- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 スペイモルト・フロム・マッカラン 2001 for JIS
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 グレンバーギー 1998 21年 #751400 ウイスキートレイル スコティッシュレイル
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 カリラ 2016 3年 #34 トイボックス
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ハイランドパーク カスクストレングス No.1
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ハイランドパーク ヴァルファーザー
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ハイランドパーク トリスケリオン
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ティーリング ラムカスク 1998 22年 #100061 Rubin’s-vase 3周年記念
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ティーリング ラムカスク 1991 28年 #10702 for Three Rivers
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 許田 カスクストレングス2020
- 2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ロングモーン 25年 シークレット・スペイサイド・コレクション
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 スペイモルト・フロム・マッカラン 2001 for JIS
スペイモルト・フロム・マッカラン 2001 for JIS
スコッチシングルモルトウイスキー
46% 700ml
参考価格 60000円
老舗ボトラーズ「ゴードン&マクファイル」がインポーター「ジャパンインポートシステム」向けにつくった日本市場向けボトル。ファーストフィルのシェリー樽をカスクストレングスでボトリングしています。2001年ヴィンテージで2020年にボトリングした19年物となっており、オフィシャルではまずリリースされることのない貴重な原酒となっています。甘みと苦味のバランスがとれており、フルーティーで芳ばしい味わい。熟成香とオーキーな風味が心地よく広がります。
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 グレンバーギー 1998 21年 #751400 ウイスキートレイル スコティッシュレイル
グレンバーギー 1998 21年 #751400 ウイスキートレイル スコティッシュレイル
スコッチシングルモルトウイスキー
55.6% 700ml
参考価格 18000円
スペシャリティードリンクスのボトラーズ部門「エリクサーディスティラーズ」がリリースするボトル。グレンバーギー の21年熟成。熟成樽はホグスヘッドとなっており、グレンバーギ―らしいバランスのとれた華やかさと樽香が感じられます。青りんご、白桃、ドライアプリコット、栄養ドリンク、ハチミツ。フィニッシュにかけてはドライで少しスパイシー。限定本数203本。
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 カリラ 2016 3年 #34 トイボックス
カリラ 2016 3年 #34 トイボックス
スコッチシングルモルトウイスキー
60% 700ml
参考価格 7200円
おもちゃのラベルが特徴的なウィスク・イーのオリジナルボトル「トイボックス」シリーズ。ファーストフィルのバーボン樽で熟成させた3年物。ここまでの短期熟成は珍しいですね。カリラでは熟成樽のほとんどがリフィルのバーボン樽となっていますが、今回のボトルはファーストフィル。リフィルと比べると樽からの影響は強くなるものの、さすがに酒齢3年ではまだまだ未熟な印象になりがちです。しかしこのウイスキーに関しては3年とは思えないほど熟成感があり、カリラの個性が際立った完成度の高い味わいです。熟成庫の中には、稀に異常な速さで熟成した樽があるようですね。限定本数232本。
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ハイランドパーク カスクストレングス No.1
ハイランドパーク カスクストレングス No.1
スコッチシングルモルトウイスキー
63.3% 700ml
参考小売価格 9,000円(税抜)
ハイランドパークのカスクストレングスタイプ。アメリカンオークのシェリー樽で熟成させた原酒を合わせ、ろ過せずにそのままボトリングしています。加水タイプと比べ熟成感が感じられず、ドライでスムース。ハチミツとヘザーピートの混じりあった個性は健在ですが、アルコール度数の強さからかフレーバーは少し感じにくい印象。加水して時間をおけばフルーツ香と熟成感が表れます。ピートは少し強めに感じます。
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ハイランドパーク ヴァルファーザー
ハイランドパーク ヴァルファーザー
スコッチシングルモルトウイスキー
47% 700ml
参考小売価格 8,500円(税抜)
「ヴァイキング・レジェンド」シリーズ最後のボトルがリリース。ヴァルファーザーとは北欧神話の最高神オーディンを表す言葉。ハイランドパークの中で(シリーズの中でという意味か)最もピーティとの公式情報がありますが、アイラモルトのような強いスモーキーさはありません。甘み、樽香、燻製、柑橘がバランスよく感じられます。ハイボールにするとストレートの時よりもややピーティー。
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ハイランドパーク トリスケリオン
ハイランドパーク トリスケリオン
スコッチシングルモルトウイスキー
45.1% 700ml
参考小売価格 22,000円(税抜)
「ハイランドパーク・ザ・ダーク」と「ザ・ライト」の後継ボトルとしてリリース。ハイランドパーク蒸留所の歴代マスターブレンダー3名によって厳選された原酒をブレンドしたボトル。熟成年数は公開されていませんが、樽のタイプはスパニッシュオークのシェリー、アメリカンオーク、ファーストフィルのバーボンバレル、ファーストフィルのホグスヘッドとなっています。フルボディでリッチなテイスト。重厚な甘みのあるピートと潮気。ハイランドパークの個性が凝縮したような味わいです。
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ティーリング ラムカスク 1998 22年 #100061 Rubin’s-vase 3周年記念
ティーリング ラムカスク 1998 22年 #100061 Rubin’s-vase 3周年記念
アイリッシュシングルモルトウイスキー
49.8% 700ml
参考価格 32000円
スリーリバースよりリリースされた名古屋のモルトバー「ルビンズベース」の3周年記念ボトル。ラムカスクで22年熟成させており、トロピカルフレーバーを豊かに感じます。マンゴー、バニラ、洋ナシ、青リンゴ、マスカット。余韻はビターでフルーティー。
ティーリングウイスキー社はアイルランド・ダブリンに本拠のあるボトラーズ。2015年の6月にはティーリング蒸溜所を操業し、ボトリングとウイスキーの生産を行っています。2019年には蒸留所でつくられた初の「シングルポットスティルウイスキー」がリリースされ注目されました。
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ティーリング ラムカスク 1991 28年 #10702 for Three Rivers
ティーリング ラムカスク 1991 28年 #10702 for Three Rivers
アイリッシュシングルモルトウイスキー
46.3% 700ml
参考価格 68000円
ティーリングの28年物。ラムカスクでの長期熟成は珍しいですね。アイリッシュのモルトウイスキーで発売しているのはティーリングくらいでしょうか。なめらかでクリーミー。トロピカルなウイスキー。桃のコンポート、ベリーリキュール、レモンのコンフィチュール、パッションフルーツ。余韻は長くて複雑。加水すると若干のピート、黄桃、甘草。
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 許田 カスクストレングス2020
許田 カスクストレングス2020
ジャパニーズシングルモルトウイスキー
60.9% 700ml
10,000円(税別)
沖縄県名護市のヘリオス酒造株式会社のシングルモルトウイスキー。2017年に自社で蒸留した原酒をオーク樽で3年間熟成。沖縄県初となる本格的なウイスキーです。商品名の許田(きょだ)は住所から。モルトはピーテッドタイプが使用されており、スモーキーで力強い味わいです。限定本数1,423本。
沖縄はウイスキーを熟成させるには少し暑いイメージがありますが、似ている気候でつくられたウイスキーとしたは台湾の「カバラン」があります。カバランは、暑い所でおいしいモルトウイスキーを造ることはできないというこれまでの常識を破り、国際的な品評会で数々の賞を獲得。温暖な気候でも良質なウイスキーがつくれることを証明しました。ヘリオスさんにも頑張ってほしいですね!
2020年に販売されたウイスキー銘柄 12月編 ロングモーン 25年 シークレット・スペイサイド・コレクション
ロングモーン 25年 シークレット・スペイサイド・コレクション
スコッチシングルモルトウイスキー
53% 700ml
53,000円
『シークレット スペイサイド』コレクションは、ペルノリカールグループ保有のウイスキー蒸留所の中から酒齢18年以上のシングルモルトを選定したシリーズ。2020年9月に「キャパドニック」「ロングモーン」のいくつかのボトルがリリースされており、ロングモーン25年は少し遅れての発売となりました。熟成樽はバーボンバレル、ホグスヘッド、シェリーバット。ロングモーン18年、23年は加水タイプでしたが、25年はカスクストレングス。豊かな甘さのあるリッチな味わいです。ロングモーンはフィニッシュにかけてビターでドライにまとまり、ライトピートが香る華やかなタイプだと思っていましたが、長期熟成によってこれまでの印象とは異なる個性となっています。アルコールの刺激も少なくまろやか。上質なウイスキー。
以上が2020年12月に発売された37本のご紹介でした。最後のページでは2020年に発売されたウイスキーを総まとめ。全305本を公開!
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