シングルモルトウイスキー駒ヶ岳リミテッドエディション2022を解説!

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTubeTikTokでカクテル動画を公開中!

この記事では、2022年に販売されたウイスキー「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020」と、駒ヶ岳を生産している「マルス信州蒸留所」について解説致します。

「シングルモルト駒ケ岳」や「マルス信州蒸留所 」について知りたい方や、「リミテッドエディション2023」は飲んだけど、リミテッドエディション2022のことはよく知らない、という方に読んでいただきたい内容となっております。

ぜひ最後までご覧ください♪

 

 

 

シングルモルトウイスキー駒ヶ岳リミテッドエディション2022を解説!マルス信州蒸留所の解説

マルス信州蒸溜所

  • 所在地: 長野県宮田村
  • オーナー: 本坊酒造株式会社
  • 創業年: 1985年
  • 蒸留器(ポットスチル): ストレートヘッド型 2基
  • 発酵槽(ウォッシュバック): ステンレス6基
  • 貯蔵方式: ラック式
  • 冷却システム: シェル&チューブ型

 

マルス信州蒸留所とは?

本坊酒造株式会社が1985年に創業。長野県宮田村に位置するモルトウイスキー蒸留所。

マルス信州蒸留所は中央アルプス「駒ヶ岳」山麓の標高798mに位置しており、世界でも有数となる「標高の高い場所」でモルトウイスキーを造っています。

中央アルプスと南アルプスによって育まれた、きれいな地下水による仕込みと、自然豊かで清澄な空気で育たれたウイスキーは、国内外で高く評価されています。

 

蒸留所を所有するのは鹿児島県の歴史ある焼酎メーカーである「本坊酒造」。1949年にウイスキーの製造免許を取得しました。

その後、山梨県石和に蒸溜所(山梨工場)を開設し、1985年には理想的な土地を求めて長野県宮田村に標高798メートルの地にマルス信州蒸溜所を移設。

信州蒸溜所は1992年に一時的にウイスキーの生産を休止しましたが、2011年に19年ぶりに再開されました。その後、老朽化した設備を理由に2020年には大規模な改修工事が行われ、総工費12億円が投じられます。このプロジェクトは本坊酒造とマルス信州蒸留所にとって重要なものとなりました。

大改修によって生まれ変わった蒸留所では、新しい建物に蒸留塔が設けられ、これによりウイスキーの生産能力の向上に成功。

ポットスチルは、大改修前の2014年から使用されていた三宅製作所製で、初留器の容量は6000リットル、再留器の容量は8200リットル。再留は初留器の2回分を合わせて行われています。

 

また、新しいビジターセンターも建設され、信州蒸留所がジャパニーズウイスキーブームに乗って注目を集める拠点となることが期待されています。

仕込み水は花崗岩層で濾過された天然の井戸水。ワンバッチの仕込み量は1.1トン。約6000リットルの麦汁が採取されます。

大麦麦芽にはクリスプ社・ベアード社のスコットランド産が使用されているほか、地元産の二条大麦も仕込みに使用されています。

ウイスキーの仕込みはノンピーテッドから55 ppmのヘビリーピーテッドまで、複数の異なるタイプで行われています。モロミを造る際に使用される酵母は、ウイスキー酵母以外にも様々なタイプを用いています。これぞ老舗酒造メーカーならではと言えるでしょう。

現在、シングルモルトの定番商品はありませんが、毎年定期的に「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション」やそれとは異なるシリーズのシングルモルトウイスキーを限定販売しています。

 

マルス信州蒸留所の歴史

1985年: マルス信州蒸留所の施工。山梨石和工場(マルス 山梨ワイナリー)より蒸留設備を移設する。

1992年: ウイスキー需要低迷に伴い蒸留を休止。

1996年: 駒ヶ岳の名前を冠した初のシングルモルトウイスキー「モルテージ駒ヶ岳10年」を発売。

2011年: 19年ぶりにウイスキーの蒸留が再開される。

2013年: 「マルスモルテージ3プラス25 28年」がワールド・ウイスキー・アワード2013で世界最高賞を受賞する。

2014年: 蒸留再開後の原酒を使ったウイスキー「ザ・リバイバル2011シングルモルト駒ヶ岳」を発売。ポットスチル2基を新しいものへ交換する。

2017年: 本坊酒造マルスウイスキーが、 世界的ウイスキーコンテスト 「アイコンズ ・ オブ ・ ウイスキー2017」で、世界最優秀賞「クラフトプロデューサー・オブ・ザ・イヤー」 を受賞。

2020年: 「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2020」で、「駒ヶ岳 1991 28年 シングルカスクNo.160」が最高金賞を受賞。

2022年: 「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2022」発売。

2023年: 「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2023」発売。
「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2022」がISC2023(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2023)で金賞受賞。TWSC東京ウイスキー & スピリッツコンペティションで「シングルカスク駒ヶ岳 屋久島エージング Cask No.2026」が最高金賞を受賞。

 

 

 

シングルモルトウイスキー駒ヶ岳リミテッドエディション2022を解説

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2022

「シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2022」は、バーボンバレルで熟成した原酒をメインに、シェリーカスク、ポートワインカスクの原酒をブレンドした商品。

2019年エディションはバーボンバレルのみで構成されていましたが、このシリーズには2020年エディションからシェリー樽の原酒が加わっており、ウイスキー全体にフルーティーさと深みのある味わい、余韻の長さが生まれています。

 

テイスティングノート(レビュー)

香りは、洋梨とレモングラスが心地よく広がり、スミレやモルトスナック、ハチミツの甘みが調和しています。口に含むとフローラルでありながらドライな印象があり、徐々にフレーバーが豊か。

メープルシロップと青りんごの爽やかな味わいが感じられ、フィニッシュにかけても爽やかでモルティーなニュアンスが続きます。

特筆すべきは、ピートのクセが全くなく、穏やかで洗練された味わいであること。

このウイスキーは穏やかでドライながら、ポートワインカスクの影響で少しの甘さも感じられます。駒ヶ岳らしいドライな特徴が際立っており、おそらく原酒の熟成年数は若めであると考えられますが、アルコールの刺激は控えめで、クセもなくスッキリとした飲みごたえ。

おすすめの飲み方は、「ストレート」または「ハイボール」。

加水することでより華やかな印象が引き立ちます。どの飲み方でも、しっかりとした味わいを楽しむことができる一本。

 

 

「シングルモルトウイスキー駒ヶ岳」おすすめ銘柄解説

信州マルス蒸留所が過去リリースした、おすすめ銘柄をご紹介。

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2019

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2019

  • アルコール度数:48%
  • 容量:700ml
  • 希望小売価格:7600円
  • Amazon価格:¥18,800 税込

2019年に11,497本限定で販売されたボトル。バーボンバレルで熟成されたモルト原酒を主体にヴァッティングした商品。

フルーティーな香りとほのかな酸味、上品な甘みのウイスキーです。バーボンバレルの他、アメリカンホワイトオークとシェリーカスクも構成原酒に含まれています。

「調整役」がうまくまとめ上げているのでしょうか?

バーボンバレル主体には感じさせないリッチ感もある、面白いバランスです。

 

 



 

 

大改修によって生まれ変わったマルス信州蒸留所。まとまりのある味わい、洗練された香りを放つウイスキーを造り続けています。

2024年以降も販売されることが予測できる「リミテッドエディション2023」も楽しみですね♪

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーによって幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

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