Pappy Van Winkle’s パピー・ヴァン・ウィンクル

Pappy Van Winkle’s パピー・ヴァン・ウィンクル

種類:ケンタッキー・ストレート・バーボンウイスキー
ブランド:オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル・ディスティラリー
製造:バッファロートレース蒸留所(ヴァン・ウィンクル家との共同事業)
代表商品:パピー・ヴァン・ウィンクルズ・ファミリー・リザーブ20年
熟成年数:20年
アルコール度数:45.2%(90.4プルーフ)
米国希望小売価格:399.99ドル(20年・2026年10月の公式表示)
国内参考価格:流通量・輸入ルート・リリース年によって大きく変動

「Pappy Van Winkle’s(パピー・ヴァン・ウィンクル)」は、長期熟成と小麦を使ったレシピで知られるプレミアムバーボンです。年ごとの限定リリースを待つ愛好家が多く、入手の難しい銘柄のひとつとなっています。

代表的なファミリー・リザーブ20年は、20年熟成のバーボンを45.2%で瓶詰めしたもの。希少性や価格だけでなく、熟成した樽の風味と奥行きのある味わいが魅力です。

パピーとヴァン・ウィンクル家の歴史

「パピー」とは、ジュリアン・P・ヴァン・ウィンクル・シニアの愛称です。彼は若い頃に酒類卸のW.L.ウェラー&サンズで営業の仕事を始め、のちに事業の経営にも関わるようになります。

1935年には、禁酒法廃止後のケンタッキーにスティッツェル・ウェラー蒸留所を開設。ライ麦の代わりに小麦を使うバーボンの伝統を築きました。オールド・フィッツジェラルドは、この蒸留所で造られた代表的なブランドのひとつです。

1972年の蒸留所売却後、息子のジュリアン・ジュニアは「Old Rip Van Winkle」の名を復活させ、保有原酒を使って事業を続けました。その後はジュリアン3世が引き継ぎ、現在は息子のプレストンを含む4世代の歴史として紹介されています。

現在はバッファロートレースで製造

ヴァン・ウィンクル家は2002年にバッファロートレース蒸留所と提携しました。現在の公式説明では、ヴァン・ウィンクルのウイスキーは同蒸留所で、家族が受け継ぐ基準に沿って製造されています。

バーボンには小麦を使ったレシピが採用され、トウモロコシ、小麦、大麦麦芽が原料となります。正確な配合比率は、ここでは断定していません。

古いリリースにはスティッツェル・ウェラー時代の原酒に関わる歴史がありますが、現在の商品と同じ原酒だと考えることはできません。リリース年や瓶詰め時期は、旧ボトルを選ぶ際の重要な情報です。

ファミリー・リザーブ20年の味わい

公式のテイスティングノートでは、深い琥珀色に、革、スモーク、ミネラル、コーヒー、シガーボックスを思わせる複雑な風味が挙げられています。フルボディの味わいと長い余韻を楽しめるスタイルです。

まずは少量をストレートで、時間をかけて香りと余韻を確かめてみましょう。必要に応じて数滴の水を加え、樽の風味や甘さの変化を見るのも楽しみ方のひとつです。

20年という熟成年数だけで品質が決まるわけではありません。長い熟成に耐える原酒と樽を選び、木の風味とバーボンの甘さのバランスを整えることが、この商品の個性につながっています。

2026年のラインナップと価格

2026年9月の年間コレクション発表では、パピー・ヴァン・ウィンクルの15年・20年・23年に加え、オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル10年、ヴァン・ウィンクル・スペシャル・リザーブ12年、ファミリー・リザーブ・ライ13年の計6商品が案内されています。

「パピー」と呼ばれることの多いシリーズですが、正式な商品名にPappyが付くバーボンは15年・20年・23年です。ライ13年はバーボンとは異なるライウイスキーなので、購入時には区別しましょう。

20年の米国希望小売価格は399.99ドルです。ただし、希望小売価格と実際の販売価格は異なり、日本の輸入品価格をそのまま換算できるものではありません。旧記事の「30万円」を固定的な相場として扱うことも避けたいところです。

数量が限られるため、販売店の価格、ボトルのリリース年、容量、来歴を確認して選びましょう。

パピー・ヴァン・ウィンクルのまとめ

パピー・ヴァン・ウィンクルは、小麦を使うバーボンの伝統と長期熟成を受け継ぐブランドです。現在はヴァン・ウィンクル家とバッファロートレースの共同事業によって、その味わいが生み出されています。

ファミリー・リザーブ20年は、45.2%の落ち着いた度数で、複雑な熟成香と長い余韻を楽しめる一本。入手の難しさに目が向きがちですが、歴史と味わいをじっくり確かめたいバーボンです。

 



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