2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 おすすめ【42選】

2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 カバラン コンサートマスター シェリーフィニッシュ



カバラン コンサートマスター シェリーフィニッシュ
シングルモルトタイワニーズウイスキー
40% 700ml
9,500円(税別)
TWSC2020(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2020)で金賞を受賞。注目を集めている台湾の人気蒸留所「カバラン」の新商品となります。
コンサートマスター・シリーズの第二弾のシェリーカスクフィニッシュです。アメリカンオークのリフィルカスクで熟成した後、アメリカンオークのシェリーカスクで後熟を行っています。アメリカンオーク由来の風味をしっかり感じます。バニラ、チョコレート、ドライフルール、ナッツの香り。前回のシリーズ「ポートワインカスクフィニッシュ」から10年もの間、新しいシリーズは販売されていなかったので、カバランが研究を重ねてようやくたどり着いた自信作と言えるかもしれません。甘やかな香りで、何度も口に運びたくなるようなウイスキーです。

2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 カバラン ピーテッド #R150409076A for Bar K6 × Y’sカスク

カバラン ピーテッド #R150409076A for Bar K6 × Y’sカスク
シングルモルトタイワニーズウイスキー
54.8% 700ml
22,000円(税別)
京都の有名老舗バー「BAR K6」のオーナーバーテンダー西田氏と「リカーマウンテン」がコラボしたボトル。カバランのピーテッド仕込みの樽を西田さんが選定しボトリング。シングルカスク・カスクストレングとなるカバラン人気の「ソリストシリーズ」の限定ボトルとしてリリースされました。カバランはさまざまな樽で原酒を熟成させており、国際的なコンペで数々の賞を獲得しています。今回のピーテッドタイプも評価が高く、濃厚な甘さとスモーキーさが重なり合った、カバランでなければ生み出せない個性的な味わいとなっています。限定本数176本。

カバラン ピーテッド 西田

2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 ニッカ セッション

ニッカ セッション
ワールドブレンデッドモルトウイスキー
43% 700ml
3,800円(税別)
ニッカウイスキーの蒸留所である「余市」「宮城峡」の原酒と、ハイランドの「ベンネヴィス」の他、いくつかのスコッチモルト原酒をブレンドしてつくりあげたワールドブレンデッドモルト。ニッカが国産と国外の原酒をブレンドしたミドルレンジのウイスキーをリリースしたことには驚きました。国内の原酒が枯渇してきた中で、傘下に納めているベンネヴィス蒸留所の原酒を有効的に活用したいという思惑でしょうか。麦芽、洋ナシ、アプリコット、メープルシロップ。ドライでスムース。アルコール感が少しありますが、加水すると気にならないバランスです。ストレートよりもハイボール向けにあうライトテイストなウイスキー。

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ニッカ
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2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 マッカラン エディション No.5

マッカラン エディション No.5
シングルモルトスコッチウイスキー
48% 700ml
18,000円(税別)
「ザ・マッカラン エディションシリーズ」の第五弾。構成原酒はバーボン樽やホッグスヘッド樽。その他、材質、容量が異なる5種類のアメリカンオーク樽の原酒が使用されています。これまではシェリー樽が主体、あるいは半分くらいのバランスでブレンドされていましたが、今回はバーボン樽がメインになっており、シェリー樽由来のマッカランらしさはあまり感じません。トフィー、キャラメル、ドライイチジク、ナッツ、スパイス。口当たりは良く、ややシンプルながらも飲みごたえはありバランスの良いウイスキーです。

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2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 キャパドニック 21年

キャパドニック 21年
シングルモルトスコッチウイスキー
48% 700ml
32,000円(税別)
キャパドニック蒸留所はグレングラントの第2蒸留所として1898年設立されました。グラントと同じタイプの原酒を生産するために、生産設備、麦芽、仕込み水まで同じものを使用。しかし、できあがった原酒はグレングレントとは異なる個性をもったものでした。これがまさにウイスキーの難しさ、神秘的な所ですね。蒸留所は何度かモスボール(生産休止)に追い込まれるも解体されず、しばらく生産設備は残っていました。しかし、2003年閉鎖後、2011年には建物が取り壊されました。そんなキャパドニックですが「シークレット スペイサイドコレクション」としてオフィシャルボトルが復活。現在は生産できない幻の蒸留所として限定リリースされています。
キャパドニック 21年はファーストフィルのアメリカンオーク(バーボン樽)が熟成樽となっており、フルーティーでなめらか。芳ばしさと軽いスパイスがアクセントとなった繊細なタイプです。

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2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 キャパドニック 25年

キャパドニック 25年
シングルモルトスコッチウイスキー
48% 700ml
61,000円(税別)
キャパドニック 25年も21年とおなじくファーストフィルのアメリカンオークで熟成しています。21年よりもテクスチャーが強く、ドライフルーツ、チョコレート、フラワーブーケのアロマを感じます。リッチで力強い味わいです。

2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 キャパドニック 30年

キャパドニック 30年
シングルモルトスコッチウイスキー
51.1% 700ml
125,000円(税別)
ファーストフィルのアメリカンオークで熟成し、カスクストレングスでボトリング。口に含むと長期熟成の原酒がしなやかに伸びていきます。甘み、酸味、苦味のバランスに優れ、トロピカルフルーツ、ブランデーケーキ、高級なハチミツのような重厚感を気品のある香り立ちです。余韻は非常に長く複雑。30年のアルコールは51.1度ですが、21年、25年のほうが強く感じるくらい、しっとりと落ち着きのある個性となっています。

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2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 キャパドニック ピーティッド 18年

キャパドニック ピーティッド 18年
シングルモルトスコッチウイスキー
48% 700ml
16,500円(税別)
ピーティッドタイプはノンピーテッドと比べ全く異なる印象です。こちらのほうがスペイサイドらしい、華やかさにスモーキーな風味が溶け込んだ個性となっています。リンゴ、洋ナシ、ベリー系リキュール。ピーティーでフローラル。

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2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 キャパドニック ピーティッド 21年

キャパドニック ピーティッド 21年
シングルモルトスコッチウイスキー
48% 700ml
36,500円(税別)
18年と比べボリュームが増しています。焼け焦げたフルーツ、バーベキューソース、バニラ、キャラメル。深みとコクがあり、ピーティーさとうまく調和した味わいです。ストレートかロックで、ゆっくりと飲みたいですね。

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2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 キャパドニック ピーティッド 25年

キャパドニック ピーティッド 25年
シングルモルトスコッチウイスキー
45.5% 700ml
70,000円(税別)
落ち着いたピート香にフルーツフレーバーが溶け込み、甘みのある燻製モルトに。熟成感が強くなったというよりも、25年よりもなめらかで飲みやすくなったようなイメージです。塩キャラメル、台湾カステラ、ラプサンスーチョン、洋ナシのコンポート。きめ細かいピート香が華やかで優しい味わいをつくりだしています。

キャパドニック ピーティッド 25年

2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 ロングモーン 18年

ロングモーン 18年
シングルモルトスコッチウイスキー
48% 700ml
13,000円(税別)
キャパドニックと同時に「シークレット スペイサイドコレクション」としてリリース。ロングモーン16年が数年前に終売となり、それに変わる形で登場しています。スペイサイドの中では評価が高く、比較的メジャーといえる蒸留所ですが、これまではオフィシャルラインナップが充実しておらず、ボトラーズで見かけることのほうが多いウイスキーでした。
ロングモーンはゲール語で「聖人の場所」という意味。ジャパニーズウイスキーにとってはまんざらでもないネーミングです。なぜなら日本に本場スコッチの製造技術を広めた「竹鶴政孝」が一番最初に修行した蒸留所であるから。余市蒸留所で現在も続けられている石炭直火蒸留や、ポットスチルの形状(ストレートヘッド型)はロングモーンを参考にしたと言われています。竹鶴はロングモーンでウイスキーの真髄を知るまでには至りませんでしたが、基本的な仕組みなどは理解できたようです。
ロングモーン 18年の熟成樽はアメリカンオークバレルとバーボンホグスヘッド。フルーティーでオーキー。ライトボディでスムースですが、樽香がしっかりしておりバランスの良いウイスキーです。

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ロングモーン
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2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 ロングモーン 23年

ロングモーン 23年
シングルモルトスコッチウイスキー
48% 700ml
33,000円(税別)
酒齢が上がったことで安定感が増し、香りのバリエーションも豊富になります。ボディにも厚みが出て飲みごたえのある味わいに。熟成樽は18年と同様のタイプとなっていますが、個性的で甘みが強く、スパイシーな風味のウイスキーへと変わっています。ストレートやロック、加水にもある程度強いのでハイボールでも悪くありません。

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2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 ベン・ネヴィス 1996 23年 #31 ベルセルク ガッツラベル

ベン・ネヴィス 1996 23年 #31 ベルセルク ガッツラベル
シングルモルトスコッチウイスキー
44.1% 700ml
23,000円(税別)
ウイスキー通販サイト「ウイスキーミュウ」のオリジナルボトル。人気漫画「ベルセルク」のラベルが貼られています。主人公のガッツが描かれているこのボトルはベンネヴィス23年。アルコール度数は控えめの44.1度となっており、やわらかくクリーミーな飲み心地です。フルーティーで華やか。ドライで切れの良い味わい。蒸留したのは90年代ですが、70~80年代のモルトのような繊細なタッチに感じます。限定本数221本。

2020年に販売されたウイスキー銘柄 9月編 シークレットスペイサイド 1993 26年 #35 ベルセルク ガッツ&グリフィスラベル

シークレットスペイサイド 1993 26年 #35 ベルセルク ガッツ&グリフィスラベル
シングルモルトスコッチウイスキー
47.7% 700ml
20,000円(税別)
「ベルセルク」ラベルのもう一本は、蒸留所非公開。裏ラベルにはスペイサイドのフロアモルティングを行う蒸留所と記述があるので、バルヴェニーということになります。酒齢26年という長期熟成なだけあり、重厚で甘やか。黒糖、シガー、レーズン、コーヒー、スパイス。コクと旨味のある味わい深い1本。限定本数 368本。ラベルには主人公ガッツと、盟友にして宿敵となるグリフィスが描かれています。鷹の団の頃のやつ。いいね!

 

9月は多くの銘柄が発売された月となりました。

オフィシャルではペルノリカールの「シークレット スペイサイドコレクション」が印象的。ロングモーンは分かるのですが、すでに閉鎖されており、人気がでても生産することができないキャパドニックを大々的にリリースすることには驚きました。ストック原酒をフル活用するのには、シングルモルトとしてボトリングするのが一番ですから、販売戦略としては上手といえば上手なのでしょうか。生産設備はすでに解体されているので、再び蒸留されることは有りません。無くなる前に飲んでおきたいですね。

2020年10月編もお楽しみに!

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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