【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー7選

ユースケ
ユースケ

こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

この記事では、予算1000円台(税込み1,000~1,999円)で購入できる、おすすめの安い日本のウイスキー7本ご紹介致します。

なお、「日本のウイスキー」とは、日本企業が販売しているウイスキーのことを指しています。日本洋酒酒造組合の自主基準における「ジャパニーズウイスキー(国産原酒100%)」ではなく、対象となっている銘柄は、日本企業が生産・販売している「海外原酒を含むウイスキー」となります。

海外原酒を含んでいるとはいえ、1000円台で購入できる日本のウイスキーはコスパ最強です。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー7選|一覧

  1. サントリー ウイスキー 角瓶
  2. サントリー ウイスキー オールド
  3. キリン ウイスキー 陸
  4. ブラックニッカ スペシャル
  5. ブラックニッカ リッチ ブレンド
  6. ブラックニッカ ディープ ブレンド
  7. マルス ツインアルプス

 

 

【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー|サントリー ウイスキー 角瓶

サントリー ウイスキー 角瓶

  • ブレンデッドウイスキー
  • 700ml 40%
  • 楽天市場価格[2024年8月]:1,705円

「サントリーウイスキー角瓶」は、「角ハイ」のブームによって再び注目を浴び、日本で最も売れているウイスキーとなりました。2020年の統計では、年間約520万ケースの販売実績を誇り、2020年世界ウイスキー売り上げランキンでは18位。その勢いは留まることを知りません。

角瓶は1937年(昭和12年)にサントリーの前身である「寿屋」の時代に発売開始。日本人の繊細な味覚に合ったウイスキーを目指し、数えきれないほどのブレンドを試作。技術者をスコットランドに派遣して研究を積み重ね、ついには満足のいく品質にたどり着きます。

初めは「サントリーウイスキー12年物」として発売された「角瓶」は、高級ウイスキーとして庶民には手の届かない存在でしたが、徐々に評価を受けます。

亀甲紋からインスピレーションを得た角型のボトルが特徴的であったことから、愛称として角瓶の名が広まり、1950年代に正式名称として「サントリー角瓶」と改名。

角瓶は順調に売り上げを伸ばしますが、1980年頃からは出荷量が減少し、一時的に厳しい時期を迎えます。しかし、2009年頃から始まった「ハイボールブーム」で再び注目を浴び、ここ数年は安定した地位を築いています。

日本のウイスキー史に残る銘酒。1000円台で安く飲めることに感謝しながら、今宵も愉しみましょう。

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角瓶
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【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー|サントリー ウイスキー オールド

サントリー ウイスキー オールド

  • ブレンデッドウイスキー
  • 700ml 43%
  • 楽天市場価格[2024年8月]:1,980円

「サントリーオールド」は、困難な歴史を乗り越え国内でもトップの販売実績を誇るブランド。

現在では「トリス」や「角瓶」などの人気がありますが、日本では戦後から1980年代初頭まで、ウィスキーが「国民酒」としての地位を確立した黄金時代があり、その時代に絶対的な王者として君臨していたのが「サントリーオールド」です。ボトルの形状から「ダルマ」や「タヌキ」の愛称でも知られています。

「サントリーオールド」が人気となった背景には、サントリーの巧みな広告戦略も関係しています。

当時、寿屋宣伝部に在籍していた「開高健」氏の手がけた「人間みな兄弟」という名コピーを基に、小林亜星が作曲したテーマ曲「夜がくる」など、時代を的確に捉えた広告によって、サントリーオールドは多くのウイスキーファンの心をつかむことに成功しました。

現在は1000円台の予算ぎりぎりになりましたが、日本人にとって、最も身近で安くて美味しいウイスキーではないでしょうか。

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【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー|キリン ウイスキー 陸

キリン ウイスキー 陸

  • ブレンデッドウイスキー
  • 500ml 50%
  • 楽天市場価格[2024年8月]:1,265円

「陸」は2020年に販売開始。海外の輸入グレーンウイスキーと、御殿場蒸留所の原酒をブレンドしたワールドブレンデッドウイスキーです。2023年2月にパッケージがリニューアルされ、「富士御殿場蒸溜所」のロゴが新たに表記。商品名「陸」のロゴがボトルの中心に配置されてました。

このウイスキーはグレーンウイスキーがベースになっており、富士御殿場蒸溜所の3種の連続式蒸留器から生み出された、個性的なグレーン原酒を主体にブレンド。一般的なブレンでドウイスキーは、モルト原酒の「下支え」がグレーン原酒の役割ですが、「陸」の場合はむしろ逆で、グレーンの味わいを調整するためにモルトが加えられているかのような味わいに仕上がっています。

穀物感があり、フルーティーでほのかな甘みが漂います。口当たりはスムーズで、トロっとした甘みが感じられる一方、ややビターさも残る印象。余韻はやや短め。メープルシロップ、リンゴ、キャラメル。

軽快でありながら、クリーミーな個性を感じる仕上がりになっており、バーボンウイスキーが苦手な方でも飲みやすいバランスの良さ。ハイボールにすると、その違いがより一層際立ち、甘さとスッキリとした飲み口を愉しめます。

1000円台の安いウイスキーですが、アルコール度数は高めの50%。これまでにない、パワフルな厚みが同居する1本です。

 

 

 

【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー|ブラックニッカ スペシャル

ブラックニッカ スペシャル

  • ブレンデッドウイスキー
  • 720ml 42%
  • 楽天市場価格[2024年8月]:1,375円

ブラックニッカは「ヒゲのウイスキー」として知られるブレンデッドウイスキー。1956年に発売され、現在でも「ヒゲのウイスキー」として有名な存在。ニッカウヰスキーの代表的なブランドとして多くのファンを獲得しています。

1989年に酒税法が大幅に改正されるまで、日本では「級別課税制度」が採用されていました。これは、ウィスキーをアルコール度数やモルト原酒・グレーン原酒の混和比率に基づいて区分するもので、「特級」「一級」「二級」に分類され、異なる税率が課せられていました。

1965年に、「ブラックニッカ」は一級ウイスキーとしてリニューアル。この際に、ラベルにはヒゲの人物こと、「キング・オブ・ブレンダー」と呼ばれた「W・Pローリー」がモデルとなるデザインが施されます。

発売時の広告コピーは「特級をも凌ぐウイスキー」。その言葉通りの味わいと手ごろな1,000円という価格設定が功を奏し、ブラックニッカは爆発的なヒットを記録します。

現在でも1000円台の手ごろな価格を維持しつつ、ニッカウヰスキーを支えるブランドとして根強い人気を誇っています。

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【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー|ブラックニッカ リッチ ブレンド

ブラックニッカ リッチ ブレンド

  • ブレンデッドウイスキー
  • 700ml 40%
  • 楽天市場価格[2024年8月]:1,265円

「ブラックニッカ リッチ ブレンド」は、シェリー樽の原酒を主体としてつくられている「ブラックニッカ」シリーズの一つ。

宮城峡のシェリー樽原酒を強調したウイスキーで、華やかで甘い香りが特徴的。2022年のリニューアル後は、甘さが強く、ストロベリーやレーズンのような風味が感じられると評価されています。

おすすめの飲み方は、ロックやハイボール。ロックでは30秒ほど氷を入れてから飲むとバランスの良い味わいが楽しめます。ハイボールではやや濃いめに作るのがおすすめ。リニューアル後のボトルは原酒の甘みが強くなっているので、ウイスキーの風味をしっかりと感じる飲み方で楽しみたいですね。

1000円台前半という安い価格を考慮しても、かなりコスパの良い1本だと思います。

 

 

【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー|ブラックニッカ ディープ ブレンド

ブラックニッカ ディープ ブレンド

  • ブレンデッドウイスキー
  • 700ml 45%
  • 楽天市場価格[2024年8月]:1,398円

「ブラックニッカ ディープ ブレンド」は、スタンダードよりもスモーキーさを際立たせてつくられているウイスキーです。価格は1000円台前半でありながら、アルコール度数45%に設定されており、力強い味わいを持っています。

「ブラックニッカ ディープ ブレンド」には新樽で熟成された原酒もブレンドされています。ウッディネスでバニラのような香りがやや強調されており、安いブレンデッドウイスキーの割には樽感をしっかりと感じます。

ロックで飲むと、ストレートよりも樽の渋みやスモーキーさが強調され、少し甘さを控えめに感じます。ドライ&スムース。ハイボールでは、加水が増えることでまろやかな味わいに変化。フィニッシュにかけてはクリアでスッキリとした味わいです。

「ブラックニッカ リッチ ブレンド」とは異なり、フルーティーなニュアンスが少ないため、甘みのあるタイプを好む方には合わないかもしれません。ビターな味わいやスモーキーな香りを好む方には、ぜひお試しください。

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【コスパ最強 1000円台】おすすめの安い日本のウイスキー|マルス ツインアルプス

マルス ツインアルプス

  • ブレンデッドウイスキー
  • 750ml 40%
  • 楽天市場価格[2024年8月]:1,683円

「マルス ツインアルプス(TWIN ALPS)」は、マルス駒ヶ岳蒸溜所が位置する「中央アルプス」と東方の「南アルプス」から名付けられているブレンデッドウイスキー。

マルス駒ヶ岳蒸溜所は標高約800メートルという、現在日本で2番高い場所に位置する蒸溜所。中央アルプスの雪解け水は地下120mから汲み上げられており、ツインアルプスにも使用されています。

「マルス ツインアルプス」の構成原酒に関して、詳細は明らかにされていませんが、英国、カナダ、国内製造のグレーンウイスキーをブレンドしていることは公開されています。信州蒸溜所のモルト原酒が含まれているかどうかは定かではありません。

香りはフルーティー。革靴、若干のピート、バニラ、焼き菓子のニュアンス。全体的にウイスキーとしての個性は少し控えめです。

口に含むと口当たりは力強く、骨太なアルコール感があります。甘さの後は、すぐにビター。フィニッシュにかけてスモーキーさが穏やかに広がります。ブレンデッドスコッチウイスキーのような個性。

サントリーやニッカウヰスキーと比べると、ややマイナーな「マルスウイスキー」ですが、「マルス ツインアルプス」は、1000円台の安いブレンデッドウイスキーとしてはかなり優秀です。ぜひお試しください。

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今回ご紹介した7本のウイスキーは、いずれも日本企業が誇る銘酒ばかり。ジャパニーズウイスキーではないものの、海外原酒をブレンドすることで、安くて美味しいコスパ最強のウイスキーを生み出しています。

ぜひ、この機会にいくつか試してみて、お気に入りの1本を見つけてください♪

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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