こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
この記事では、予算5000円から1万円以内で購入できる、ストレートで飲むと美味しいおすすめのプレミアムバーボンウイスキーをご紹介致します。
皆さんはバーボンウイスキーを「ハイボール」や「ロック」で飲んでいませんか?
確かにハイボールやロックで飲むウイスキーもおいしいのですが、バーボン本来の味わいを愉しむには「ストレート」で飲むのが最も適しています。
そこで今回は、ストレートでぜひ飲んで欲しいバーボンウイスキーを、バーホワイトオークのオーナーバーテンダーである私、ユースケが厳選。この4本は、どれも水や炭酸で割るのは勿体ないウイスキーです。ぜひ最後までご覧ください。
【2024年版】1万円以内|ストレートでおすすめのバーボンウイスキー4選
- ミクターズ US1 スモール バッチ バーボン
- フォアローゼズ プラチナ
- I.W.ハーパー 12年
- ラッセルズ リザーブ シングルバレル
【2024年版】1万円以内|ストレートでおすすめのバーボンウイスキー|ミクターズ US1 スモール バッチ バーボン
ミクターズ US1 スモール バッチ バーボン
- アメリカンバーボンウイスキー
- アルコール度数:45.7%
- 容量:700ml
- 楽天市場価格[2024年9月]:7,865円
「ミクターズ US1 スモール バッチ バーボン」は、1753年に設立されたアメリカ最古の蒸留所「ミクターズ蒸留所」にルーツのあるプレミアムバーボンウイスキーです。その長い歴史から、独立戦争時代にも多くの兵士達が愛飲していました。
ミクターズ社では、設立当初から「コスト度外視」を掲げ、高品質なバーボンを造るべく、他社とは異なる製造方法を採用して、独自のバーボンを造ってきました。しかし、1989年に不況の煽りを受け、一度消滅。その後、20年以上の時を経て、ケンタッキー州・ルイビルで新たな蒸留所として復活しています。
ミクターズのウイスキー造りには「ヒートサイクリング」という製法が用いられています。この製法は、冬の間に熟成庫を一度加熱し、その後自然に冷やすことで熟成のサイクルをさらに促進する方法です。
熟成庫の温度を人工的に調整するのは、バーボン業界でも珍しいこと。このプロセスにはコストがかかりますが、ウイスキーの品質を高めることで、ミクターズ独自の個性と豊かな味わいを生み出しています。
「ミクターズ US1 スモール バッチ バーボン」の香りは、フルーティーなシトラス系のアロマがあり、チョコレート、黒糖、キャラメル、砂糖醤油のような、複雑で奥深い風味が特徴です。
ストレートで口に含んでも刺激は少なく、香りの濃厚さとは裏腹に、ソフトな口当たり。
バーボンらしい力強さを求める方には、少し飲みやすいタイプにはなると思いますが、バランスは優れており、ネガティブな要素は全くありません。初心者からコアなバーボンファンまで、幅広く楽しめるウイスキーです。
【2024年版】1万円以内|ストレートでおすすめのバーボンウイスキー|フォアローゼズ プラチナ
フォアローゼズ プラチナ
- アメリカンバーボンウイスキー
- アルコール度数:43%
- 容量:750ml
- 楽天市場価格[2024年9月]:8,680円
「フォアローゼズ」のブランドは1888年に誕生しました。
ポール・ジョーンズ・ジュニアによって設立された、フォアローゼス蒸留所でストレートバーボンウイスキーとしての歴史を歩み、禁酒法時代には、「薬用バーボン」としての製造許可を得ていた数少ない蒸留所の一つとして知られています。
「フォアローゼズ プラチナ」は、ケンタッキー州立200周年記念として造られたブランド最高峰のプレミアムバーボンウイスキー。長期熟成された原酒の中から、ふさわしい樽を厳選しブレンドされています。
香りは、はじめに穀物系の豊かな香りが広がります。ライ麦、トウモロコシ、シリアル、バニラ、ハチミツ、メロン、アップルパイ、シナモンシュガートースト。
全体的に豊かなアロマ形成ですが、樽の香りが強すぎることはなく、フルーティーさと、モルトウイスキーのようなエステリーもあります。口に含むとソフトでクリーミー。中盤以降はドライですが、その中にも甘さがあって複雑。まろやかで高級感を感じる仕上がり。
「フォアローゼズ プラチナ」は、ストレートで飲むことで味わい深さを楽しむことができます。普通に美味しい。予算1万円以内のプレミアムバーボンとしては、個人的に最高評価です♪
【2024年版】1万円以内|ストレートでおすすめのバーボンウイスキー|I.W.ハーパー 12年
I.W.ハーパー 12年
- アメリカンバーボンウイスキー
- アルコール度数:43%
- 容量:750ml
- 楽天市場価格[2024年9月]:8,558円
「I.W.ハーパー」は、ドイツからのアメリカへ移住した「アイザック・ウォルフ・バーンハイム」により生み出されたバーボンウイスキー。自身のイニシャルと、親友の「フランク・ハーパー」の名前をあわせて「I.W.ハーパー」と名付けました。かつては「バーンハイム蒸留所」で原酒を生産していましたが、現在は「ヘブンヒル蒸留所」で造られています。
フラッグシップボトルは「I.W.ハーパー・ゴールドラベル」。1885年におこなわれたニューオーリンズの万国博覧会で、金賞を受賞したことからゴールドラベルと名乗るようになりました。
「I.W.ハーパー 12年」は、ゴールドラベルの上位ボトルとなるプラミアムバーボンウイスキーです。2022年に生産中止となりましたが、現在は通年商品として復活しています。
香りは、ビターオレンジ、ナッツ、キャラメルビスケット、バニラ、焼けたてのパン、シリアル、パイン缶、メロン、メープルシュガー、甘草、洋梨、グレープジュース。バリエーション豊かなアロマを放ち、テイスティングを繰り返すたびに魅了されます。
口に含むとバニラ&フルーティー。ソフトでなめらか。中盤以降はドライで、やや酸味を感じることからさっぱりとした印象も。フィニッシュにかけては少し繊細で、長期熟成らしい落ち着き。清涼感もあります。
「I.W.ハーパー 12年」は、他のプレミアムバーボンとは違った路線。高級感もありますが、どことなく控えめ。ストレートで飲まないと、この個性の体験はできかねます。
香りはハツラツとしていますが、飲むと優しい。二重人格?的なバーボン(笑)
「I.W.ハーパー・ゴールドラベル」と同じブランドとは思えないほど味わいが異なるので、飲んだことがない方は是非お試しください。
【2024年版】1万円以内|ストレートでおすすめのバーボンウイスキー|ラッセルズ リザーブ シングルバレル
ラッセルズ リザーブ シングルバレル
- アメリカンバーボンウイスキー
- アルコール度数:55%
- 容量:750ml
- 楽天市場価格[2024年9月]:8,338円
「ラッセルズ リザーブ シングルバレル」は、ワイルドターキー蒸溜所が誇るプラミアムバーボンウイスキーの一つ。バーボン界の伝説的なマスターディスティラーである「ジミー・ラッセル」と、その息子「エディ・ラッセル」によって開発・監修されています。
このバーボンウイスキーは、アメリカンホワイトオークの新樽をアリゲーターチャー(オーク材の表面がワニ革のようになるまで焦がす)に加工し、熟成。通常版の「ラッセルズ リザーブ 10年」とは異なり、単一の樽(シングルバレル)からボトリングされるため、各ボトルが独自の風味を持っています。
アルコール度数は55%(110プルーフ)。ストレートで飲むには高めですが、驚くほど滑らかい味わい。しっかりとしたコクもあり、甘みを感じさせるバニラ、キャラメル、スパイシーさ。余韻は複雑で心地よいバランスが広がります。
原酒本来の味わいが活かされた、パワフルでワイルドなバーボンウイスキー。どっしりとしたタイプが好きな方には、オンザロックではなく、ぜひストレートで試して欲しい1本です。
バーボン本来の香りや風味をダイレクトに楽しむには、やはりストレートが一番。それぞれの個性が際立ち、飲むたびに新たな発見があります。
ぜひ、これらのプラミアムバーボンウイスキーを手に取り、自分だけの特別なひとときを過ごしてみてください。バーボンの奥深さに触れる素晴らしい体験が待っています♪
あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。
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