- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン ファイブヴァーチューズ アース
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン ファイブヴァーチューズ ファイアー
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン ファイブヴァーチューズ ウォーター
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン ファイブヴァーチューズ メタル
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 12年 2008 コニャック エディション
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 12年 2008 モンバジャック エディション
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 12年 2008 ソーテルヌ エディション
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 12年 2008 リヴザルト エディション
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 31年 1990
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 36年
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 40年
- シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 1971 ウェアハウス6 コレクション 44年
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン ファイブヴァーチューズ アース
トマーティン ファイブヴァーチューズ アース
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:8,250円
「トマーティン ファイブヴァーチューズ アース」は、「ザ・ファイブ・ヴァーチューズ」シリーズの一つ。このシリーズは、文明への貢献として知られる「木・火・土・金属・水」の五つの元素に焦点が当てられ、各ボトルが造られています。
「アース(土)」は、三番目の元素であり、こちらはピーテッド麦芽で仕込んだ原酒をリフィルホグスヘッド樽で熟成させています。トマーティンは通常ピートのニュアンスは控えめ。それに比べると、「トマーティン ファイブヴァーチューズ アース」は、アイラモルトのようなピーティーさを感じる、個性的なボトルです。
「土」は間違いなく「泥炭(ピート)」を意識していますね!
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン ファイブヴァーチューズ ファイアー
トマーティン ファイブヴァーチューズ ファイアー
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:9,300円
「ザ・ファイブ・ヴァーチューズ」シリーズの一つ。「トマーティン ファイブヴァーチューズ ファイアー」の「ファイヤー(火)」は、元素サイクルの二番目。ヘビーにチャーされていたリフィルバーボン樽の内側を削り取り、また新たな表面をヘビーに焦がした樽を熟成に使用しています。
この特殊な加工が施された樽は、「STR樽」にも似ています。
STR樽はシェービング(Shaving)、トースティング(Toasting)、リチャーリング(Re-Charring)を行ったもので、主にワイン樽で行われている加工方法です。この技術はウイスキーの樽にも利用されています。
「トマーティン ファイブヴァーチューズ ファイアー」の場合は、はっきりとした加工方法が公開されている訳でなく、「STR樽」と類似点はあったとしても異なる加工が施された樽と言えるでしょう。
樽を削ってもう一度チャーすると、通常よりも樽からの成分流出が増えるため、原酒の熟成スピードは速まる傾向にあります。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン ファイブヴァーチューズ ウォーター
トマーティン ファイブヴァーチューズ ウォーター
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:9,300円
「ザ・ファイブ・ヴァーチューズ」シリーズの一つ。「トマーティン ファイブヴァーチューズ ウォーター」の「ウォーター(水)」は、元素サイクルの五番目。仕込水には「オルタナフリス(自由の小川)」から湧き出るピュアな軟水が使用されています。
このウイスキーの原酒は、冬の時期に蒸留された原酒のみが選ばれています。冬季は外気の温度が低く、蒸留時に液体とポットスチルの接触が減少し、通常よりも濃厚なスピリッツが生まれます。
「トマーティン ファイブヴァーチューズ ウォーター」は、その名の通り、仕込み水によるウイスキーの違いを楽しめる仕様となっています。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン ファイブヴァーチューズ メタル
トマーティン ファイブヴァーチューズ メタル
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:5,060円
「ザ・ファイブ・ヴァーチューズ」シリーズの一つ。「トマーティン ファイブヴァーチューズ メタル」の「メタル(金属)」は、古代の金属である「銅」を表現。
ウイスキーで「銅」といえば、もちろんポットスチル。トマーティン独自の美しいポットスチルで蒸留された原酒を、トマーティンのクラシックなスタイルである、ファーストフィルのバーボン樽で熟成。
香りには、ソフトでクリーミーなバニラに甘いチョコレートとマカデミアナッツ。柑橘系の爽やかさが先行し、その後甘味を帯びたスパイス。
トマーティンの典型的なスタイルというだけあって、安定感はありますが、他のオフィシャルボトルと大きく変わらない個性です。テーマが「銅」ですから、ポットスチルによる生まれる個性を最大限に重視したという意味では商品コンセプトに沿っていますね。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 12年 2008 コニャック エディション
トマーティン 12年 2008 コニャック エディション
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:16,800円
「トマーティン 12年 2008 コニャック エディション」は、限定シリーズ「フレンチコレクション」の一つ。このシリーズは計4種類の異なるエディションがあり、各種、熟成樽は異なりますが、全てのシリーズで「フランス産オーク樽を使用しています。
「トマーティン 12年 2008 コニャック エディション」は、2008年に蒸溜した原酒をコニャックカスクで12年間熟成。フィニッシュではなく、全期間コニャックカスクで貯蔵されています。
香りはフルーティーで、コニャックのニュアンスが際立っています。レーズン、キャラメル、洋梨、シナモン、いちじく、アーモンド、バニラ。味わいは洗練されており、コニャックの風味とフルーツの甘みが全体を引き締めているような感覚。
コニャックカスク100%の割に、ボディは軽め。トマーティンらしいバランスの取れた個性でありながら、通常の「トマーティン12年」よりも、複雑さのある余韻を楽しむことができます。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 12年 2008 モンバジャック エディション
トマーティン 12年 2008 モンバジャック エディション
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:16,480円
「フレンチコレクション」の一つ。「トマーティン 12年 2008 モンバジャック エディション」は、2008年に蒸留された原酒を貴腐ワイン「モンバジャック」の樽で12年間熟成させた商品。
貴腐ワインの影響をうけ、フルーティーさと上品な香り、樽からの程よいタンニン分が溶け込んでいます。バーボン樽熟成のトマーティンとは異なる個性。
モンバジャック(Monbazillac)は、フランスのボルドー地域に位置する町であり、甘口白ワインの名産地。日本でボルドーの甘口ワインと言えば「ソ―テルヌ」が圧倒的に有名であり、この地域はあまり馴染みがと思います。
モンバジャックワインは、セミヨン、ムスカデル、セミヨン・ブランのブレンドで作られます。ソーテルヌと同様、灰色カビ(Botrytis cinerea)によって影響を受けた状態で収穫されています。
モンバジャックワインは、ソーテルヌと比べるとリーズナブル。品質が劣っている訳でありませんが、甘口ワインの王様「ソーテルヌ」にはやはり敵わないということでしょうか。最近は、手頃な価格で気軽に楽しめる貴腐ワインとして、モンバジャックワインは、日本でも徐々に浸透しています。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 12年 2008 ソーテルヌ エディション
トマーティン 12年 2008 ソーテルヌ エディション
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:16,800円
「フレンチコレクション」の一つ。「トマーティン 12年 2008 ソーテルヌ エディション」は貴腐ワイン「ソーテルヌ」の樽で12年間熟成させています。
ソーテルヌは世界三大貴腐ワインの一つ。言わずと知れた甘口ワインの最高峰です。
ブドウに腐菌が付着し、果皮組織を破壊。そこからブドウの水分が自然に蒸発することで、干しブドウのような状態となります。糖度の高い果汁で醸造したワインは、アルコール醗酵が進んでも一定の量の糖分が残るため、ソーテルヌは極甘口となります。
ソーテルヌカスクのウイスキーは決して珍しくはありませんが、全期間ソーテルヌカスクで熟成させている商品は多くありません。通常はカスクフィニッシュに利用されることが多く、代表的なオフィシャルボトルとしては「グレンモーレンジィ ネクター・ドール ソーテルヌカスク」があります。
「トマーティン 12年 2008 ソーテルヌ エディション」ソーテルヌカスクのよる影響からか、若干甘さの感じる仕上がり。華美なアロマと優しさを感じる飲み口です。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 12年 2008 リヴザルト エディション
トマーティン 12年 2008 リヴザルト エディション
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:16,800円
「フレンチコレクション」の一つ。「トマーティン 12年 2008 リヴザルト エディション」は、2008年に蒸留された原酒をリヴザルトカスクで12年間熟成させた商品です。
リヴザルト(Rivesaltes)とは、フランス南部ルーション地方で造られている酒精強化ワイン。ブドウ品種は主にグルナッシュ(Grenache)を使用。リヴザルトは、高い糖度とアルコール度数、そして長い熟成期間によって独特の風味と複雑さを持っています。
同じ酒精強化ワインで言えば、ポートやマデイラにも似ていますが、スペインの場合はアメリカンホワイトオークで樽を作ることが主流で、フランスの場合はフレンチオーク。樽の木材が変われば、ウイスキーに与える影響も大きいと思います。
「トマーティン 12年 2008 リヴザルト エディション」は、オロロソシェリーやワインカスク熟成の個性にも近く、フルーティーさと樽香、シトラス、スパイスが深い余韻を生み出しています。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 31年 1990
トマーティン 31年 1990
- 55% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:330,000円
「トマーティン 31年 1990」は、1990年に蒸留され、リフィルホグスヘッドで26年半の歳月を経てから、フランス・マルゴー産の赤ワインカスクで5年間の後熟を施した商品。赤ワインカスクにより琥珀色の外観。長期熟成らしい風格を高貴さのある特別な1本。
フルーティーな風味と、ワインの華やかな特長が見事に融合し、新たな魅力が引き出されています。しっかりとした芯と重厚なボディ感を持ちながら、エレガントで華やかなアロマ。
フランスのマルゴー(Margaux)は、ボルドー地方のメドック地区にある高級ワインの名産地。ワインは優雅さと繊細さ、力強さを備えている典型的なボルドースタイル。熟成すると複雑な風味が現れます。
31年の長期熟成。生産規模の大きいトマーティン蒸溜所でなければリリースが難しい希少なボトルです。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 36年
トマーティン36年
- 46% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:165,000円
世界で800本のみの限定品。「トマーティン36年」。原酒はリフィル樽で約30年熟成させた原酒を、ファーストフィルのオロロソシェリー樽に移して後熟したものと、36年以上リフィル樽で熟成させたものをヴァッテッドしています。
36年物の長期熟成ともなると、その希少性から「シングルカスク」が一般的。36年オーバーの原酒を複数あわせているのは流石。このような長期熟成同士のヴァッテングはボトラーズ会社で行うのはかなり難しいでしょうから、オフィシャルボトルならではの贅沢なリリースです。
公式コメントの和訳↓
少量バッチリリース – 最新バッチ 11 – 2015 年にラインナップに追加された 36 年前のエディションは 、活気に満ち、フルーティーでフローラル な香りがあり、オロロソ シェリーの樽からの冬のスパイスと重ねられたトロピカル フルーツの香りが特徴です 。 リッチでありながら口に含むと甘く、フルーティーなトーンが 生のヘザー蜂蜜とロースト栗のオークのようなフレーバーに発展します 。このウイスキーの深みは、 フルーツの波が魅力的な冬の スパイスの余韻へと消えていく、驚くほど長い余韻に反映されています 。確かに非常に特別なドラムです。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 40年
トマーティン 40年
- 43% 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:199,999円
総生産600本。40年物はいくつか種類がありますが、こりらの「トマーティン 40年」はオロロソシェリーカスクで40年熟成させた商品。免税店向けに2016年にリリースされました。
シングルモルトスコッチウイスキー|トマーティン 1971 ウェアハウス6 コレクション 44年
トマーティン 1971 ウェアハウス6 コレクション 44年
- % 700ml
- 楽天市場価格[2024年5月]:547,800円
「トマーティン 1971 ウェアハウス6 コレクション 44年」は、1971年に蒸留し、2016年にボトリングされた、今回ご紹介するなかで最も長い熟成期間を経ている商品です。
「ウェアハウス6」とは、トマーティン蒸溜所にある全14棟の貯蔵庫の中で、最も歴史のある貯蔵庫のこと。伝統的なダンネージ式で寝かせた長期熟成になります。
スパニッシュ・オロロソシェリーカスクの44年物。シェリー樽の長期熟成ウイスキーは、現在ではかなりレアとなっていますが、40年を超えるものとなると、もはや博物館クラス。それでも50万円台で購入できるのはまだお買い得と言えるかもしれません…
ボトルには和約で「忍耐には報いが訪れる」と刻まれています。うん、確かに。
トマーティンはかつてスコットランド最大規模の蒸溜所でした。現在でも年間生産量は上位ですが、新たな巨大蒸溜所の誕生や、マッカランのように大きく生産量を上げた蒸溜所が増えたことで、大規模ながらトマーティン存在感はそこまで大きくありません。
しかし、仕込まれた豊富な原酒ストックは、スコットランドでも有数と言えるでしょう。
長期熟成のオフィシャルボトルは定期的にリリースされているので、いつの日か飲めることを祈りつつ、既存の通常ラインナップを愉しみたいですね。
あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
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