入り)」は、「箱無し」の8年物と同価格。

ボックス入りの商品はいくつかのパターンが存在していますが、画像のようなグラス付きボックスセットも販売されています。

 

ワイルドターキー 8年 1000ml

ワイルドターキー 8年 1000ml

  • アルコール度数:50.5%
  • 旧価格:4,994円
  • 新価格:5,258円
  • 改定率:5.3%
  • 楽天市場価格[2024年9月]:3,300円

「ワイルドターキー 8年 1000ml」は、通常よりも大きい1literサイズのボトル。価格改定率は700mlと変わらず5.3%。

ショップによっては1literサイズのほうが安く購入することもできるので、700mlと1000ml、どちらがお買い得か比較して購入したいところです。

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ワイルドターキー 12年 700ml

ワイルドターキー 12年 700ml

  • アルコール度数:50.5%
  • 旧価格:8,800円
  • 新価格:9,350円
  • 改定率:5.3%
  • 楽天市場価格[2024年9月]:6,336円

「ワイルドターキー 12年 700ml」は、日本限定で発売されていた商品。1990年代頃までは一般的に流通していましたが、一度市場から姿を消し、2022年に再び発売されました。

12年物というのは、バーボンとしては長期熟成。その影響からか、樽由来の濃縮されたバニラとキャラメルの風味が強く、シトラスやハーブの香りが絶妙に絡み合い、口に含むとしっかりとした穀物感とビターな甘みが広がります。

フィニッシュにかけては、ミディアムからヘビーへと徐々に味わいが増していく感覚。余韻は8年よりも長くて上品。

加水にすると香りが一層華やかになり、バーボン特有の濃厚な味わいと、甘さが際立ちます。ビターなニュアンスは少しやわらぎ、バランスが取れて飲みやすく変化します。ハイボールでの相性もよく、軽やかな爽快感が引き立ち、バーボンのコクと甘みが絶妙に調和します。

8年物と比較すると、「ワイルドターキー 12年 700ml」のほうが繊細。コスパ面では8年物が優れているかもしれませんが、12年物の複雑で奥深い味わいは8年物にはありません。

新価格は9,350円。お手頃とは言えませんが、2024年9月時点の流通価格は6000円台なので、この価格ならば12年物のバーボンとしては妥当な設定。8年物よりも流通が少なく、ショップによって価格差が大きいため、購入の際は注意が必要です。

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ワイルドターキー 12年 700ml(ボックス入り)

ワイルドターキー 12年 700ml(ボックス入り)

  • アルコール度数:50.5%
  • 旧価格:9,020円
  • 新価格:9,570円
  • 改定率:6.1%
  • 楽天市場価格[2024年9月]:6,999円

「ワイルドターキー 12年 700ml(ボックス入り)」の改定率は、他の商品よりも少し高めの6.1%。

箱無し商品よりも流通価格は500~1000円ほど高くなっていますが、プレゼント用としては、外箱がカッコイイのでおすすめです。

 

 

 



 

 

ワイルドターキーの価格改定は、経済情勢やコストの高騰といった背景に影響されたもので、消費者にとっては少々痛手となるかもしれません。

しかし、その魅力的な味わいは、値上がりしてもなお多くのファンを惹きつけることでしょう。特ワイルドターキー8年のコスパの良さと、12年の深い味わいは他に代え難い存在。

今後も価格動向をチェックしながら、ワイルドターキーを飲み続けたいですね♪

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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