シングルモルトウイスキー「グレンリベット12年」おすすめ銘柄解説

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

この記事ではシングルモルトウイスキー「グレンリベット12年」と、グレンリベットのラインナップからおすすめの銘柄を解説致します。「ウイスキー初心者」の方から、常日頃からグレンリベットを愛飲しているファンの方まで、その魅力をすべての方に分かりやすく解説していきたいと思います。

 

 

 

シングルモルトウイスキー「グレンリベット12年」おすすめ銘柄解説「グレンリベット」とは?

グレンリベット蒸留所とは?

「グレンリベット」はゲール語で「静かな谷」という意味で、スコットランド・スペイサイド地区にある蒸留所です。

この周辺は「リベット谷」と呼ばれ、良質な水と豊富なピートに恵まれた土地であることから、かつては密造酒づくりの一大拠点でした。創業者の「ジョージ・スミス」は密造酒の谷の中で唯一、政府公認蒸留所となる道を選んだことから、密造酒業者から命を狙われることもあったそうです。

19世紀半ばにはグレンリベットの名声は、遠くロンドンまで届くようになり、その名声にあやかった蒸留所が急増します。勝手に「グレンリベット」と名乗ることで、ウイスキーがより売れるようにしたのです。その後訴訟を起こし勝訴して、定冠詞付きの「ザ・グレンリベット」を名乗るようになりました。

グレンリベットの蒸留器は、2010年に完成した第二蒸留棟もあわせると14基あり、スペイサイドの中でも生産量の多い蒸留所です。2001年以降、親会社が「ペルノ・リカール」になってからは販売量が急増し、シングルモルトとしては世界でも有数の売り上げを誇っています。

政府公認第一号蒸留所としての名声を守る為、良質なウイスキーを作り続けるスコットランドを代表する蒸留所です。

 

グレンリベット蒸溜所

所在地: スコットランド・スペイサイド
オーナー: ペルノリカール
創業年: 1824年
蒸留器(ポットスチル): ランタンヘッド型 14基
発酵槽(ウォッシュバック): オレゴン松 14基
貯蔵方式: ダンネージ式
仕込み水: ジョジーの泉
仕込み麦芽のフェノール値: 1ppm以下

 

グレンリベット蒸溜所の歴史

1824年: 政府公認第一号蒸留所となる。

1870年: 勝手に「グレンリベット」となのる蒸留所が急増。18か所にも及んだ。

1871年: 創業者「ジョージ・スミス」が死去。

1884年: グレンリベットを名乗ることへの訴訟に勝利。他と区別するために定冠詞を付けた「ザ・グレンリベット」と名乗れるようになる。

1978年: カナダのシーグラム社に買収され、シーバスブラザーズ社が生産を行うようになる。

2001年: ペルノ・リカール社が買収。

2007年: マッカランを抜いてシングルモルトの売上世界第二位となる。

2010年: ポットスチル6基を有する第2蒸留棟が完成。

2019年: 50年の長期熟成期間を経た最高峰ウイスキー「ザ・グレンリベット ウィンチェスターコレクション50年 ヴィンテージ1967」をリリース。世界で155本の限定ボトル。

 

シングルモルトウイスキー「グレンリベット12年」解説

ザ・グレンリベット12年
シングルモルトウイスキー
アルコール度数: 40%
容量: 700ml
参考価格: 3500円

商品説明

「ザ・グレンリベット12年」はグレンリベットの代表的な商品です。ノンピーテッド麦芽で仕込まれており、12年以上熟成したバーボンカスクや、シェリーカスクなどの原酒をブレンドして作られています。

スペイサイドにある他のシングルモルトと比べると、クセが少なくスムーズに飲める口当たりです。甘さがありフローラルで、どちらかといえばライトボディ。バランスのとれた味わいで、世界的に支持されている理由も良くわかります。

テイスティング・ノート

洋ナシ、青りんご、メープルシロップ、ドライパイナップル、ハチミツの香り。

味わいは、甘くてまろやか。中盤でドライに感じてスムース。軽快なウイスキー。余韻は飲みやすい割には長く感じる。

数年前にラベルデザインと中身が一新され、新しい味わいとなりました。甘さがあり、飲みやすく、ライトテイストになったという印象があります。価格が安い割には、しっかりとしたモルトウイスキーの骨格も感じことができるので、コスパのよいシングルモルトだと思います。

 

シングルモルトウイスキー「グレンリベット12年」おすすめ銘柄解説

グレンリベット蒸留所がリリースするおすすめの銘柄をご紹介致します。

シングルモルトウイスキー「グレンリベット ナデューラ オロロソ」

グレンリベット ナデューラ オロロソ

シングルモルトウイスキー
アルコール度数: 約60%
容量: 700ml
参考価格: 6500円

グレンリベットのオフィシャル製品で初となる100%オロロソ・シェリーカスクのウイスキーです。

「ナデューラ」は、ゲール語で「ナチュラル」の意味です。 熟成樽にはスペイン・ヘレス地方の「オロロソ・シェリーカスク」のファーストフィル(一回目)を100%使用しています。貴重なシェリーカスクである為、スモールバッチ(少量生産)で作られており、ボトリングはカスクストレングス(加水をせずにそのままの瓶詰)で行っています。オフィシャル製品としては珍しく、冷却濾過を施さず、原酒本来の味わいを大切にして商品化されています。

グレンリベットの中でも正真正銘の「ナチュラル」なウイスキーなので、おすすめです。

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まとめ

シングルモルトウイスキー「グレンリベット12年」おすすめ銘柄解説「グレンリベット」とは?
・「グレンリベット」はゲール語で「静かな谷」という意味で、スコットランド・スペイサイド地区にある蒸留所。

シングルモルトウイスキー「グレンリベット12年」解説
・グレンリベットの代表的な商品。クセが少なくスムーズ。甘さがありフローラルで、ライトボディ。バランスのとれた味わい。

シングルモルトウイスキー「グレンリベット12年」おすすめ銘柄解説
・シングルモルトウイスキー「グレンリベット ナデューラ オロロソ」

 

 



 

 

グレンリベットはスペイサイドを代表する蒸留所です。その中でも「グレンリベット12年」は、世界中のウイスキーファンから支持をされている銘柄となっています。これからも、フルーティーで飲みやすく、親しみやすいシングルモルトウイスキーとして、業界を引っ張っていく存在であり続けて欲しいですね。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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