Powers パワーズ

Powers パワーズ

種類:ブレンデッド・アイリッシュウイスキー(ゴールドラベル)
ブランドオーナー:アイリッシュ・ディスティラーズ/ペルノ・リカール
創業:1791年
製造:ミドルトン蒸留所
構成原酒:ポットスチルウイスキー、グレーンウイスキー
アルコール度数:43.2%の仕様あり ※旧ボトル・市場によって異なる
参考価格:容量・輸入ルート・販売店によって変動 ※2026年10月確認

「Powers(パワーズ)」は、1791年にダブリンで始まった歴史あるアイリッシュウイスキーのブランドです。代表的な「ゴールドラベル」は、ポットスチル原酒の個性を楽しめるブレンデッドウイスキーとして知られています。

蜂蜜を思わせる甘さに、果実やスパイス、麦の風味が重なる味わいが魅力。軽快さだけでなく、飲みごたえのあるアイリッシュウイスキーを探している方にも選びたい一本です。

1791年に始まるパワーズの歴史

公式年表では、1791年にダブリンのジョンズ・レーン蒸留所が設立されたことが、ブランドの始まりとして紹介されています。

1886年には「ゴールドラベル」を発売。公式には、ダブリンで初めて瓶詰めされたウイスキーとして紹介されており、樽売りが一般的だった時代に、自社で瓶詰めして商品を届ける取り組みを進めたブランドです。

1966年にはアイリッシュ・ディスティラーズの設立に参加し、1975年に製造拠点をコークの新ミドルトン蒸留所へ移しました。現在はペルノ・リカール傘下のアイリッシュ・ディスティラーズが展開しています。

ゴールドラベルの原酒と造り

ゴールドラベルは、ポットスチルウイスキーとグレーンウイスキーを組み合わせたブレンデッドです。ポットスチル原酒は、麦芽化した大麦と未発芽の大麦を使う、アイルランド伝統のスタイルです。

メーカーの米国向け商品資料では、ポットスチル原酒70%、アルコール度数43.2%、ノンチルフィルターという仕様が案内されています。旧記事の「7:3」という説明には根拠がありますが、すべての年代・市場のボトルに同じ仕様が当てはまると考えず、購入する商品を確認してください。

公式商品説明では、蒸留液の中心部分であるハートを選び、アメリカンオーク樽で熟成させる造りが紹介されています。原酒の風味を生かした、スパイシーで蜂蜜を思わせる味わいにつながっています。

パワーズ・ゴールドラベルの味わい

公式の香味説明では、シナモン、クローブ、白胡椒のようなスパイスに、リンゴや熟した洋ナシ、焦がしたオークの香りが挙げられています。

口に含むと、果実、バニラ、トーストしたオーク、麦の風味が重なります。余韻にはポットスチル原酒のオイリーさとスパイスが続き、麦や木、蜂蜜を思わせる風味へと移っていくとされています。

まずはストレートや少量の加水で、その重なりを確かめてみましょう。ロックやハイボールでも楽しめ、オールドファッションドなどのカクテルにも使いやすい一本です。

40%の旧ボトルと43.2%の仕様

旧記事では40%のゴールドラベルを紹介していましたが、現在の海外商品には43.2%の仕様が見られます。ボトルデザインも変わっているため、古いゴールドラベルと現在の商品を区別して選ぶ必要があります。

商品名だけで判断せず、度数、容量、ラベル、輸入者表示を確認しましょう。旧価格の3,000円も現在の固定相場ではなく、販売店や輸入ルートによって価格は変わります。

ゴールドラベルとシングルポットスチルの違い

パワーズには、ゴールドラベルのほかに「ジョンズ・レーン」「スリー・スワロー」などのシングルポットスチル商品があります。

ゴールドラベルはグレーン原酒を含むブレンデッドなので、ブランド全体を一律にシングルポットスチルと呼ぶことはできません。パワーズの原酒の個性に興味が湧いたら、各商品の種類を確かめながら飲み比べてみるのも楽しみ方です。

パワーズのまとめ

パワーズは、ダブリンで生まれ、現在はミドルトンで造られる歴史あるアイリッシュウイスキーです。ゴールドラベルはポットスチル原酒を生かした、果実、蜂蜜、スパイスの重なるブレンデッドです。

旧ボトルと海外の現行商品では度数やデザインが異なる場合があります。実際のラベルを確認しながら、アイリッシュらしい麦の風味と豊かな余韻を楽しみたい銘柄です。

 



タイトルとURLをコピーしました