【1万円以内】バーテンダーおすすめワインカスク熟成のウイスキー6選

ユースケ
ユースケ

こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTubeTikTokでカクテル動画を公開中!

ワインカスクとは?
赤ワイン、白ワイン、シャンパンなどのアルコールを添加していないワインの熟成に使用した樽のこと。近年はウイスキーの熟成にワインカスクを用いることが増えてきた。

この記事では1万円以内で購入できるワインカスクで熟成させたウイスキーをご紹介致します。最近はワインカスクをウイスキーの熟成樽として利用することが増えており、定番リリースのオフィシャルボトルでもよく見かけるようになりました。

そこで今回は、現役のオーナーバーテンダーであるわたくしユースケがおすすめする、予算1万円でクオリティの高いワインカスク熟成ウイスキー6本を解説。ワインカスクのウイスキーをまだ飲んだことのない方、すでに愛着があって好きな方にも参考となる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめワインカスク熟成のウイスキー6選

1. アイルオブジュラ レッドワイン カスクフィニッシュ
2. フィンラガン レッドワイン カスクフィニッシュ
3. タムナヴーリン レッドワインカスク テンプラニーリョ
4. グレンモーレンジィ ネクター・ドール ソーテルヌカスク
5. タリバーディン 228 バーガンディ カスク フィニッシュ
6. フェイマスグラウス レッド ワインカスク

※2022年11月時点のアマゾン税込価格を参考に選出しております。

 

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめワインカスク熟成のウイスキー6選|アイルオブジュラ レッドワイン カスクフィニッシュ

アイルオブジュラ レッドワイン カスクフィニッシュ
シングルモルトスコッチウイスキー
700ml 40%
参考価格:5700円

アイラオブジュラは、スコットランド・インナーヘブリディーズ諸島に位置している「ジュラ島」にある蒸留所。基本はノンピート仕込みでウイスキーをつくっており、モルティーで華やかな酒質の中に、アイランズ(諸島)モルトらしい潮気のある、個性的なウイスキーです。

アイルオブジュラ レッドワイン カスクフィニッシュはカスク・エディション・シリーズの一つ。このシリーズにはレッドワイン以外に「ウィンター・エディション(アメリカンオーク)」と「ラム・カスク・フィニッシュ(ラムカスク)」があります。赤ワインでの後熟に関しては、近年よく見かける製法です。フルーティーなフレーバーがウイスキーに与えられ、色合いは輝きのある赤褐色に変化。ワインカスクから抽出したタンニン分によって、全体的なボディも強めになります。

ジュラのウイスキーは赤ワインカスクと相性がよいと言えますね。コストを大きくかけず、ワインカスクを上手に利用することで複雑さを生み出しています。

 

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめワインカスク熟成のウイスキー6選|フィンラガン レッドワイン カスクフィニッシュ

フィンラガン レッドワイン カスクフィニッシュ
シングルモルトスコッチウイスキー
700ml 46%
参考価格:6000円

フィンラガンはボトラーズ会社「ザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニー」がリリースしているシングルモルト。スコットランドでも有名な、某蒸留所で輸出担当の責任者として働いていた「ブライアン・クルック」氏によっては1992年に設立。クルック氏はアイラモルトを世界中の販売店に提供するビジョンを掲げ、ボトラーズ会社を立ち上げています。

ブランド名の「フィンラガン」はアイラ島にかつてあった古城の名前から。蒸留所は明らかにされていませんが、スモーキーなフレーバーがあることからいくつかの蒸留所まで絞り混むことができ、定説では「カリラ蒸留所」とのこと。確かに、言われてみればカリラっぽいニュアンスがありますね…

フィンラガンレッドワインカスクフィニッシュは、スペイン・リオハ産の赤ワイン・ホグスヘッド樽で後熟を施したもの。フィラガン(カリラ)特有の潮気さと、ピーティー。シェリーカスク熟成のモルトようなフルーティーさもあり、スタンダードと比べ複雑。口当たりはまろやか。

赤ワインカスクがアイラモルトに与える影響が大きいことが、このウイスキーを飲めば理解できます。スモーキーさと相性が良いのでしょうか。

 

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめワインカスク熟成のウイスキー6選|タムナヴーリン レッドワインカスク テンプラニーリョ

タムナヴーリン レッドワインカスク テンプラニーリョ
シングルモルトスコッチウイスキー
700ml 40%
参考価格:7000円

タムナヴーリン(タムナブーリン)は1966年に設立したスペイサイドの蒸留所。比較的おだやかで飲みやすいモルトウイスキー。スタンダードボトルは価格がリーズナブルなことから、コスパの良いシングルモルトとして注目されています。

「タムナヴーリンレッドワインカスクテンプラニーリョ」は、バーボンバレルでの熟成後に、スペインの赤ワイン「テンプラニーリョ」で使用した樽で後熟を施したボトル。赤ワインカスクからの果実香、バニラ、タンニン分が程よく溶け込んでおり、割とすっきり系のタムナヴーリンにしてはボリュームのある仕上がりとなっています。

テンプラニーリョは、リオハ地方を中心に栽培されているブドウ品種で、スペインワインの中でも代表的な主力品種。多数のシノニム(別名)を持っており、同じスペイン国内でも地域によって呼び名が変わります。例えば、リベラ・デル・ドゥエロでは「ティント・フィノ」、ラ・マンチャでは「センシベル」。なんかソムリエ試験のことを思い出します…

ちなみに類似商品に「タムナヴーリンレッドワインカスク」というボトルもありますが、こちらはバーボン樽で熟成後に、カベルネソーヴィニヨンの赤ワインカスクでフィニッシュしています。

 

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめワインカスク熟成のウイスキー6選|グレンモーレンジィ ネクター・ドール ソーテルヌカスク

グレンモーレンジィ ネクター・ドール ソーテルヌカスク
シングルモルトスコッチウイスキー
700ml 46%
参考価格:8000円

赤ワインカスクのウイスキーが続いていましたが、ようやく白ワインカスクの登場です。グレンモーレンジィネクター・ドールソーテルヌカスクは、甘口の白ワイン「ソーテルヌ」の樽で熟成させたウイスキーの代表格といっても良いでしょう。かつては「ネクター・ドール12年」というエイジング表記のある商品でしたが、現在はノンエイジボトルに切り替わっています。

バーボン樽で熟成後にソーテルヌカスクでフィニッシュ。爽やかな甘みとフレッシュさ、ドライフルーツのような熟成が混じる複雑なニュアンスをウイスキーに付与させています。

ソーテルヌとは、フランスで造られている貴腐ワインのことで、世界3大貴腐ワイン(フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケン・ベーレン・アウスレーゼ、ハンガリーのトカイ・アスー・エッセンシア)の一つとして、デザートワインの確固たる地位を築いています。ブドウに腐菌が付着し、果皮組織を破壊。そこからブドウの水分が自然に蒸発することで、干しブドウのような状態となります。糖度の高い果汁で醸造したワインは、アルコール醗酵が進んでも一定の量の糖分が残るため、ワインは極甘口となるのです。

極甘口といえば、おなじみのPXカスク(ペドロヒメネス・シェリーカスク)がウイスキーの熟成樽では定番になりつつありますが、同じ甘口ワイン樽でもソーテルヌカスクとPXカスクは別物。オロロソシェリーカスクに近いPXカスクに比べると、ソーテルヌカスクはシェリーカスクよりもフレッシュな風味が強く、フレンチオークからの個性も付与されているため、やはりシェリー樽とは異なる性質をもっています。

 

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめワインカスク熟成のウイスキー6選|タリバーディン 228 バーガンディ カスク フィニッシュ

出典:https://www.tullibardine.com/

タリバーディン 228 バーガンディ カスク フィニッシュ
シングルモルトスコッチウイスキー
700ml 43%
参考価格:5300円

タリバーディンは南ハイランドにある蒸留所で、ブレンデッドウイスキー「ハイランド・クイーン」のキーモルトとして有名です。現オーナーはブルゴーニュのシャサーニュ・モンラッシェを本拠地とする、家族経営のワイン商「メゾン・ミッシェル・ピカール」。その影響から、近年はワインカスク・フィニッシュで仕上げた商品が多くなっています。

タリバーディン228バーガンディカスクフィニッシュは、「シャトー・ド・シャサーニュ・モンラッシェ」の赤ワイン(ピノ・ノワール)カスクで後熟させた商品。「バーガンディ288」というのは、ブルゴーニュワインの樽のこと。288ℓのバリックカスクであることから。赤ワイン(ピノ・ノワール)のブラックベリー、ブラックチェリー、バラのアロマ。スパイスの風味もウイスキーに個性を与えています。ボルドーワイン(カベルネソーヴィニヨンやメルロで造ったワイン)などのカスクフィニッシュとも少し違った印象を受けますね。

良質なブルゴーニュワインカスクを使用している割にはリーズナブル。オーナーがワイン商というのが強みですね。タリバーディンでは今後もワインカスクを使用したボトルが多くリリースされると思いますが、ワインカスクの種類ごとに異なる個性があるので面白いですね。

 

 

【1万円以内】バーテンダーおすすめワインカスク熟成のウイスキー6選|フェイマスグラウス レッド ワインカスク

フェイマスグラウス レッド ワインカスク
ブレンデッドスコッチウイスキー
700ml 40%
参考価格:4500円

雷鳥のラベルでおなじみのブレンデッドウイスキー「フェイマスグラウス」のカスクシリーズ第三弾。スペイン産の赤ワインカスクで後熟を施しています。フェイマスグラウスは様々なカスクフィニッシュや、通常とは異なるブレンド原酒を使用したボトルを数多くリリース。そのなかでもワインカスクには定評があり、フェイマスグラウスの個性を失わず、ウイスキー全体に奥行を与えている印象です。スタンダードは軽めのボディですが、レッドワインカスクは力強さが加わり飲みごたえがあります。僅かに感じるピート香はワインカスクの風味と相性がよく、ブレンデッドウイスキーとしての「ちょうどよいコク」を演出しています。

シングルモルトよりもブレンデッドのほうがワインカスクにおける影響は大きいように感じます。これはブレンデッドのほがモルトウイスキーよりも繊細だからでしょうか…。フェマスグラウスはどちらかというと個性的なブレンデッドだと思いますが、程よくワインカスクのフレーバーが付与されているように感じました。

 

 



 

 

ワインカスクでの熟成がウイスキーに与える影響は大きいですね。世界には多くのワインがありますから、その個性の違いよってもウイスキーに異なる風味をもたらします。蒸留所の個性とワインカスクの個性が見事にマッチすれば、バーボンカスクやシェリーカスクよりもおいしいウイスキーを造り出すこともできるでしょう。今後もワインカスク熟成のウイスキーからは目が離せませんね。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーによって幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

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