ウイスキー評論家が高得点【90点】をつけたシングルモルト27選

ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト グレンドロナック15年

グレンドロナック15年
46%

※画像はグレンドロナック15年リバイバル

グレンドロナック15年は2015年に一旦終売。2018年からはグレンドロナック15年REVIVAL(リバイバル)として再リリースされました。本でテイスティングされたのは、恐らく前者のボトルだと考えられます。旧15年はオロロソシェリー樽の原酒のみがバッテッドされており、ペドロヒメネスシェリーの原酒が使用されている現行品と比べ甘みは控えめ。ビターでスパイシー&ドライ。プレミアムシガーとローストカカオニブの香りが引き立っています。ちなみに「グレンドロナック18年」は84点。「21年パーラメント」は86点でした。

↓グレンドロナック15年リバイバル

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グレンドロナック
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ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト グレンファークラス40年

グレンファークラス40年
46%
オフィシャルの40年物が見事に90点を獲得。長期熟成としての面目を保つことができました。『モルトウイスキー・コンパニオン改訂第7版』では『スペイサイドモルトの中で最高級モルトに属する』と評されているグレンファークラス。1865年以降よりJ&Gグラント家による家族経営が今だに続いています。40年は限定生産されており、ラインナップの中でも特別な存在です。濃縮感のあるシェリーの風味と、甘やかなフルーツ、スパイス、硬質なドリップコーヒーのような深みのあるアロマを感じます。
ちなみに惜しくも90点に届かず89点にとどまったのが「グレンファークラス21年」となっています。40年物はなかなか飲めませんからね。21年で我慢しましょう(笑)

グレンファークラス 40年 豪華化粧箱入り 正規品 43度 700ml [並行輸入品]
グレンファークラス

↓グレンファークラス21年

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ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト グレンファークラス1992 Release X カスク番号1710

グレンファークラス1992 Release X カスク番号1710
59.5%(55.8%)※どちらの度数が正しいのか不明。
1992年から2012年までシェリーバットで熟成したファミリーカスクシリーズの一つ。限定本数654本。数多く存在しているファミリーカスクの中で唯一の90点となりました。深みのあるアロマ。バターとトフィー。甘やかで複雑。

↓グレンファークラス ファミリーカスクシリーズ

 

ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト グレンゴイン40年

グレンゴイン40年
デキャンタにボトリングされた高級感のあるデザイン。グレンゴイン40年は1969年にセカンドフィルのホグスヘッドに詰められて28年間熟成させ、その後原酒をファーストフィルのシェリーカスクに移し、12年間の追加熟成を施したボトルとなります。限定本数250本。異なる樽で2段階の熟成を行い、これまでにないコクと複雑さを生み出しています。『モルトウイスキー・コンパニオン改訂第7版』では、グレンゴインは熟成年数の長い物ほど高評価されていますね。

 

ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト グレンモーレンジィCompanta(コンパンタ)プライベート・コレクション

グレンモーレンジィCompanta(コンパンタ)プライベート・コレクション
46%
グレンモーレンジィのプライベート・エディション シリーズ第5 弾。「コンパンタ」はゲール語で「友情」と言う意味。ブルゴーニュのグランクリュ「クロ・ドゥ・タール」のワイン樽と、コート・デュ・ローヌの甘口酒精強化ワインの樽で後熟させた原酒をブレンドしています。ワイン樽からのフルーティーさとスパイス香、なめし革、サルタナ・レーズンが個性的に感じられる1本。
グレンモーレンジィのラインナップは、ワイン樽での後熟を頻繁に行っています。マイケル氏の評価も高く、ウイスキーに違和感なく熟成感と複雑さを与えることができています。

 

ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト グレンロセス1978

グレンロセス1978
43%
1978年~2008年まで熟成させた30年物。グレンロセスのヴィンテージ・モルトシリーズ。熟成のピークと判断したものの中から、さらに厳選した原酒のみが選ばれボトリング。最高品質となったウイスキー(原酒)にだけ「ヴィンテージ」の称号が与えられいるのです。ボトルには一本一本、蒸留日とボトリング年が記載されています。

 

 ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト グレンロセス1973

グレンロセス1973
43%
1973年~2000年まで熟成させた27年物。グレンロセスのヴィンテージ・モルトシリーズ。「1978」と並び、同シリーズ最高得点である90点を獲得しています。長期熟成ですが樽香の支配を受けず、なめらかで繊細な風味はグレンロセスらしいところですね。

 

ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト ハイランドパーク12年

ハイランドパーク12年
40%

※画像はハイランドパーク12年 ヴァイキング・オナー

ハイランドパークはマイケルジャクソン氏から高く評価されていた蒸留所です。『モルトウイスキーの世界で最も卓越した万能選手である』では紹介されており、熟成樽や熟成年数によって多様性を生み出すモルトとして有名となりました。12年物は最もスタンダードな1本。現在のハイランドパークのハウススタイルそのものであり、代表作となっているボトルです。『モルトウイスキー・コンパニオン改訂第7版』でテイスティングされているのは2017年まで販売されていた旧ボトル。現在は「ハイランドパーク12年 ヴァイキング・オナー」にリニューアルされ販売されています。

↓ハイランドパーク12年 ヴァイキング・オナー

 

ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト ハイランドパークThorfinn(ソルフィン)

ハイランドパークThorfinn(ソルフィン)
45.1%
ハイランドパーク ザ・ウォーリア・シリーズの一つ。このシリーズは主に免税店向けに発売さています。ソルフィンは2013年にリリース。ヨーロピアンオークのシェリー樽で熟成されており、バニラ、ハチミツ、ミルクキャラメル、フルーツパウンドケーキ、柑橘。口当たりはクリーミーで全体的には繊細なバランス。潮気も感じることができ、ハイランドパークらしい王道の個性です。

 

ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト モートラック25年

モートラック25年
43.4%
モートラックはスペイサイドの中でも個性的なウイスキーを生み出している蒸留所です。『モルトウイスキー・コンパニオン改訂第7版』では『スペイサイド・シングルモルトから得られるすべての喜びが、このモートラックにおいて見出される。』と記述されています。特殊な製造方法でつくられているモルトは、長期熟成によってさらに複雑で奥行きのある味わいとなります。
25年はクリスタルデキャンタにボトリングされているラグジュアリーなボトル。香り立ちが良く、香りのバリエーションが豊富で、いつまでもノージングしていたいようなウイスキーです。

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ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト モートラック21年 ダグラス・オブ・ドラムランリグ

モートラック21年 ダグラス・オブ・ドラムランリグ
50%
「ダグラス・オブ・ドラムランリグ」はドラムランリグ城で販売するために、第九代バクルー公爵「ジョン・スコット」が設立したブランドで、ダグラスレインの子会社「ラングサイドディスティラリー」がボトリングしています。
熟成年数21年ということもあり、樽香とモートラック本来のクセが見事に混ざり合ったバランスの良い個性。フルーティーさのなかにも若干クリーンな風味を感じ、玄人向けの複雑な味わいとなっています。

 

ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト スプリングバンク15年

スプリングバンク15年
46%
スプリングバンクは2017年にリニューアルがおこなわれており、ボトルデザインのほか味わいも一新しています。『モルトウイスキー・コンパニオン改訂第7版』で紹介されているボトルが、旧ボトルなのか新ボトルなのかは不明ですが、他のラインナップをみると旧ラベルのコメントが採用されていることから、恐らく15年も2017年以前の旧ボトルでの評価が掲載されていると考えられます。
15年はシェリー樽100%でありながら、その個性は控えめ。リフィル・シェリーカスクのブレンド比率が高いからでしょうか。これは「新ボトル」でも同じことが言えます。

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スプリングバンク
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ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト スプリングバンク18年

スプリングバンク18年
46%
スタンダードラインナップで90点以上を獲得しているのは、先ほどご紹介した「15年」と「18年」のみ。定番品が2つも90点をとっていることは素晴らしいですね。こちらも恐らく「旧ボトル」です。18年はシェリー樽原酒がメインで使用されているウイスキー。15年よりも深みとコクがあり、ビターでドライ。スパイスと潮気が長い余韻を形成しています。

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ウイスキー評論家が90点をつけたシングルモルト タリスカー10年

タリスカー10年
45.8%
『モルトウイスキー・コンパニオン改訂第7版』ではハウス・スタイルを『火山のように激しい。冬に身体を暖めてくれる』と記載しています。タリスカー特有の黒コショウのようなスパイシーさを表現したものでしょうか。スタンダードボトルである10年が90点。これもまた快挙と呼べる素晴らしい評価です。
タリスカー10年はピートスモークの中に、フルーティーで華やかなアロマを感じさせ、余韻はスパイシーで複雑。甘み、酸味、苦味のバランスにも優れ、個性的でありながら親しみやすい味わいです。出荷量も年々増え続けており、今や世界的に支持されているスカイ島の銘酒ですね。

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『モルトウイスキー・コンパニオン改訂第7版』

90点以上を獲得した銘柄68本の中から「90点」となったウイスキー27本を解説して参りましたが、どのボトルもモルトファンからの人気が高い銘柄でしたね。
オフィシャル・スタンダードからはクラガンモア12年、ハイランドパーク12年、タリスカー10年が選ばれています。まだ飲まれたことが無い方には是非とも飲んでほしい、おすすめのウイスキーです。

次回は91点を獲得した16本をご紹介致します。お楽しみに!

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーによって幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

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