10万円以内|高級バーボンウイスキーおすすめ3選【2025年版】

ユースケ
ユースケ

こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

バーボンウイスキーといえば、スコッチやジャパニーズウイスキーに比べて手頃な価格で楽しめる印象があります。実際、多くの銘柄が1万円以下で手に入るため、1〜2万円でも“高級バーボン”と言えるでしょう。

しかし今回紹介するのは、さらにその上をいく特別な商品。予算10万円以内で選ぶ、特別な日にふさわしい高級バーボンウイスキーを3本厳選。なかにはBARでもなかなか出会えない希少な銘柄も含まれています。

プレゼントにも、自分へのご褒美にもぴったりな逸品ばかり。ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

10万円以内|高級バーボンウイスキーおすすめ3選【2025年版】

  1. ワイルドターキー マスターズキープ ボヤージュ
  2. エライジャクレイグ 18年
  3. スタッグ ジュニア

 

 

10万円以内|高級バーボンウイスキーおすすめ3選【2025年版】ワイルドターキー マスターズキープ ボヤージュ

ワイルドターキー マスターズキープ ボヤージュ

2024年3月、日本市場に約2,100本限定で登場した「ワイルドターキー マスターズキープ ボヤージュ」。長年クラシックで重厚なスタイルを守り続けてきたワイルドターキーが、初めて“ラム樽フィニッシュ”に挑んだ、革新的な高級バーボンウイスキーです。

“ボヤージュ(Voyage)=旅”という名が示すとおり、本作のテーマは「海を越えた出会い」。本企画では、ワイルドターキーのエディー・ラッセル氏と、ジャマイカの老舗ラムブランド「アプルトン・エステート」のジョイ・スペンス氏がタッグを組み、まったく新しいバーボンの世界を切り開きました。

スペンス氏が監修した14年熟成のジャマイカラムの空樽をケンタッキーに送り、そこにラッセルが選び抜いた10年熟成のバーボン原酒を後熟。その結果、トロピカルで柔らかなラムの香りが加わりながらも、ワイルドターキー本来のスパイシーさと骨太な味わいがしっかりと残る、まさに“バーボン×ラム”の見事な融合が生まれました。

ラム樽由来の明るくまろやかなニュアンスと、バーボンの芯のある力強さ。そのバランスは絶妙で、まるで異なる音色が美しく重なり合うクラシックのような完成度。
後熟が流行しつつあるバーボン業界の中でも、明確な完成度とコンセプトを持ったボトルとして際立っています。

市場価格は3~4万円と、マスターズキープシリーズの中でも最上位クラス。洗練された外装も魅力的で、贈り物やコレクションにもおすすめの逸品です。

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10万円以内|高級バーボンウイスキーおすすめ3選【2025年版】エライジャクレイグ 18年

エライジャクレイグ 18年

「エライジャ・クレイグ」といえば、ケンタッキー州の名門「ヘブンヒル蒸溜所」のプレミアムバーボンブランド。その名前の由来は、“バーボンの生みの親”とも称される実在の牧師、エライジャ・クレイグ。彼は、チャー(炭化処理)したオーク樽をバーボン熟成に初めて使った人物とされています。

そんな歴史ある名を冠したブランドの中でも、特別な存在として知られるのが「エライジャ・クレイグ 18年 シングルバレル」。このボトルは、18年間熟成させた原酒を単一の樽から瓶詰めした、いわゆる「シングルバレル」であり、大量生産ではなく、一樽一樽に個性が宿る希少なスタイルも魅力の一つ。

かつては「20年」「23年」といった、さらに長熟の上位ボトルも存在しましたが、現在日本で正規流通している最上位品はこの「18年」。本国アメリカでも流通量はごくわずかで、コレクターからも高く評価されています。

一般的にバーボンは8年~12年の熟成期間が多く、それ以上になると樽の風味が強く出すぎて、味のバランスが崩れてしまうこともあります。しかし、この「エライジャ・クレイグ 18年」は、熟成樽の風味と原酒本来の個性が見事に調和しており、熟成年数の長さをそのまま“武器”にしたような仕上がりです。

まず驚かされるのは、口当たりのなめらかさ。アルコールの刺激は穏やかで、ふんわりとしたフルーティな酸味が顔を出し、そこからバナナやマンゴーの甘みがじわっと広がります。やがてキャラメルやバニラ、熟成オークの深い香ばしさへと移り変わり、最後はスパイスの余韻が彩ります。

現在、楽天市場などでは47,000円前後で販売されています。バーボンとしてはかなり高価な部類に入りますが、その希少性と完成度を考えれば納得の一本。プレゼントやご褒美ウイスキーにもぴったり。

バーボンに「甘くて飲みやすいだけ」というイメージを持っている方にこそ、ぜひ飲んでいただきたい1本。「エライジャ・クレイグ 18年」は、熟成の深みと原酒の複雑さが見事に融合した、バーボンの常識を覆すような高級バーボンウイスキーです。

 

 

10万円以内|高級バーボンウイスキーおすすめ3選【2025年版】スタッグ ジュニア

スタッグ ジュニア

「スタッグ ジュニア(Stagg Jr.)」は、ケンタッキー州の名門バッファロートレース蒸溜所が製造するプレミアム・バーボンウイスキー。その名は、19世紀に同蒸溜所の礎を築いた実在の人物、ジョージ・T・スタッグに由来しています。

本来の“本家”とも言えるのが、幻のバーボンと称される「ジョージ・T・スタッグ」になります。こちらは基本的に年一回、数百本程度しかボトリングされず、日本ではまず見かけることのない超希少&超高級バーボンウイスキーです。

出典:https://www.amazon.co.jp/

「ジョージ・T・スタッグ」の入手がほぼ不可能であることから、「スタッグ ジュニア」こそが、実質的に手に入る最高峰のバーボン、と評価する声もあるほど。

とはいえ、「スタッグ ジュニア」もまた、簡単には手に入らない存在。年2回の出荷のみで、正規輸入は行われておらず、現在流通しているのは並行輸入品のみ。

2025年現在、楽天では5万円台、Amazonでは8万円近い価格で販売されています。取り扱い店舗もごくわずかで、プレミアム価格での購入はもはや常態化しています。

「スタッグ ジュニア」の熟成年数は8〜9年。バーボンとしては平均的な熟成期間ですが、本家の「ジョージ・T・スタッグ」が15年熟成なのに対して、おおよそその半分にあたります。加水なしのバレルプルーフ、ノンチルフィルターでボトリングされるため、バッチごとにアルコール度数が異なり、おおよそ60〜66%という、強烈な刺激を有しています。

ところが、ただ強いだけではありません。飲み口は驚くほどまろやかで、バニラやキャラメルの豊かな甘みが広がり、スパイス感と熟成由来の奥深さ、さらにフレッシュな果実味が絶妙に広がります。「力強さ」と「複雑さ」が美しく同居する、完成度の高い1本。

スタッグ ジュニアは、バーボンの頂点に立つ「ジョージ・T・スタッグ」の系譜を味わえる唯一の選択肢。ワインで言えば“セカンドラベル”のような存在ですが、そのクオリティは凡百の高級バーボンとは一線を画します。バーボン愛好家はもちろん、ウイスキー上級者にもぜひ試してほしい、素晴らしいバーボンウイスキーです。

ちなみに…「ジョージ・T・スタッグ」も、もし見かけたらぜひ。
マジでとんでもなく美味しいです。(市場価格は30万円超ですが…)

 

 



 

 

熟成の妙が光る「エライジャ・クレイグ 18年」、異文化の融合から生まれた「マスターズキープ ボヤージュ」、そしてパワフルで複雑な味わいが詰まった「スタッグ ジュニア」。どれもが“バーボンらしさ”を土台にしながら、その枠を超えた感動を与えてくれる高級バーボンウイスキーです。

高級バーボンは、“飲む体験”そのものがプレミアム。単なる「価格の高さ」だけでは語れない、それぞれ異なる魅力を持っています。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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