
こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAKをオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
この記事では、現在価格(2020年10月)が100万円以上となっている、超高級なジャパニーズ(国産)ウイスキーを8本ご紹介いたします。そのなかには1本1000万円を越える「超スーパー高級ウイスキー」もございます!
超高級ですが、お金に余裕のあるかたにはおすすめできる、在庫が残り僅かな貴重なウイスキーを取り上げております。今後、値段が下がることはありえないので、買うなら今かもしれません(笑)
100万円以上の値段となっている、庶民には決して手に入らないウイスキーの数々です。「興味本位」でゆる~くご覧ください♪


超高級だけどおすすめ⁉100万円以上のジャパニーズウイスキー8選 なぜ超高級になったのか?
2000年代には「高級ウイスキー」だったボトルが、今はなぜ「100万円以上の超高級ウイスキー」が多数存在するようになったのでしょうか?ジャパニーズウイスキーの価格高騰についてを解説します。
2014年以降の「ジャパニーズウイスキーブーム」
ウイスキーの需要の増加による値段の高騰
2014年、世界的に有名なウイスキー評論家「ジム・マーレ―」著の『ウイスキーバイブル2015』という本の中で、事件が起こったのです。
サントリーの「シングルモルト山崎シェリーカスク2013」が世界一のウイスキーに認定されました。これはジャパニーズウイスキー史上初の快挙で、しかも歴代最高得点というこれ以上ない評価をされた形でした。それがきっかけとなり、海外でのジャパニーズウイスキーの人気と需要は爆発的に増えることとなります。
連続テレビ小説「マッサン」
国内の本格ウイスキーの需要が一気に高まる
同じく2014年、NHKの連続テレビ小説「マッサン」が放送開始されることで、国内でもウイスキーに対する関心が深まり、消費量は大きく増加しました。国内外ともに、空前のジャパニーズウイスキーブームとなったのです。
これにより、ウイスキーの品切れや流通量が追い付かなくなることで、値段が高騰し始めます。そして、海外資本のジャパニーズウイスキーの買い占めが起こるようになり、市場から次々と商品がなくなっていったのです。
高級ウイスキーも買い占めの対象に
国内のウイスキーが売り切れ始める
買い占めの対象になったのはスタンダードウイスキーだけではありませんでした。それまではあまり売れていなかった、高級ウイスキーにも目が付けられるようになり、気が付いたころにはウイスキー専門店でも手に入らない「レアウイスキー」となったのです。
ウイスキーブームにより、高級ウイスキーも在庫がなくなり、店舗では売り切れの状態が続くようになりました。そして希少性が高まったことで値段が高騰し、ウイスキー全体の相場もどんどん上がっていったのです。
流通量が極端に減ってしまう事態
数量限定品の希少性が高まり、高級ウイスキーの値段が高騰
高級ウイスキーは長期熟成の原酒が使われていることもあり、生産量が少ない数量限定のものがほとんどです。流通量がもともと少ないことで、ウイスキーブームによる後押しもあり、海外のウイスキーマニアのなか高級ウイスキーが人気になりました。
そして、本来の適正価格から大きく値上がりしても売れるようになり、数量が極めて少ない、特に長期熟成のウイスキーに関しては、今までの常識では考えられない程の「プレミアム価格」となっていったのです。
閉鎖蒸留所「軽井沢」
もともと貴重だった閉鎖蒸留所の原酒が、カルト的な人気に…
今回ご紹介する100万円以上の超高級ウイスキーには、閉鎖蒸留所である「軽井沢蒸留所」でつくられたシングルモルトがいくつかあります。
2012年に完全に閉鎖し、二度と原酒が作られないことから希少性が高まりました。海外のウイスキーマニアの中では「幻のジャパニーズウイスキー」として絶大な人気となっています。
いまや日本のウイスキーは、お酒として見られるだけでなく、投資目的に取引されることも珍しくはありません。その影響もあり、値段が高騰しているのです。
次のページでは、100万円以上のジャパニーズウイスキー8本をご紹介!
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