スコッチウイスキー「スペイサイド」の全蒸留所を解説!おすすめ銘柄5選 

スコッチウイスキー「スペイサイド」の全蒸留所を解説!ペルノリカール社 

グレンバーギ Glenburgie ] 


ブレンデッドウイスキー「バランタイン」の原酒の一つとして有名です。シングルモルトとしてはあまり流通していませんでしたが、かつては「5年熟成」などの酒齢の若いモルトがリリースされていました。「グレンクレイグ」という名前で販売されているものもあります。   

グレンバーギー 21年 1998 ファースト エディション 52.1% 700ml

 

ロングモーン longmorn ] 


竹鶴政孝が修行したことでも有名な蒸留所です。当時の蒸留技術であった「石炭直火焚き加熱」は、今でも余市蒸留所で行われている製法です。(現在のロングモーンはスチーム加熱)ピートの香りとフレッシュなフルーツ香が絶妙なバランス感じ取れるモルトです   

 

ミルトンダフ Miltonduff ] 


ブレンデッドウイスキー「バランタイン」の原酒の一つとして有名です。華やかで落ち着きのあるモルトなので、ブレンデッド用の構成原酒としては使い勝手がよさそうですね。レアな商品ですが、ローモンドスチルで蒸留した「モストウィー」というウイスキーがあり、こちらもミルトンダフで数年間限定で作られていたモルトになります。  

ミルトンダフ 9年 2009 バーボン バレル アンチルフィルタード (シグナトリー) 46度 700ml

 

グレントファース Glentauchers ] 


グレン・トファース。「トファースの谷」という意味です。こちらもブレンデッドウイスキー「バランタイン」の原酒の一つです。操業と蒸留停止を繰り返している為、シングルモルトとしての流通は少ないです。ペルノリカールが所有する蒸留所ですが、現在流通しているのボトルは、ボトラーズ会社「ゴードン&マックファイル」がリリースするものになります。  

グレントファース (グレンタウチャーズ) 2004 (ゴードン&マクファイル) 43度 700ml

 

グレンキース GlenKeith ] 


ストラスアイラの第2蒸留所として創業しました。1970年までは、スペイサイドでは珍しい3回蒸留で仕込みをしていました。原酒のほとんどが、ブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル」に使用されています。ライトで優しい味わいのモルトです。 

グレンキース 18年 1996 オールド モルト カスク (ハンターレイン) 50度 700ml

 

ストラスアイラ Strathisla ] 


スコッチではめずらしく、仕込み水に中硬水を使用しています。グレンキースと同様に「シーバスリーガル」に使用されています。2019年に「ストラスアイラ12年」は終売になりました。クリーミーで柔らかいモルトが魅力的だっただけに残念ですね。 

 

アルタベーン Allt-A-Bhainne ] 


ゲール語で「ミルク色の小川」という意味です。操業は1975年で、スペイサイドではまだ新しい蒸留所です。シーバス・ブラザーズ社によって設立された蒸留所で、そのため原酒はシーバスリーガルにほぼ全て使用されています。一部のボトラーズ会社がリリースするのみのレアなモルトです。  

ダグラスレイン プロベナンス アルタベーン 2008 7年 46% 700ml

 

 ブレイヴァル Braeval ] 


アルタベーンとほぼ同時期につくられた蒸留所で、こちらもシーバスリーガルの原酒用として使用されています。操業当時の名前は「ブレイズ オブ グレンリベットであった為、現在はボトラーズの商品でのみ、この名前でリリースされています。  

ブレイヴァル 18年 1998 コニサーズチョイス (ゴードン&マクファイル) 46度 700ml

 

ザ・グレンリベット The Glenlivet ] 

ゲール語で「静かなる谷」という意味。1824年に政府公認第一号の蒸留所として認定された、スコッチウイスキーの業界を引っ張ってきた、歴史と伝統がある蒸留所です。現在でも世界中で支持をされている人気のウイスキーです。スコッチ初心者でも飲みやすい味わいが魅力です。  

 

アベラワー Aberlour ] 


シングルモルトとしての人気がここ数年で高まっている蒸留所です。原酒の半分くらいは、シングルモルト用として作られます。オフィシャル製品のラインナップが充実していて、ウイスキーはフルーティーでウッディーなバニラも感じます。  

【あす楽】【包装不可】 アベラワー 12年 ダブルカスク マチュアード 40度 箱付 700ml 並行

 

ダルメニャック Dalmunach ] 

1897年に創業した「インペリアル」が取り壊しになり、2015年に再建されたのがダルメニャック蒸留所です。インペリアル蒸留所で使われていた木材などの一部が、ダルメニャックで使われています。インペリアルのような素晴らしいウイスキーは作れるでしょうか。今後が楽しみですね。ちなみに名前が「バルミニック」に似ているので注意が必要です。   

 

グレンアラヒー Glenallachie ] 


操業当時は、ブレンデッド用の原酒を生産する蒸留所でしたが、最近はシングルモルトに力をいれています。数種類のラインナップがあり、カスクのタイプを変えるなどして多彩な味わいを作り出しています。蒸留所としては、買収や休業を繰り返してきた「苦労人」ですが、シングルモルトで成功したことは喜ばしいですね。  

 

トーモア [ Tormore ] 


1959年創業の比較的新しい蒸留所です。ブレンデッドウイスキーの「バランタイン」「ロング・ジョン」の原酒になっています。シングルモルトとしてはマイナーで、商品は少ないです。味わいは柔らかく、フレッシュフルーツを思わせる香りが心地よいです。

トーモア 16年 48% 700ml
 

 

次のページではシングルモルト売り上げ世界一のあの蒸留所が登場!

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