Paddy パディー

Paddy パディー

種類:ブレンデッド・アイリッシュウイスキー
ブランドオーナー:サゼラック
現在のブランド名への改称:1913年
構成原酒:ポットスチルウイスキー、モルトウイスキー、グレーンウイスキー
蒸留:3回蒸留
アルコール度数:40%(英国向け700mlの仕様) ※市場によって異なる
容量:700mlなど ※市場・ボトルによって異なる
参考価格:輸入ルート・容量・販売店によって変動 ※2026年10月確認

「Paddy(パディー)」は、アイルランドのコークに深いゆかりを持つブレンデッド・アイリッシュウイスキーです。ポットスチル、モルト、グレーンという3種類のウイスキーを組み合わせ、やわらかな飲み口と甘い麦の余韻を楽しめる一本に仕上げています。

現在はサゼラックのブランドとして展開されています。旧ボトルにコーク・ディスティラリーズの名称が見られることもありますが、歴史的な会社名と現在のブランド所有者は区別しておきたいところです。

パディーという名前の由来

ブランド名の由来は、コーク・ディスティラリーズの営業マンとして活躍したパディー・フラハティです。地元コークのパブで人々にウイスキーを振る舞うなど、その親しみやすい営業活動で知られていました。

彼が扱うウイスキーは、やがて人々から「パディーのウイスキー」と呼ばれるようになります。ブランドの公式説明によると、1913年にその功績をたたえ、商品名が「Paddy」に変更されました。

大きく書かれた「PADDY」の文字には、ウイスキーを人々に広めた一人の営業マンの物語が込められています。

現在のオーナーとミドルトンとの関係

パディーはかつて、ペルノ・リカール傘下のアイリッシュ・ディスティラーズが所有していました。2016年5月にサゼラックへのブランド売却が完了したことが、ペルノ・リカールの公式発表で確認できます。

売却に向けた当時の発表では、ブランド移管後もアイリッシュ・ディスティラーズがミドルトン蒸留所で生産を続ける取り決めが示されていました。ブランドの所有者が変わっても、製造元が同時に変わるとは限らない例です。

2026年のブランド紹介では、サゼラックがパディーを自社のアイリッシュウイスキーとして案内しています。

3種類の原酒を使うブレンデッド

現在の公式商品説明では、パディーは3回蒸留のブレンデッド・アイリッシュウイスキーです。構成原酒には、ポットスチルウイスキー、モルトウイスキー、グレーンウイスキーの3種類が使われています。

ポットスチルウイスキーは、麦芽化した大麦と未発芽の大麦を使う、アイルランドらしいスタイルの原酒です。モルトウイスキーとは区別されるため、パディーを「ポットスチルとグレーンだけのブレンド」と説明すると、モルト原酒の存在が抜けてしまいます。

3種類の個性を組み合わせたバランスと、穏やかな麦の風味がこの銘柄の魅力です。

パディーの味わいと飲み方

公式紹介では、やわらかくまろやかで、甘いモルトの余韻を持つウイスキーとされています。海外販売元の資料では、ナッツを思わせる麦の香り、蜂蜜やバニラ、ほのかなスパイスや木の風味も挙げられています。

まずはストレートやロックで、軽快な口当たりと麦の甘さを確かめてみましょう。炭酸で割れば、食事と合わせやすいハイボールとしても楽しめます。カクテルのベースにも使いやすいタイプです。

アルコール度数は英国向けの商品で40%ですが、南アフリカ向け資料には43%の仕様もあります。購入時は容量とともに、実際のボトルに記載された度数を確認してください。

パディーのまとめ

パディーは、コークの営業マンの名前を受け継ぐ、親しみやすいアイリッシュウイスキーです。現在はサゼラックが所有し、ポットスチル、モルト、グレーンの3種類の原酒を使うブレンデッドとして販売されています。

やわらかな口当たりと甘い麦の余韻は、ロックやハイボールにも合わせやすい魅力。アイリッシュウイスキーの軽快な味わいを楽しみたいときに選びたい一本です。

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