Ancient Clan エンシェント・クラン

種類:ブレンデッド・スコッチウイスキー
製造:トマーティン・ディスティラリー社
主要モルト:トマーティン
アルコール度数:40%
容量:700ml
参考価格:2,035円(税込・ROJI日本橋公式オンラインストア)
「Ancient Clan(エンシェント・クラン)」は、ハイランドの名門「トマーティン蒸留所」のモルト原酒をキーモルトに使用したブレンデッド・スコッチウイスキーです。
「Ancient Clan」は「古くからの氏族・家族」という意味。スコットランドに古くから存在した「クラン(氏族)」をイメージした、クラシカルなブランド名が付けられています。
製造を手がけるトマーティン蒸留所は、1897年創業。現在は「トマーティン」のシングルモルトをはじめ、ブレンデッドウイスキーの原酒も生産しています。
日本では国分グループ本社が取り扱っており、比較的手頃な価格で購入できるブレンデッドスコッチとして現在も販売されています。
トマーティンをキーモルトにしたブレンデッドスコッチ
エンシェント・クラン最大の特徴は、トマーティン蒸留所のモルト原酒をキーモルトとして使用していることです。
トマーティンは、スコットランド・ハイランド地方に位置する蒸留所。現在のシングルモルトは、ソフトでフルーティー、比較的穏やかな酒質を特徴としています。
エンシェント・クランでは、このトマーティンのモルト原酒とグレーンウイスキーなどをブレンド。
国分グループの商品説明では、「力強い口あたり、複雑で深い味わい」が特徴とされています。
トマーティンのやわらかな個性を持ちながら、ブレンデッドスコッチらしい飲みやすさを備えた一本です。
エンシェント・クランの味わい
エンシェント・クランは、比較的しっかりとしたモルト感を持ちながらも、全体としてはスムースで飲みやすいタイプのブレンデッドウイスキーです。
ストレートでは、麦芽由来の甘さや穀物感、穏やかな樽香を感じやすく、後半には軽いスパイス感もあります。
特におすすめなのが、水割りやハイボール。
公式の商品説明でも、水を加えることで味わいが柔らかくなり、優しい余韻が続くとされています。
価格帯を考えると、日常的にハイボールや水割りで楽しむ「デイリー・スコッチ」として使いやすい銘柄です。
トマーティン蒸留所と日本企業の関係
エンシェント・クランを製造するトマーティン蒸留所は、日本と非常に深い関係を持っています。
トマーティン蒸留所は1897年に創業し、1970年代には23基のポットスチルを擁する、当時世界最大級のモルトウイスキー蒸留所へと成長しました。
しかし、1980年代のスコッチウイスキー不況によって経営が悪化し、一時は閉鎖。
1986年、宝酒造と大倉商事によって買収され、新たにトマーティン・ディスティラリー社として再出発しました。
現在も宝酒造は同社の過半数株主となっています。
つまり、エンシェント・クランはスコットランドで造られる正真正銘のスコッチウイスキーですが、その製造元には日本企業が深く関わっています。
「5年熟成」という情報について
以前は、エンシェント・クランについて「5年熟成のモルト原酒を主体にしている」と紹介されることがありました。
しかし、現在の国分グループ公式商品ページでは熟成年数についての記載はありません。
現行品にもボトルに熟成年数表記がないため、現在の記事では「5年熟成」と断定せず、ノンエイジのブレンデッド・スコッチとして紹介するのが適切です。
一方、「トマーティンをキーモルトにしている」という点については現在の公式情報でも明記されています。
エンシェント・クランの価格
エンシェント・クランは、現在も比較的リーズナブルな価格で購入できるブレンデッドスコッチです。
国分グループ本社の参考売価は1,850円(税抜)。公式オンラインストア「ROJI日本橋」では2,035円(税込)で販売されています。
実際の販売価格は店舗や通販サイトによって異なりますが、トマーティンをキーモルトとするスコッチとしては手に取りやすい価格帯です。
以前は1,000円前後で販売されることもありましたが、近年はウイスキー全体の価格上昇もあり、実勢価格も上昇傾向にあります。
エンシェント・クランのまとめ
エンシェント・クランは、ハイランドのトマーティン蒸留所が手がけるブレンデッド・スコッチウイスキーです。
トマーティンをキーモルトに使用し、力強さと複雑さを持ちながら、比較的スムースで飲みやすい味わいに仕上げられています。
ストレートだけでなく、水割りやハイボールにも合わせやすく、気軽に楽しめるデイリースコッチとしても魅力的です。
また、製造元のトマーティン蒸留所は1986年から日本企業の資本で運営されており、宝酒造が現在も過半数株主となっています。
「日本企業と関係の深いスコッチ」という点も、エンシェント・クランの興味深い特徴のひとつです。
