Midleton Very Rare ミドルトン・ベリー・レア
Midleton Very Rare ミドルトン・ベリー・レア
製造企業:ミドルトンディスティラリー社
系列企業:ペルノリカール社
楽天市場価格:113,800円(税込)
40% 700ml
ミドルトン蒸留所が新たな複合蒸留所を建設する際、候補地として敷地内が選ばれ、「旧ミドルトン」のすぐ背後に「新ミドルトン蒸留所」を1975年に完成させます。
旧蒸留所に比べ、新蒸留所の規模は大きく、ピュアポットスチルウイスキーとモルトウイスキーを製造するためのポットスチルが4基と、グレーンウイスキーをつくるための連続式蒸留機が2セット備え付けられています。
新ミドルトン蒸留所では、原料の比率や蒸留方法を変えることで、多彩な原酒を造り分けることができます。そのため新ミドルトン蒸留所の原酒でつくられた商品は「ジェムソン」「パワーズ」「パディー」「タラモアデュー」「レッドブレスト」など、有名銘柄を含むアイリッシュウイスキーの主力が多く名を連ねています。
「ミドルトン・ベリー・レア」に使用している原酒は、新ミドルトンが製造する長期熟成のピュアポットスチルウイスキーが主体。グレーンウイスキーとのブレンド比率は公開されていませんが、グレーン原酒は少量とされています。
ピュアポットスチルウイスキーの長期熟成は、シングルモルトの長熟とは一味違う個性。流通量は非常に少ないのですが、どこかで見かけたら飲んでおきたいレアウイスキーです。
Paddy パディー
Paddy パディー
製造企業:コークディスティラリーズ社
系列企業:ペルノリカール社
Amazon価格:¥2,800 税込
楽天市場価格[2024年4月]:量り売り100ml 530円
40% 700ml
アイリッシュブレンデッドウイスキー「パディー」の製造元は、コークディスティラリーズ社。この会社はコークに位置する5つの蒸留所が合併して誕生しています。
創業当初につくられていた「パディー」は、旧ミドルトン蒸留所が生み出すピュアポットスチルウイスキーでしたが、現在は新ミドルトン蒸留所で製造しているピュアポットスチルとグレーンをブレンドしたものになります。
2013年にブランド誕生100周年を記念したリミテッドエディションの「パディー」がリリースされましたが、こちらはオリジナルレシピを再現したピュアポットスチルウイスキー。木箱の内側にはブランド名の由来となった、伝説のウイスキーセールスマン「パディー・フラハティ」の写真が貼られています。
元々、パディーは「オールド・アイリッシュ・ウイスキー」という名称で販売されていました。徐々にセールスマンである「パディー」の「ウイスキー」として知られるようになったことで、1913年にはブランド名を「パディー」へ正式に改称。しかし現在でも、「パディー」の下には、旧名である「オールド・アイリッシュ・ウィスキー」が遠慮がちに記載されているのも面白いところです。
「パディー」はアイリッシュウィスキーの中でも極めてライトで独特なテイストを持つことで知られています。その個性の要因は、新ミドルトンのグレーンウイスキーにあると言われています。
新ミドルトン蒸留所では、グレーンウイスキーを「ライト」「ミディアム」「ヘビー」の3つのタイプに分けてつくっており、「パディー」にはライトタイプのグレーンを使用していることから、軽快な味わいに仕上がっています。
Powers パワーズ
Powers パワーズ
製造企業:ジョン・パワー&サン社
系列企業:ペルノリカール社
楽天市場価格:3,300円(税込)(パワーズ ゴールドラベル)
40% 700ml
1791年創業のジョン・パワー社のアイリッシュブレンデッドウイスキー。日本ではあまり知られていませんが、アイルランド国内では人気のある銘柄です。
「パワーズ」の歴史は、小さな旅館を経営していたジェームズ・パワーが蒸留所を建設したところから。その後、後を継いだ息子の「ジョン・パワー」の時代に、事業が急速に拡大。19世紀半ばに、社名を「ジョン・パワー&サン社」とし、蒸留所の建て替えます。
当時の生産量は年間約150万リットル。これは、アイリッシュの雄「ジェムソン」には及ばないものの、スコッチの蒸留所と比べるとかなり大規模な蒸留所でした。
しかし、アイルランド独立戦争などにより経営が悪化。1950年代にはグレーンウイスキーの製造を開始し、アイリッシュブレンデッドウイスキーの販売をスタートさせますが、事業は好転せず、1966年にはジェムソンやコークディスティラリーズ社との合併を選択。
それにより、70年代にはすべての生産設備を新ミドルトン蒸留所に統合したことを受けて、1976年の蒸留を最後にジョン・パワー社のウイスキー造りは終止符を打つことになりました。
現在、「パワーズ」の原酒は全て新ミドルトン蒸留所で製造されています。ピュアポットスチルとグレーンをブレンドしており、ピュアポットスチルウイスキーの麦芽(モルト)と未発芽大麦(バーレイ)の比率は40対60。ミドルトンで造られているピュアポットスチルウイスキーの原酒の中では、比較的ヘビーボディなものをブレンドしています。
グレーンとの比率はピュアポットが70%に対して、グレーンが30%程度。個性的で厚みのあるピュアポットの割合が大きいため、この価格帯のアイリッシュブレンデッドの中では飲みごたえのある味わいです。その辺もまさに「パワーズ」といったところでしょうか…
Redbreast レッドブレスト
Redbreast レッドブレスト
製造企業:アイリッシュディスティラリーズ社
系列企業:ペルノリカール社
Amazon価格:¥6,625 税込(レッドブレスト12年)
楽天市場価格[2024年4月]:5,499円
40% 700ml
Roe & Co ロー アンド コー
Roe & Co ロー アンド コー
製造企業:ディアジオ社
Amazon価格:¥3,885 税込
楽天市場価格[2024年4月]:4,620円
45% 700ml
「ロー アンド コー」は2022年9月に発売された新ブランド。アイルランドのカクテル文化をリードする5名のバーテンダーが監修。カクテルのベースとしても楽しめるアイリッシュウイスキーとしてPRしています。
ブランド名は、19世紀のアイリッシュウイスキーの黄金時代に活躍した「ジョージ・ロー」から名付けられています。ジョージ・ローは当時、ヨーロッパで最大の蒸留所を所有し、成功した起業家。高品質なアイリッシュウイスキーを製造する一方、慈善活動や社会貢献でも高い評価を受けていた人物です。
「ロー アンド コー」は現在複数のラインナップを展開せず、1種類のみの販売。なめらかでフルーティな味わいは、ブレンデッドスコッチよりもカクテルに合わせやすいバランスのようにも思えます。(カクテル次第では)
ウイスキーの新ブランドが「カクテルのベースとして使ってください!」とPRすることは珍しいことです。既存ブランドであれば、カクテルコンペティションを独自に企画して、世界中のバーテンダーにその存在を広めることもありますが、「ロー アンド コー」のようにまだ知られていない銘柄ならば、まずは「味わい」であったり、そのウイスキーが誕生した「経緯」や「歴史」の方を優先します。
「ロー アンド コー」が、今までにない形式での商品展開を行っている背景には、カクテルのベースとして利用する「カクテル用ウイスキー枠」を獲得したいことから。
アイリッシュウイスキーは世界的に最も高い成長率を誇り、日本でも成長が期待されていますが、日本でのウイスキー市場では、ウイスキーをカクテルとして楽しむ文化はまだ浸透していません。
カクテルのベースとしても美味しいウイスキーであることが広まれば、全国のバーはもちろん、ウイスキーの「飲み方」にバリエ―ションが生まれ、ウイスキー全体の市場をさらに開拓することができます。
そして、カクテルベースの筆頭銘柄を「ロー アンド コー」に据え置いて、バチバチにやりあっている、日本における海外ウイスキー市場で躍り出たいということでしょう。
親会社は業界大手のディアジオ社。同社はウイスキー以外のカクテル商材も数多く取り扱っていますから、ローアンドコーのウイスキーと同時に、副材料のリキュールなども市場開拓できるのであれば、注力してPRしていくのも理解できますね。
「ロー アンド コー」価格は、カクテルのベースとして使用するには少し高め。本格的なバーやホテル・レストランでは利用できると思いますが、カジュアルなダイニングバーなどでカクテル用のウイスキーとして利用は難しいと思います。
今後、どのようにアイリッシュウイスキーの強固な国内シェアに割って入るのか、楽しみですね。
The Dubliner ザ・ダブリナー
The Dubliner ザ・ダブリナー
製造企業:ファースト・アイルランド・スピリッツ社
系列企業:クインテッセンシャル・ブランズ・グループ
Amazon価格:¥4,510 税込(ザ・ダブリナー)
楽天市場価格[2024年4月]:4,541円
40% 700ml
「ザ・ダブリナー」は2018年から日本でリリースされたブランド。イギリスの大手酒類企業「クインテッセンシャル・ブランズ」の系列企業、ファースト・アイルランド・スピリッツ社が製造しています。
製造責任者を務めるダリル・マクナリー氏は、北アイルランドにあるブッシュミルズ蒸留所の元マスター・ディスティラー。その経験から良質な原酒の選定に携わり、ブランドのクオリティを高めています。
現在、「ザ・ダブリナー」は「ダブリンリバティーズ蒸留所」で製造されています。この蒸留所が誕生したのは2018年で、実際に生産が開始したのは2019年。まだ創業して間もないことから、「ザ・ダブリナー」の構成原酒のメインは、他の蒸留所から買い付けたものを使用していると推測できます。
蒸溜所はダブリン市内にあり、「ティーリング蒸溜所」の隣に位置しています。ティーリング蒸留所の仕込み水は市水(水道水)ですが、ダブリンリバティーズ蒸留所は敷地内にある深井戸の水を仕込み水に利用しています。経営企業が違うとはいえ、隣同士の蒸留所で仕込み水が全く異なる所も面白いですね。ダブリンリバティーズ蒸留所は、リバティーズ地区の水を使用することが、地域復興に貢献するとの考え方をもっているようです。
フラッグシップボトル「ザ・ダブリナー」は、3年以上バーボン樽で熟成させた商品。アイリッシュらしい大麦の香り。リンゴ、洋梨、バニラ、ハチミツ、オーツ麦。まろやかで飲みやすく、同価格帯のブレンデッドアイリッシュウイスキーのなかでもクオリティの高い1本です。
Tullamore Dew タラモアデュー
Tullamore Dew タラモアデュー
製造企業:タラモアデュー社
系列企業:ウィリアム・グラント&サンズ社
Amazon価格:¥2,068 税込
楽天市場価格[2024年4月]:2,250円
40% 700ml
「タラモアデュー」はピュアポットスチルとグレーンを合わせた、正統派アイリッシュブレンデッドウイスキー。新ミドルトン蒸留所の原酒を使用しています。
タラモアデューは蒸留所も存在していましたが、他のアイルランドの蒸留所と同様、20世紀に入るとアイリッシュウイスキーの衰退が進み、1954年に閉鎖されています。
2014年に「新タラモア蒸留所」が、グレンフィディックなどを経営する「ウィリアム・グラント&サンズ社」によって再建されているため、現在のタラモアデューの原酒の一部に、新タラモア蒸留所産のウイスキーがブレンドされている可能性はありますが、現在も基本的にミドルトン蒸留所のウイスキーを主軸につくられています。
旧タラモア蒸留所の創業は1829年。初代のオーナーは地元の名士であるマイケル・マロイでした。1857年には甥のバーナード・ダリーに引き継がれ、その後87年には息子であるキャプテン・バーナード・ダリーが跡を継ぎます。
キャプテン・バーナード・ダリーはウイスキービジネスに興味を持っていなかったためか、蒸留所の経営は、当時蒸留所で働いていたウイスキー技師「ダニエル・E・ウィリアムス」に任せていました。ウィリアムスは15歳からタラモア蒸留所で働き始め、60年以上ウイスキーを造り続けます。
ウィリアムは自身のイニシャルを冠した「タラモアデュー」。「Dew」は露という意味を指していますが、同時にダニエル・E・ウィリアムスの略でもあります。「Give every man his Dew」のキャッチコピーで、瞬く間にアイルランド国内で人気となりました。
旧タラモア蒸留所の建物は、現在ほとんど取り壊されてしまいましたが、グランド運河沿いにあった熟成庫だけは保存されており、博物館兼ビジターセンターとして公開されています。
現在のタラモアデューのラインナップには、年数表記の無い「タラモアデュー」と「タラモアデュー12年」があります。その他、シングルモルトの「タラモアデュー14年」「タラモアデュー18年」がありますが、いずれも新ミドルトン蒸留所の原酒を使用しています。
アイルランドではクラフトウイスキー蒸留所が増え続けています。今後も、新たなアイリッシュブレンデッドウイスキーの銘柄が次々と誕生することでしょう。
伝統的なアイリッシュブレンデッドは、ポットスチルとグレーンをブレンドしたものですが、最近はスコッチのようなモルトとグレーンを合わせた商品も増えています。多様化するアイリッシュの個性にも注視しておきたいですね。
あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
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