製造企業:トマーティンディスティラリー社
系列企業:宝酒造
Amazon価格:¥4,150 税込(アンティクァリー 12年)
40% 700ml
主要モルト:クラガンモア、トマーティン など
文学界の巨星、ウォルター・スコットの名作に敬意を表したブレンデッドスコッチウイスキー。この名前はウォルター・スコットが1816年に著した小説「ジ・アンティクァリー」に由来しています。”アンティクァリー”は、「好古家」や「古物(古文献)収集家」を指す言葉で、スコット自身が熱心な古物収集家であったことからインスパイアを受けています。
「ウォルター・スコット」は、イギリス文学の偉大な文豪として知られています。詩人、小説家、スコットランド文芸復興の立役者としても有名。スコットランドの文化を語る上で彼の存在は外せません。(そういえば、ウイスキー検定でこの辺を覚えるのに苦労したような 笑)
「アンティクァリー」は、J&Wハーディ社によって製造されており、同社の創業は1857年にさかのぼります。創業者のジョン・ハーディは、ウォルター・スコットの熱心なファンであったこともあり、この名前を冠しました。
「アンティクァリー12年」は一般的な12年物ブレンデッドよりも、モルト原酒の比率が高く、その比率は45%となっています。主要なモルト原酒は、スペイサイドのクラガンモアやベンリネス。その他、ハイランドのトマーティン。スモーキータイプのアイラモルトもブレンドされています。
個人的には味もさることながら、最近のブレンデッドウイスキーにはないクラシックなボトルデザインがいいですね。
ウォルター・スコットの小説『ジ・アンティクアリー』から名前をとったウイスキーです。1980年代に終売。その後、トマーティンディスティラリー社によって復活しました。日本では12年が発売されていますが、21年も存在しています。
フローラルで華やか。モルトの味わいもしっかりあります。いいウイスキーですが、あまり流通していないのは残念ですね。