【2024年版】２万円以内｜ストレートでおすすめの高級ブレンデッドウイスキー５選

この記事では、1万円から２万円以内で購入できる、ストレートで飲むと美味しいおすすめの高級ブレンデッドウイスキーをご紹介致します。

高級なブレンデッドウイスキーは熟成期間が長いものが多く、安いブレンデッドとは異なり、豊かさな風味と円熟した美味しさがあります。「ハイボール」や「ロック」で飲むより、ストレートで愉しむほうが向いていることも。

そこで今回は、ストレートでぜひ飲んで欲しい、高級ブレンデッドウイスキーを、バーホワイトオークのオーナーバーテンダー、ユースケが５本厳選。

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

【2024年版】２万円以内｜ストレートでおすすめの高級ブレンデッドウイスキー５選

1. デュワーズ ダブルダブル 21年
2. デュワーズ 25年
3. バランタイン 21年
4. ロイヤルサルート 21年 シグネチャーブレンド
5. 響 ブレンダーズ チョイス

 

 

【2024年版】２万円以内｜ストレートでおすすめの高級ブレンデッドウイスキー｜デュワーズ ダブルダブル 21年

デュワーズ ダブルダブル 21年

• ブレンデッドスコッチウイスキー
• アルコール度数：46％
• 容量：500ml
• 楽天市場価格[2024年9月]：15,980円

「デュワーズ ダブルダブル 21年」は、2020年12月からサッポロビールネットショップ「KANPAI+」で限定リリースされた、デュワーズの新シリーズ「デュワーズ ダブルダブル」の21年物。現在は通常販売されています。

このブランドは、女性マスターブレンダー「ステファニー・マクラウド」氏の手がけたブレンデッドウイスキーで、通常のデュワーズが「２段階」の樽熟成を行っているのに対し、ダブルダブルは「４段階」の熟成が行われているのが最大の特徴。原酒を４段階も重ねて熟成させたウイスキーは他になく、「デュワーズ ダブルダブル」のユニークな個性を生み出すための特殊な手法です。

「デュワーズ ダブルダブル 21年」は、最後の後熟にオロロッソシェリー樽を使用し、やわらかさと深みのある味わいを生み出しています。

香りは濃厚。フルーツジャム、黒糖、紅茶、ビターチョコレート、キャラメルシロップ、コーヒー、バニラシュガー。ドライフルーツやコンポートのようなしっかりとした甘さがあります。

口に含むと樽の甘さと旨味が広がり、香りと同様にフルボディ。メープルシロップ、バニラ、スパイシーさも感じます。

「４段階」の熟成によって、ブレンデッドウイスキーとは思えないほど、非常にリッチ。単に濃厚なだけでなく、爽やかさや軽やかさもあるので、バランスもとれています。

価格は500mlボトルで15000円台。21年物ですし、熟成樽もリッチに使用しているので、この価格は妥当でしょう。ストレートで飲むにおすすめのボリューム感。分かりやすい高級感。

スタンダードのデュワーズとは一味違う、ガッツリ系ブレンデッドウイスキーです。

 

 

【2024年版】２万円以内｜ストレートでおすすめの高級ブレンデッドウイスキー｜デュワーズ 25年

デュワーズ 25年

• ブレンデッドスコッチウイスキー
• アルコール度数：40％
• 容量：700ml
• 楽天市場価格[2024年9月]：19,998円

デュワーズブランドとしては最長熟となる「デュワーズ 25年」。25年という長期熟成の原酒で構成されていながらも、ぎりぎり２万円以内で購入できます。

「デュワーズ 25年」は、酒齢25年以上のモルト・グレーン原酒をブレンドしており、実に40種類以上もの多彩な原酒によって、エレガントな味わいをつくりだしています。後熟には、キーモルトの一つである「ロイヤル・ブラックラ」の空き樽を使用。ラインナップの中で、この製法が行われているのは25年物のみ。

香りはバニラ、ハーバルなフレーバーと、蜂蜜、ミルクチョコレート、ビスケット、キャラメル、シトラス、りんご、ドライフルーツ。豊かなフレーバーが広がります。

香りがあり、特にレーズンやベリー、シェリー樽由来の風味が豊かです。さらに、べっ甲飴のような甘みやハーバルな要素も見え隠れし、全体として非常に複雑でエレガントな香りです。

口に含むと柔らかくてオイリー。長期熟成らしい、なめらかな舌触り。穀物とレーズン、おだやかなスパイシーさと、クリームのような甘さ。後半は、熟成樽からのほのかなビター。

「デュワーズ 25年」は、高級感と複雑さを併せ持ちあわせています。日常に飲む「デュワーズ ホワイトラベル」や「デュワーズ 12年」にはない柔らかさ、奥深さ…

さすがは25年物。高級品ですが、ストレートで愉しむのに適する、満足感の高いウイスキーです。

 

 

 

【2024年版】２万円以内｜ストレートでおすすめの高級ブレンデッドウイスキー｜バランタイン 21年

バランタイン 21年

• ブレンデッドスコッチウイスキー
• アルコール度数：40％
• 容量：700ml
• 楽天市場価格[2024年9月]：15,300円

バランタインシリーズのなかでも評価の高い「バランタイン 21年」。以前よりも値上がりはしましたが、2024年9月現在でも２万円以内で購入可能です。

「バランタイン 17年」よりもリッチなテイスト。「バランタイン 30年」ほど、口当たりは柔らかくはない。個人的に「21年物」は、ある種ちょうどよい酒齢であり、絶妙なバランスを作り上げているように感じます。

香りはハチミツ、ハーブ、フレッシュフルーツ。花のようなエレガントさ。奥にはバニラ、カスタードクリーム。良いウイスキーというのは、香りのバリエーションは尽きることはありません。ブレンデッドウイスキーなのに、すごい。

口に含むと滑らかで優しい味わい。クセもなく、刺激的な要素ありません。甘みもやや控えめですが、ドライすぎずに素朴な印象。上品で繊細。余韻も落ち着きがあり、エレガントでソフト。

「バランタイン 21年」は、この記事で取り上げる５本の中で最も繊細なタイプ。もう完全に「ストレート用ブレンデッド」です。「バランタイン 17年」のように、ロックやハイボールで美味しくなることはなく、「トワイスアップ（1：1の水割り）」以上の加水に耐えるのは難しいでしょう。

上品なだけでなく、日々の疲れを癒せるような魅力的なアロマも豊富なので、ゆっくりと時間のある夜に飲みたいウイスキー。

 

 

【2024年版】２万円以内｜ストレートでおすすめの高級ブレンデッドウイスキー｜ロイヤルサルート 21年 シグネチャーブレンド

ロイヤルサルート 21年 シグネチャーブレンド

• ブレンデッドスコッチウイスキー
• アルコール度数：40％
• 容量：700ml
• 楽天市場価格[2024年9月]：15,499円

「ローヤルサルート 21年 シグネチャーブレンド」は、1953年のエリザベス二世の戴冠式を祝して「シーバス社」が製造したプレミアムウイスキー。「ロイヤル・サルート」とは英国海軍が王室に敬意を表して行う「皇礼砲」のことで、21回の空砲にちなみ、21年間熟成されたモルトとグレーン原酒を使用しています。

豊かなフルーティーアロマや甘いフローラルの香り、重厚かつ滑らかな口当たり。クセが少なく気品ある味わいで、日本市場でも高い人気を誇っている銘柄です。

香りはフルーティーさがあり、リンゴ、白桃、レーズン、キウイのような果実香が広がり、若干のハーバル、黒糖、シリアル。最後まで上品な香り立ち。

口に含むと、クリーミーで繊細なボディ。ややオイリーでフルーティー。レモン、バニラ、ドライフルーツ。長期熟成らしい穏やかでまろやかな味わい。

全体的にハツラツとしたアロマはなく、口に含んでもモルトウイスキーのようなフローラルさもありませんが、21年熟成による気品のある個性は、まさに「ロイヤル」を名乗るに相応しい１本。

加水に対しては弱く、バランスが崩れる可能性もあるので、ストレートで愉しみましょう。

 

 

 

【2024年版】２万円以内｜ストレートでおすすめの高級ブレンデッドウイスキー｜響 ブレンダーズ チョイス

響 ブレンダーズ チョイス

• ブレンデッドジャパニーズウイスキー
• アルコール度数：43％
• 容量：700ml
• 楽天市場価格[2024年9月]：17,600円

「響 ブレンダーズチョイス」は、「響 ジャパニーズハーモニー」と同時にリリースされたジャパニーズブレンデッドウイスキーです。「響12年」や「響17年」に替わるボトルとして、年数表記を名乗らない商品に生まれ変わりました。

ブランド序列としては「ジャパニーズハーモニー」と「響21年」の間に位置しています。ラベルには「響17年」と同じく越前和紙が使用されているため、ジャパニーズハーモニーよりも高級感が漂うボトルデザインとなっています。

原酒の酒齢は12年以上がメインで、長期熟成もブレンドされていることから、平均で15年程度とされています。また、原酒の酒齢の他にも、「響 ブレンダーズチョイス」はワイン樽での後熟が行われていることで、ジャパニーズハーモニーよりもフルーティーな仕上がりです。

香りは蜂蜜、レーズン、オレンジ。全体的にフルーティーで華やかな香りが印象的。奥には若干のスパイシーさも感じます。

口に含むと甘みが強く、ワイン樽の影響からか、赤いフルーツ系のアロマとバニラもニュアンスもあります。ミディアムボディ。中盤以降はアルコールの刺激がわずかにありますが、バランスがよくて余韻にも深みがあります。

「響 ブレンダーズチョイス」の定価は13,200円(税込)。2024年9月現在は17000円台で販売されており、コスパを考えると決して良い選択ではないかもしれません。しかし、「響」に替わるブレンデッドジャパニーズウイスキーは存在せず、サントリーウイスキーの最高峰に恥じない、しっかりとしたクオリティを感じさせます。

ロックやハイボールでも悪くはありませんが、定価購入が困難なレアウイスキーですので、ストレートでゆっくりと嗜むのがおすすめです。

 

 

 

 

 

今回ご紹介した5本の高級ブレンデッドウイスキーは、いずれもその繊細な香りや豊かな味わいを楽しむためにも「ストレート」で飲むことをおすすめします。

ブレンデッドウイスキーはモルトウイスキーよりも飲みやすく、個性に乏しいと思われがちですが、ストレートで飲むことでウイスキーの真髄を堪能できると思います。

ブレンデッドウイスキーを深く探求するためにも、ストレートでゆっくりとお楽しみください♪

 

 

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