【ウイスキー初心者向け講座】アメリカンとは?おすすめ銘柄も解説

【ウイスキー初心者向け講座】アメリカンとは?歴史について

アメリカンウイスキーの歴史について、簡単にご説明します。

17世紀頃 新大陸に渡ったスコットランド人やアイルランド人によってウイスキー作りの文化が広がります。農業の副業として、初めはライ麦などでウイスキーをつくっていました。

1776年 アメリカ独立宣言。独立戦争後にジョージ・ワシントンが初代アメリカ大統領に就任。

1791年 ウイスキーに課税をするという政策に、スコットランドやアイルランドの移民たちが猛反発。「ウイスキー戦争」と呼ばれる大規模な反乱になります。大統領のワシントンは軍隊で鎮圧。その後、課税を嫌がった移民たちは、当時はまだ開拓がされていなかったケンタッキーテネシーに逃げていきます。

1783年 エヴァン・ウィリアムズがウイスキーを製造。「アメリカンウイスキーの父」とされている人物です。当時のウイスキーは、現在のアメリカンウイスキーとは少し違いますが、エヴァン・ウィリアムズはウイスキーづくりを本格的に広めていった人物として有名です。

1789年 エライジャ・クレイグ牧師がトウモロコシを原料にウイスキーを作ります。「バーボンウイスキーの祖」とされる人物です。現代に近いバーボンウイスキーのスタイルは、この頃から確立していきます。やがてクレイグ牧師の周りに移り始めてきた人たちもウイスキーづくりを真似するようになり、ケンタッキー州はバーボンの故郷として有名になっていきました。

1861年 アメリカ南北戦争。北軍が勝利。その後、北軍の資金などがケンタッキー州にも流れ始め、バーボン業界が企業化していきます。1880年にはわずか10社ほどの会社が、200以上あったケンタッキー州の蒸留所の生産量を上回るほどに、大規模生産化が進んでいきます。

1920~1933年 史上最悪の悪法「禁酒法」の時代。ウイスキーを製造できなくなった為、多くの蒸留所が閉鎖に追い込まれます。バーボンの衰退によって、カナディアンウイスキーの密輸が大量に行われるようになります。

1934年 禁酒法が終わり、バーボン業界は大手資本が介入。蒸留装置が連続式蒸留器になったことで生産能力が上がります。

1948年 連邦アルコール法制定。アメリカンウイスキーの定義や規則ができます。この頃からアメリカンウイスキーの輸出が盛んになります。

1964年 アメリカンウイスキーのなかで、バーボンの割合が半分を超えます。(昔はライウイスキーのほうが生産量が多かった)業界では蒸留所の買収や、大手企業への移行が盛んになります。

そして現在…

かつて200以上あったケンタッキーバーボンの蒸留所ですが、統廃合の結果、生産量の多い大手の蒸留所はわずか9か所にまで減ってしまいました。

しかし蒸留所の数こそ減りましたが、アメリカンウイスキーが衰退したわけではありません。いまやテネシーの「ジャックダニエル」は単一銘柄の売上げでは世界有数を誇っていますし、そのほか多くの蒸留所が世界中にバーボンを輸出しています。バーボンウイスキーはアメリカを代表するお酒となりました。

 

アメリカンウイスキーの歴史 まとめ

  • アメリカンウイスキーはスコットランド人やアイルランド人によってはじめられた副業から発展。
  • ケンタッキー州でバーボンウイスキーが誕生し、生産が盛んになる。
  • その後、企業化・統廃合の結果、蒸留所は減ったものの、人気になり世界のバーボンウイスキーとなった。

 

 

【ウイスキー初心者向け講座】アメリカンとは?おすすめの飲み方

アメリカンウイスキーのおすすめの飲み方

ユースケ
ユースケ

結論 おすすめの飲み方は「ストレート」「オンザロックス」「ハイボール」。ウイスキーのタイプによって変わりますが、どんな飲み方でもあいます。

スコッチやアイリッシュなどのモルトウイスキーの場合は「ストレート」という回答でしたが、アメリカンウイスキー、とくにバーボンウイスキーは加水に対して強く、力強さと熟成由来の個性がありますので、飲み方は一通り合うと言えるでしょう。基本的にはご自身の好きな飲み方で良いと思います。

 

 

ちなみに私ならば…

    • 高級なバーボンは「ストレート」
    • ちょっといいバーボンは「ストレート」か「オンザロックス」
    • リーズナブルなものは「オンザロックス」か「ハイボール」

こんな感じでたのしみます♪

 

 

【ウイスキー初心者向け講座】アメリカンとは?おすすめ銘柄も解説

アメリカンウイスキー初心者向けにおすすめの銘柄をご紹介。

おすすめウイスキーの選考は「バーボン以外のアメリカンウイスキー」とさせていた大来ました。

バーボンウイスキーは身近な存在。それ以外のアメリカンウイスキーは飲んだことのない方が多いと思いますので、今回は馴染みの薄い⁉アメリカンウイスキーを3本選出しております。

アメリカンウイスキーの良さを、新たに発見するという意味でも参考にしてみてください。

 

おすすめアメリカンウイスキー「オールドオーバーホルト」

オールドオーバーホルト

参考価格:3000円

ストレート・ライウイスキーの代表格。リーズナブルでコスパもよく、ライウイスキー特有のドライさとスパイシーなフレーバーがあります。クセが少なく軽めの味わいとなっているため、ライウイスキー初心者におすすめです。

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おすすめアメリカンウイスキー「バーンハイム」

バーンハイム

参考価格:8000円

ストレート・ウィートウイスキーといえばバーンハイム。コクのある味わいの中に、飲みやすさがあります。バーボンとは明らかに異なるやわらかな口当たりも魅力的。余韻も複雑でクオリティの高いウイスキーです。

 

 

おすすめアメリカンウイスキー「プラット ヴァレー」

プラットヴァレー

参考価格:4000円

コーンなのにフルーティーなフレーバーが優しく香ります。ボトルもガラス瓶ではなく、特製の「ストーンジャグ」。飲んでも美味しいし、飾っておいても良し。コーンウイスキーを知りたければ、まずはプラットヴァレーを飲みましょう。

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まとめ

・ウイスキー初心者向け講座 アメリカンウイスキーとは?

→アメリカ合衆国の連邦アルコール法で規定された通り作られているウイスキーのこと。

・ウイスキー初心者向け講座 アメリカンウイスキーとは?7種類あります

→「バーボン」「ライ」「ホイート」「モルト」「ライモルト」「コーン」「ブレンデッド」

・ウイスキー初心者向け講座 アメリカンウイスキーとは?アメリカンウイスキーの歴史

→移民の副業から始まる。のちにケンタッキー州を中心に企業化・統廃合を経て大規模生産に。

・ウイスキー初心者向け講座 アメリカンウイスキーとは?おすすめの飲み方

→「ストレート」「ハイボール」「オンザロックス」

・ウイスキー初心者向け講座 アメリカンウイスキーとは?おすすめアメリカンウイスキー3種類

  • ライウイスキー「オールドオーバーホルト」
  • ホイート(ウィート)ウイスキー「バーンハイム」
  • コーンウイスキー「プラット ヴァレー」

 

 



 

 

禁酒法時代、低迷を余儀なくされたアメリカンウイスキーでしたが、その後盛り返し、世界中で愛されるウイスキーとなりました。

現在は蒸留所の数が増え続けています。伝統的なアメリカンウイスキーと、革新的に造られている新たなアメリカンウイスキー。これからも目が離せませんね。

バーボンもおいしいですが、他のアメリカンウイスキーをまだ飲んだことのない方は、是非一度飲んでみてください。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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