【ウイスキーレビュー】山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONを評価

ユースケ
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こんばんは ユースケです。

自己紹介:BAR WHITE OAK 店主。ウイスキー文化研究所認定 ウイスキーエキスパート。JSA認定ソムリエ。2022年1月 東京・銀座にBAR WHITE OAK をオープン。YouTube、TikTokでカクテル動画を公開中!

この記事では、シングルモルトジャパニーズウイスキー「山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION」のテイスティングレビューと、蒸留所の情報やボトル評価についても解説致します。

「山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION」の味わいを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

【ウイスキーレビュー】山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONとは?

サントリー山崎蒸留所
日本最古のモルトウイスキー蒸溜所であり、1923年にサントリーの創業者である鳥井信治郎によって建設されました。大阪府と京都府の狭間にある山崎の地に位置しており、美しい竹林と四季の表情を持つ理想的な気候・風土と名水を利用して、数多くの名酒を生み出しています。山崎は世界に誇るジャパニーズウイスキーの原点とも言える存在です。

サントリー山崎蒸留所 基本情報

創業者:寿屋(現サントリー)「鳥居信治郎」。初代工場長は「竹鶴政孝」。
所在地:大阪府三島郡島本町山崎5-2-1
敷地面積:約11万m²
標高:約20m
仕込み水:天王山を含む京都西山を水源とする地下水
水の硬度:約90度
蒸留器:ストレート型、バジルヘッド型 など
熟成庫:ダンネージ式、ラック式、近江エージングセラー(滋賀県にある集中熟成庫)
ビジター設備:あり
蒸溜所見学:要予約。リモート蒸留所ツアー有り。

 

 

【ウイスキーレビュー】山崎 Story of the Distillery 2024 EDITIONを評価

山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION

  • 43% 700ml
  • 正規販売限定ボトル
  • 抜栓時期:2024年9月
  • テイスティング時期:2024年9月
  • whiskybaseでの評価:89.00/100
  • 楽天市場価格[2024年9月]:28,500円

「山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION」は、2024年5月28日に第一弾が抽選販売され、その後も数量限定で再リリースを繰り返している、リミテッド商品です。

2024年版は、これまでのリミテッドエディションから刷新され、山崎の多彩なモルト原酒が絶妙にブレンド。パッケージも刷新され、山崎蒸留所のデザインが箱に描かれています。「山崎リミテッドエディション2023」と同様、アルコール度数は43度。定価は16,500円(税込)に値上げとなりました。

「山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION」のモルト原酒には、特に「スパニッシュオーク」がアクセントとなっており、酸味と複雑な香りが特徴的。色は濃い琥珀色。

香り:アカシアの蜂蜜、キャラメルコーン、洋梨のコンポート、青りんご、ドライレーズン、ドライイチジク、ドライアップル、フルーツキャンディー、アプリコットジャム、オレンジリキュール。煮詰めたフルーツや和菓子(砂糖菓子)のような甘やかな香りが主体。アロマは円熟しているので、ずっと嗅ぎ続けられるボリュームです。飲む前から美味しい…

味わい:口に含むと「XOコニャック」のような豊潤なアロマが広がり、ミディアムボディでしっかりとした飲み口。なめらか、と言うよりも骨格がある感じ。スパニッシュオークからの味わいでしょうか。

バニラ、マーマレード、ほのかなスパイス。甘みと酸味のバランスがとれており、ビターさは強くありません。中盤以降にドライ。余韻の長さはやや長めで、フィニッシュにかけても完熟フルーツ&スイートな印象が残ります。

「山崎リミテッドエディション2023」と比較すると、2023年は12年以上熟成されたミズナラ樽のモルトを使用しているため、2024年と共通した、蜂蜜やオレンジの甘やかな味わいですが、2024年はスパニッシュオーク由来のボリュームが増している印象。2023年のほうが、やや軽めの仕上がりです。

公式のテイスティングノートを見ると、「スモーキー」と表現されていますが、どうでしょうか…

表面上は感じることがなく、全体に複雑さをもたらす程度の、かすかに燻製香を感じる程度。

「山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION」の評価としては、山崎らしい山崎で、「山崎12年」よりもアロマティックで甘みがあって美味しい。

来年、2025年エディションが発売されるかわかりませんが、リミテッドエディションとして、スタンダードとは異なる個性を見せてくれるのはいいですね。続けて欲しいシリーズです。

公式テイスティングノート↓

色 赤みのある琥珀色
香り 干し柿(濃厚な甘さ)、丁子のアクセント
味 芳醇で複雑、オレンジマーマレード、小豆の甘さ
フィニッシュ スモーキー、スパイシーなど、複雑な余韻が長く続く

 

 



 

 

「山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION」は、伝統を守りつつも新しいアプローチを取り入れた特別なウイスキー。山崎蒸溜所が誇る、クラフトマンシップの結晶です。

数量限定リリースならではの特別な味わいを、ぜひ一度ご自身で体感してみてください。

ユースケ
ユースケ

あなたの人生がウイスキーで幸せになることを願っています。最後までご覧頂きありがとうございました。それでは、また。

 

 

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