【2024年4月】安積蒸溜所見学|笹の川酒造のウイスキー造りを解説

ユースケ
ユースケ

こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

この記事では福島県郡山市にあるウイスキー蒸留所「安積(あさか)蒸溜所」の生産設備や、ウイスキーの製造について解説します。安積蒸溜所(笹の川酒造)がリリースするおすすめのウイスキーもピックアップ。

今回は「安積蒸溜所ウイスキー一口樽オーナー見学会(2024年3月30日実施)」に、付添人として参加した際のレポート記事です。蒸溜所見学と試飲会の様子もたっぷりとリポート致します。

BARWHITEOAKのオーナーバーテンダーである私、ユースケが実際に見学して感じたことも踏まえながら解説します。ぜひ最後までご覧ください。

 

ウイスキー蒸溜所見学レポート記事↓

 

 

【2024年4月】安積蒸溜所見学|笹の川酒造のウイスキー造りを解説

安積蒸溜所とは?

安積蒸溜所(あさかじょうりゅうじょ)

オーナー: 笹の川酒造
創業年:1946年~
所在地:福島県郡山市笹川1丁目178

 

笹の川酒造は1765年に福島県郡山市で創業した老舗の蔵元。終戦直後の1946年にウイスキーの製造免許を取得し、代表的な銘柄「チェリーウイスキー」は1980年代に一世を風靡しました。

当時は「北のチェリー」と称された笹の川酒造でしたが、その後80年代以降はウイスキー需要の低下に伴い、1989年にはウイスキーの製造を停止。そしてウイスキーの需要増加を受け再び生産開始に乗り出します。

 

苦難の時代を経て、戦後の混乱から高度成長期にかけてはウイスキーの黄金時代が訪れます。1980年代、「北のチェリー、東の東亜、西のマルス」と称され、笹の川酒造が生み出した「チェリーウイスキー」は、北の代表として大きな人気を博しました。

しかし、嗜好の変化とともに、再びウイスキー不遇の時代が訪れます。ウイスキーの販売量は減り、熟成樽に多くの樽が積み重なったといいます。

この時代は笹の川酒造だけでなく、他社のウイスキーも苦境に立たされていました。2003年には「東の東亜酒造(旧羽生蒸溜所)」が閉鎖。

ちょうどこの時期、埼玉県の旧羽生蒸溜所からウイスキー原酒樽が笹の川酒造に預けられることになりました。これらの樽は、後に「イチローズモルト カードシリーズ」として、カルト的な人気を博すことになります。

 

 

2014年、笹の川酒造で眠っていたウイスキーが「YAMAZAKURA」としてリリースされます。忘れられた時間の中で、天使に分け前を与えながら、しっかりと熟成。新たにボトリングされた「YAMAZAKURA」は、予想を上回る人気となります。

そして、笹の川酒造のウイスキー造りが本格始動することになります。

 

安積蒸留所の創業は2016年。笹の川酒造の敷地内にあった古い蔵を改装し、ウイスキーの製造を再開。マッシュタンとポットスチルは共に2基ずつ。制作は三宅製作所。仕込みは1バッチで麦芽400キロ。

大麦麦芽は、イギリス産ノンピーテッド麦芽と50ppmのヘビリーピーテッド麦芽などを使用しています。

 

熟成にはミズナラ樽、ワイン樽、ラムカスクなど様々な樽が使われています。また、新しく木桶発酵槽を導入。酵母はアメリカのディスティラリー酵母を主に使用していますが、老舗の蔵元らしく、試験的に清酒酵母などでも仕込みを行っており、他の蒸留所とは違ったユニークなウイスキー製造にも力を注いでいます。

熟成庫は固定ラック式(第一熟成庫)と、2021年に完成したばかりの移動ラック式となる第二熟成庫があります。2棟合わせて1600樽を貯蔵することができます。

 

生産開始から3年後の2019年12月に「安積THE・FIRST」を発売。2020年の12月にはフェノール値50 ppm ではへビリーピーテッドタイプの「安積 ピーテッド」がリリースされました。

ちなみに蒸留所名の「安積(あずみ)」は、この辺りの昔の地名。万葉集にも歌われている由緒ある土地となっています。

敷地内にひときわ目立つ緑色の建物の中には、戦前から使用されていたアロスパス式の連続式蒸留機(フランスのメル社が開発したもので、主にグレープスピリッツを蒸留に利用するための蒸留器)が入っています。現在は稼動していませんが、国内でも僅かしか残っていないレトロな設備。

2024年現在、定番ボトルはありませんが、積極的に数量限定でシングルモルトウイスキーのリリースを続けています。日本を代表する老舗メーカーとして、これからも本格的なウイスキーを造り続けることでしょう。

 

 

安積蒸溜所の基本データ&生産設備

安積蒸溜所

所在地:福島県郡山市笹川1-178
オーナー:笹の川酒造
創業年(会社設立年):1765年
蒸留開始年:1946年 2016年に再開
仕込水:磐梯山系の伏流水(軟水)
原料大麦:主に英国スコットランド産(クリスプ製)、ノンピート麦芽やヘビリーピート麦芽(50ppm)など
モルトミル:ローラーミル(ビューラー製)
ワンバッチ麦芽仕込量:400kg
年間生産能力:4万3,000リットル
糖化槽(マッシュタン):ステンレス・セミロイタータン(三宅製作所製)2,000リットル
イースト菌:ウイスキー用ドライイースト(2㎏)
発酵槽(ウォッシュバック):ダグラスファー木桶(日本木槽木管製)×5基、3,000リットル(2,000リットル)
初留器:ストレート型(三宅製作所製)×1基、2,000リットル
再留器:ストレート型(三宅製作所製)×1基/1,000リットル
加熱方式:スチーム
冷却装置:シェル&チューブ
樽詰度数:63.5%
ウェアハウス:第1熟成庫(固定ラック式)約1,000樽、第2熟成庫(移動ラック式)・約600樽
ボトリング設備:有
見学:有(要予約)

 

東京から安積蒸溜所までのアクセス

東京から安積蒸溜所までのアクセスは電車がおすすめ。ルートと所要時間は以下の通り。

08:07発「東京」
↓ JR新幹線やまびこ127号(仙台行)
09:31着「郡山」
乗り換え
09:50発「郡山」
↓ JR東北本線(新白河行)
09:55着「安積永盛」
↓ 徒歩10分
10:05着 安積蒸溜所

所要時間:1時間58分(乗車1時間29分)
料金:7,999円(乗車券4,259円 特別料金3,740円)

※ヤフー路線情報より

 

今回の安積蒸留所見学は…

バーホワイトオーク常連様の「一口樽オーナー」の方に付き添う形で、「ウイスキー一口樽オーナー見学会(2024年3月末開催)」に参加させて頂きました。参加費は一人4000円。

付添人は樽オーナーにつき1名までということで、貴重な機会を頂けたことに感謝!

一口樽オーナー向けに開催された特別な見学ツアーでしたので、一般見学(要予約)と内容が異なる部分があるのでご了承ください。

 

東京駅から郡山駅を目指します。

やまびこは初めて乗ります♪

 

1時間弱で郡山に到着。あっという間でした。

日本にはウイスキー蒸留所が沢山ありますが、安積蒸溜所は都心からのアクセスがよく、日帰りで行くにはちょうど良いですね。

 

安積蒸溜所の最寄り駅「安積永盛(あさかながもり)」。

安積の地名が見えたことで、一気に蒸溜所見学に来た感がでてきます(笑)

 

安積蒸溜所までは徒歩10分くらいです。

この日は一口樽オーナーの見学会だったので、参加者の多く(ほぼ全員)が蒸溜所に向かっていくので、後をつけていく感じで大丈夫でした。

 

安積蒸溜所に到着!

入り口正面は広々としています。

 

蒸溜所内には案内看板もありました。

ウイスキー生産棟の見学は、係りの方に案内して頂く形式。見学後は蒸溜所内を自由に見て廻れます。

 

 

【2024年4月】安積蒸溜所見学|笹の川酒造のウイスキー造りを解説|見学の様子

いよいよ蒸溜所見学スタート!

1グループ15名くらいのチームになり、生産棟の見学に向かいます。

 

生産棟正面。写真で見た通りの外壁。

扉には山桜のマークがあります。

 

入口から入ると、すぐに「モルトミル」がありました。

どこの蒸留所へ行っても、まず最初にお目にかかるのは大麦麦芽(モルト)を加工するエリアですね。

 

ローラーミルで大麦麦芽を破砕し、粒の大きさ別に「ハスク」「グリッツ」「フラワー」の3種類に分けられます。比率は「2:7:1」が一般的。

 

麦芽は英国・スコットランドのクリスプ社製。

蒸溜所によっては1トン袋を使用している所もありますが、安積蒸溜所の生産棟はそこまで広い訳ではないので、小回りの利く小さな袋を使っています。

 

糖化槽(マッシュタン)。

モルトミルからパイプを通って粉砕された麦芽が糖化槽に入り、糖化(マッシング)が行われます。

糖化は、モルトのでんぷんを糖に変えるプロセス。大麦麦芽は、そのままでは必要な糖分が不足しているため、糖化が必要です。糖化によってでんぷんは糖に変化し、タンパク質はアミノ酸などに分解されます。

そして、マッシュタンの向かい側の部屋には、発酵槽(ウォッシュバック)がありました。残念ながら発酵槽の撮影はNG。ダグラスファーでつくられた木桶製が5基設置されています。

 

ポトスチルは三宅製作所製のストレート型。初留器は2,000リットル。再留器は1,000リットル。最小クラスです。

蒸留時間は初留が7時間、再留が6時間。時間をかけて蒸留しています。

ストレート型の小さいポットスチルで蒸留されたウイスキーは、ボディに厚みがあって力強くしっかりとした酒質になります。

 

初蒸器の大きさは「秩父蒸溜所第一蒸溜所」と同じです。(秩父の再留器は2000リットル)

安積蒸溜所はベンチャーウイスキーの肥土氏からの技術指導を受けており、秩父蒸溜所の設備より大きいものだと責任が持てないとのことから、秩父とほぼ同じ設備を導入しています。

肥土氏は、何度も秩父から郡山まで足を運んで、ウイスキー造りの基礎を指導。安積蒸溜所のウイスキー造りの基礎を築いてくれました。やっぱり肥土さんはすごい!

 

初留器で得られた蒸留液はすべて再留器に移され、2回目の蒸留が行われます。

再留は、ウイスキーの品質を高めるために「ハーツ(ミドル)」と呼ばれる香気成分を多く含む蒸留液を採取することが主な目的です。

蒸留液は、最初に出てくる「ヘッズ(フォアショッツ)」、熟成にまわす用の「ハーツ(ミドル)」、蒸留終盤の「テール(フェインツ)」に分かれており、「ヘッズ」と「テール」には不快な香り成分や有害なメタノールが含まれているため、次のバッチに混ぜて再度蒸留します。

「ハーツ」は文字通りウイスキーの心臓部分であり、加水調整を行った後、63.5%のアルコール度数で樽に詰めます。

これらの手順を「ミドルカット」と呼び、スピリッツセイフと呼ばれる装置を使用して分離が行われています。

 

ポットスチルはスチームの熱で加熱しています。写真はスチームのボイラー。

パイプは蒸留器の真下へ伸びており、スチーム間接加熱によって蒸留しています。

 

生産棟から、隣にあるウイスキーを貯蔵するウェアハウス(第1熟成庫)へと移動。

 

第1熟成庫は固定ラック式。

初めは3段積みラックのみでしたが、安積のスタッフが他の蒸留所へ見学に行った際に、5段まで積めるラックを見かけて、そのシステムを採用することにしたそうです。

 

安積蒸溜所の熟成樽は主にバーボン樽ですが、ワイン樽も利用しています。

赤、白の両方のワイン樽を使用。

 

赤ワインが付着しているので、ちょっとだけ樽に赤みがあるのが分かりますね。

 

シェリー樽もありました。

シェリーバットのサイズは500リットルくらい。実際に近くで見ると結構な迫力。

 

ウイスキーの原酒をブレンドした後、その風味を落ち着かせるために利用するのが「マリッジタンク」。安積蒸溜所には木製のマリッジタンクがありました。

このタンクでつくられているのが「YAMAZAKURA 安積蒸溜所 &4」という商品。安積蒸溜所の原酒をキーモルトとし、世界五大ウイスキーの原酒をブレンドしたワールドブレンデッドウイスキーです。

「&4」は、安積のモルトウイスキーをベースに(安積モルトの比率が一番高い)、スコッチ、バーボン、カナディアン、アイリッシュ、グレーンウイスキーをブレンドしています。マリッジタンクで約3ヶ月経過した後にボトリング。

タンクのウイスキーを全量使用する訳ではなく、一部を取り出してボトリングしています。そして、減ったウイスキーの分を、新たな原酒を加えて再び熟成します。

シェリー酒の「ソレラシステム」に類似した、継ぎ足し熟成を採用。常に古い原酒がタンクの中に残ることで、品質を保ち、複雑な風味を生み出すことができます。

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【2024年4月】安積蒸溜所見学|笹の川酒造のウイスキー造りを解説|テイスティング

蒸溜所見学の後は、お待ちかねのテイスティングタイム。

今回は一口樽オーナー向けの特別な蒸溜所見学会でしたので、テイスティングできるウイスキーもかなり充実していました。

安積のシングルモルト4種類が無料。その他、希少価値の高い限定品は事前に配布された「試飲チケット」で2杯まで無料で飲むことができました。

追加で有料商品を飲みたい場合は1杯300円。めっちゃ安い!

 

【無料試飲】

シングルモルト安積 桜カスクフィニッシュ

6年以上バーボン樽で寝かせた後、「桜新樽」で1年以上後熟した商品。

フルーティーでフローラル。なんとも不思議なアロマ…

郡山市には桜の名所もあるということで、話題性も個性もしっかりとした1本でした。

 

シングルモルト安積 ニューアメリカンオークバレル

アメリカンオークの新樽2樽をヴァッテッド。

新樽といえば、「バーボンウイスキー」の熟成に利用されていますが、ジャパニーズやスコッチのような「モルトウイスキー」の熟成には基本的に使用していません。

近年は「カスクフィニッシュ」や原酒構成の一部に新樽のウイスキーをブレンドすることはありますが、このボトルは100%フルマチュアードとなる新樽原酒100%。

新樽での熟成期間が長くなると、それこそ「バーボン」のような個性に変化してしまうところですが、このウイスキーモルトウイスキーとしての個性や「安積」らしい風味もしっかりと感じられ、バニラやキャラメルのような樽香だけが引き立っている訳ではなく、新樽100%とは思えないバランスの良さ。

 

シングルモルト安積 2023エディション

ノンピートモルトで仕込み、バーボンバレルを中心に熟成させた原酒をメインにブレンド。シングルモルト安積のスタンダードボトル。

バランスのとれた安積らしい柑橘のアロマとモルトの香り。

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シングルモルト安積 ピーテッド2023

フェノール値50ppmのヘビリーピーテッドモルトで仕込み、バーボン樽で熟成。数樽をヴァッテッドしてボトリングした商品。

シングルモルト安積のピーテッドタイプは初めて飲みましたが、しっかりとスモーキーで驚きました。ノンピートを主体とした、他のシングルモルト安積とは全く個性が異なります。

原酒自体の酒齢は、おそらく若めだと思いますが、バニラなどの熟成感も程よくありつつ、ピーティーでフルーティーな風味のバランスも見事です。おいしい。

ピーテッドモルトでの仕込み量を増やして欲しいですね(笑)

 

【有料試飲】

シングルモルト安積  カベルネ・ソーヴィニヨンカスク 秩父ウイスキー祭 2024

2024年に行われた「秩父ウイスキー祭」向けの限定ボトル。

熟成庫に赤ワイン樽があるのを見ているので、これはやはり飲みたい(笑)

赤ワイン樽からのタンニン分があって、ボディに厚みがありました。甘くてメロウ。

 

シングルカスクジャパニーズウイスキー安積 橙エディション2023

アパレルブランド「ビームスジャパン」とのコラボボトル。

ビームスと安積蒸溜所によって厳選された一樽をボトリングしたシングルカスクウイスキー。わずか203本の数量限定ボトルです。

柑橘系のアロマにナッツやスパイス、バーボン樽からのバニラ香も豊富でした。

 

フリーテイスティング

シングルモルトを全制覇した後も、さらに戦いは続きます(笑)

笹の川酒造さんのお酒は飲み放題!日本酒はもちろん、焼酎や梅酒もありました。

笹の川酒造が誇る、「チェリーウイスキー」及び「チェリーウイスキーEX」や、山桜シリーズの「ピュアモルトウイスキー山桜」、「ブレンデッドウイスキー山桜黒ラベル」など、普段はあまり飲むことのないラインナップもテイスティングできました。

印象に残ったのは「YAMAZAKURA 安積蒸溜所 &4」。

ワールドブレンデッドウイスキーのカテゴリーは、味の表現が難しいと思いますが、バランスがよく、思った以上にまろやかで飲みやすい味わい。

原酒としては安積がメインとのことですが、スコッチっぽい個性も感じるウイスキーでした。

 

ウイスキーのテイスティングのほか、軽食も用意されていました。

オードブルには福島名物「いかにんじん」や、写真には写ってませんが、郡山銘菓「薄皮まんじゅう」と「ママドール」もありました。

テイスティングの合間に、ちょっとしたおつまみがあるのはホントに嬉しいですね。至れり尽くせりの蒸留所見学会で大満足でした♪

 

 

 

【2024年4月】安積蒸溜所見学|笹の川酒造のウイスキー造りを解説||ショップ

安積蒸溜所のショップでは「シングルモルトウイスキー安積」や、笹の川酒造のお酒とオリジナルグッズなども販売しています。

シングルモルトは一人各1本まで購入可能。

 

ユースケ
ユースケ

今回私が購入したウイスキーは以下の2本。

・シングルモルト安積 ニューアメリカンオークバレル
・シングルモルト安積 ピーテッド2023
BARWHITEOAKで飲むことができます。

 

桜カスクも気に入ったので悩みました。そして買わずに後悔(笑)

桜カスクは期間限定じゃありませんか!

安積のシングルモルトウイスキーは入手困難なので、ここぞとばかりに買うべきでした…

 

蒸溜所を訪れるまでは、正直いって「安積のシングルモルトは購入できても1本くらいだろーなー」と思っていたのですが、想像以上に在庫がありました。なくなったら次々と補充されていました。

もしかしたら、これも一口樽オーナー限定の見学会だったので、特別に数多くのウイスキーを用意してくれたのかもしれません。

 

テーブルになっている「樽」もいいね!

 

 

【2024年4月】安積蒸溜所見学|笹の川酒造のウイスキー造りを解説|おすすめの銘柄紹介

安積蒸溜所のおすすめウイスキーをご紹介。

 

シングルモルトジャパニーズウイスキー安積 YOIYOエディション

シングルモルトジャパニーズウイスキー安積 YOIYOエディション

  • シングルモルトジャパニーズウイスキー
  • 700ml 48%
  • 楽天市場価格[2024年4月]:17,200円

2021年からロッテが販売している、日本のクラフト酒とコラボしたチョコレート「YOIYO」シリーズの第12弾。 このシリーズは、日本各地の蒸溜所や酒造メーカーとコラボし、オンラインショップで販売しています。

「シングルモルトジャパニーズウイスキー安積 YOIYOエディション」には、「YOIYO〈安積蒸溜所〉」に使用している原酒をボトリング。YOIYOのために厳選された、5つの樽をヴァッテッド。原酒はノンピートタイプで、バーボンバレルで熟成されています。

 

シングルモルト 安積 カベルネソーヴィニヨン カスク

シングルモルト 安積 カベルネソーヴィニヨン カスク

  • シングルモルトジャパニーズウイスキー
  • 700ml 62%
  • 楽天市場価格[2024年4月]:19,008円

「シングルモルト 安積 カベルネソーヴィニヨン カスク」は、2018年に安積蒸溜所で蒸留されたモルトウイスキー原酒を、ナパバレーのワイナリー「アリル」のカベルネ・ソーヴィニヨン樽でフィニッシュさせた商品。

カベルネ・ソーヴィニヨンの貯蔵に使用した赤ワイン樽からは、力強さと凝縮感が与えられ、個性的で飲みごたえのあるウイスキーに仕上がっています。

 

 

YAMAZAKURA 安積蒸溜所 &4

YAMAZAKURA 安積蒸溜所 &4

  • ワールドブレンデッドウイスキー
  • 700ml 47%
  • 楽天市場価格[2024年4月]:4,800円

安積蒸溜所のモルト原酒をベースに、各種5大ウイスキーをブレンドしたワールドブレンデッドウイスキー。

「YAMAZAKURA 安積蒸溜所 &4」の口当たりは柔らかく、甘い穀物の香りが広がります。まろやかな味わいの中に、若干のピートも感じられつつ、フルーティーで透明感のある個性。

飲み続けても疲れることなく、気軽に楽しむことのできる飲みやすさ。モルトの香りも大事につくられているので、安積のシングルモルトウイスキーを飲む前に、「&4」をウイスキーハイボールにして1杯飲みたいですね。

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【おまけ】安積蒸溜所の見学後|郡山の観光・宿泊について

安積蒸溜所がある福島県郡山市までは、都心からのアクセスがよく、日帰りで見学するならおすすめの蒸留所です。

見学後は郡山駅に戻って、駅ビルにあるレストレン「もりっしゅ」で、福島県の日本酒やワインを愉しみました♪

 

「福島まで来て日帰りは勿体ない!」という方には会津の「東山温泉」で1泊するのもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

重ねてのご案内となりますが、今回は一口樽オーナー向けの特別な蒸溜所見学会でした。

安積蒸溜所では予約制で一般見学を受け付けています。一般見学内容の詳細に関しては笹の川酒造さんにお問い合わせください。

今回の蒸溜所見学で、シングルモルト安積のウイスキー造りを実際に見ることができてほんとによかったです。充実した楽しい時間を頂き、蒸留所関係者の皆様ありがとうございました!

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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