【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選

この記事では「税込6000円～１万円以内」で購入できる、おすすめのノンピート・シングルモルトウイスキー（フェノール値10ppm以下）を8本にご紹介致します。

ノンピーテッド麦芽により仕込まれた「ノンピートのウイスキー」は、スモーキーな香りがなく、初心者やスコッチが少し苦手は方でも飲みやすいと思います。今回は【6000円以内】でご紹介したものより少し高級な銘柄となりますが、その味わい・クオリティは確か。

ノンピートのシングルモルトが好きな方や、クセが少なく飲みやすいのでプレゼント用のウイスキーとしてもおすすめです。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選

1、グレンゴイン10年
2、オーヘントッシャン スリーウッド
3、エドラダワー10年
4、ブナハーブン ステュウラーダー
5、オルトモア12年
6、アベラワー12年 ダブルカスクマチュアード
7、アラン10年
8、トミントール14年

※2023年7月のAmazon価格（税込み）を参考に選出。

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選｜グレンゴイン10年

1、グレンゴイン10年
シングルモルト・スコッチウイスキー
Amazon価格：￥6,320
アルコール度数：43％

グレンゴイン蒸留所はローランドとの境界線に位置しますが、仕込み水がハイランドにあるため、南ハイランドに分類されています。蒸留所では麦芽にピートを炊きこまない「ノンピーテッド麦芽」での仕込みを基本としています。

「グレンゴイン１０年」の構成原酒は３分の１がシェリー樽で、残りはバーボン樽のリフィル樽（２回目以降の樽）。

スイートなバニラ、シリアル、柑橘の香り。クセがなく、ローランドに近い蒸留所のモルトなだけあって飲みやすいウイスキー。

ここ数年で価格は上昇しましたが、優しい味わいでクオリティの割には比較的リーズナブルなノンピーテッド・シングルモルトウイスキーです。

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選｜オーヘントッシャン スリーウッド

2、オーヘントッシャン スリーウッド
シングルモルト・スコッチウイスキー
Amazon価格：￥7,425
アルコール度数：43％

スコットランド・ローランドで伝統の3回蒸留を続ける蒸溜所「オーヘントッシャン」。ノンピート麦芽での仕込みを行い、ローランドらしいクセが少ないシングルモルトを生産しています。

「オーヘントッシャン スリーウッド」はその名の通り、３種の樽で熟成させています。まず最初は「バーボンカスク」。その後、「オロロソシェリーカスク」で後熟させ、さらに「ペドロヒメネスシェリーカスク（極甘口のシェリーカスク）」でもう一度熟成をおこなっています。

オーヘントッシャンに限らず、３種の熟成樽が一つのボトルに使用されることは珍しくありませんが、そういった場合は「原酒」としてブレンドされることがほとんど。メインの熟成後に「二度」の後熟を行っているウイスキーは珍しいと言えます。

ウイスキーとしてはバーボン樽由来の風味がメインとなっていますが、オロロソシェリーとペドロヒメネスシェリーによってボディに厚みが生まれており、ドライフルーツ系の熟成感があります。

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選｜エドラダワー10年

3、エドラダワー 10年
シングルモルト・スコッチウイスキー
Amazon価格：￥6,498
アルコール度数：40％

農家兼業スタイルの小さな蒸留所として創業したエドラダワー。2000ℓの最小クラスのポットスチルが２基だけで造り続けていましたが、2018年に生産設備の増設をおこない、現在はポットスチル計４基となっています。

エドラダワー蒸留所では、ヘビリーピーテッド麦芽で仕込んだ「バレヒン」などもつくっていますが、基本はノンピート。家族経営の小規模生産者なだけあって、多彩な原酒造りが行われています。

エドラダワーの特徴と言えば、ノンピーテッド麦芽で仕込みを行い、シェリーカスクで熟成するスタイルでしょう。フラッグシップボトル「エドラダワー 10年」にも、シェリーカスクの原酒をリッチに使用されており、フルーティーでビターな味わいを生み出しています。

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選｜ブナハーブン ステュウラーダー

４，ブナハーブン ステュウラーダー
シングルモルト・スコッチウイスキー
Amazon価格：￥6,280
アルコール度数：46.3％

ブナハーブンはスコットランド・アイラ島の蒸留所。アイラ島ではピーテッド麦芽を使い、スモーキーでクセの強いモルトウイスキーを造る蒸留所がほとんどですが、ブナハーブンはノンピーテッド麦芽でウイスキーを造るのを基本としています

ノンピートでの生産が始まったのは第二次世界大戦後。ブレンデッドウイスキー「カティサーク」の原酒用に、クセのないモルトウイスキーが求められたことによって造られるようになります。

現在ではピーテッドモルトでの仕込みもおこなっており、全生産量の４割程はフェノール値34～38ppmのポートエレン製ピーテッドモルトを使用しています。

「ブナハーブン ステュウラーダー」は、ファーストフィルとセンカンドフィルのシェリー樽で12年以上熟成させた商品。ソルティーな風味の中に、シェリー樽由来のドライフルーツ、キャラメル、スパイシーな個性を感じます。

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選｜オルトモア12年

５、オルトモア12年
シングルモルト・スコッチウイスキー
Amazon価格：￥6,484
アルコール度数：46％

オルトモア蒸留所は、スペイサイドのフォギー・モス（霧が深い湿地）と呼ばれる場所にあり、かつては秘境にある蒸留所として知られていました。デュワーズのキーモルトの一つとして有名で、シングルモルトとしてはあまり知られていませんが、ブレンデッドウイスキーの構成原酒として重要な役割を果たしています。

ノンピートで仕込まれた「オルトモア１２年」は、スムースでクセのない酒質をもっており、柑橘、メープルシロップ、シリアルのような香り。飲みやすくて余韻はドライ。

味わいはシンプル過ぎず、モルティーな風味もあってエレガント。

正直いって人気のある銘柄ではありせんが、なかなか良いウイスキーです。ノンピートのシングルモルトとして、徐々に注目されると思います。

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選｜アベラワー 12年 ダブルカスクマチュアード

６，アベラワー 12年 ダブルカスクマチュアード
シングルモルト・スコッチウイスキー
Amazon価格：￥8,250
アルコール度数：40％

アベラワーはシングルモルトも人気がありますが、ブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル」のモルト原酒も供給している蒸留所です。ノンピートで仕込まれており、オフィシャルボトルはシェリー樽の原酒が主体となっています。フルーティーで深みのある味わい。甘さは上品でドライ。

「アベラワー 12年 ダブルカスクマチュアード」はシェリー樽とバーボン樽の原酒をブレンドした商品。シェリー樽に定評があるアベラワー蒸留所ですが、バーボン原酒をバランスよく配合することで、シェリー100％ウイスキー以上のパフォーマンスを発揮しています。

フルーティーさのなかに奥深いコク。余韻もこのクラスの中では長くて複雑。

世界的に人気となった影響で価格が上がりましたが、質の高いシングルモルトです。

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選｜アラン10年

7、アラン10年
シングルモルト・スコッチウイスキー
Amazon価格：￥8,300
アルコール度数：46％

アラン島にある「アラン蒸留所」のウイスキーです。アランでは基本的にはノンピートで仕込みをしますが、年に数回ピーテッド麦芽での仕込みも行っています。

「アラン10年」は「東京ウイスキー＆スピリッツコンペティション2020」で金賞を受賞。

バーボンカスク原酒とシェリーカスク原酒をブレンドしたバランスのある味わいで、ノンカラー、ノンチルフィルタードでボトリングされています。

島系モルト特有の潮気の混じったモルティーさが印象的。ノンピートのウイスキーは個性に乏しいと言われることがありますが、アラン10年にその心配はありませんね。

 

 

【１万円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選｜トミントール14年

8、トミントール１４年
シングルモルト・スコッチウイスキー
Amazon価格：￥6,490
アルコール度数：46％

トミントールは1964年に創業された蒸留所で、スペイ川の支流エイボン川の山間に位置しています。年間生産量は330万ℓで、主にブレンデッドウイスキーの原酒用に使用されており、「ホワイトマッカイ」や「フィンドレーター」などに利用されています。

最近ではシングルモルトにも注力しており、基本となるノンピーテッド仕込みの他、フェノール値55ppmのヘビリーピーテッドタイプとなる「オールド・バラントルーアン」も生産しています。

「トミントール14年」はスタンダードとなる「トミントール10年」と比べるとリッチで、フルーティー。ハチミツのような香りと優しい甘さがあり、これぞノンピートシングルモルトといった個性です。

ストレートで加水しながらゆっくりと味わいたいですね。

 

 

 

 

ノンピート仕込みでつくられたシングルモルトウイスキーは数多く存在しており、すべてを紹介することはできませんでしたが、他にもおいしい銘柄はたくさんあります。

今回の記事と、【6000円以内】バーテンダーおすすめ！ノンピートのウイスキー10選　も参考しながら、ご自身の好みにあうノンピートのシングルモルトウイスキーを探してみて下さい♪

 

 

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