ウイスキー用語集 さ行

ウイスキー用語 「さ」

サワーマッシュ

バーボンウイスキーの製造に使われる製法のこと。アルコール濃度0%の蒸留廃液を、モロミにくわえることでPH値を良い状態に調整することができる。また、酵母の栄養分にもなり、ウイスキーの風味付けにも影響を与える。

 

サントリー

日本で初めて本格的なモルトウイスキーの工場である「山崎蒸留所」をつくった会社。ウイスキーメーカーのパイオニア。2014年にビーム社を買収して「ビームサントリー」になり、世界でも有数の酒類製造メーカーとなった。

 

ウイスキー用語 「し」

直火焚き加熱

単式蒸留器の加熱方法の一つ。ポットスチルの下から直接火をあてて加熱する。熱源は石炭やガスが利用される。

 

ジャパニーズウイスキー

日本のウイスキーのこと。5大ウイスキーの一つ。ジャパニーズウイスキーの詳しい解説はこちら

 

熟成

ウイスキーは木製の樽に入れて熟成させる。ウイスキーの定義の中でもっとも重要な部分。

 

蒸留

アルコール発酵したモロミを蒸留器に入れて蒸留する。ウイスキーの種類によって、蒸留器や蒸留方法が異なる。蒸留までの工程が、ウイスキー作りが人の手によって影響をあたえるところである。

 

ショット

ウイスキー1杯分(約30ml)をショット(1ショット)という。海外の規格はこの量とは異なる。

 

ジャック・ダニエル

本名「ジャスパー・ニュートン・ダニエル」。テネシーウイスキー「ジャックダニエル」をつくった人物。わずか13歳で蒸留所を買収し、ウイスキー作りを始める。身長155センチ。たくさんの愛人がいたという。

 

ジョン・コー

修道士ジョン・コーは1494年に、スコットランドで公式に初めてウイスキーを作ったとされる人物。この年が、スコッチウイスキー誕生の年とされている。

 

シェリーカスク

ウイスキーの熟成樽の一種。「バット」とも呼ばれる。オロロソシェリーの熟成(シーズニング)後の空き樽をつかって、ウイスキーを熟成させる。伝統的なスコッチウイスキーの熟成に欠かすことのできない樽。熟成樽の種類についてはこちら

 

シングルカスク

一つの樽からボトリングしたもので、シングルバレルとも呼ぶ。

 

シングルモルトウイスキー

一つの蒸留所で造られた原酒のみを使用したモルトウイスキーのこと。

 

仕込み水

ウイスキーの製造全般に使われる水で、軟水の場合が多い。仕込み水は、製麦、糖化、ウイスキーの加水などに利用され、ウイスキー作りには欠かすことのできない重要な役割を果たしている。ミネラル分を程よく含む天然水が使われている。硬度は軟水のものが多いが、スコットランドでは硬水を仕込み水にしている蒸留所も存在している。

 

ウイスキー用語 「す」

スコッチウイスキー

スコットランドでつくられてウイスキーのこと。スコットランド国内で、モロミをつくり、蒸留、3年間以上の熟成、ボトリングをしなければいけない。スコッチウイスキーの詳しい解説はこちら

 

ストレート

ウイスキーの飲み方の一種。「ニート」とも言う。何も加えず、スミフターといわれる香りを感じやすいグラスに入れ、常温の状態で飲む。ウイスキーの味が最もわかる飲み方。ウイスキーの飲み方の解説はこちら

ストレート・アメリカン・ウイスキー

規定でつくられたアメリカンウイスキーを、2年間以上熟成されたものは、「ストレート」と表記することができる。2年間以上熟成させた、ケンタッキー州のバーボンは「ケンタッキー・ストレートバーボン」と表記できる。

 

スペイ川

スコットランド・ハイランド地方の東部をながれる川の名前。この川の周辺でウイスキー作りが盛んに行われている。

 

スペイサイド

スコッチウイスキーの生産地の一つ。スペイ川周辺のエリアのこと。昔は「ハイランド」の一部であったが、現在は独立してスペイサイド地域と呼ばれるようになった。蒸留所が最も密集しているエリア。

 

スモーキー・フレーバー

スコッチウイスキーなどの特有な香りを表す言葉。スモーキーな香りを「ピーティー」と表現することもある。スモーキーな香りはモルトを乾燥させる際につかう燃料「ピート」によるもの。ピートで燻されたモルトはスモーキーなフレーバーがつき、蒸留したウイスキーにもその香りが付くことになる。

 

スニフター

ウイスキー用のストレートグラスのこと。ワイングラスのように少しくぼんでおり、香りがたまるような仕組みになっている。スニフターがない場合は、ロックグラスでもストレートでウイスキーを楽しむことはできる。

 

スチルマン

蒸留作業を受け持つ職人のこと。ウイスキーの製造過程において最も重要な作業を行う重役であり、熟練の職人や、蒸留所の責任者クラスの人物がこの作業に携わっている。

 

スティーブ

浸麦槽のこと。大麦を発芽させるために使用する。

 

スピリットスチル

2回目の蒸留に使用する蒸留器。「再留釜」、「ローワインスチル」とも呼ぶ。

 

スピリッツセイフ

2回目の蒸留の際にアルコールを測定し、熟成にまわすスピリッツを回収する装置。ウイスキーはこの段階で課税対象となるため、ガラスケースに大きなカギが取り付けられており、そのカギは蒸留所の責任者と税務署職員だけが所持している。

 

スペントウォッシュ

一回目の蒸留後にスチルの中に残された廃液のこと。家畜の飼料として再利用される。

 

スペントリース

ニ回目の蒸留後にスチルの中に残された廃液のこと。土壌改良剤に加工される。

 

ウイスキー用語 「せ」

ゼモン(ZEMON)

ZEMON(ゼモン)は、富山県高岡市に根付く400年の歴史を持つ高岡銅器の梵鐘製造技術から派生した画期的な蒸留器(国産ポットスチル)のこと。この地域は日本の銅器生産の中心であり、日本の梵鐘市場でトップシェアを誇る老子製作所との協力によって開発。ZEMONは銅と錫の組み合わせにより、まろやかで高品質な蒸留酒の製造を可能にし、蒸留器の寿命を延ばし、メンテナンスを容易にし、製造期間を短縮するなど従来の課題を解決している。三郎丸蒸留所や飛騨高山蒸溜所に設置されている。

 

ウイスキー用語 「そ」

 

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