2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ【26選】

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ ベン・ネヴィス 1997 24年 レトロラベル

ベン・ネヴィス 1997 24年 レトロラベル
シングルモルトスコッチウイスキー
53.7% 700ml
25,000円(税別)

スペシャリティードリンクスのボトラーズ部門「エリクサー・ディスティラーズ」からリリース。シェリー樽で24年熟成させたベンネヴィスは、オフィシャルでは味わえないリッチで複雑な味わいです。程よい熟成期間により蒸留所の個性は失われず、奥深い風味があります。

ラベルはレトロラベルと呼ばれており、シックでオーセンティックなデザイン。そういえばオフィシャルボトルのベンネヴィス10年も、現代の正規品には少ない渋いデザインなのを思い出しました。スコッチはかっこいいラベルが減ってきているので、このまま変えずに貫いて欲しいですね。

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ ジュラ 1992 28年 アートワーク

ジュラ 1992 28年 アートワーク
シングルモルトスコッチウイスキー
53.5% 700ml

ドイツのボトラー「ウイスキーエージェンシー」と日本の「スリーリバーズ」のジョイントボトル。そしてジョイント専用のシリーズ名が「アートワーク」となっています。
アイル・オブ・ジュラはジュラ島の蒸留所で、200人ほど人口に対して5000頭の鹿が生息すると言われる「鹿の島」。アイランズモルトの中では比較的おだやかな個性をもっており、すぐ近くのアイラ島のモルトとは対照的なウイスキーをつくっています。

柑橘、花、シロップ、ソルティーでフローラル。長期熟成ならではのクリーミー感も魅力的。限定本数145本。

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ アイリッシュシングルモルト 2002 17年 アートワーク

アイリッシュシングルモルト 2002 17年 アートワーク
シングルモルトアイリッシュウイスキー
49.6% 700ml

上記のジュラと同時に販売されたアートワークシリーズのアイリッシュシングルモルト。熟成樽はバーボンバレル。2002年の蒸留となれば考えられる蒸留所はブッシュミルズとクーリーのみ。しかし味わいから想像できるのは、やはりブッシュミルズではないかと思います。フルーティーさとクリーミーさ。麦芽とハチミツ。独特のオイリー感がスコッチとは違う個性ですね。

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ 白州 ピーテッドモルト 2021

サントリー公式ホームページより引用 https://www.suntory.co.jp/whisky/hakushu/kurashi/20210301/

白州 ピーテッドモルト 2021
シングルモルトジャパニーズウイスキー
48% 700ml
11,000円(税別)

白州の構成原酒の一つとして存在しているピーテッドタイプのウイスキーを特別にボトリングした限定商品。このボトル以前にも「ヘビリーピーテッド白州」がリリースされたことが有りましたが、このボトルとは全く違う味わいでした。白州ピーテッドモルト2021は柔らかく甘みのある個性。「森香るウイスキー」と言われる所以のわかるフレッシュで爽快さも健在です。ピーテッドモルトと言われるとどうしてもアイラモルトと比べてしまうのですが、白州ピーテッドは比べるに比べられない、白州ならではの個性がありますね。
定価は11000円でしたが、数が少なく限定的に販売されたこともあり、発売した瞬間から10万円を超えるプレミアムウイスキーとなりました。

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ FAR EAST OF PEAT FIRST BATCH

FAR EAST OF PEAT FIRST BATCH
ブレンデッドモルトジャパニーズウイスキー
50% 700ml
15,000円(税別)

富山県にある三郎丸蒸留所と、滋賀県の長濱蒸溜所がコラボレーションしてリリースしたブレンデッドモルトウイスキー。構成原酒は三郎丸蒸留所のヘビリーピーテッドモルトと、長濱蒸溜所のライトリーピーテッドモルトをアイラクオーターカスクで熟成したものをブレンド。制作は三郎丸蒸留所のブレンダーである稲垣貴彦氏。

スコッチでは当たり前の「蒸留所間の原酒交換」ですが、ジャパニーズウイスキーにおいてはそのような文化はありません。この商品は恐らく日本初となる、ウイスキー蒸留所同士の原酒交換(ブレンド)によってつくられたウイスキーとなります。(非公式を除く)
700本限定でオンラインショップなどで抽選販売されました。

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ FAR EAST OF PEAT SECOND BATCH

FAR EAST OF PEAT SECOND BATCH
ワールドブレンデッドモルトウイスキー
50% 700ml
5,900円(税別)

こちらも同じく三郎丸蒸留所と長濱蒸溜所のコラボ商品。2017年に蒸留した三郎丸のヘビリーピーテッドモルトと、長濱蒸溜所のライトリーピーテッドモルトのアイラクオーターカスク熟成をキーモルトにし、さらにスコッチのモルト原酒をブレンドしたワールドブレンデッドモルト。こちらのボトルはファーストバッチよりも多い約5,000本を発売。値段もリーズナブルなことから、スコッチの配合が多いことが予想できます。

他に2か所のジャパニーズモルトとスコッチモルトをブレンドしているウイスキーは、ニッカウヰスキーの発売している「ニッカ セッション」くらいでしょうか。ただ、資本の違う蒸留所同士がブレンドされたものとなると、やはりこちらも日本初の試みと言えるでしょう。

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ INAZUMA シナジーブレンド

INAZUMA シナジーブレンド
ブレンデッドモルトジャパニーズウイスキー
47% 700ml
15,000円(税別)

こちらも上記でご紹介した三郎丸蒸留所と長濱蒸溜所のコラボ商品で、長濱蒸溜所サイドで発売されたウイスキーとなります。長濱蒸溜所のノンピートモルトと三郎丸蒸留所のピーテッドモルトを合わせたブレンデッドモルトウイスキー。原酒同士の「シナジー」(相乗効果)が生まれるように造り出された1本。700本限定。

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ INAZUMA エクストラセレクテッド

INAZUMA エクストラセレクテッド
ワールドブレンデッドモルトウイスキー
47% 700ml
6,900円(税別)

長濱蒸溜所サイドでつくられたもう一つの商品。三郎丸蒸留所サイドと同様、2本目のボトルはワールドブレンデッドモルトウイスキーとなります。長濱蒸溜所のノンピートモルト、三郎丸蒸留所のピーテッドモルト、海外産モルトをブレンド。商品名の「エクストラ セレクテッド」は、各々の原酒同士が補完し高めあうという意味を示しています。6000本限定発売。

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ 岩井トラディション シェリーカスクフィニッシュ

岩井トラディション シェリーカスクフィニッシュ
ワールドブレンデッドウイスキー
40% 700ml
4,500円(税別)

岩井トラディションはマルスウイスキーの生みの親「岩井喜一郎」氏に対して敬意の意がこめられたブレンデッドウイスキーです。その岩井をペドロ・ヒメネス・シェリーの樽で後熟を施したのが岩井トラディション シェリーカスクフィニッシュ。ドライでスムースな味わいの中に、極甘口シェリー樽のペドロヒメネスが程よい甘みを生み出しています。構成原酒の一部に海外産が入っていることから、ワールドブレンデッドウイスキーの表記となっています。

スタンダードの岩井トラディション↓

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2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ バランタイン 7年

バランタイン 7年
ブレンデッドスコッチウイスキー
40% 700ml
2,100円(税別)

ブレンデッドスコッチウイスキーの3大ブランドの一つ。ラインナップを豊富に展開しているバランタインですが、また新たに誕生したのが「バランタイン7年」です。実はこの7年物は、初代マスターブレンダー「ジョージ・バランタイン」が1872年につくったブランドとなっています。なので正確にいうと「再販」ということになるかもしれません。

このウイスキーの特徴としては、モルト原酒をバーボン樽で後熟させている所。追加の熟成によりオーク樽の風味が力強くなり、7年物(最低年数なので実際はもう少し酒齢が上なのか…)の若い原酒でも豊かな味わいを生み出すことができます。

ランクとしては「バレルスムース」よりも上、「12年」よりも下に位置しています。コスパの良い優秀なウイスキーだとは思いますが、満を持して新発売となった割にはちょっと中途半端な位置づけのように思えます。ジョージ・バランタインはどのように思っているでしょうか(笑)

 

2021年に発売されたウイスキー 3月編 おすすめ シングルモルト あかし バーボンバレル5年 ファースト・フィル

シングルモルト あかし バーボンバレル5年 ファースト・フィル
シングルモルトジャパニーズウイスキー
50% 500ml
7,200円(税別)

兵庫県明石市にある江井ヶ嶋蒸留所のシングルモルト。ファーストフィルのバーボン樽で5年熟成し、無濾過・無着色でボトリングした商品となります。味わいはオーク樽の風味の中にバニラ香とスパイス、ライトにスモーキーさもあります。アルコール50%と高めの設定が功を奏してか、若い原酒ながらモルトの力強さを豊かに感じます。

ちなみに江井ヶ嶋蒸留所はひと昔前まで「ホワイトオーク蒸留所」と名乗っていました。ラベルに「ホワイトオークあかし」と表記のあるのはその頃の名残りというものでしょうか。私の経営するバーの名前も「ホワイトオーク」なので、ちょっとした親近感を勝手にもってます(笑)

 

次のページでは「マジンガーZ」「あしたのジョー」ラベルのウイスキーが登場!

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