スコッチウイスキー「ハイランド」の全蒸留所を解説!おすすめ銘柄5選 

スコッチウイスキー「ハイランド」の全蒸留所を解説!東ハイランド 

アードモア [ Ardmore ] 

 
ビームサントリー社 

2014年にビーム社をサントリーが買収。アードモアがビームサントリーの傘下になりました。ハイランドのなかでもクセが強めで、ピーティーなウイスキーを作っています。熟成樽の大半は、同じビームサントリーの「ラフロイグ」で一度使われたもの(リフィルバーボンカスク)を使用しています。 

 

 

フェッターケアン [ Fettercairn ] 

 
エンペラドール社 

ブレンデッドウイスキー「ホワイトマッカイ」の主要原酒に使われています。ひと昔前は「オールド・フェッターケアン」という名前でシングルモルトが販売されていました。現在もオフィシャルは存在していて、すっきりして華やか。かすかにピートを感じるモルトです。 

 

フェッターケイアン 11年 2006 バーボンバレル (シグナトリー) 43度 700ml (フェッターケアン)

 

グレンカダム [ Glencadam ] 

 
アンガス・ダンディ社 

イギリスではメジャーなブレンデッドウイスキー「スチュワート・クリーム・オブ・ザ・バーレー」の主要原酒です。味わいは、クリーミーで、甘い感じです。ハイランドで一番と言っていいクリームを思わせる風味は、グレンカダムにしかない個性ですね。 

 

 

グレンドロナック [ Glendronach ] 

 
ベンリアック・ディスティラリー社 

ブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ」の原酒になっています。シングルモルトはシェリーカスクにこだわり、甘くて、重厚。リッチな感じです。スコッチは基本的に「ドライ」なものが多いのですが、ドロナックは格段に甘いモルトですね。 

 

 グレンギリー [ Glen Garioch ] 

 
ビームサントリー社 

1785年創業。歴史のある蒸留所ですが、オーナーは幾度となく変わっていき、94年にビームサントリーの傘下になりました。それ以降はシングルモルトにも力を入れるようになり、赤ワインカスクで熟成させるなど、比較的あたらしい試みにもチャレンジしています。 

 

グレンギリー 12年 並行品 48度 1000ml

 

グレングラッサ [ Glenglassaugh ] 

 
ベンリアック・ディスティラリー社 

ハイランドとスペイサイドの境界線上にある蒸溜所です。ブレンデッドウイスキー「フェイマスグラウス」や「カティーサーク」の原酒になっています。シングルモルトとしても販売されており、フルーティーでなめらか。クセは少なめです。 

 

 

ノックドゥー [ Knockdhu ] 

 
インターナショナル・ビバレッジ社 

1983年に一度閉鎖。その後ビバレッジ社が買収して復活しました。シングルモルトは 「アンノック」(anCnoc)という名前で売られています。味わいはフレッシュフルーツ系のアロマ。ボディーは軽めです。ピートも優しいので、スコッチ初心者向けにおすすめのモルトです。 

  

 

マクダフ [ Macduff ] 

 
バカルディ社 

1962年創業の比較的新しい蒸留所です。シングルモルトは「グレンデブロン」という名前で売られていた時代もありますが、今はマクダフになっています。味わいはモルティーな印象。ハチミツやハーブっぽさもあります。 

 

ダグラスレイン プロベナンス マクダフ 2007 8年 46% 700ml

 

ロイヤル・ロッホナガー [ Royal Lochnagar ] 

 
ディアジオ社 

3つある「ロイヤル」の中の一つです。ブレンデッドウイスキー「VAT69」や「ジョニーウォーカーブルーラベル」の原酒に使用されています。味わいはバランスがとれていて、やわらかいボディーです。甘さもある、優しいモルトです。 

 

次のページでは南ハイランドと西ハイランドの蒸留所を解説!

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