スコッチウイスキー「ハイランド」の全蒸留所を解説!おすすめ銘柄5選 

ユースケ
ユースケ

こんばんは。ユースケです。

僕の自己紹介:経歴9年の現役バーテンダー。ウイスキー文化研究所認定「ウイスキーエキスパート」。JSA認定「ソムリエ」。

この記事ではスコッチウイスキーの産地区分で最も広域な、「ハイランド」にある全蒸留所45か所を簡単に解説していきます。ハイランドの蒸留所を詳しく知らない方や、もう一度おさらいしたい方、ハイランド系モルトにご興味のある方におすすめの内容になっています。 

最後にはおすすめのオフィシャル・ハイランドモルトを5つご紹介いたします。入手もしやすいものに限定しましたので、ぜひご参考にしてみて下さい。 

 

スコッチウイスキー「ハイランド」の全蒸留所を解説!蒸留所一覧 

ハイランドは広域なため、東西南北でさらに細かく地域分けされています。東西南北 の4つの地域と、「閉鎖蒸留所」に分けて解説していきます。 

 北ハイランド 13か所 

  1. バルブレア [ Balblair ] 
  2. クライヌリッシュ [ Clynelish ] 
  3. ダルモア [ Dalmore ] 
  4. ダルウィニー [ Dalwhinnie ] 
  5. グレンモーレンジィ [ Glenmorangie ] 
  6. グレンオード [ Glen Ord ] 
  7. ロッホユー [ Loch Ewe ] 
  8. プルトニー [ Pulteney ] 
  9. ロイヤル・ブラックラ [ Royal Brackla ] 
  10. スペイサイド [ Speyside ] 
  11. ティーニニック [ Teaninich ] 
  12. トマーティン [ Tomatin ] 
  13. ウルフバーン [ Wolfburn ] 

東ハイランド 9か所 

  1. アードモア [ Ardmore ] 
  2. フェッターケアン [ Fettercairn ] 
  3. グレンカダム [ Glencadam ] 
  4. グレンドロナック [ Glendronach ] 
  5. グレンギリー [ Glen Garioch ] 
  6. グレングラッサ [ Glenglassaugh ] 
  7. ノックドゥー [ Knockdhu ] 
  8. マクダフ [ Macduff ] 
  9. ロイヤル・ロッホナガー [ Royal Lochnagar ] 

南ハイランド 8か所 

  1. アバフェルディー [ Aberfeldy ] 
  2. ブレアアソール [ Blair Athol ] 
  3. ディーストン [ Deanston ] 
  4. エドラダワー [ Edradour ] 
  5. グレンゴイン [ Glengoyne ] 
  6. グレンタレット [ Glenturret ] 
  7. ロッホローモンド [ Loch Lomond  ] 
  8. タリバーディン [ Tullibardine ] 

西ハイランド 3か所 

  1. アードナマッハン [ Ardnamurchan ] 
  2. ベンネヴィス [ Ben Nevis ] 
  3. オーバン [ Oban ] 

ハイランド 閉鎖蒸留所 12か所 

  1. ベンウィヴィス [ Ben Wyvis ] 
  2. ブローラ [ Brora ] 
  3. グレンアルビン [ Glen Albyn ] 
  4. グレンモール [ Glen Mhor ] 
  5. ミルバーン [ Millburn ] 
  6. バンフ [ Banff ] 
  7. グレネスク [ Glenesk ] 
  8. グレンアギー [ Glenugie ] 
  9. グレンユーリーロイヤル [ Glenury Royal ] 
  10. ロッホサイド [ Lochside ] 
  11. ノースポート [ North Port ]  
  12. グレンロッキー [ Glenlochy ] 

 

スコッチウイスキー「ハイランド」の全蒸留所を解説!北ハイランド 


バルブレア [ Balblair ] 


 インターナショナル・ビバレッジ社 

1790年に創業された歴史ある蒸留所です。ブレンデッドウイスキー「バランタイン」の原酒として使用されています。現在はシングルモルトのリリースも盛んになっていて、オフィシャルウイスキーの表記としては珍しく、「ヴィンテージ」を記した商品もあります。 

 

 クライヌリッシュ [ Clynelish ] 

 
ディアジオ社 

ブローラの第二蒸留所として1967年に創業しました。もともとは、先にできた古い蒸留所がクライヌリッシュでしたが、改名が行われた結果、古いほうの蒸留所を「ブローラ」に改名。新蒸留所のほうを「クライヌリッシュ」と呼ぶようになりました。ちょっとややこしい話ですね。 

 

ダルモア [ Dalmore ] 

 
エンペラドール社 

ブレンデッドウイスキー「ホワイト&マッカイ」のキーモルトになっています。シングルモルトは力強く、しっかりと骨格のある味わいで、シガーに合わせると相性が良いことで知られています。 

 

ダルウィニー [ Dalwhinnie ] 

 
ディアジオ社 

ブレンデッドウイスキー「ブラック&ホワイト」の原酒用に使われています。蒸留所はスコットランドで最も標高、326m の位置にあります。ウイスキーはスムーズでドライ。さわやかな味わいです。 

 

グレンモーレンジィ [ Glenmorangie ] 

 
モエ・ヘネシー・ルイヴィトン社 

熟成樽にこだわりをもった蒸留所で、「樽のパイオニア」と呼ばれています。スコッチには当時は使われていなかった「バーボンカスク」をいち早く取り入れています。現在も、熟成樽の研究や探求心は継承されているようで、さまざまな種類の樽で熟成させた原酒を作っています。 

 

グレンオード [ Glen Ord ] 

 
ディアジオ社 

ディアジオ社のなかでも最大級の蒸留所で 、敷地内に精麦工場が併設しています。味わいは華やかでフルーティー。ハチミツっぽさもありますが、ドライです。昔はデュワーズの主要原酒として使われていました。今ではシングルモルトにも力を入れ、積極的に販売ています。 

 

 

ロッホユー [ Loch Ewe ] 

 ドラムチョーク・ロッジ・ホテル 

ホテルが作っているクラフトウイスキーになります。蒸留したてのニューポットを宿泊客に提供している、ユニークなサービスをするホテルです。「密造酒」を思わせるような、狭いスペースで作られたウイスキーの味はどんなものなのか…飲んでみたいですね。 

   

プルトニー [ Pulteney ] 

 
インターナショナル・ビバレッジ社 

オールド・プルトニーとも呼びます。スコットランドの北にある港町、ウィックにある蒸留所です。1826年に創業して以来、町の漁業と共に発展していった、まさに「地ウイスキー」ですね。海からの磯の香、塩気を感じる個性は独特で、ハイランドのウイスキーだとはわからないくらい個性的です。 

 

 

ロイヤル・ブラックラ [ Royal Brackla ] 


バカルディ社 

1812年創業。1835年には当時の国王からお墨付きをもらい、スコッチで初めて「ロイヤルワラント」をもらいました。(ロイヤルの称号のある蒸留所は3か所しかありません)味わいは、ハイランドらしいバランスがとれています。フルーティーでドライ。まろやかで飲みやすいです。 

 

 

スペイサイド [ Speyside ] 

 
スペイサイド・ディスティラリー社 

名前は「スペイサイド」ですが、ハイランドにある蒸留所です。操業は1990年で、まだあたらしい蒸留所です。シングルモルトは「スペイ(SPEY)」という名前でリリース。ボトルを見かけることがあまりないのですが、すっきりと飲みやすいモルトです。 

  

ティーニニック [ Teaninich ] 

 
ディアジオ社 

1817年創業。ディアジオグループのなかでもグレンオードについで巨大な蒸留所です。さらなる蒸留設備の増設も始まっているようです。シングルモルトとしては「花と動物シリーズ」が有名で、味わいは爽やかで繊細。飲みやすいタイプです。 

  

 

トマーティン [ Tomatin ] 

 
宝酒造 

日本の宝酒造が、1986年に不況で苦しんでいるトマーティンを買収。日本企業で始めてスコッチの蒸留所を所有しています。シングルモルトは熟成樽を使い分けることで、様々なタイプを作っています。トマーティンは熟成期間が長くなると、まろやかでクリーミーな味わいになる印象です。 

 

 

ウルフバーン [ Wolfburn ] 

 
オーロラ・ブリューイング社 

2013年に創業。「バーン」は川を意味するので、ウルフバーンは「狼川」ということになります。スコットランド最北端の町、サーソーにある蒸留所です。麦芽の個性をかえて、異なるタイプのウイスキーを作っています。発展途上のこれから注目すべき蒸留所ですね。 

 

次のページでは東ハイランドの蒸留所を解説!

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