【2024年版】5000円以内|ストレートでおすすめのブレンデッドウイスキー4選

ユースケ
ユースケ

こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

この記事では、予算5000円以内で購入できる、ストレートで飲むと美味しいおすすめのブレンデッドウイスキーをご紹介致します。

お手頃な価格で購入できる庶民の味方、ブレンデッドウイスキー。ストレートで飲むよりも、「ハイボール」や「ロック」で愉しむのが一般的。しかし、なかにはブレンデッドでもストレートで飲むのに適した銘柄が存在します。

そこで今回は、ストレートでぜひ飲んで欲しいブレンデッドウイスキーを、バーホワイトオークのオーナーバーテンダーである私、ユースケが厳選。

この4本は、どれも水や炭酸で割るのは勿体ないウイスキーです。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

【2024年版】5000円以内|ストレートでおすすめのブレンデッドウイスキー4選

  1. シーバスリーガル ミズナラ 12年
  2. ディンプル 12年
  3. サントリー ウイスキー 季(TOKI)
  4. イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル

 

 

【2024年版】5000円以内|ストレートでおすすめのブレンデッドウイスキー|シーバスリーガル ミズナラ 12年

シーバスリーガル ミズナラ 12年

  • ブレンデッドスコッチウイスキー
  • アルコール度数:40%
  • 容量:700ml
  • 楽天市場価格[2024年9月]:3,927円

「シーバスリーガル ミズナラ 12年」は、2013年10月に発売された日本市場限定品。

日本のウイスキーづくりへの情熱や技術に感銘を受けた、マスターブレンダー「コリン・スコット」氏によって生み出されました。日本人の味覚を意識してブレンドされた特別なシーバスリーガルです。

最大の特徴は、ブレンド原酒に貴重なミズナラの樽の原酒を使用しているところ。

ミズナラ樽の原木は平均200~250年の樹齢が必要とされており、非常に希少性の高いものとなっています。その上材質が柔らかく、浸透性の高い特性があることから水漏れをおこしやすいというデメリットもあります。ミズナラの木材は、選定から製樽に至るまで高い技術と経験が必要となっており、こういった要素も、ミズナラ樽の希少性を上げている理由の一つです。

シーバスリーガル ミズナラ12年は、原酒の一部を日本原産のミズナラ樽でマリッジ。とは言うものの…正直いってミズナラの風味はなく、希少性の高いミズナラの原酒を、安価なブレンデッドに使用することなどできるはずもないので、ミズナラ樽はほとんど使用していないと思います。

「シーバスリーガル ミズナラ 12年」は、ミズナラの風味はさておいて…非常にクオリティの高いブレンデッドウイスキーです。通常の12年よりも洗練されたフルーティーさ、やわらかさ。ピートのクセはなく、スコッチが苦手な方にも飲みやすい味わい。ストレートで飲むことで、より甘みを感じやすくなります。

ここ数年で値上がりはしたものの、4000円程で購入でき、ストレートでも個性を楽しめるリーズナブルな銘柄。普段はロックやハイボールで飲んでいる方は、ぜひストレートでもお試しください。

 

 

 

【2024年版】5000円以内|ストレートでおすすめのブレンデッドウイスキー|ディンプル 12年

ディンプル 12年

  • ブレンデッドスコッチウイスキー
  • アルコール度数:40%
  • 容量:700ml
  • 楽天市場価格[2024年9月]:3,100円

「ディンプル 12年」は、ブレンデッドウイスキー「ヘイグ」の上位ボトルとして誕生した銘柄です。「ディンプル」は、かつて「ピンチ pinch」という名称で、主にアメリカ向けに流通していました。現在は、全て「ディンプル」というブランド名で統一されています。

ディンプルはなんといってもボトルデザインが個性的。三面の窪みのあるボトルに、金色のネットで覆われた姿は非常にユニークです。かつてのボトルは、覆われている「ネット」が固い素材で作られていて、針金みたいにしっかりとしていました。現行ボトルは、柔らかい素材となり、見た目も昔ほどは目立たないように変更されています。

香りはリンゴ、洋梨、ブドウ、ドライイチジク、バニラ。フルーティーで甘やかなアロマが主体。スモーキーフレーバーはほとんど感じません。

口に含むとなめらかで、ブレンデッドスコッチウイスキーの割には甘め。スムースでボディはやや弱めですが、フィニッシュにかけてはドライでバランスよくまとまります。

「ディンプル 12年」は、ロックやハイボールにすると香り立ちが低下するので、やはり飲むならストレートがおすすめ。刺激が少ないので「ストレート初心者」向けのウイスキーです。

 

 

【2024年版】5000円以内|ストレートでおすすめのブレンデッドウイスキー|サントリー ウイスキー 季(TOKI)

サントリー ウイスキー 季(TOKI)

  • ブレンデッドジャパニーズウイスキー
  • アルコール度数:43%
  • 容量:700ml
  • 楽天市場価格[2024年9月]:4,239円

海外向けに造られた、国産原酒100%のジャパニーズブレンデッドウイスキー「サントリー ウイスキー 季(TOKI)」。国内での正規販売はなく、並行輸入品として販売されています。

白州蒸留所のモルト原酒を主体に、山崎蒸留所のモルト原酒と、知多蒸留所のグレーン原酒をブレンド。海外原酒の入っていない、純粋なジャパニーズウイスキーとしてはリーズナブル。5000円以内で購入できます。

香りは、青りんご、アップルミント、金平糖、レモン、バニラ。口に含むと甘くてフローラル。洋梨、ジンジャー、オーク香。中盤以降はドライでスムース。余韻は短めで若干のスモーキーフレーバー。

甘くてあっさりしている印象。白州をメインにブレンドしているのは何となくわかります。バランスが良いので、ハイボールやロックでもおいしいのですが、ストレートでもアロマが豊富。加水をしないほうが飲みごたえがあります。

サントリーが販売するウイスキーの中では「響」よりもリーズナブルなボトルですが、
クオリティは高く、海外限定販売であることは惜しい限り。知る人ぞ知る、サントリーウイスキーの隠し玉です。

 

 

 

【2024年版】5000円以内|ストレートでおすすめのブレンデッドウイスキー|イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル

イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル

  • ブレンデッドワールドウイスキー
  • アルコール度数:46%
  • 容量:700ml
  • 楽天市場価格[2024年9月]:4,510円

ベンチャーウイスキーが手掛ける「イチローズモルト」のエントリーボトル。「イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル」(正式名称 イチローズモルト&グレーン)は、海外産のモルト・グレーン原酒と、埼玉県にある秩父蒸溜所のモルト原酒をブレンドした、ワールドブレンデッドウイスキーです。

国産原酒100%ではありませんが、輸入されたウイスキー原酒をそのままブレンドすることはせず、秩父蒸留所で用意した樽に詰め替え、貯蔵庫(ダンネージ式&ラック式)で熟成。自社で理想とする原酒を造り、品質の高いブレンデッドウイスキーをお手頃な価格で造り続けています。

香りは、洋梨、フルーツグミ、カスタードケーキ、メープルシロップ、アップルパイ、バナナチップス。フルーティーで甘やか。砂糖菓子のような妖艶さがあり、ブレンデッドウイスキーとは思えないほどアロマティック。

口に含むと穀物とフレッシュフルーツ。徐々にドライ。アルコールの刺激は少なく、なめらかと言うほどでありませんが、口当たりもソフト。フィニッシュにかけてはすっきりとしていて、余韻はやや短め。

複数の原酒を利用することで、モルトウイスキーにも負けない飲みごたえ・複雑さをつくりあげている「イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル」には脱帽です。香り立ちを愉しむためにも、やはりストレートで飲むのがおすすめ。

 

 

 



 

 

今回ご紹介したブレンデッドウイスキーは、どれもストレートで楽しむことでその真価を発揮する銘柄ばかり。5000円以内という手頃な価格ながら、個性豊かな香りと味わいを堪能できるのが魅力。

普段はハイボールやロックで楽しんでいる方も、ぜひストレートでその繊細な味わいを試してみてください。ウイスキーの新たな楽しみ方が見つかることでしょう♪

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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