
ウイスキーをひと口味わい、グラスを置く。その余韻に、なめらかなキャビアを少し添える。
銀座のウイスキーバー「BARWHITEOAK」では、新たなフードメニューとして「宮崎キャビア1983」のご提供を始めました。
宮崎県産のチョウザメの卵を岩塩だけで仕立て、60日以上熟成させた国産キャビアです。柔らかな口あたりと深い旨味を、お好みのウイスキーとともに楽しんでみませんか。
今回は、宮崎キャビア1983の背景と味わい、そしてウイスキーとの組み合わせを楽しむためのヒントをご紹介します。
宮崎で始まった、約30年にわたるキャビアづくり

「宮崎キャビア1983」という名前にある1983は、宮崎でチョウザメの養殖研究が始まった年に由来します。その始まりは、旧ソ連から届いた200尾のチョウザメでした。
チョウザメは、育ててすぐに卵を採れる魚ではありません。魚を育て、次の世代へと命をつなぎ、親子三代、約30年にわたる取り組みが、宮崎のキャビアづくりの礎となりました。
その歩みから生まれた宮崎キャビア1983は、G7広島サミットでも採用されています。
ウイスキーを楽しむとき、蒸留所の土地や造り手の仕事に思いを巡らせる方も多いのではないでしょうか。キャビアにも、産地と造り手、そして長い時間の積み重ねがあります。その背景を知ることは、一粒を味わう楽しみを深めてくれます。
宮崎キャビア1983の公式ページ↓
岩塩と熟成が引き出す、キャビアの旨味

出典:https://www.japancaviar.jp/oem-odm
宮崎キャビア1983の原材料は、宮崎県産のチョウザメの卵と食塩。岩塩で薄く味付けし、60日以上かけて熟成させています。
塩分濃度は約3%。防腐剤や保存料を使わず、非加熱で仕上げ、卵そのものの旨味を引き出すことを大切にしています。
熟成は、ただ長く時間をかければよいというものでもありません。メーカーではキャビアマイスターが味を確かめ、それぞれの熟成のピークを見極めたうえで急速冷凍し、完成した味わいを保っています。
ウイスキーとキャビアでは、熟成の仕組みも期間も異なります。それでも、時間をかけて味を育て、その到達点を見極めるという造り手の姿勢には、どちらを味わう際にも関心を引かれます。
宮崎キャビア1983|基本情報
| 魚種 | チョウザメ(宮崎県産) |
|---|---|
| 卵径 | 3.3mm未満 |
| 熟成期間 | 60日以上 |
| 塩分濃度 | 約3.0% |
| 原材料名 | チョウザメ魚卵(宮崎県産)、食塩 |
プチプチと弾けるより、なめらかにとろける口あたり

キャビアに、プチプチと弾ける食感を想像される方もいらっしゃるかもしれません。
今回ご提供する宮崎キャビア1983を実際に味わって印象に残ったのは、柔らかく、なめらかな口あたりでした。舌の上でほどけるように旨味が広がり、クリーミーな余韻が続きます。
まずはひと口、何も添えずにお召し上がりください。粒の柔らかさ、塩味、旨味、後に残る余韻を、少しずつ確かめていただければと思います。
その後は、添えている無塩クラッカーとともに。軽い食感を加えることで、キャビアだけを味わったときとは違う印象も楽しめます。
ウイスキーとキャビア、組み合わせをどう楽しむ?

キャビアのおともとしてシャンパンやウォッカを思い浮かべる方も多いでしょう。当店では、ウイスキーとの組み合わせもお楽しみいただきたいと考えています。
ウイスキーは、銘柄によって香りや味わいが大きく異なります。果実を思わせる香り、柔らかな甘み、樽由来の風味、スモーキーな個性。その違いによって、キャビアと合わせたときの印象も変わります。
大切なのは、「キャビアにはこのウイスキー」とひとつに決めることよりも、それぞれの味を確かめながら、ご自身の好みに合う組み合わせを見つけることです。
最初の一杯には、穏やかな香りと柔らかな甘みを
初めて試す際の入り口としては、香りが穏やかで、柔らかな甘みを感じるウイスキーを候補にしてみてはいかがでしょうか。
強い香りが前に出すぎない一杯なら、キャビアの繊細な口あたりや旨味にも意識を向けながら、組み合わせを確かめられます。
キャビアを味わった後、ウイスキーの甘みをどう感じるか。ウイスキーを飲んだ後、キャビアのクリーミーな余韻がどう残るか。そんな小さな変化を探すつもりで楽しんでみてください。
果実香や樽香のあるウイスキーで、香りの重なりを探す
果実を思わせる香りや、樽由来の風味が印象的なウイスキーも、試してみたい選択肢です。
キャビアの旨味と合わせたときに、お酒の香りが心地よく感じられるのか、それともウイスキーだけで飲んだときのほうが好みに合うのか。感じ方は、銘柄や飲み方、お客様のお好みによって変わります。
「果実味のあるウイスキーが好き」「樽の風味を楽しみたい」といったご希望を、スタッフへお伝えください。その夜の一杯を選ぶお手伝いをいたします。
スモーキーなウイスキーとの相性は?

スモーキーなウイスキーがお好きな方は、キャビアとの組み合わせも試してみてはいかがでしょうか。
ただし、選ぶ際には香りの強さに気を配りたいところです。ラフロイグやアードベッグ、オクトモアなど、強いピート香が特徴のタイプは、宮崎キャビアの繊細な旨味や余韻を覆ってしまうことがあります。アルコール度数が高いものも、少量の加水でバランスを確かめるとよいでしょう。
キャビアの風味を楽しむなら、まずはスモーキーさが穏やかなものから。ボウモア、ハイランドパーク、タリスカーなどを候補に、銘柄だけでなく、それぞれのボトルの香りや度数を見ながら選んでみてください。
キャビアを主役にするのか、好きなウイスキーにキャビアを添えるのか。その夜の気分によって、選ぶ一杯も変わります。少しずつ味わいながら、ご自身にとって心地よい組み合わせを探してみてください。
加水や飲み方で、組み合わせの印象を変える
同じウイスキーでも、ストレート、少量の加水、ロックなど、飲み方によって香りや口あたりの印象は変わります。
ストレートで少し強く感じたときには、少量の水を加えてみるのも一案です。加水の前後で飲み比べ、キャビアと合わせたときの違いを確かめてみてください。
氷を使う場合には、冷たさや時間とともに進む希釈も、味わいに影響します。ご自身が飲み慣れたスタイルから始めて、無理なく楽しむのがよいでしょう。
マリアージュのために、好きな飲み方を変える必要はありません。「この銘柄をいつもの飲み方で」「キャビアに合わせて少し穏やかに」といったご希望も、ぜひお聞かせください。
まず別々に、その後に合わせて味わう
組み合わせを確かめる際には、最初にキャビアとウイスキーをそれぞれ単独で味わってみてください。
キャビアをひと口。その口あたりと旨味を感じた後に、ウイスキーを少し。そして、もう一度キャビアを味わいます。
お酒の香りが長く残るのか、キャビアの旨味が印象に残るのか。先ほどとは違う甘みや余韻を感じることもあれば、それぞれを別々に楽しみたいと思うこともあるでしょう。
感じ方に正解はありません。一緒に来店された方と感想を交わしながら、好きな組み合わせを探す時間も、バーでの楽しみになります。

キャビアとウイスキーの組み合わせには、まだまだ新しい発見があります。お客様のウイスキーのお好みを伺いながら、キャビアと楽しむ一杯をご提案いたします。
6g:5,500円(1~2人前)|少しずつ味わうためのお手頃価格

BARWHITEOAKでは、宮崎キャビア1983を1点につき6g、1~2人前としてご提供しています。
実際に食べてみると、ひとりでもあっという間に食べ終えられる量でした。食事のように量を楽しむものというより、ウイスキーとともに少しずつ味わっていただくサイズです。
おひとりでじっくり楽しむにも、おふたりでひと口ずつ分け合うにも。3~4名様で召し上がる場合には、2点のご注文を目安としておすすめします。

宮崎キャビア1983
宮崎県産キャビア 6g/1~2人前
5,500円(税込)
※提供まで20分程度お時間を頂く場合があります。

銀座のウイスキーバー
BARWHITEOAK(バーホワイトオーク)
公式HP: https://whiteoak.bar
〒104‐0061 東京都中央区銀座8-7-7 中央林ビル302
Tel:03-3572-6088
Mail:yusuke_kakizaki@whisky-taru-blog.com
営業時間 火~土 18:00〜2:00(L.O.) 日曜日 16:00〜23:00(L.O.)
毎週月曜定休



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