

こんばんは ユースケです。
自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!
空前のジャパニーズジンブームを経て、市場には数多くの銘柄が溢れています。その中で「日常の贅沢」として最もコスパが高く、かつプレミアムな体験ができるのが3,000円台という選択。
手軽に楽しめる2,000円台のジンも魅力的ですが、一歩踏み込んで3,000円台に目を向けると、日本産のジンの世界観はガラリと変わります。
2,000円台が「日常に溶け込む飲みやすさ」を追求しているのに対し、3,000円台は、蓋を開けた瞬間に部屋を満たすような濃密な香りや、素材の産地まで指定した「造り手の顔が見える」銘柄が揃うボリュームゾーン。
「せっかくクラフトジンを飲むなら、妥協せずに最高の香りを愉しみたい。」
そんな方にこそ試してほしい、2026年最新3,000円台のジャパニーズ クラフトジンを30本厳選しました。
【3000円台】おすすめのジャパニーズ クラフトジン30選|2026年版|一覧

1ページ目
1.サントリー ジャパニーズ クラフトジン ROKU -六-:サントリー株式会社(大阪府大阪市 / 大阪工場)
2.KOMASA GIN 桜島小みかん:小正醸造株式会社(鹿児島県日置市)
3.KOMASA GIN ほうじ茶:小正醸造株式会社(鹿児島県日置市)
4.KOMASA GIN 苺:小正醸造(鹿児島県日置市)
5.秋田杉GIN:秋田県醗酵工業株式会社(秋田県湯沢市)
6.LAST ELYSIUM(ラストエリジウム):エシカル・スピリッツ(東京都台東区)
7.ミヤコジン:株式会社多良川(沖縄県宮古島市)
8.ブラン blanc クラフトジン:オリエンタルブルーイング株式会社(石川県金沢市)
9.Japanese Premium Craft Gin よきつき:梅ヶ枝酒造株式会社(長崎県佐世保市)
10.ウォーター ドラゴン スピリッツ スペシャル クラフトジン:Distillery Water Dragon / Whiskey & Co.(静岡県三島市)
11.まさひろ オキナワ ジン レシピ01:まさひろ酒造(沖縄県糸満市)
12.ORI-GIN(オリジン)1848:瑞穂酒造株式会社(沖縄県那覇市)
13.TOKIIRO NIIGATA CRAFT GIN(トキイロ ニイガタ クラフトジン):新潟麦酒(新潟県新潟市)
14.八代不知火蔵 八つ星 和柑橘:メルシャン 八代不知火蔵(熊本県八代市)
15.ナカツジン ドライ:株式会社サラダコスモ(岐阜県中津川市)
16.ジャパニーズ イキノクラフト ジン オリジナル:壱岐の蔵酒造(長崎県壱岐市)
17.アワ ジン クラシック:日新酒類株式会社(徳島県徳島市)
18.マキノジン:司牡丹酒造株式会社(高知県高岡郡佐川町)
19.日の丸ジン 蔵風土:木内酒造株式会社(茨城県那珂市)
20.BATH LAB GIN #000 ~プレーン~:羽田ブルワリー(東京都大田区)
21.和ジン WA GIN:明利酒類株式会社(茨城県水戸市)
22.島根ジン 森恩(SHIN-ON):株式会社岡田屋本店(島根県益田市)
23.島根ジン 夕凪(YU-NAGI):株式会社岡田屋本店(島根県益田市)
24.クラフトジン 因伯人(インパクト):千代むすび酒造株式会社(鳥取県境港市)
25.鍛高譚ジン:合同酒精(北海道旭川市)
26.ジャパニーズジン 和美人:本坊酒造株式会社・マルス津貫蒸溜所(鹿児島県南さつま市)
27.GARAPPA(ガラッパ) クラフトジン:山元酒造株式会社(鹿児島県薩摩川内市)
28.Yuzu Cool(ゆずクール):京屋酒造有限会社(宮崎県日南市)
29.ジャパニーズ クラフトジン マサハル:株式会社正春酒造(宮崎県西都市)
30.黄桜クラフトジン 花物語:黄桜株式会社・黄桜 伏水蔵(京都府京都市伏見区)
サントリー ジャパニーズ クラフトジン ROKU -六-

サントリー ジャパニーズ クラフトジン ROKU -六-
- メーカー(生産地):サントリー株式会社(大阪府大阪市 / 大阪工場)
- 容量・アルコール度数:700ml・47%
- 主なボタニカル:桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモンシード、シナモン、ビターオレンジピール、レモンピール
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,740円円 送料別
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国産ジンの系譜を継承するプレミアム・スタンダード
「ROKU-六-」は、1899年創業のサントリーが、1936年発売の「ヘルメスジン」以来培ってきた蒸留技術を背景に、2017年に発売したクラフトジンです。世界60カ国以上で販売されており、ジャパニーズジンの国際的な認知度を確立した製品の一つです。
製品ラインナップにおいて、同社が展開する日常的な飲用を想定した「サントリージン 翠(SUI)」に対し、本製品は希少な和の素材を用いたプレミアムラインに位置づけられています。六角形のボトルデザインには、使用されている6種の和ボタニカルを象徴する彫刻が施されており、視覚的にも製品コンセプトを反映しています。
4種の蒸留器と個別蒸留による精密な設計
「ROKU-六-」の香味は、日本の四季を象徴する6つの和ボタニカルと、伝統的なジンの素材である8つのトラディショナルボタニカルの計14種類で構成されています。
- 和ボタニカルの旬:桜花・桜葉(春)、煎茶・玉露(夏)、山椒(秋)、柚子(冬)の6種を使用。各素材が最も香り高い「旬」の時期に収穫し、フレッシュな状態で加工されています。
- 蒸留技術の使い分け:サントリー大阪工場内のスピリッツ・リキュール工房では、ボタニカルの繊細な香りを損なわないよう、素材の特性に合わせて形状の異なる4種類の蒸留器を使い分けています。
- 個別蒸留とブレンド:各素材は個別に蒸留され、それぞれの原酒が持つ香味成分を精密に抽出した後、ブレンダーによって最終的なバランスへと調合されます。これにより、大規模生産でありながら品質の均一性を維持しています。

香味の構造と技術的切り口
柚子の鮮烈なシトラス香をトップに、中盤では玉露や煎茶がもたらす茶葉特有の旨みと滑らかな質感が現れます。後味には山椒のスパイシーなキレが残り、47%のアルコール分を感じさせない多層的な構成となっています。
「ROKU-六-」独自の技術的切り口として、サントリーが長年ウイスキー製造で蓄積した「多種多様な原酒を組み合わせるブレンディング・ノウハウ」が、複雑な香味設計に直結しています。
特に、揮発性の高い桜の香りを定着させるために、真空蒸留器を用いた低温抽出を行うなど、ウイスキー造りとは異なるアプローチを組み合わせることで、素材の個性を最大化させています。
推奨される楽しみ方
「ROKU-六-」の複層的なアロマとアルコール47%のボディ感を活かすには、炭酸による香りの開放や、加水による質感の変化を体感できる飲み方が適しています。
まず、柚子や桜の香りが最も鮮明に立ち上がるのがジンソーダです。氷をたっぷりと入れたグラスで1対4の比率で合わせることで、ボタニカルの香りが炭酸とともに弾け、山椒のキレが際立つため、和食を含む幅広い料理とのペアリングが可能になります。
また、オン・ザ・ロックで楽しむ際には、温度が下がることで玉露や煎茶由来のシルキーな口当たりが強調され、氷が溶けるにつれて刻々と変化するアロマのグラデーションを直接的に堪能できます。
KOMASA GIN 桜島小みかん

KOMASA GIN 桜島小みかん
- メーカー(生産地):小正醸造株式会社(鹿児島県日置市)
- 容量・アルコール度数:500ml・45%
- 主なボタニカル:桜島小みかん、ジュニパーベリー、コリアンダー
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,580円 送料無料
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焼酎蔵の蒸留技術による単一素材の最大化
「KOMASA GIN 桜島小みかん」は、1883年(明治16年)創業の老舗蔵元、小正醸造が製造するクラフトジンです。ベーススピリッツには、同社が長年製造を続けている自社製の本格米焼酎を使用しています。この基材は、米由来のまろやかな酒質を持ち、ボタニカルの香りを保持する受容体としての役割を果たしています。
桜島小みかんの特性と「引き算」の設計
主原料である桜島小みかんは、活火山・桜島の火山灰土壌で育つ、ギネス世界記録に認定された世界最小のみかんです。直径は約4cmから5cm程度であり、果皮に精油成分が密に凝縮されているという物理的特徴があります。
小正醸造は、この素材のポテンシャルを損なわないため、ボタニカルを「桜島小みかん」「ジュニパーベリー」「コリアンダー」の3種類に限定する設計を採用しました。これは、多種類の素材を重ねる一般的なジンとは対照的な「引き算」の手法であり、特定の香りを際立たせるための技術的選択です。
蒸留圧力の制御技術
他社のジンとの明確な差異化ポイントとして、小正醸造は本格焼酎の製造で培った「減圧蒸留」と「常圧蒸留」の使い分け技術を、ボタニカル抽出に応用しています。
熱に弱く揮発しやすい小みかんの香気成分を壊さずに取り出すため、蒸留機内の圧力を下げて低温で沸騰させる工程を組み込んでおり、これが生のみかんを剥いた直後のような、熱劣化のないフレッシュな香りの維持を可能にしています。
推奨される楽しみ方
桜島小みかんの芳醇な柑橘香と、米焼酎ベースの質感を活かすには、温度帯による香りの揮発性を利用した飲み方が適しています。
その一つは、柑橘の爽快感を最も強く体感できるのがジンソーダ。炭酸の気泡が液中の香気成分を物理的に弾けさせることで、小みかんの香りが空間に広がり、食事の脂分を流す清涼感のある一杯となります。
また、小正醸造の地元である鹿児島の飲酒文化に倣い、お湯割りで楽しむ手法も推奨されます。お湯を加えることで液体温度が上昇し、小みかんの精油成分とジュニパーベリーのウッディーな香りがより力強く立ち上がり、冷涼時とは異なる厚みのある味わいへと変化します。
KOMASA GIN-ほうじ茶
KOMASA GIN-ほうじ茶
- メーカー(生産地):小正醸造株式会社(鹿児島県日置市)
- 容量・アルコール度数:500ml・45%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、ほうじ茶、シナモン
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,630円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:3,694円 送料無料
茶どころ・鹿児島のプライドを注いだ「焙煎」の香り
「桜島小みかん」を造る小正醸造が、次なる素材に選んだのは、地元・鹿児島で古くから親しまれているほうじ茶でした。3,000円台のクラフトジンにおいて、お茶をボタニカルに使用する例は少なくありませんが、多くの場合は緑茶の爽やかさを隠し味に使います。
しかし、この「KOMASAGIN-ほうじ茶」は、焙煎された茶葉の香ばしさそのものを主役に据えた、非常に野心的な設計。ベースの本格米焼酎(ライススピリッツ)が持つふくよかな甘みと、ほうじ茶の香ばしさが重なり合い、洋酒の枠を超えた和の安らぎを感じさせてくれます。
桜島小みかんとの違い:「動」の柑橘と「静」の焙煎
桜島小みかんは、パッと弾けるフレッシュな酸味と高揚感。パーティーや昼下がりに楽しみたい華やかさが特徴です、一方、「KOMASAGIN-ほうじ茶」は、香ばしさと共に深いリラックスをもたらす、落ち着いた余韻。ジュニパーベリーのウッディな香りと、シナモンのスパイシーな甘みが、焙煎茶葉の温かみのある香りと絶妙に調和。
食後や一日の終わりにゆっくりと向き合いたい、夜向けのクラフトジンと言えます。
飲むリラクゼーションとしての新しいジンの形
最大の魅力は、口に含んだ後に鼻に抜ける、焙煎したての茶葉のような香ばしい風味。アルコール度数は45%としっかりしていますが、お茶由来の成分が程よいボディ感を作り出し、ストレートやロックでも驚くほど心地よく味わえます。
少し意外な楽しみ方として「ホットミルク割」もおすすめ。ほうじ茶ラテのような濃厚で大人な一杯を楽しめます。
KOMASA GIN-苺
KOMASA GIN-苺
- メーカー(生産地):小正醸造株式会社(鹿児島県日置市)
- 容量・アルコール度数:500ml・45%
- 主なボタニカル:苺(鹿児島県産)、ジュニパーベリー、ラズベリー、ローズマリー、ジンジャー
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,300円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:3,899円 送料無料
完熟した苺の甘美な誘惑を、ジンに閉じ込める
桜島小みかん、ほうじ茶に続くKOMASA GINシリーズの第3弾「KOMASA GIN-苺」。これまでの素材が伝統や土地の恵みにフォーカスしていたのに対し、この苺は、より直感的で華やかなアロマを追求した意欲作です。
3,000円台という価格帯において、苺をメインボタニカルに据えたジンは非常に稀少。苺の繊細な香りは蒸留プロセスで引き出すのが難しいため、小正醸造では地元鹿児島県産の苺を贅沢に使用し、さらにラズベリーを組み合わせることで、ベリー特有の甘酸っぱい香りを鮮烈に際立たせています。
アントシアニンと香気成分の技術的処理
他製品には見られない独自の切り口として、小正醸造は苺に含まれる色素成分(アントシアニン)の影響を排除し、透明な液体の状態で香りのみを抽出する精緻な蒸留カット技術を導入しています。焼酎の製造において特定の成分を分離・抽出してきた同社の分留技術が、熱に弱いベリー系の芳香維持に応用されている証です。
同じシリーズでも、その表情は三者三様
・桜島小みかん:目の前で果実を剥いたようなフレッシュな衝撃が特徴。
・ほうじ茶:焙煎の香ばしさと共に深いリラックスを感じる静かな癒やしが特徴。
・苺:ベリーの甘い香りにハーブが重なる多層的な華やかさが特徴。
「KOMASA GIN-苺」が、先行2作と決定的に違うのは、ローズマリーやジンジャーといったハーブ・スパイスを効果的に組み合わせている点。単なるフルーツフレーバーの延長ではなく、ジンの本質であるボタニカルの複雑さをより強く意識した設計になっています。
カクテルの可能性を広げる、エレガントな余韻
グラスを近づけた瞬間、摘みたての苺を思わせる甘く濃密な香りが鼻腔をくすぐります。口に含めば、ベリー系の酸味をベーススピリッツ(米焼酎)のふくよかな旨みが包み込み、後味にはローズマリーの清涼感とジンジャーのキレが心地よい余韻を残します。
おすすめの飲み方は、シンプルなソーダ割り。ベリーの香りが炭酸で弾け、非常に上品な大人の苺ソーダが完成します。また、トニックウォーターで割り、カットしたフレッシュな苺やミントを添えれば、贅沢な一杯になるでしょう。
秋田杉GIN

秋田杉GIN
- メーカー(生産地):秋田県醗酵工業株式会社(秋田県湯沢市)
- 容量・アルコール度数:500ml・46%
- 主なボタニカル:秋田杉(木部、葉)、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、オレンジピール、アンジェリカルート
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,124円 送料別
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日本三大美林「秋田杉」の清涼感を飲む
「秋田杉GIN」は、秋田県で長年愛される地酒や焼酎を手掛ける秋田県醗酵工業(オエノングループ)が、地元の象徴である秋田杉を主役に据えて造り上げたクラフトジンです。
このジンの最大の特徴は、秋田杉の木そのものではなく、より香りが鮮烈な葉をボタニカルに使用している点にあります。杉の葉が持つ清々しいアロマを主軸に置いた、非常に贅沢で潔い風味。3,000円台のクラフトジンとは思えないクオリティです。
森林浴をしているかのような、圧倒的な森の香り
グラスに注いだ瞬間、雨上がりの深い森を歩いているような、凛とした木の香りが立ち上がります。
- 秋田杉の葉の効果:杉の葉から抽出される成分は、森の香り成分として知られるフィトンチッドを豊富に含んでいます。これがジュニパーベリーのウッディな香りと共鳴し、他のジンでは味わえない、深く、突き抜けるような清涼感を生み出しています。
- 熟成技術が生む調和:秋田県醗酵工業が得意とする焼酎の製造技術を活かし、ボタニカルそれぞれの個性が尖りすぎないよう、絶妙なバランスで蒸留・ブレンドされています。

秋田杉の成分特性と香味の構成
「秋田杉GIN」最大の特徴は、秋田杉から得られるフィトンチッド(α-ピネン等のテルペン類)が、ジンの核となるジュニパーベリーのウッディーな香りと化学的に共鳴している点にあります。
- 杉の木部と葉の併用:木部からは重厚な木の香りを、葉からは清涼感のある鋭い香りを抽出することで、多層的な森林の香りを構築しています。
- ボタニカルの調和:オレンジピールの柑橘香が杉の清涼感を持ち上げ、アンジェリカルートの土のような香りが全体の骨格を安定させています。
静かな夜に、深く呼吸するように味わう一杯
「秋田杉GIN」は、杉の葉の爽やかさが広がり、続いてオレンジピールのほのかな苦味とアンジェリカルートの土っぽい深みを感じます、アルコール度数は46%で、他のジンと比べて苦みは少なめ。優しい口当たり。しかし、香りの輪郭がはっきりとしており、余韻にはまるで森林浴のあとのようなリラックス感が残ります。
おすすめの飲み方は、ロック。苦みや刺激が少ないため、強い度数でゆっくりと楽しみたいタイプ。ソーダ割もおすすめ。杉の香りがさらに軽やかに舞い上がり、心身を解き放つような爽快感を味わえます。
忙しい日常を忘れ、自分をリセットしたい夜に選ぶべき、癒やしの1本。スギ花粉が苦手でも、このジンは飲んでほしい(笑)
LAST ELYSIUM(ラストエリジウム)

LAST ELYSIUM(ラストエリジウム)
- メーカー(生産地):エシカル・スピリッツ株式会社・東京リバーサイド蒸溜所(東京都台東区)
- 容量・アルコール度数:700ml・42%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、酒粕、ハイビスカスティー(ローゼル)、ピンクペッパー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、ラベンダー
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,800円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:3,850円 送料無料
「捨てられる運命」を変えた!再生の蒸留哲学
「LAST ELYSIUM(ラストエリジウム)」を語る上で欠かせないのが、造り手であるエシカル・スピリッツの革新的な哲学。2020年、東京・蔵前に誕生したこの蒸留所は、世界初の再生型蒸留所を掲げ、瞬く間に東京発のクラフトジンのブランドとして人気となりました。
彼らの最大の特徴は、素材に対する圧倒的な編集力。通常のジン造りでは、安価な中性スピリッツを購入して香り付けをするのが一般的ですが、彼らはベースとなるお酒そのものから物語を紡ぐ道を選びました。
ターゲットにしたのは、日本酒の製造過程で副産物として出る「酒粕」。本来なら廃棄されることも多かったこの素材を、独自の技術で再蒸留し、芳醇なベーススピリッツへと昇華。
2021年には、同社の製品が世界で最も権威ある蒸留酒コンペ「IWSC」で、部門最高賞を受賞。3,000円台という価格で、世界を驚かせた新進気鋭の蒸留技術と哲学を味わえる、まさに現代のジャパニーズ・クラフトジンを象徴する一冊のような銘柄です。

吟醸香とフローラルが交差する、唯一無二の「香水」のような構成
「LAST ELYSIUM(ラストエリジウム)」の特徴は、ベーススピリッツ由来の吟醸香にあります。酒粕を蒸留することで生まれる、完熟したリンゴやバナナを思わせるフルーティーな甘みが土台にあるため、47%という高い度数を感じさせないほど、アルコールの角が丸くシルキーな口当たりを実現しています。
その上質な土台に重ねられるのは、まるで高級メゾンが仕立てた香水のような、多層的で華やかなボタニカル。
- ハイビスカス(ローゼル):華やかな赤を想起させる甘酸っぱいニュアンスが全体に明るさを与えます。
- ラベンダー:鼻から抜ける瞬間、静寂をもたらす気品あるフローラル香が広がります。
- ピンクペッパー:全体をぼやけさせず、ピリッとしたモダンなアクセントで輪郭を引き締めます。
東京リサーチラボで分子レベルまで解析され、最も心地よい比率で配合されたこれらの素材は、高いアルコール度数の中で完璧に調和。蓋を開けた瞬間、そこが日常であることを忘れさせ、銘柄の由来であるエリジウム(楽園)へと誘うような濃密な香りが部屋を満たします。

日常をアートに変える、特別な一杯としての選択
「LAST ELYSIUM(ラストエリジウム)」は、単なるジンを超えて、五感で楽しむアートに近いものがあります。最初の一口で酒粕由来のふくよかな旨みを感じ、中盤で花々の香りが弾け、フィニッシュにはスパイスの心地よい刺激が余韻となって長く残ります。
おすすめの飲み方は、香りを最大限に解き放つジントニック。トニックの甘みと苦みが、ハイビスカスの酸味と酒粕の甘みをより一層引き立ててくれます。また、大きめのワイングラスに注ぎ、香りを閉じ込めるようにしてゆっくりとストレートで嗜むのも、このジンの真価を知る、本格志向の方におすすめの楽しみ方です。
エシカル・スピリッツでは、他にもカカオハスク(カカオ豆の皮)を使用したものや、お茶をテーマにしたものなど、知的好奇心を刺激する独創的なジンを数多く展開しています。その中でも、ブランドの原点である酒粕再蒸留の技術と、圧倒的な華やかさを最もダイレクトに体感できる代表作として、まずはこの「LAST ELYSIUM(ラストエリジウム)」からその「楽園」の扉を開いてみてください。
ミヤコジン

ミヤコジン
- メーカー(生産地):株式会社多良川(沖縄県宮古島市)
- 容量・アルコール度数:700ml・47%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、シークヮーサー、マクワウリ(マクワ)、ミント、生姜、シナモンリーフ、ピパーツ(ヒハツモドキ)
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,500円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:4,356円 送料無料
珊瑚の島の泡盛蔵が挑んだ、エキゾチックな「香りの開拓」
「ミヤコジン」は、宮古島の老舗泡盛蔵「多良川」が、創業から受け継いできた蒸留技術を注ぎ込んで造り上げたのがクラフトジンです。宮古島は珊瑚礁が隆起してできた島であり、そこで汲み上げられる水はミネラルを豊富に含んだ硬水。この水で仕込まれた多良川の泡盛は、独特の力強いコクを持つことで知られています。
このジンは、泡盛をさらに再蒸留したスピリッツ使用することで、一般的なジンにはない圧倒的なボディの強さを生み出しています。3,000円台という価格帯において、これほどまでにベースとなるお酒の個性が際立ち、かつ南国のボタニカルと完璧に調和している銘柄は珍しい存在。
まさに沖縄・宮古島の風土をそのまま詰め込んだような1本です。
濃厚な泡盛の旨みと、果実が弾ける「南国の熱量」
「ミヤコジン」最大の魅力は、口に含んだ瞬間に広がる幾層にも重なったエキゾチックなアロマです。宮古島の強い日差しを浴びて育った素材たちが、47%という高めのアルコール度数の中で、それぞれの個性を主張し合います。
- シークヮーサーとマクワウリ:沖縄らしいシークヮーサーの鮮烈な酸味に加え、宮古島で古くから親しまれるマクワウリが、メロンのような瑞々しく柔らかな甘さを添えています。
- ミントとシナモンリーフ:ミントの清涼感が第一印象を爽やかに駆け抜け、後半にはシナモンの「葉」特有の、甘すぎずウッディなスパイシーさが立ち上がります。
- ベースの力強さ:泡盛を再蒸留した原酒が土台にあるため、飲み口は非常にシルキー。泡盛らしい風味に加え、バニラやナッツを思わせる芳醇な余韻が残ります。
ボタニカルの配合比率が絶妙で、単に爽やかなだけでなく、どこか大人の色気を感じさせる温かみのあるスパイシーさが、このジンの唯一無二のキャラクターを形作っています。
島の夜に思いを馳せる、重厚なロックとソーダ割り
ミヤコジンは、その骨太な味わいゆえに、飲み方によって全く異なる表情を見せてくれます。おすすめの飲み方は、まずはロック。氷がゆっくり溶け出すにつれ、マクワウリや泡盛の甘みがじわりと開き、濃厚な香りの変化を堪能できます。
食事と合わせるならジンソーダ。炭酸によってシークヮーサーとミントの香りが強調され、沖縄料理はもちろん、スパイシーなエスニック料理や焼き肉など、味の濃い料理とも見事に渡り合います。
3,000円台で手に入る日常の贅沢として、このジンは南国の力強さというプレミアムな体験を約束してくれます。自宅にいながら宮古島の夜風を感じるような、情熱的で奥行きのある一杯をぜひ楽しんでみてください。
ブラン blanc クラフトジン

ブラン blanc クラフトジン
- メーカー(生産地):オリエンタルブルーイング株式会社(石川県金沢市)
- 容量・アルコール度数:500ml・45%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、金沢ゆず、加賀棒茶、クロモジ
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,800円 送料無料
- Amazon価格[2026年2月]:在庫なし
ビール造りの感性が生んだ、透明感あふれる「白」の表現
「ブラン クラフトジン」は、石川県金沢市でクラフトビールを造る、オリエンタルブルーイングのよって、金沢ならではの素材を活かして造られています。フランス語で「白」を意味する名の通り、雪国・金沢の雪景色や、雑味のないクリアな味わいを象徴しています。
「ブラン クラフトジン」製造の舞台は、金沢市内に設立されたオリエンタル金沢蒸溜所。2022年に設立され、ジンの他、ウイスキー造りも行っています。
この蒸留所では、オリエンタルブルーイングがビール醸造で培った「香りの成分をいかに美しく抽出するか」という技術を遺憾なく発揮。3,000円台のジンの中でも、この銘柄は特に気品と静謐さが際立っており、素材の個性を複雑に重ねるのではなく、一つひとつの輪郭をクリアに際立たせる引き算の美学が貫かれています。

金沢の情景を映し出す、三つの和素材が織りなすハーモニー
「ブラン クラフトジン」の最大の魅力は、金沢の文化と自然を感じさせる独創的なボタニカルの組み合わせにあります。45%というアルコール度数は、ボタニカルの力強い香りを引き出しつつ、口当たりを滑らかに保つための絶妙な設計。
- 金沢ゆず:寒冷な地で育つことで香りが凝縮された金沢ゆずを使用。一般的な柑橘よりも鋭すぎず、ふくよかで瑞々しい香りが第一印象を飾ります。
- 加賀棒茶:金沢独特のお茶文化である棒茶(茎ほうじ茶)を使用。焙煎された茎ならではの香ばしさと、ほのかな甘みがジンのボディに深みを与えています。
- クロモジ:日本古来の香木であるクロモジが、森の静寂を感じさせるウッディで高貴な清涼感を添え、全体をエレガントにまとめています。
これらがベースとなるクリアなスピリッツの中で溶け合い、口に含んだ瞬間、金沢の街並みや奥座敷の森を散策しているような、穏やかで上質な時間が流れます。
日常をリセットする、繊細なジンソーダと静かな晩酌
「ブラン クラフトジン」は、その透明感あふれるキャラクターゆえに、リフレッシュしたいひとときに最適。まずはシンプルなジンソーダ。炭酸で割ることで、加賀棒茶の香ばしさとクロモジの清涼感がふわりと浮き上がり、心身を解き放つような癒やしを与えてくれます。
ボタニカルの性質上、繊細な味わいの和食、特にお出汁の効いた料理や、金沢らしい加賀野菜の料理などと合わせると、料理の風味をより一層引き立ててくれるでしょう。
金沢の情緒も感じさせてくれるこのジンは、派手さよりも、長く飲み続けたくなるような心地よさを求める方にこそ手に取ってほしい1本です。
Japanese Premium Craft Gin よきつき

Japanese Premium Craft Gin よきつき
- メーカー(生産地):梅ヶ枝酒造株式会社(長崎県佐世保市)
- 容量・アルコール度数:720ml・40%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、びわの種(長崎県産)、いちご(長崎県産ゆめのか)、温州みかん
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,980円 送料無料
- Amazon価格[2026年2月]:在庫なし
日本酒蔵の魂を込めた、フルーティーな「吟醸仕立て」のジン
「Japanese Premium Craft Gin よきつき」を造る梅ヶ枝酒造は、天明7年(1787年)創業という、長崎県内でも屈指の歴史を誇る酒蔵。彼らがクラフトジンに挑むにあたって選んだ道は、単にボタニカルを香らせることではなく、自慢の日本酒そのものをジンの骨格に据えることでした。
3,000円台というボリュームゾーンにおいて、この銘柄が際立っている理由は、ベーススピリッツに自社の清酒を蒸留した原酒を贅沢に使用している点にあります。また、「吟醸酒を蒸留した原酒」のみならず、素材ごとに最適なスピリッツで抽出し、それぞれの原酒ブレンド。中性スピリッツのみでは出せない、日本酒由来のフルーティーな甘みとコクが、このジンを唯一無二の存在へと引き上げています。
銘柄名の「よきつき(令月)」という言葉には「万事が良い素晴らしい月」という意味が込められています。ジンとしては少し「和製」よりの名称ですが、相応しい気品を纏っているのも魅力です。
鼻に抜けるのは、芳醇な「吟醸香」と長崎の風土
「Japanese Premium Craft Gin よきつき」を口に含んだ瞬間、多くの人がこれがジンなのか、と驚くはずです。それは、まるで上質な日本酒を飲んでいるかのような、ふくよかな香り。
清酒を蒸留して得られたアルコールを使用しているため、ベース自体にリンゴや洋梨を思わせる華やかな吟醸香が宿っています。これがジュニパーベリーの苦みや、ウッディな香りと重なり、非常にエレガントな第一印象を作ります。
また、長崎県特産のびわの種を使用することで、杏仁のような独特の甘い香りをプラス。さらに長崎県産いちごのゆめのかや、温州みかんが層をなし、フルーティーで奥行きのある味わいを生み出しています。
素材の個性を主張しすぎるのではなく、ベースである日本酒の旨みと、地元産のボタニカルが共鳴し合うような、一体感のある味わいです。
和食と響き合う、静かな夜の「食中ジン」
飲み方は、ジンとしてはオーソドックスな飲み方ではありませんが、「水割り」がおすすめ。閉じ込められていた吟醸香がふわりと開き、お刺身、白身魚の西京焼き、あるいは出汁の効いた煮物など、繊細な日本料理の味をより一層引き立ててくれます。
また、ロックでゆっくりと溶ける氷とともに、温度変化による香りの立ち方を楽しむのも、このジンならではの贅沢な嗜みでしょう。
3,000円台という選択肢の中で、これほどまでに日本酒文化の延長線上にある洗練を感じさせてくれるクラフトジンは他にありません。日本酒が好きな方はもちろん、従来のジンは刺激が強すぎる、と感じていた方にこそ試してほしいですね。
ウォーター ドラゴン スピリッツ スペシャル クラフトジン

ウォーター ドラゴン スピリッツ スペシャル クラフトジン
- メーカー(生産地):Distillery Water Dragon / Whiskey & Co.(静岡県三島市)
- 容量・アルコール度数:700ml・47%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、生姜(根、葉)、甘夏ピール、レモンピール、コリアンダーシード、アンジェリカルート、オリスルート、レモングラス、カモミール、ユーカリ、ローズマリー、スペアミント
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,333円円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:4,180円 送料無料
世界が認めた「ドライの極致」
ウォーター ドラゴン スピリッツ(Water Dragon Spirits)は、静岡県三島市の蒸留所「Distillery Water Dragon」で誕生した、今最も注目すべきジャパニーズクラフトジンの一つ。また、同蒸留所では国内では珍しく、「バーボンタイプのウイスキー」も生産しています。
製造責任者を務めるのは、25歳でエシカル・スピリッツのマスターディスティラーとしてIWSC最高金賞(Gold Outstanding)を受賞するなど、世界にその名を知らしめた若き天才、山口歩夢氏。彼がWhiskey & Co.の取締役として、三島の地で新たに挑んだのがこの「ウォーター ドラゴン スピリッツ スペシャル クラフトジン」です。
その実力は圧倒的で、世界的に権威あるコンペティションにおいて優れた評価を獲得。
- SFWSC2024(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)では、Double Gold 受賞。
- ジン・マスターズ・コンペティション 2024:最高賞 Master Medal 受賞
- SWSC(シンガポール・ワールド・スピリッツ・コンペティション)2024:Double Gold 受賞
3,000円台という価格でありながら、世界各国の審査員が絶賛した最高峰の品質を味わうことができます。

伝統野菜「ヤマツ葉ショウガ」が導く、突き抜ける爽やかさ
このジンの核となるのは、三島のテロワールを象徴する希少な和素材。大きな精留塔を持つ蒸留機の特徴を最大限に活かし、香りの純度を極限まで高めています。
特徴的なボタニカルとして、三島の伝統野菜「ヤマツ葉ショウガ」があります。このショウガを、「根」だけでなく「葉」まで贅沢に使用。根のフレッシュな香りと、葉が持つオリエンタルな香りが融合し、これまでのジンにはない立体的な爽快感を生み出しています。
また、「Orange Park Farmの甘夏」は、沼津市の西浦にて自然農法により栽培されたもので、皮を使用します。爽やかながら甘さを抑えた香りが、全体のドライさを一層引き立てます。
ボトリングは、ウイスキーでお馴染みの製法「ノンチルフィルタード」。本来の特徴を最大限に引き出すため、あえて冷却ろ過を行っていません。冷やすと白濁することがありますが、これは素材由来の旨み成分がぎっしりと詰まっている証拠。
口に含むとジュニパーベリーを軸に多彩なハーブが花開き、わずかな辛みを感じる仕上がりは、まさに「ドライジン」のその先のドライ、を体現しています。
カクテルの可能性を広げる、圧倒的な透明感
「ウォーター ドラゴン スピリッツ スペシャル クラフトジン」は、その突き抜けた爽やかさと香りの純度により、あらゆる飲み方でその存在感を発揮。おすすめは、やはり王道のジントニック。トニックウォーターの甘みの中で、ヤマツ葉ショウガのオリエンタルなアロマが鮮烈に立ち上がり、格別の満足感を与えてくれます。
また、そのキレ味を活かして、マティーニなどのジンベースカクテルに使用すれば、カクテルの質を一段上のステージへと押し上げてくれます。
まさひろ オキナワ ジン レシピ01

まさひろ オキナワ ジン レシピ01
- メーカー(生産地):まさひろ酒造(沖縄県・糸満市)
- 容量・アルコール度数:700ml・47%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、シークヮーサー、ゴーヤー、グァバ葉、ヒハツモドキ(ピパーチ)、長命草(ボタンボウフウ)
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,080円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:3,043円 送料無料
泡盛の魂と沖縄の熱量を凝縮
「まさひろ オキナワ ジン レシピ01」は、明治16年(1883年)創業の老舗泡盛蔵、まさひろ酒造が造るクラフトジンです。彼らが130年以上にわたり磨き上げてきた泡盛の蒸留技術を、ジンの世界へと注ぎ込んだ記念すべき第一弾がこの「レシピ01」。
ベーススピリッツには自社製の泡盛を使用。お米を原料とする泡盛由来のふくよかな旨みと、47%という高めの度数設定が、沖縄ならではの個性的なボタニカルをどっしりと支えています。単なる爽やかなジンではなく、沖縄の風土そのものを液体に変換したかのような、圧倒的な力強さです。
島の恵みが奏でる、鮮烈なシトラスとスパイシーな余韻
「まさひろ オキナワ ジン レシピ01」の味わいは、沖縄を代表する素材たちが主役です。それぞれの個性が明確に立っており、口にするたびに南国の情景が浮かび上がります。
- シークヮーサー:シークヮーサーを贅沢に使用。他のジンにはない、弾けるようなフレッシュな酸味と、皮由来の心地よい苦みが第一印象を支配します。
- ゴーヤーと長命草:沖縄らしさを象徴するゴーヤーや、パワーベジタブルとして知られる長命草が、味わいに奥深いグリーンノートと複雑なボディを添えています。
- ヒハツモドキ(ピパーチ)のキレ:島胡椒とも呼ばれるヒハツモドキが、フィニッシュにシナモンのような甘い香りと、ピリッとしたスパイシーな刺激を加え、全体をタイトに引き締めます。他のジャパニーズジンにはない個性。
これらの素材を、泡盛の蒸留で使われる単式蒸留機で丁寧に蒸留することで、素材それぞれの風味が混ざり合うことなく、クリアに、そして力強く抽出されています。
氷と炭酸で弾ける、メイド・イン・沖縄
「まさひろ オキナワ ジン レシピ01」は、その個性的な酒質ゆえに、割り材に負けない芯の強さを持っています。
シンプルに「ジンソーダ」にすると、炭酸によってシークヮーサーの柑橘香が解き放たれ、まるで沖縄の青空の下にいるような開放感を味わえます。また、「ジントニック」で飲むならば、生のスライスしたシークヮーサーやライムを添えると、より一層香りの輪郭が際立ちます。
3,000円台という価格で、これほどまでに土地のアイデンティティを鮮明に主張し、飲み手に驚きを与えてくれるジンは唯一無二です。まさにメイド・イン・沖縄!
ORI-GIN(オリジン)1848

ORI-GIN(オリジン)1848
- メーカー(生産地):瑞穂酒造株式会社(沖縄県那覇市)
- 容量・アルコール度数:500ml・48%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、シークヮーサー、ゴーヤー、グァバ葉、ローゼル、ピパーチ(ヒハツモドキ)
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,718円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:4,462円 送料無料
首里最古の蔵元による「個別蒸留・ブレンド」の設計
「ORI-GIN(オリジン)1848」は、1848年(嘉永元年)に首里で創業した瑞穂酒造が製造するクラフトジンです。製品名の「1848」は同社の創業年に由来します。ベーススピリッツには米を原料としたライススピリッツを使用しており、泡盛製造で培った蒸留技術を背景に、米由来の柔らかな質感を持たせています。
5系統の個別蒸留による香味のレイヤー
「ORI-GIN(オリジン)1848」最大の特徴は、ボタニカルを特性ごとにグループ化し、それぞれに最適な蒸留条件で抽出した5種類の原酒をブレンドする製法にあります。
- ローゼルの活用:沖縄産のローゼル(アオイ科)を使用。アントシアニン等の成分を含むこの素材は、液体に華やかなフローラル香と微かな酸味を付与します。
- 柑橘とハーブの構成:シークヮーサーのフレッシュなシトラス香をトップノートに、ゴーヤーの苦みとグァバ葉のハーブ感がミドルノートとして重なります。
- スパイスによる余韻:ピパーチ(ヒハツモドキ)を使用。バニラに類似した甘い香気成分とスパイシーな刺激が、アルコール分48%の力強いボディと調和し、後味の持続性を高めています。

精油成分の安定保持
あえて48%という高めのアルコール度数を採用することで、ローゼルやシークヮーサーに含まれる揮発性の高い精油成分を、液体中に安定して保持させている点にあります。
アルコール度数が高いほど精油の溶解度は高まり、加水した際(飲用時)に香りが一気に開放される物理的効果を狙っています。これは、長年「原酒(古酒)」の成分変化を研究してきた瑞穂酒造の知見に基づく製法と言えるでしょう。
推奨される楽しみ方
48%のアルコール強度と、個別蒸留によって抽出された各素材の鮮明なアロマを活かすには、加水による香りの「開き」を利用した飲み方が適しています。
ローゼルのフローラルな香りとシークヮーサーの酸味を重層的に体感できるのがジントニック。トニックウォーターの甘みと苦みが、個別蒸留された各素材の輪郭を浮き上がらせ、満足度の高い複雑な味わいを構築します。
また、ソーダ割りにおいては、高濃度のアルコールに溶け込んでいた香気成分が炭酸によって物理的に拡散されるため、シークヮーサーの爽快感とピパーチのスパイス感をダイレクトに知覚でき、食中酒としての機能も向上します。
オン・ザ・ロックでは、氷による冷却でアルコールの角が取れ、氷が溶けるにつれて米由来のベーススピリッツのまろやかさが露出。時間の経過とともに香りの印象が変化する過程を堪能できます。
「一口で沖縄の魅力が伝わるクラフトジン」をコンセプトに造られたこのジンは、3,000円台でありながら、琉球の歴史と南国の生命力を感じさせてくれる1本です。
TOKIIRO NIIGATA CRAFT GIN
TOKIIRO NIIGATA CRAFT GIN(トキイロ ニイガタ クラフトジン)
- メーカー(生産地):新潟麦酒(新潟県新潟市)
- 容量・アルコール度数:700ml・47%
- 主なボタニカル:広島県のブラッドオレンジの果皮、ジュニパーベリー、コリアンダーなど
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,080円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:3,080円 送料別
地ビール第1号メーカーによる蒸留設計
TOKIIRO NIIGATA CRAFT GIN(トキイロ ニイガタ クラフトジン)は、1994年に日本で初めて地ビール製造免許を取得した新潟麦酒株式会社が製造するクラフトジンです。ビール醸造およびウイスキー蒸留で培った知見を活かし、新潟の県鳥である朱鷺(トキ)の羽の色「朱鷺色」を、天然ボタニカルの色素によって液体に定着させています。
三段階蒸留による香味の構築
TOKIIRO NIIGATA CRAFT GINは、大型の蒸留機を用いた「三段階蒸留」という独自のプロセスを経て製造されています。
- 段階的抽出: 蒸留工程を3つのセクションに区分することで、ボタニカルから抽出される香気成分を「口当たり」「テイスト」「後味」の各要素として論理的に組み立てています。
- ボタニカルの選定: 広島県産のブラッドオレンジ果皮を主要素材として使用。ブラッドオレンジ特有の濃厚な柑橘香と、天然の色素成分が、ジンの骨格となるジュニパーベリーと融合し、フルーティーなトップノートと視覚的な朱鷺色を形成しています。
- 47%のアルコール設計: 高めのアルコール度数を維持することで、柑橘由来の精油成分を安定的に保持し、開栓時の香気立ちを最大化させています。
推奨される楽しみ方
ブラッドオレンジ由来のシトラス香と、三段階蒸留によるクリーンな酒質を活かすには、物理的な刺激や温度変化による香りの開放を重視した飲み方が適しています。
ブラッドオレンジの香気成分を最も効率的に飛散させ、製品の特徴である朱鷺色を視覚的に堪能できるのがソーダ割りです。炭酸の気泡が精油成分を空中へ運ぶため、空間全体にシトラス香が広がり、清涼感のある飲用体験を提供します。
また、オン・ザ・ロックでは、液温の低下とともにブラッドオレンジの甘みが引き締まり、氷が溶け出す過程で蒸留酒特有の穀物由来の旨みが徐々に露出。時間の経過とともに香りの輪郭が変化するグラデーションを直接的に知覚できます。
八代不知火蔵 八つ星 和柑橘

八代不知火蔵 八つ星 和柑橘
- メーカー(生産地):メルシャン 八代不知火蔵(熊本県八代市)
- 容量・アルコール度数:700ml・43%
- 主なボタニカル:ジュニパーベリー、不知火(熊本県産)、青柚子(熊本県産)、晩白柚(熊本県産)
- 楽天市場価格[2026年2月]:3,630円 送料別
- Amazon価格[2026年2月]:4,506円 送料無料
焼酎蔵の誇りと「八代の恵み」を詰め込んだクラフトジン
「八代不知火蔵 八つ星 和柑橘」は、熊本県産の和柑橘に徹底的にこだわったクラフトジンです。手掛けるのは、70年以上の歴史を持つメルシャンの本格焼酎蔵、八代不知火蔵。長年培ってきた蒸留技術を、ジンの世界へと応用した意欲作です。
最大の特徴は、和柑橘のフレッシュな香りを最大限に活かすための製法にあります。使用するボタニカルはわずか4種類。3種類の熊本県産和柑橘(不知火、青柚子、晩白柚)とジュニパーベリーという、極めてシンプルな構成に絞り込まれています。これにより、それぞれの柑橘が持つ個性が濁ることなく、鮮明に表現されています。
3種の和柑橘が奏でる、重層的な香りのリレー
使用されているボタニカルには、それぞれ計算された役割があります。
- 青柚子の清涼感:トップノートに広がる、弾けるような爽快さとキレのある香りを担当しています。
- 不知火(デコポン)の甘み:口の中に広がるふくよかな甘みと、ジューシーな果実味をもたらします。
- 晩白柚の余韻:八代市の特産品である巨大な柑橘、晩白柚の皮由来の心地よいほろ苦さが、味わいに深みと長い余韻を与えます。
これらの素材の魅力を損なわないよう、熱による香りの変質を抑えて蒸留する、焼酎蔵ならではの精密な蒸留技術が注ぎ込まれています。
食卓を彩る「八つ星ジンソーダ」の爽快感
「八代不知火蔵 八つ星 和柑橘」のおすすめの飲み方は、ソーダ割り。炭酸によって和柑橘の香りが一気に解き放たれ、食欲をそそる爽快な一杯に。本格焼酎蔵が造るジンらしく、食事との相性が非常に優れています。
ボトルの佇まいは、長年地域で愛されてきた「本格焼酎」を思わせる質実剛健なデザインですが、ひとたびグラスに注げば、そこには洗練されたクラフトジンの世界が広がっています。3,000円台という手に取りやすい価格で、熊本・八代のテロワールを存分に感じさせてくれる、ジャパニーズ・クラフトジンです。















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