【おすすめボトルも紹介】台湾のウイスキー蒸留所「カバラン」を解説|主な銘柄14選

【おすすめボトルも紹介】台湾のウイスキー蒸留所「カバラン」を解説|主な銘柄14選

  1. カバラン ディスティラリーセレクト No.1
  2. カバラン コンサートマスター
  3. カバラン クラシック
  4. カバラン 金車(キングカー)コンダクター
  5. カバラン ポーディアム
  6. カバラン バーボンオーク
  7. カバラン トリプルシェリーカスク
  8. カバラン オロロソシェリーオーク
  9. カバラン ソリスト バーボン カスクストレングス
  10. カバラン ソリスト オロロソシェリーオーク カスクストレングス
  11. カバラン ソリスト ポート カスクストレングス
  12. カバラン ソリスト ヴィーニョ カスクストレングス
  13. カバラン ソリスト フィノ カスクストレングス
  14. カバラン ソリスト アモンティリャード カスクストレングス

 

カバラン ディスティラリーセレクト No.1

カバラン ディスティラリーセレクト No.1

  • ¥4,606 税込
  • アルコール度数: 40%

「ディスティラリーセレクト」はカバラン蒸留所のチーフブレンダー「イアン・チャン」氏により開発されたフラッグシップボトル。希望小売価格は4,500円に設定されており、カバランの中で最もリーズナブルな銘柄です。

ポートワイン樽やシェリー樽で熟成した原酒などをブレンドし、その後バーボン樽でフィニッシュを行っています。

カバランを知るために、まず最初に飲みたいウイスキーですね。

created by Rinker
ノーブランド品
¥6,004 (2024/12/21 20:09:35時点 Amazon調べ-詳細)

 

カバラン コンサートマスター

カバラン コンサートマスター

  •  税込
  • アルコール度数: 40%

カバラン コンサートマスターは、フラッグシップボトルとしてカバランを代表するウイスキーです。主にアメリカンオークのバーボン樽で熟成され、その後ポートワイン樽でフィニッシュ。独自の熟成プロセスによって、カバランらしい風味が付与されています。

香りにはバニラ、蜜糖、フルーティーでスパイシー。口に含むとトロピカルフルーツやドライフルーツの風味を引き出しており、バーボン樽とポートワイン樽のバランスが良いことが分かります。中盤以降はスムーズでクリーミー。

カバラン コンサートマスターは、幅広い層のウイスキー愛好家に楽しまれるバランスの取れたウイスキー。

現在は「カバラン コンサートマスター シェリー フィニッシュ」と「カバラン コンサートマスター ポート カスク フィニッシュ」の2種類が正規販売でリリースされています。

 

カバラン クラシック

カバラン クラシック

  •  税込
  • アルコール度数: 40%

2008年にリリースされた定番品。TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020で銀賞を獲得しています。

バーボンカスクやシェリーカスクなど、6種類の樽で熟成された原酒をブレンド。カバランの商品は、樽の個性が際立ったものが多いのですが、クラシックに関してはバランスがとれている味わいに仕上がっています。

 

カバラン 金車(キングカー)コンダクター

カバラン 金車(キングカー)コンダクター

  • ¥4,606
  • アルコール度数: 46%

TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020で金賞を受賞。また、サンフランシスコ ワールドスピリッツコンペティション2021・2022(SFWSC)では、二年連続でダブルゴールド(通算4度目のダブルゴールド)を獲得しています。

カバラン 金車(キングカー)コンダクターは、カバラン蒸留所の企業名である金車(キングカー)を冠している、スタンダードラインナップで唯一のボトルとなっています。なぜ企業名が冠されているのかについては明確な理由はわかりませんが、この冠名はこのボトルに対するカバランの自信の表れと捉えられます。

個人的には、キングカー コンダクターがカバランの中で最もおいしいと思っています。その理由は、バランスの取れた味わいです。

カバランのウイスキーは、個性が強すぎる場合がありますが、キングカー コンダクターは多彩な原酒をブレンドしてスタンダードな仕上がりになっています。

フルーティーな甘さ、わずかなピートのニュアンス、複雑な香りと後味のドライさが見事に調和しており、バランスの取れたウイスキーとなっています。

なぜ「カバラン 金車(キングカー)コンダクター」があまり知名度が高くないのかは不思議。ぜひ一度試してみてください。

 

カバラン ポーディアム

カバラン ポーディアム

  •  税込
  • アルコール度数: 46%

「ポーディアム」はオーケストラの指揮台のこと。TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020で銀賞を獲得しています。

「カバラン ポーディアム」は、アメリカンホワイトオークの新樽の原酒と、カバランウイスキーの熟成に使ったリフィルカスクをブレンドしています。

「リフィルカスク」というのはシェリーカスクなのか、ワインカスクなのか、バーボンカスクなのか、新樽なのか、あるいはその他の特別な加工がほどされている熟成樽の可能性もありますね。

 

カバラン エクスバーボンオーク

カバラン エクスバーボンオーク

  •   税込
  • アルコール度数: 46%

「カバラン バーボンオーク 」からリニューアルされ、「カバラン エクスバーボンオーク」となりました。TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020で銀賞を獲得。

カバランの人気シリーズである「ソリスト」シリーズの、「ソリスト バーボンカスク」を加水したものがになります。

ソリストシリーズは「シングルカスク」である為、多少味わいにバラつきが生じていますが、この加水タイプの場合は、複数の樽をブレンドしたあとに46度に調整しているので、ボトルごとに個体差は存在せず、安定した味わいです。

 

カバラン トリプルシェリーカスク

カバラン トリプルシェリーカスク

  • ¥10,698 税込
  • アルコール度数: 40%

カバラン トリプルシェリーは、「オロロソ」、「ペドロヒメネス(PX)」、「モスカテル」の3種類のシェリーカスクで熟成したウイスキーです。カバラン独自の甘い口当たりとベルベットのような質感が特徴であり、シェリー系ウイスキーの中でも高く評価されています。

香りには成熟したベリーやドライフルーツ。フレッシュなブドウ、チョコレートブラウニー、タフィー、甘口のブランデー。リッチな甘さとオロロソシェリー樽由来のドライフルーツの余韻。まろやかで滑らかな口当たり。砂糖漬けのフルーツ、キャラメル、蜂蜜。

アルコール度数が40%に設定されているため、ストレートでも比較的飲みやすく、加水によってバランスが崩れることもないため、ウイスキー初心者にもおすすめできる1本。

 

 

カバラン オロロソシェリーオーク

カバラン オロロソシェリーオーク

  •  税込
  • アルコール度数: 46%

カバラン オロロソシェリーオークは、TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020で最高金賞を獲得した「カバラン・ソリスト・オロロソシェリーカスク」を46%に加水調整した商品。このウイスキーもTWSC2020では金賞を獲得しています。

アルコール感が程よく抑えられている為、ソリストよりも感じる香りの種類が増えています。ドライレーズン、ココアパウダー、シナモン、カルダモン、焼きリンゴ、キャラメル。焼き菓子のような香りもあります。

口当たりも加水によってなめらかになっている為、ウイスキー初心者にはこちらのほうが相性がいいと思います。上級者には「ソリスト」がおすすめです。

 

カバラン ソリスト バーボン カスクストレングス

カバラン ソリスト バーボン カスクストレングス

  •  税込
  • アルコール度数: 58%前後

「ソリストシリーズ」はカスクストレングス(無加水)、ノンチルフィルター(無冷却ろ過)でボトリングしたウイスキーです。

カバラン ソリスト バーボン カスクストレングスは、TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020では最高金賞を受賞し、翌年のTWSC2021でも金賞を受賞しています。

アメリカンオークのバーボン樽で熟成させており、樽香、バニラ、フルーティーさのバランスがとれています。台湾の温かい風土により、スコッチのバーボン樽熟成原酒と比べ、より濃厚な風味。しっかりとしたバニラ香を感じるウイスキーに仕上がっています。

 

カバラン ソリスト オロロソシェリーオーク カスクストレングス

カバラン ソリスト オロロソシェリーオーク カスクストレングス

  •  税込
  • アルコール度数: 58%前後

カバラン ソリストオロロソシェリーは、TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020で最高金賞を受賞。それ以前から高い評価を受けていたこともあり、TWSC2020での最高金賞は納得できるものでした。良質なオロロソシェリー樽で熟成され、シングルカスク・カスクストレングスでボトリングしています。

ロットが変わるたびに味が変わってしまうのではないかと心配していましたが、ここ数年のテイスティングを通じて安定した味わいを保っていることがわかりました。

そのふくよかで重厚な味わいは、スコットランドや日本では作り出せない亜熱帯熟成ならではの個性。濃いマホガニー色からもこのウイスキーの美味しさを予測することができるほどのインパクトがあります。

TWSCではブラインドテイスティングで品評が行われていますが、このような個性豊かなウイスキーはなかなか他にはありません。そのため、審査員のほとんどが一口飲んだ瞬間に「これはカバランのソリストオロロソシェリーだな」とわかったのではないでしょうか(笑)

他のソリストシリーズの価格が高騰しているなか、オロロソシェリーは発売当初から安定した流通価格を維持しています。カバランソリストシリーズの代表作といえる美味しいウイスキーですので、これからも生産を続けてほしいですね。

 

カバラン ソリスト ポート カスクストレングス

カバラン ソリスト ポート カスクストレングス

  •  税込
  • アルコール度数: 58%前後

TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020で金賞を受賞。ソリストシリーズのなかでも際立ったなフルーツの香りが魅力的なウイスキーです。

カバラン ソリスト ポート カスクストレングスは、ポートワイン樽で熟成されており、シングルカスクでカスクストレングスでボトリングされています。

ポートワイン樽の熟成により、ウイスキーには果実のような香りやバニラ、ドライフルーツのニュアンスが感じられます。そのボリュームのあるアロマはウイスキーを飲む前から期待値が高まるほど。ウイスキーの色も美しい赤褐色であり、見た目からも魅力を感じますね。

カバランは樽の選定においても優れた仕事をしており、シェリーカスクやワインカスクで熟成された原酒は非常に高品質。良質な樽を確保するための入手ルートと、目利きの技術がカバランの強みとなっています。これにより、ウイスキーの熟成に必要な条件をしっかりと整えています。

 

 

カバラン ソリスト ヴィーニョ カスクストレングス

カバラン ソリスト ヴィーニョ カスクストレングス

  •  税込 
  • アルコール度数: 58%前後

ポルトガルの赤ワイン樽でSTR加工を施したウイスキー。このウイスキーはTWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020では最高金賞を受賞し、「ベスト・オブ・ザ・ベスト」にも選ばれています。

STRとは、樽の内側を削り(Shaved)、オークチップで炙って(Toasted)、バーナーで焦がす(Re Charred)という3つのステップで樽を再活性化する加工方法。

熟成香と南国フルーツのアロマが絶妙に混ざり合った複雑で個性的な味わい。スコッチではなく、「やはりカバラン」と思わせる温暖な気候で育ったトロピカルな一本と言えます。

 

 

カバラン ソリスト フィノ カスクストレングス

カバラン ソリスト フィノ カスクストレングス

  •  税込
  • アルコール度数: 58%前後

ソリストシリーズの中でも評価の高い1本。フィノシェリー樽で熟成させることで、オロロソシェリー樽やバーボン樽とも違った、個性的なアロマが生み出されています。フルーティーでありながら程よくドライで、余韻は長く複雑。

TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2020、2021で金賞を獲得。ソリストシリーズはやや味わいにブレがありますが、ソリストフィノは安定感のある仕上がりです。

オロロソシェリーだけでなく、フィノやアモンティリャード熟成のウイスキーも高く評価されているカバラン。樽の調達、熟成の高い技術には驚きを隠せません…

 

カバラン ソリスト アモンティリャード カスクストレングス

カバラン ソリスト アモンティリャード カスクストレングス

  • 61,999円 税込
  • アルコール度数: 58%前後

TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2021で最高金賞を受賞。カバラン ソリスト アモンティリャード カスクストレングスはシェリー酒の一種である「アモンティリャードシェリー」の樽で熟成させたもの。

アモンティリャードとは、フィノシェリーの産膜酵母を消して酸化熟成させたタイプのシェリー酒となります。オロロソシェリーとは違う風味をもっていますが、ざっくり言うと似たタイプのシェリー酒。

ソレラシステム(継ぎ足し熟成)で使用された、古樽となるアモンティリャードシェリーカスクで熟成させたウイスキーは、ナッティーでスパイシー。ドライフルーツのアロマ。カバランのような短期熟成が向く熟成環境でも、複雑な風味を生み出すことができます。

ソリストシリーズはシングルカスクであるため、「ロット」によって味わいに差異があるものの、ソリスト アモンティリャードは最高金賞にふさわしいクオリティーであることを証明しました。

 

 



 

 

「温暖な気候はモルトウイスキーの熟成に不向き」という常識を覆したカバラン。

わずか数年で、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーを上回る評価を付けたことに驚きを隠せません。しかし、国際的な評価が高い割には、未だに日本では取り扱いのないバーも多く、その存在は知れ渡っていません。

これはチャンス。今のうちに飲んでおきましょう(笑)日本のウイスキーのような「買い占め」が起きる前に、カバランを愉しんでみてはどうでしょうか。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

高級ジャパニーズウイスキーを定価で買うなら…
東急クレジットカード会員限定のウイスキー抽選販売がおすすめ!

  • 山崎、白州、響などの希少なジャパニーズウイスキー抽選販売の参加が可能。
  • 東急グループの他、提携先が豊富なのでポイントを貯めやすい。
  • PASMOのオートチャージができる(一体型カードと通常カードの両方で利用可能)
  • 年会費は初年度無料。次年度以降は1,100円。

≪東急カード公式サイトはこちら≫

たるブログ TOP

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました